国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/09/28

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
    平成16年(2004)9月29日(水曜日)
        通巻 第919号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
李嘉誠グループ、国民党メディア企業までを買収へ
 同時に中国大陸でも次々と出版大手企業を物色、買収中だ
****************************************

 香港最大財閥の李嘉誠は長江実業と和記集団(ハッチソンワンポア)を率いる。

 最近、国民党が経営する大手メディア・グループの城邦集団(「台湾の講談社」と言われる)を買収した。城邦集団は合計40の雑誌を抱えるほか、不定期刊行物、書籍市場では23の子会社グループを従え、台湾書籍出版界の三冊に一冊は同グループの発行とされるほどのマンモス。

 こうした一連の行為は国民党が薦める党営企業のスリム化の過程でおきた。

 香港のTOM・COMは2000年3月に創設されたばかりの李嘉誠系メディア集団で(株式の一部をトウ小平の娘らが所有)、この企業が「大中華インターネット網」構築を企図しつつ大陸、台湾、香港を問わずメディア企業を片っ端から買収しているのだ。

 中国でも李嘉誠は大手の羊城報業、三連生活など出版大手八社を買収したほか、香港のアジアウィークリー、新城電台などを物色中と言われる。

 李嘉誠は北京から「愛国財界人」と激賞されるほどの北京寄りの人物だけに、その背後に中国共産党のメディア支配戦略があるとすれば、台湾マスコミの運命に大いなる関心が集まる。
     ○ ◎ ○ ◎ ○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ♪
(読者の声1)今月の『現代』に宮崎正弘先生がお書きになった中国の環境汚染の凄まじさと、同じく今月号の『新潮45』にかかれた「北京、南京、トンデモ反日記念館めぐり」を読了しました。新聞ではまったく、こうした体系的でデータの積み重ねをされた分析にお目にかかれないので本当に参考になりました。
 それにしても中国はこんなことをしていて先進国に仲間入り出きると思っているのでしょうか。国連常任理事国をみずから降りて、日本に交替して下さい、と歩み寄るべきと考えられるくらいの後進性ではないでしょうか?
        (UI生、岩手県)


    ♪
(読者の声2)昨日付けの貴誌の(読者の声1)にあります「以前、乃木大将愚将論が貴メルマガで話題になりましたが、この問題に関して非常に好い本を発見しました」云々。
 私はだいぶん前に福田恆存が司馬遼太郎に反論したのを読みました。
司馬は「別段肯綮に当るところもなかったので応えなかった」と言ったそうです。
http://noz.hp.infoseek.co.jp/meiji/nogi.html に要約があります。
「新しい歴史教科書をつくる会」の「前進の集い」では二宮清純さんのシンクロスイミングの審判について「アンフェアとアンフェアがぶつかってフェアになる。日本人はナイーブすぎる」という話が印象に残りました。
       (KH生)


(宮崎正弘のコメント)司馬遼太郎の乃木さんをモデルにした『殉死』に限らず、彼の小説は全般的にひどいものですよ。あの程度の歴史世界で、しかしまだファンが多いのは、講釈好きな日本人の嗜好にマッチしたこと。戦後の歴史教育のあまりの偏向のひどさから、忘れられていた歴史物語を思い出す糸口として司馬が果たした時期があったと言うことでしょう。
 いずれ司馬文学は『台湾紀行』など小数の秀作をのぞいて、国民から厭きられる時代が来ると思います。
福田恒存氏の批判に答えることができなかったばかりか、当時司馬が『中央公論』に圧力をかけて「福田に書かせるな」と言った経緯は有名です。福田氏自身が「Sの妨害」と書きました。「S」が誰のことか、言うまでもないでしょう。
            ○ ○ ○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<<PR>>
◎宮崎正弘のロングセラーズ◎
下記サイトから宅配便でも申し込めます。↓
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=ja&id=b5dcbaeac0b5b9b0
          ♪
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円税込み)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円+税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ネオコンの標的』(二見書房、1500円)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)ほか。
      □ ◎ □ ◎ □ ◎ □ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
小誌の購読は下記で登録できます(↓無料です)
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
(↑この左欄をクリックされると過去4年分の小誌バックナンバーが閲覧可能)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2004 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。