国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/06/25

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成16年(2004)6月25日(金曜日)
           通巻 第856号  臨時増大号
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 中国の経済的発展ばかりを強調してきた日本のマスコミが企業の判断を誤らせた
   自動車販売、じつは二割の落ち込み
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  携帯電話の販売が三億台突破というニュースに接して苦笑した。三億台?
 
 中国全土、あらゆる場所で携帯電話の乱売合戦が続いている。
 三億台というパンパカパーンの統計には、かの「流通在庫」を含めている。市場には出ていても最終ユーザーの手には渡っていない量を含めているのではないか、という疑惑が浮かぶ。

 携帯電話ははやり廃れが早い。流行遅れの返品が倉庫に眠っていても中国では「統計」にはいる。嘗てGDP統計では、国有企業の在庫が参入されていた。

 携帯電話の番号を売る商売がある。良い番号ほど高いが、それを宝くじの当たり券のように一覧して店先で販売している。これが中国で大ブームだが、日本では騒がない。
  ビジネス・エリートらは、ひとりで二台も三台も所有して電話の使い分けをしている。
 都会の若者は最新型を買いたがるが、毎月の電話代の追いつけず、電話破産組も目立っている。
クレジットカードの破産も顕著だ。
  
 さて問題は「薔薇色」と歌われた自動車だ。
 昨年、444万台を生産した中国の自動車メーカーは先日の北京自動車ショーまで鼻息が荒かった。
 
 ところが五月の販売統計では、前年同期に比で価格が9・2%の下げ、最大の下落モデルは25%となった。
 旧型モデルは値下げしないと売れないのだ。

 同時に自動車生産台数も前月比で二割の落ち込み、販売台数は20・43%もの落ち込みを示し、在庫台数、すでに13万台。
 購買層が飽和状態となり、同時に価格変動は消費者に買い控えに走らせた。

 さらに四月からの急激な金融引き締め政策によって「自動車ローン」が組めなくなり、融資が受けにくい苦情が殺到し始める。割賦で購入できない層が多いのである。

 あまつさえ世界的な石油急騰のあおりで中国でもガソリンが値上げされた。
 また保険、駐車場などの料金があがり、さらに交通違反の罰金が値上されたため、購買層が急激な縮小を見せたのである。

 中国がまだ薔薇色と煽っている日本の経済マスコミよ、そういう神経で大丈夫なの?
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(休刊のお知らせ)小誌は明日6月26日より7月6日ごろまで海外取材のため休刊です
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プーチンの高笑いは止まらない
 今度はウズベキスタンと戦略的パートナーシップ協定(軍事同盟)を締結
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 カリモフ(ウズベキスタン大統領)はしびれを切らした。
 西側の援助が遅いからだ。エリツィン時代にモスクワから冷遇されて擦り寄った米国は日々遠くなり、ウズベキスタンが期待した大規模な経済プロジェクトは西側から細々としかこなかった。
  
 ペルシアとサウジからは大量のコーランが空輸されただけで、おまけに国内およびファルガモ盆地ではイスラム過激派のテロ事件が起きた。小規模だが実質的な投資は寧ろインドからだった。

 冷戦終結、CISとして独立後、もっともモスクワに距離を置いたのはカリモフだった。
 当初、カリモフは米国に大胆に近づき、日本にも度々やってきて資源開発への投資を呼びかけてきた(ちなみに小生も二回、記者会見に出席し大統領に質問した)。

 観光立国としてもサマルカンド、タシケントなどに恵まれるウズベキスタンは、しかし大挙して観光ができるインフラが整っていない。途方の治安は悪い。

 ウズベキスタンは「ロシア回帰」へと方針を転換した。
 6月16日から二日間、タシケントで開催された「上海シックス」の場でロシアとウズベキスタンが二国間協定を結んだのだ。

