国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/10/25

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成16年(2004)10月26日(火曜日)
      通巻 第937号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
 重慶の暴動は市民参加型の五万人規模だった
 拡がる社会不安、庶民の共産党政権への怨念
**************************************

 怨瑳(おんさ)の声は満ち満ちていた。
 10月18日、重慶萬州区にある果物市場で西瓜売りの露天商が警官に滅茶苦茶に殴打され、官憲の横暴を怒った市民が反撃、ついには五万人が重慶市政府ビルを取り囲んで怒りの声を挙げた。

 日本のマスコミも小さく扱ったが、暴動には5万の市民が参加していたのだ。その写真を掲げられないのは残念だが、いずれ何かの媒体で発表したい。

 震えおののいた共産党地区委員会は武装警官(人民武装警察)数千を動員し、催涙ガスを乱打して群衆の排斥を始めた。一部に大乱闘となり、巻き添えの市民数十人が逮捕される大事件と発展した。

 これは中南海でふんぞり返って贅沢をしてきた共産党幹部を震え上がらせた。これほど夥しい市民が権力に立ち向かったのは、法輪功の中南海座り込み事件いらいである。
 
 反日サッカーのブーイングはわずか数百人が重慶で騒いだだけである。それが、官憲の傲慢、横暴には五万人が抗議に立ち上がり町は騒然となった。

今後も、各地の暴動は「反日」ではなく、「反政府」「反共産党」の抗議運動から数万、十数万の暴動となる可能性があり、拡大の様相を示している。
        ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
       ♪
(読者の声)NHKのニュースを見ていたら、リニアモーターカーを中国が開発したと報じていました。そのニュースの間抜けさは、呆れかえってしまいます。つまり、時速は110キロしか出ないが、電力消費は日本やドイツのリニアモーターカーよりも少ないという内容です。私がキャップだったら、「馬鹿野郎。時速が出ないんだから、電力消費量が少ないのは当たり前だ。日本のリニアを見てみろ。500キロ出るんだぞ」と怒鳴って、こんな記事は没ですね。ジャーナリストも、もっと理科系の人間が増えないと。
                (TO生、平塚)


(宮崎正弘のコメント)朱容基前首相は、日本にきて山梨のリニア実験カーに試乗したときに衝撃を受けた。上海に導入したドイツ製は故障ばかり、最近は土・日しか動かしていません。まもなく動かなくなるというのが目下の評判です。
そこで外国から技術を盗んで、独自のリニアをつくろうとしているのが中国です。長距離砲に転用するためでもあり、相当の力を入れて這いますが、所詮「盗用の精神」(「東洋の精神」とは縁もゆかりもない中国的人生観)ですから、うまく行かないのでしょうね。NHKが逆に110キロしかでないことを伝えたのは或いは逆の意味をもったかも。
          ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<<<PR>>>
◎宮崎正弘の近刊予告◎
『世界経済のいま、三年後、五年後、十年後』(仮題、並木書房から11月下旬発売)
   ♪
◎宮崎正弘のロングセラーズ◎
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円税込み)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円+税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)ほか。
       ◎ □ ◎ □ ◎ □ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎ 宮崎正弘のホームページ
 http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
小誌の購読は下記で登録できます(↓無料です)
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
(↑この左欄をクリックされると過去4年分の小誌バックナンバーが閲覧可能)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2004 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。