国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/09/05

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
    平成16年(2004)9月6日(月曜日)増大号
          通巻 第906号  
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  韓国核武装の秘密計画が露呈した
    日本の核武装オプションに対する英米の反応は?
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 韓国も核武装の準備をしていた事実が先日すっぱ抜かれた。
 ならば日本は? 

 日本の政治地殻変動の底流分析で興味深いことを言っているのはキッシンジャー元米国務長官だ。
 
彼は『ワシントン・ポスト』に寄稿し、「自立傾向を強める日本はいずれ国際情勢に主役の一員として振る舞うだろう」と予想し、「将来の選択に”核武装”が含まれる」(同紙7月9日付け)と書いた。

 キッシンジャーは「北東アジアで最も複雑な変遷が日本で起きている。戦後日本は半世紀もの間、米国との安保条約に”避難”して経済復興と政治的権威の回復に集中したが、これは過去一千年以上の日本の歴史で初めての対外従属路線だった」。
  
 なるほどその通りだが、過去一千年などと歴史認識を表面にだすあたり、作為的である。
 
 キッシンジャーは続けた。
「しかし昨今の日本は自主的外交を展開しはじめ、国際舞台で米国の補助役から”主役”の一員へと変貌を遂げつつある。これは米国への挑戦でもあるが同時に(日米ともに次の変革への)絶好のチャンスでもある」。

 そして日本の核武装化への理由としてキッシンジャーは、
「日本が(日清日露以来)伝統的に朝鮮半島を自国の安全保障に関しての本質と捉える所為で、もし北朝鮮の核武装が六カ国協議で認められれば日本は自国の核武装を考慮するだろう」。

 反日論客の頭目として親中国論を展開してきたキッシンジャーが、保守強硬派のチャールズ・クラウトハマーと同様な日本核武装論を説き始めた事実は注目して良い。

 一方、日本にいつも揶揄的な英『エコノミスト』(7月10日号)は、米国の警戒的な日本の自主独立路線批判に比べると、もっと視野が大局的であり、ドイツとの比較が際だった。

「ドイツがイラク政策を巡ってフランスに同調し、対米非協力路線を貫けるのも冷戦終結以後、目の前にロシアの軍事的脅威がなくなったからだ。日本は目の前に北朝鮮の核がある」。

 だが日本は小泉政権の前から自立への道をしっかりと模索してきたのであると同誌は説く。

「それは01年12月の北朝鮮の工作船に対する日本の警備艇の銃撃から開始されたのだ」とするエコノミスト誌は、つづけて「小泉外交が(原理原則に立脚したものではなく)”一國平和主義”から”ポピュリズム”に変遷したからなのだ」と皮肉な結論をたてる。
 
 さらに同誌は「日本の排他的経済水域に過去何十回も侵入した北朝鮮のスパイ船を、日本は曖昧にぼかして明らかな対処を怠ってきたが、それは「平和憲法」があったからだ。しかし、銃撃事件後は日本政府がスパイ船を海底から引き上げ、爆弾などを発見した上で東京湾に近い場所に展示した。最近は中国の「調査船」に対しても日本は資源探査活動に
明確な態度を見せ始めた」。

 大衆に迎合する小泉はこうした国民心理の変化を巧みに捉え、さっさとイラクへの自衛隊派遣など、従来の日本では考えられない歴史的決定を決めた。
 
「それもこれも第二次大戦後初めての軍事的脅威が近海でおきたからだ。従って日本国民の大多数は強い外交姿勢を望み、長く禁じ手だった軍事的パワーを国際政治、とくに外交の武器として用い始めた。第一次湾岸戦争の時の財政的貢献だけの姿勢への欧米からの非難という屈辱が潜在意識にあるため、日本は法律を変え国連への協力の一環としてカンボジア、ゴラン高原、東ティモールなどへ自衛隊を送り、さらにもう一度、法律を変えてイラクへも送り込んだ」。

