国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/09/27

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
    平成16年(2004)9月28日(火曜日)
        通巻 第918号  
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中国の国有銀行のひとつが香港市場で株式を放出
   中国交通銀行が年内に香港株式市場で合計20%弱
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 中国交通銀行は株式の合計二割弱を海外投資家を含めた投資家を対象として香港の株式市場に売却する方針を固めた。
8%は香港で一般投資家に放出される。
 
中国交通銀行は中国農業銀行、中国工商銀行、中国銀行を並んで国有四大商銀。
 既に同行は、香港上海銀行に17億5千万ドルで全体の4%にあたる株式を香港上海銀行に売却済みである。
 
昨年師走に中国政府は外貨準備から450億ドルを四大銀行に注入し、不良債権の減額に勤めてきたが、「それでも不良債権はまだ6500億ドルのこり、対GDP比の40%もの巨額が中国が抱える不良債権と見積もられる」(ブルームバーグ・ニュース、9月24日付け)。

 同行は全土80の都市に2800の支店網を展開しており,従業員は4万5千人というマンモス企業でもある。

 資産総額はおよそ1150億ドルで、不良債権処理が最大の懸案とされるが、すでに国内の上海、深セン証券市場は株式が下落を続けており、国内だけの株放出では株価がさらに暴落する懼れから香港での放出を決めたようである。

 なお対GDP比40%が不良債権という数字はブルームバーグの見積もり、小生は個人的に、中国全GDPの50%−52%が四大銀行の抱える不良債権と見積もっている。
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(読者の声1)以前、乃木大将愚将論が貴メルマガで話題になりましたが、この問題に関して非常に好い本を発見しました。しかもたったの500円です。桑原嶽著、中央乃木会(03−3408−6087)刊「名将 乃木希典 −司馬遼太郎の誤りを正す−」です。
桑原氏は戦前陸軍将校で少佐で退役し、戦後自衛隊に入り陸将補で退役されました。
したがって軍事に関する実務・実戦を経験した専門家です。乃木将軍の日記等原資料を使って、解析しています。乃木神社で売っています。
 先日、「平成16年6月10日発行高原大学報第145号に掲載された靖国神社元宮司副島広之氏の文章に『...戦争終結六十年を期し今上陛下の御親拝の実現を祈念し奉る次第であります』とあります」と書きましたが、副島氏は元靖国神社宮司副島広之氏ではなく明治神宮権宮司でした。訂正いたします。
 天皇陛下は靖国神社へ行幸される(参拝ないしご親拝されるのでなく)と云われていた証拠をさらに二つ見つけました。
1.小学校の教科書から以下に引用します。
「靖国神社は東京の九段坂にあります。この社には君のため国のために死んだ人々をまつってあります。春四月三十日と秋十月二十三日の祭日には、勅使をつかわされ、臨時大祭には天皇・皇后両陛下の行幸啓になることもございます。」
(原文は旧字体)
2.今日(9月26日)に陸軍経理学校第4期卒業の某氏に尋ねたところ、以下のようにいわれました。「教官から、『天皇陛下は靖国神社で会釈されるが、拝まれない』といわれました。」陸軍経理学校は軍縮で廃校になり、後に再開されたので再開後の第4期です。
 旧来は当たり前であったことが、何年かすると全く忘れ去られ現在の慣行から推し量ってこうであったのであろうと思い込んでしまうことが人間には多いようです。私も自戒いたします。
最近知って私も驚いたことをひとつ例に挙げます。大宝3年(西暦703年)に大宝令で天皇(スメラミコト)の称号は、祭祀においては天子、詔書(つまり内政)では天皇、対外的には皇帝とすると決められました。慶雲3年(西暦706年)の新羅王に対する勅書で「天皇」を使ったように例外もありますが、これらが「天皇」に統一されたのは、なんと昭和11年4月です。
「清国に対する宣戦の詔」でも「露国に対する宣戦の詔」でも「大日本帝国皇帝」となっています。このことを本で読んでから主な詔、勅書等を集成した錦正社刊「みことのり」で確認しました。愛国心と激情にかられて確認を怠って咆哮してはなりません。
「神はそして真実は詳細に宿る」は、古の学問でも現代のITの世界でも金言です。そして、神ないし真実の宿っている言葉のみが人を感動させ説得します。
       (ST生、神奈川)


  ♪
(読者の声2)北朝鮮はミサイル発射訓練を、それもこれ見よがしに行っている。まさか実戦対応ではあるまいが、一体北は何を狙っているのでしょうかね?
ヒトラーやスターリンそっくりの軍事パレードを閲兵しては自己満足されるのは勝手だが、だからと言って標的を日本に向けて撃つぞ、撃つぞと、まさに児戯に類するこの脅し行動を、日本始め世界が認めるとでも思っているのでしょうかね?
かねてから彼等は日本を火の海にしてやると公言しているが、この種の日本人への憎しみを共有する同じ民族の共感をも引き込もうとして、煽っているのであろうか!?日頃公然と反日侮日を口にする民族に経済援助し、ペコペコ頭を下げる必要かあろうか?
あのアジアカップの騒動で目を覚まし、アテネで自信を回復してきた日本人よ、そろそろ誇りをもち、もっとアンビシャウスな行動に移ろうではないか! 世界の人口は63億人、日本を評価し、必要とする民族や国家がまだまだ多いのだ
        (MI生)
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『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円+税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ネオコンの標的』(二見書房、1500円)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)ほか。
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創刊日:2001-08-18  
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