国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/11/01

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成16年(2004)11月2日(火曜日)
     通巻 第943号  
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 中国軍需工場で最近、海軍兵器を大増産の模様
  新艦艇、ヘリコプターなど近代化兵器
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 ストレートタイムズ(10月30日付け)によれば、中国軍需工場は海軍からの大量発注により、労働時間を延長しても納期に間に合わせるための増産を繰り返しているという。

 主力工場では、すでに引退したエンジニア、技術者が掻き集められ、国家国防に邁進せよという号令のもとで、日夜、残業を余儀なくされている。
 「原子力潜水艦用の発電エンジンをつくっているハルビン発電装置公司では、従前になかった大量注文をこなしている」(香港『明報』)

 ハルビン航空機器製造公司では、武装攻撃用ヘリコプターの量産に励み、WZ―9型の新型はまもなく実戦配備される。
 このほかにも上海、大連、広州の造船所はフル稼働をつつけている。

 これらは何の前触れか?
◎ ○ ◎ ○ ◎
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(今週の拙論)
?「胡錦濤体制が確立した中国で日本企業のとるべきビジネス戦略」(『エルネオス』、11月号巻頭レポート)
?「反日教育基地を歩く」(『正論』12月号、巻頭グラビア)
?「胡錦濤時代は本当にきたのか」(『月刊日本』、11月号)
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<<宮崎正弘の近況>>

(某月某日)夕方からまたまた呑む会あり、西村真悟、大島信三、立林昭彦、花田紀凱、中村彰彦、工藤雪枝、八木秀次、石川水穂、さかもと未明、花岡信昭、福田逸、黄文雄、佐藤守、稲垣武、鈴木隆一、奈須田敬の各氏ら、多士済々の20余名、四谷の土佐料理。
じつは小生が八木さんと一緒に幹事役。くつろげる畳の部屋だから、自由に席を替わりつつ談論風発。酒とビールで、焼酎を飲まず、しかし皆さん、話に夢中でせっかくの料理があまってしまった。
 小生は体調不調、二次会を逃げる。あとで聞くと十余名は十二時までウィスキー・バー。そのあと中村さんはカメラマンと焼き肉を食べに行って、午前三時半ご帰還の由。(体力あるなぁ)。


(某月某日)山形で農業の技術改革に挑む渡辺祐司氏が上京。農業専門の大学が統廃合の危機にあると言う。
いま静かな「帰農ブーム」と言われ、農業技術が尊重されている筈なのに、役所は目先の予算で、重要な事柄を右左に動かす。聞いていて腹が立ってくる。
 その夜、またもやホテル・オークラの鉄板焼きを誘ってくれたのは評論家の植田剛彦氏。大きな体の二人とウィスキーを競う。もちろん小生が真っ先にダウン。(本当に弱くなったものです)。


(某月某日)拓殖大学の市民講座とも言える「新日本学」講座で講演した。なにしろ応募者殺到で定員をオーバーし、三十余名をお断りしたという人気講座である。
 小生の出番は開講から四番目。ところが毎週火曜日、ずぅーっと雨。この冷たい雨をついて参加者70名の定員ぎっしり。補助椅子で聞かれる方も。演題は「中国人と日本人」。レジメを中軸に、しかし脱線ばかりで、二時間ちょっと(間にトイレ休憩五分)。二時間も喋り続けると喉がカラカラになる。
 おわってから井尻先生、藤岡教授らと茗荷谷駅地下の居酒屋へ。それから聴講の学生ら三人を連れだって早稲田のバアへ出撃。この日も帰還は午前様となった。(翌朝はとうとう八時まで寝ましたけれど)。