 小泉首相が展開している外交は原理原則と言うより国民意識の変化、その希望を先取りするポピュリズムに由来する。だからイラク情勢があやしくなると平然として方針転換もやらかす可能性も強い。

 核に関しての論議は、しかしながら欧米が認識するレベルでは行われず、あいかわらず日本の反応は情緒的である。
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●祝! 小誌総発行部数140万部突破  ●登録読者 3650名!
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<<<今週の寄贈本>>>

?西尾幹二『日本がアメリカから見捨てられる日』(徳間書店)
 西尾さんの問題意識は、つねに哲学的で歴史的な暗喩に繋がる。現況のアジアは、まさに日清戦争前夜に酷似すると認識される西尾歴史学の視点からは、「軍事意志をしめさなければ、この国は滅ぶ。日本よ! 覚悟はできているか」と強い危機意識の提示となる。
 
さて、小生、この本を抱えて渋谷に所用があってでた。
 黒い肌にわざわざ化粧しなおして、眼の淵に金粉やら銀粉をまぶし、携帯電話片手に臍を露出させ、足にも赤いマニキュアを塗った蓮っ葉な女たちが渋谷の街をわが物顔に闊歩していた。
喋っている会話は日本語なのか、チョウ最低とか、xxxてさ、とか。意味不明の語彙が機関銃のように飛び出してきて、小生、はて、この国はなんという外国か、と嘆息してしまった。

 本書のアフォリズムにもどる。
 「戦後の前には戦争の歴史があり、その前には戦前がある。戦後の後には高度経済成長を経て現在の及ぶ三十余年の歴史がある。歴史は前にも後にもつながっている。(原文改行)戦前,戦中を正確に思い出すことができない人は、戦後を正確に語ることもできまい」
 
 「保守派という派閥は存在しない。保守主義というものも存在しない。私は真の保守主義を唱えるつもりもない。存在するのは「真贋」の区別だけである。(原文改行)私は「保守運動」などというもののために生きているのではまったくない。これだけははっきりさせておく」。
 渋谷でみた蓮っ葉な女達は幻影なのか?
 

