国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/11/02

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成16年(2004)11月3日(水曜日)
      通巻 第944号  
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パレスチナの独裁者が終焉のとき
 クレイ首相とアッバス前首相の後継争いはどうなる
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  パレスチナ自治政府のアラファト議長は、先週、病気治療目的でパリに入った。終焉の時を迎えたようだ。
 
 近年、アラファト議長は、かろうじて「パレスチナ解放運動のシンボル」の位置を保ってきたものの、すでに権威も希薄化しており、誰が後継者となるか、が国際政治の問題である。
 
 今後、パレスチナは「アラファト後」をにらみ、対イスラエル武力テロよりも、身内の内ゲバが続くであろう。

 自治政府は議長不在中の受け皿として、クレイ首相とアッバス前首相、ザヌーン・パレスチナ民族評議会議長の三人で構成する委員会を設置し、協議に入った。
 イスラム原理主義の「ハマス」および「イスラム聖戦」も「パレスチナの危機を拡大させる意図はない。議長の回復まで、行動を慎む」と声明をわざわざ出した。
 
 PLOナンバー2のアッバス前首相を主軸として今後の集団指導体制を話し合ったもののPLO主流派(アラファトが議長を兼ねる)のファタハからは異論が出ている。

 アッバスとクレイは93年「オスロ合意」の解釈で対立しており、この二人は国際的に有名でも地元での人気者第一位は、過激派リーダーのマルワン・バルグホウチ(収監中)である。

 ダークホースとしてはハニ・アル・ハッサン(ファタハ強硬派)、ナビル・シャース(PLO外相)、モハンマド・ダヒアン(前ガザ治安部門主任)ジブリル・ラジョブ(西ヨルダン主任)、ムサ・アラファト(ガザ部隊長)らがいる。
 いずれにしてもカリスマ性をもったアラファトは独裁政治を敷いたため後継者が満足に育っていない。

 パレスチナ混迷は深まる。
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