(某月某日)雨雲のなか、故「加瀬俊一氏をしのぶ会」が赤坂プリンスホテルで。つめたい雨をついて500名近い出席があった。
まずは発起人を代表して、大勲位=中曽根康弘元総理が追悼の挨拶。「加瀬先生とは四元義隆氏と三人で(総理就任前後に)、年に三回、四回ほど鎌倉で会合をもって、いろいろと勉強をさせていただいた」。また「先生が残された文章は白樺派文学の雰囲気が残り、雄麗であった」と述べられた。
この人、「雄麗」という語彙を使うほどに戦前の人物ですねぇ。
 柿沢元外務大臣は「外務省で仰ぎ見る大先輩。つねに啓発をうけた憂国の外交官であり、状況対応型の日本外交では駄目、ビジョンをもった外交をと首唱された」
 加瀬俊一さんのお別れの会、式場には夥しい花に囲まれた遺影がしつらえられており、参会者は赤か白のカーネーションで献花。
つづいて小堀桂一郎氏の挨拶のあと献杯の音頭は小田村四郎・拓殖大学前総長。遺作の名場面からの文章朗読は女優の村松英子さん。しっかりと十五分、場内はシーンを聴き入った。
会場では『WILL』を創刊準備中の花田紀凱氏やら日露戦争百年で対馬のシンポジウムにでてきた西村真吾、参議院からは自衛隊OBの田村秀明、農林大臣の島村宜伸の各代議士、それから植田剛彦、花岡信昭、スコット・ストークス、丹羽春樹、花井等、田久保忠衛、中川八洋の各氏ら学者・ジャーナリストに混じって知り合いの記者、新聞記者が多い。皆さんと一言二言。なぜか会場にデビィ夫人の顔もある。
久しぶりにエドワード・サイデンステッカー氏にもあった。「明日から米国です」と滞在とこの日のために延期されていた由。
 式のなかばに大学生達の合唱で「海ゆかば」。二回目は会場全員で。
「人生は20歳で全うしようが、80歳まで生きようが、人生に灯火をともし、美しく生きるのが人生。父は最後まで愛国者として生きた」と最後に喪主の加瀬英明氏がしんみりと父親像を語って閉会となった。
雨のなか、帰りがけにまたまた植田剛彦氏と別館「ナポレオン」でウィスキー。そのあと六本木の韓国料理へ二人で寄り道して帰った(今月もまた休肝日なし)。
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●慶祝 小誌総発行部数155萬部突破、登録読者3902名(11月1日現在)
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(読者の声)宮崎正弘先生の「通州・通化事件の現場はいま」(「『正論』11月号」を拝読しました。正論を20年購読していますが、通州事件に触れた論文は久しぶり。じつは私の父親も近水楼で殺されました。いちど、現場を見たくて昭和60年頃に申請したのですが、「あそこは軍事基地で立入禁止」と言われて、あきらめました。いまは簡単に行けるようなので、おそらく人生最後の旅を計画中ですが、通州旅行の要領についてご指導いただけませんか?       (KM生、吹田市)


(宮崎正弘のコメント)現在の中国は驚くほどの経済発展による運輸インフラ整備によって、昭和60年とは考えられない旅行の自由が実現しております。
 通州へは地下鉄で(乗り換えで)いけます。現地でもなんの問題もありません。いま、日本の若者は信じられない安宿に泊まり歩いて、どこへでも入り込んでいますが、オリンピックをひかえる北京、そんなことをかまっている暇もなし、という感じでしょうか。
 文面から拝察して以下のようなツアーは如何でしょうか?
「北京四日間」(五日間でも良いのですが。。)という類いのツアーのなかでも、「自由行動」の日があるツアーを選ぶ。
 自由行動日に単独でガイドを雇われ、通州を一日見学。JTBか、近畿日本など大手を選ばれると事前に手配が可能の筈です。おひとりでも行けないことはありませんが北京語ができないと現場で迷われる恐れがあります。
「戦前、あそこに住んでいたので北門跡や公園、南門などを廻りたい」と希望を出せば良いと思います。
車も旅行社に事前に頼んで、ホテルからチャーターするのも一手ですが、この場合、日本語ガイドが一日600元か800元、ひょっとして北京オリンピックブームでもっと高くなっているかも知れません。あとは交通費実費、食事はガイド分も含めて別途。車のチャーターも一日800元前後のはずです。人民元はドル連動ですので、相場は毎日替わりますが、現在は一元=13円20銭ほど。
 北京の雑踏は擂りが多いので、それだけは懸念材料、治安は良いです。真冬の北京は零下20度になることもありますので、行かれるのは春先が良いと思います。
        ◎ ○ ◎
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◎宮崎正弘のロングセラーズ◎
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円税込み)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円+税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)ほか
http://www.bk1.jp/author/110000964320000.html
↑このサイトからも上記の本は注文が可能です(1500円以上は送料無料)。
         
◎宮崎正弘の近刊予告◎
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(仮題、並木書房から11月下旬発売)
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◎ 宮崎正弘のホームページ
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