?日本政策研究センター『明日への選択』(2004年9月号)
 これは伊藤哲夫氏が主宰する保守政治哲学および政策論議が中心の雑誌だが、今月号のなかで、田辺敏雄氏へのインタビュー記事に「労工狩り証言は作り話」という簡潔にして重要な証言がある。
 「強制連行」なる作り話がうまれた背景について詳しく述べられているが、要は「中国抑留」の日本人が帰国してからの偽証からうまれたという信じられない経緯が淡々と語られている。
 ソ連軍が旧満州を侵略し、日本軍捕虜を66万余、かっさらっていった。この事実は誰もが知っている。
1950年に、この日本人捕虜のうち、中国は969人をソ連から引き取った。かれらは撫順収容所監獄に入れられ、連日連夜、徹底的に洗脳された。そこには長期的な戦略意図があった。
 「注目すべき点」として田辺氏は指摘する。
 「多くが北支で主に中国共産党と戦った、39,59,63,117師団という四個師団の将校」だった事実。ボロ負けにまけた恨みを晴らしたのだ。
 彼らを連日、洗脳し、「ふたつの態度と二つの道」といって、でたらめな自白をした人が帰国を許され、最後には「自白」しない将校を若手がつるし上げ、なかには自殺した軍人もいた。
 筆者も撫順の「収容所址」を見学に行った。この施設のミソは、皇帝・溥儀のベッドやら、使った風呂が展示されていること。また写真パネルの多くは、中国各地にある「反日」と同じだが、「中帰連」の寄せ書き、「中帰連」の反省文と証言が夥しく飾られていた。
 この組織こそガンだ。
 また「労工狩り」なる作り話を集中的に「証言しているのは中国抑留者全1109人のなかでも、大木仲治、小島隆男、菊池義邦(名前がつづく)。。」の11人にかぎられ、そのうちのふたりをのぞいて、ほかは「北支那方面軍第12軍の第59師団に所属していた将兵ばかり」というのだ。
 「中帰連」(中国帰還者連絡会)なる組織が、帰国してから「証言」したものが、強制連行のみならず、のちに本多勝一が書いた『天皇の軍隊』にでてくる嘘八百の元になっている、という。
もとより『三光』なる皆殺し行為は、もともと毛沢東主導権が確立される前後の共産党過激派の戦術であり、日本で後にでた「三光」は、あまりの嘘に、実際の軍人体験者から抗議が集中し、版元は絶版とした。要するに虐殺を得意とするのは共産党であり、日本軍はそうした仕業をするはずがないからだ。
森村誠一『悪魔の飽食』も、中国で翻訳がまだ売られているが、あまりの杜撰さと虚偽に満ちている内容に抗議が集中した日本では絶版である。
731部隊についての過激過剰且つでたらめな証言も、南京、万人杭、平頂山も、すべて「中帰連」の連中が「証言」したものである、という。
昭和46年、本多勝一は『中国の旅』を書く。
突如、この本は「万人杭、平頂山事件、三光作戦。。」なるものを紹介していく。そして爾後、これらの「日本軍の残虐行為」が我が国に「歴史教科書」に登場するわけである。蛇足ながら、これら全ての反日記念館の殆どに小生は足を運んで「見学」している。いずれ「反日陳列館」を一覧する書物を書くつもりである。
ともかく2008年オリンピックでは中国への外国人観光客が増える上、なかにはデタラメが展示された反日歴史館へ行く懼れがある。展示を頭から信じてしまう外人ジャーナリストもでてきそうである。
「中国抑留者に対する洗脳も、日中国交回復前にわざわざ本多勝一を中国に招いて現地取材させたことも、北京五輪を前にして反日記念館の建設ラッシュも、すべて先を見越した中国の宣伝戦です。その宣伝戦に日本は負け続けている」との指摘は思わずぞっとするのである。

 (雑誌『明日への選択』は年間7000円。03−5211−5231へ)。
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(読者の声1)発売になったばかりの月刊『現代』10月号で宮崎先生の所論を拝読しました。(「中国特集 凄まじい環境汚染に打つ手なし」)。
「寿司もどき」(青島の回転寿司)から「世界最大の肥溜め」(三峡ダム)まで、いやはや宮崎先生独特の表現があり、逆にいえばわかりやすかったです。サッカーのアジア大会を見て日本の若者達のあいだに「嫌中派」が増えました。いたずらな嫌中派も、こういう中国の現実をちゃんと把握してから、もうすこし中国をましに理解した方がいいのに、と思いました。
    (HU生、横浜市)

(宮崎正弘のコメント)『現代』今月号に寄稿した拙論は、環境汚染の実態について簡単にまとめたものです。ともかく公害、黄砂、砂漠化、大気汚染、河川の汚染からヘドロの海まで、中国の環境保全もまた喫緊の日中政治課題だと思います。この問題だけでも一冊の単行本になるくらいですが。続きはまたの機会に。