 ロシアは最新武器の供与およびウズベキスタン軍の訓練をおこない、ウズベキスタン軍の近代化推進に大いに協力する。エリツィン時代になされたロシアの約束を遅ればせながら果たした格好となった。

 米国との緊密な関係にひび割れが入ったのは米国マスコミ、野党および諸団体からの「人権」の合唱だった。
 これではグルジアの二の舞になる? とウズベキスタンの独裁者の畏れた。

 シュワルナゼ(元ソ連外相、前グルシア大統領)は、米国と朋友であったにもかかわらず見捨てられ、「ビロード革命」を成し遂げたサアカシビリ新大統領は親米派であるにもかかわらず、安全保障面ではロシアと準軍事同盟関係にかたむく。

 ウズベキスタンには、ところで「カンディム・ガス田」が膨大な天然ガスを埋蔵している。

 西側メジャーも食指を動かしたところだが、ガスプロム(ロシア国営)とウズベキスタンの石油企業ウズベクネフツ・ガス社が合弁で開発を決め、つづいてルークオイル、シグネフツなどロシアのメジャー大手はタシケントに駐在員事務所を開設した。

 50億立法メートルのガスをウズベキスタンはロシアへ供与し、2010年にはこれを100億立法メートルにまで高める。これらのガス田および輸送管の安全をロシア軍が訓練し、さらには一旦緩急有ればロシア軍がウズベクに駆けつけるというのが先の協定の中味だ。

 独立を達成して十年余、ウズベキスタン全土は反ロシア勘定で溢れていたはずなのに、米国はカネを運ばず、人権の抑制状況を批判し、カリモフの独裁政治をくりかえし非難してきた。
 911直後、カリモフはそれでも米軍の基地使用を認め、見返りに米国は8300万ドルの援助を運んだ。それだけだった。

 国民はいつしか西側への期待を忘れ、目先の利益を運ぶロシアへ回帰する。
 またまたプーチンの高笑いが聞こえる。
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(宮崎正弘の近況)

(某月某日)新宿の「職安通り」といえば、歌舞伎町が華武器町と呼ばれるように、いまや韓国タウン。大久保にかけて韓国食品、焼き肉、キムチ、韓国語、中国語インターネットカフェ、エスニック・レストラン街がつづく。俗称「ショクアルスミダ」。そのド真ん中にある韓国焼き肉料亭で呉善花さんらと待ち合わせとあいなった。
その夕の出席者は加瀬英明、井尻千男、『正論』大島編集長ほかPHPの二氏を加えて総勢七名。先日の「呉善花さんの新しい門出を祝う会」の慰労会を兼ねた。
 会の詳細は省くが、呉さんとの会話で面白い事実を確認できた。
 大久保あたりの飲み屋、喫茶店でいつぞや店員同士が中国語と韓国語で喋っているので出身を聞いたら「吉林省」と答えた。<あ、吉林省といっても朝鮮族だな>と直感できたのだが、呉さんによると在日の人達は韓国からの就労より、吉林省出身朝鮮族のほうが賃金が安くつくため最近多くを雇っている、という。
 それで得心がいったのだ。在日中国語新聞のいくつかに中国への往復航空券格安チケットの広告がたくさん出ている。
北京、上海、広州、西安などは分かるにしても、最近、中国旅行専門店のADには長春、ハルビン、瀋陽、大連の往復チケット割引の広告が頻々に出る。さらに在日中国人経営と思われる旅行代理店のADには「?」。延吉、図門、丹東、煙台、威海など日本から直航便のない場所がならぶ。これらはソウル乗り換えの大韓航空利用が主だが、要するに日本人旅行者相手ではなくて、在日の出稼ぎ中国人(朝鮮族)が相手なのだ。時代は激しく底辺からも変わっている。
さて冒頭の会は二次会を銀座のカラオケ・バアに繰り出した。そこでは呉さんの『クチナシの花』を皮切りに加瀬さんは韓国語の歌をふたつ、みっつ。韓国語で。寡黙な大島さんが「花」という歌を歌われたのにも驚いた。知り合って十数年、大島さんの歌も初めてなら、つづいて井尻さんも「黒い花びら」を。きついジョークも飛び合って「正論はこんどスリランカと改称したら?」とか。
 帰りの銀座でキャッチガールは殆ど外国人。「スパシーバ」と言ったら「わたし、ルーマニア人です」と答えたスラブ系の美人までいた。終電のひとつ前の地下鉄に間にあった。
(注「ショクアルスミダ」は「職有ります」の人造語で一部にしか通用しないジョーク)。