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(読者の声2)宮崎さんのメルマガ平成16年(2004)9月3日(金曜日)第905号の載ったアモイのTT生の「日本の歴史教育の場は『反日教科書の総本家』のありさまです。すなわち、官製『反日騒動』の発生源は日本国の現状そのものなのです」とはまさに至言です。
この「反日騒動」の発生源たる「日本国の現状」は教育のみではありません。真実のもつ精神的緊張感を厭い、精神的緊張感のない心地よい代替物を愛玩する幼稚思考が日本に蔓延していることがその根底にあると私は考えます。
たとえば、リンカーンの「人民の人民による人民とための政府」は明らかに誤訳です。時にそれを指摘する方もいますが、情緒志向の多数派の声の中に消えていってしまっています。「世阿弥が『風姿花伝』で云った『初心忘るべからず』は...」と世阿弥の言葉の文脈と真意が現在一般で使われていることわざの意味と全く違うのも知らずに得々と語る者がいます。大日本国憲法の中の「輔弼」は、荀子臣道篇に云う「輔弼」と私は確信しています。明治天皇陛下も、伊藤博文もその意図するところを知った上で「輔弼」という言葉を択んだのでしょう。それはまさに清水の舞台から降りるような覚悟の要ったことでしょう。また他の元勲たちもそれを知って是としたのでしょう。当たり前のように辞典にある「輔弼」の意味にとって大日本国憲法解釈するのは先人の念いを冒涜するものでしょう。
「天皇陛下の靖国神社参拝ないし御親拝」も同様のところからきています。平成16年6月10日発行高原大学報第145号に掲載された靖国神社元宮司副島広之氏の文章に「...戦争終結六十年を期し、今上陛下の御親拝の実現を祈念し奉る次第であります」とあります。靖国神社元宮司にしてこの言あり、全くもって哀しい限りであります。
           (ST生、神奈川)


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(読者の声3)ロシアの人質奪回で、特殊部隊がまた学校に突入、多くの犠牲がでました。おとなりの反日国家・韓国では密かに核武装、アメリカは共和党大会と両陣営の中傷合戦。貴メルマガは、最近、中国のことばかりですが、ロシア、ヨーロッパ情勢もときどき解析してください。
 ところで8月30日に放映され、宮崎さんが出演された「ニッポンの真実」を拝見しました(TBS系列「BS−i」)。一時間、本当に中国問題での議論を楽しめましたし、宮崎さんの論理展開の鮮やかだったこと。感銘を受けました。でもお隣にすわっていた中国人教授も押し出しがよくて、発言だけを訊いていると宮崎さんの内容はいいけど、ああいう恰幅のいいひとの隣では印象が薄い(率直に言って済みません)。でも、テレビを嫌がらずにああいう教養番組には、これからもどんどんでていただきたいと思います。
        (UY生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)TBSについては多くの皆さんから励ましやらご意見を頂きました。お隣に座った長身の葉千栄・東海大学教授は、なんたって京劇俳優出身ですから、セリフのメリハリ、振り付けなどプロですよ(苦笑)。くらべて当方は初老で大声がでない。でも番組で言いたいことの90%ちかく発言できたと思います。
 また日経の経済チャンネル(CNBC)にも先日(8月28日)の「生島ヒロシ、三原淳雄トーク」に出演、10分ほど愉しく三原先生とお喋りをしましたし、近日中に「桜チャンネル」でも一時間番組にでます(録画は済んでおります)。
ともかくテレビを嫌っているわけではなく、番組で5分以上喋らせてくれる条件なら、今後も出演します。
 それから中国以外の国々の情勢分析も近く纏めます。九月から十一月は地方講演の季節ですので、ときどき、というよりかなり頻繁に休刊になりますが、その分、旅先で原稿を書けますので、長文のレポートを折に触れて提供できると思います。


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(読者の声4)「イスラムは基本的に寛大な、優しい側面をもつ宗教である」という指摘(昨日付け)に異論はありませんが、「ちょうど浄土真宗に酷似していると言えるかもしれない」という類比には無理があると思います。
イスラムは戒律の宗教であって、浄土真宗はその正反対。親鸞は仏教の緩やかな戒律さえ、苦悩の末に捨て去りました。外面的な戒律よりも、むしろ内面的な信仰を重んじましたから、その点ではキリスト教に類比すべきではないでしょうか。
 また「念仏を唱えて刻苦勉励すれば悪人でも極楽へいける、と親鸞は説いた」の「刻苦勉励すれば」は「一心に阿弥陀仏にすがれば」と直したほうが正確でしょう。「刻苦勉励」は自力救済をたのむ信仰の在り方を意味しますが、浄土真宗は絶対他力をたのむ徹底的な他力本願です。
悪人正機説も、無駄な自己救済の努力をするより、身を投げ出して阿弥陀仏の本願(衆生済度)にすがるべし、という信仰の在り方を説くためのパラドキシカルな表現です。
 次に、「古代中東に栄えたのはゾロアスター(拝火教)だが」というのは大ざっぱすぎて、いつの時代かによって答えが変わりますが、古代ペルシャでゾロアスター教が栄えた時代は、中東では民族神が乱立する多神教時代であったと考えられます。
「旧約聖書」の時代は、イスラエルの民族神(ヤハウェ)が戦争の旗印となって民族を導き、他の脆弱な多神教的民族神を信奉する他民族を打ち破った結果、やがて民族神ヤハウェとの契約と信仰が、絶対神(唯一神)ヤハウェとの契約と信仰へと移行する時代だったと思われます。
(日本の武士も合戦に際しては「八幡大菩薩」に勝利を祈りましたが、民族神としてのヤハウェは、当初そういう神であったと私は推測しています。それがやがて唯一絶対神に変貌して、いわゆるユダヤ教が成立したわけですね)
 それが時代を経るに従って、内面的信仰の薄い「戒律」依存の宗教へと堕落してきたのを、イエス・キリストが「ユダヤ教の改革」に立ち上がった、という流れでしょう。「既存勢力のユダヤが新興宗教・キリストをカルト扱いし、弾圧するのも当然である」というご指摘は、お説のとおりだと思います。
 ただし、「そのころ南アジアに起こったのは「ヒンズー教を改革」しようとした釈迦が仏教を広める」というご指摘には、いくつかの錯覚がみられます。
 第1に、キリストが現れたのは紀元直前の時期であり、仏教は紀元前5〜4世紀の時期ですから、「そのころ」というのは無理です。
 第2に釈迦(仏陀)が現れた時期のインドの民族宗教は、通常「バラモン教」と呼ばれます。宗教としてみた場合、バラモン教の成立は紀元前15〜11世紀頃、それがインド土着の神々への信仰と融合して「ヒンドゥー教」が成立するのは紀元前3世紀頃と、一般的には考えられています。
 第3に釈迦は「ヒンズー教【バラモン教】を改革」しようとしたわけではない、ということです。原始仏教の教説の中には、既存の神々をおろそかに扱うなという教えも出てきます。
バラモン教やヒンドゥー教は、日本でいえば「神道」に当たります。釈迦はバラモン教とは全く救済原理の異なる宗教を説いたので、既存の「インド神道」と新興の仏教とは並立可能だった、といえます。実際、後世の仏教は、インドの神々を仏教の守護神として教義の内に取り込んでゆきます。
 以上、僭越ながら、誤解や錯覚を指摘させていただきました。宗教思想を研究する者のささやかな助言と受け止めていただければ幸いです。ご無礼の段、ご容赦ください。
           (KI生)

(宮崎正弘のコメント)いやはや大変なご助言とご指摘の数々、有り難うございました。


   ♪
(読者の声5)先月末からき昨日までシナに出掛けていました。前回は支障なくOCNのサイトに入って自分のメールを見ることができたのに、今度はOCNのサイトまで入れてもそこから自分のボックスに入ると文字化けしメールの閲覧が出来ない状態になってしまいました。
当局が何らかの規制をかけているのでしょうか?
もうひとつこんなことがありました。
上海で泊まったGHホテルの室内に置いてあるTVのチャンネル・プログラム表にBS-1とBS-2が載っているのでそこにチャネルを合わせても実際に視聴できません。荷物を部屋に届けてくれたボーイに訊いても要領を得ないのでフロントにしつこく訊くと上海市政府当局からの命令で数ヶ月前から客室放送をストップしたとのことで仰天しました。
BS放送を許可していた命令書とBS放送を禁止した命令書の両方のコピーがほしいと頼んだら一旦OKしたのですが後から見るだけならOKだと鳴いてきました。ならば仕方ない、見るだけにするからと返答しました。結局、見せてくれたのは後者の命令書に添付されている放送許可のチャネル・リストだけでした。そこには海外向け放送のNHKの GLOBALチャネルは入っていました(前日まで宿泊していたFSホテルではこれを流していました)が、BSチャネルは削られていました。BSチャネルでは各国のTVニュースをそのまま流していますから”好ましくない”情報が入ることを懸念した当局が放送を禁じたのでしょうか? 因みにドイツのチャネルはひとつも許可リストに載っていませんでした。
反”日独同盟”ですか?古い(笑)。コミュニストの国だから仕方が無いとアメリカ人のマネジャーは肩を竦めてコメントしていましたが、この命令書の全貌を掴み情報規制の実態を探りたいものです。
     (HN生、丸の内)
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(おしらせ?)地方講演旅行のため9月7日―9日付けの小誌は休刊です。
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(おしらせ?)“中国の横暴にノー!”のデモ行進があります。「日中国交断絶、打倒中国共産党、まもれ!尖閣諸島、中華覇権主義排撃」を訴える集会と示威行進です。
《日時》 9月29日(水) 午後2時集会開始 午後3時行進出発(雨天決行)
《集会場所》三河台公園(東京都港区六本木4-2-27、六本木通沿/俳優座横)
《行進順路》三河台公園〜(六本木通)〜(外苑西通)〜広尾公園
《申し合わせ》会旗の掲揚・車輛での参加・隊服の着用はご遠慮下さい
《問合先》03-3918-9524(三澤)
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(おしらせ?)
<<第1回『三島由紀夫文学館・レイク・サロン』>>
●日時:平成16年(2004)11月3日(水) 13:00〜17:00
●場所:山中湖文学の森・徳富蘇峰館映像室(三島由紀夫文学館隣り)
●申込方法:ハガキ・FAX・電子メール(メールアドレスybm@olive.ocn.ne.jp)に?住
所?氏名?電話・FAX番号を明記の上、三島由紀夫文学館にお申し込み下さい。
●参加費:無料
●申込締切:平成16年(2004)11月3日(ハガキの場合は3日必着)。人数に余裕がある場
合は当日参加も可。
●申込問合せ先:山中湖文学の森・三島由紀夫文学館 
〒401−0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506−296
 TEL 0555−20−2655 FAX 0555−20−2656  
●主催:山中湖文学の森・三島由紀夫文学館

◎講師:杉山欣也(大東文化大学文学部非常勤講師ほか)
【演題】「学習院時代の三島由紀夫」     
 13:00〜14:00(10分休憩)

◎ 講師:佐藤秀明(近畿大学文芸学部教授)
【演題】『奔馬』における「忠義」の思想 
 14:10〜15:10(10分休憩) 
◎ フリートーク
 15:20〜17:00 
 司会:井上隆史(白百合女子大学助教授)
(新宿行き高速バス・旭日丘バスターミナル発 17:30、18:30、19:30)

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(おしらせ?)8日から受け付け開始!

「拓殖大学日本文化研究所」の「公開講座」“新日本学”
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 10月5日より毎週火曜日午後6時半―8時半
 募集70人 受講料40000円 
 申し込み 拓殖大学オープンカレッジ課(3947)7166
 講師陣 井尻千男、高森明勅、呉善花、黄文雄、藤岡信勝、工藤雪枝、遠藤浩一、ペマギャルポ、小堀桂一郎、ロマノビルピッタ、宮崎正弘ほか。
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(おしらせ?)公開シンポジウム{歴史と教育}
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 パネルスト  井尻千男、呉善花、黄文雄、高森明勅、藤岡信勝
 とき     9月25日(土曜日)午後2時―5時
 ところ    拓殖大学 文京キャンパス S館4階 S401教室
 参加費    無料
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◎宮崎正弘のロングセラーズ◎
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円税込み)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円+税)
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ネオコンの標的』(二見書房、1500円)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『胡錦濤 中国の新覇権戦略』(KKベストセラーズ、1460円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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創刊日:2001-08-18  
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