(某月某日)金澤で講演したあと、実家に母を見舞う。それから大阪へでた。金澤と大阪は特急で三時間たらず。いつも特急「サンダーバード」を使うが、この日は時間の関係で数年ぶりに「雷鳥」に乗った。途中、加賀温泉、福井、敦賀から湖西線を突っ切って西大津、京都へと驀進する。このルートは信長が朝倉氏と浅井氏に挟まれて、金が崎城を撤収し単騎、京へ駆け抜けた道でもあり、古来よりの「鯖街道」でもある。居残った秀吉は殿軍(しんがり)をつとめ出世の糸口をつかんだことでも有名。
 さて急な切符の変更で自由席しかないといわれた。が金沢始発の特急「雷鳥」は自由席のほうがガラガラだった。
大阪の用向きは臨時の同窓会である。不思議な縁で、大学時代の同級生が近畿地方に数人赴任しているが、某社大阪支店長を中心に茨城在住、川西在住、長岡京在住、京都赴任中の配偶者は鎌倉から、大阪進学の娘を陣中見舞いがてらの大分県から。S夫人は娘を連れて名古屋から。ここに東京から参加組が家族をいれて4人、合計14人という陣容で「同窓会大阪支店会議?」が開かれた。あいにくの台風接近で、夜は雨になるが、無国籍風の和食レストランで時間をわすれて談笑は深夜ちかくまで続く。駅のホテルで小生の割り当ては三人部屋の雑魚寝になって、翌日はフェーン現象で33度近かった。
 ほかに大阪には訪れたい人がたくさんいるが、締め切りを抱えている身ゆえに朝食後、バスで伊丹空港へ。10時半のJALにM夫妻と飛び乗る。


(某月某日)ルーマニアを旅行中の西尾幹二氏から絵はがきを頂く。ブルガリア、ルーマニアをまわると先月末に聞いていたが、帰国の報に接して一週間してからブカレストからの絵はがきが到着したので奇妙な時間差がある。
いつぞや加瀬英明氏がヨハネスブルグで投函した絵はがきは、じつにじつに一年後に小生のところへ届いた。そんなことで驚いては行けない。6年前にインドから投函した小生の絵はがきは、まだ誰にも届いていない。ミステリィなのか、混乱期の絶頂だったロシアからですら45日目に日本に着いたのに! 
トそんなことを或る海外旅行のベテラン氏に言ったら「インドでは切手をはがして(その未使用切手を)転売するので、郵便局へ行って機械スタンプにしないと駄目ですよ。そんなこと常識でしょ」と窘(たしな)められた。
 さて西尾氏に拠れば、ルーマニアでは麦酒が50,000。写真撮影が300,000{!}という。ハイパー・インフレの見本みたいな國だ。(数字は通貨の単位)。
いつぞや小生も、トルコで日本料理をたべて、640,000リラと言われたときの驚き、ポーランドでジャガイモ・サラダが80,000ズローチと言われたときもそうだったが、じつは日本円に換算すればトルコでは3000円くらい、ポーランドは一万ズローチが1ドルのころのおはなし。ルーマニアの通貨単位では10万が400円の由。新円切り換えに類する通貨政策の遅れだろう。
前日に届いた西尾さんの新刊『男子、一生の問題』(三笠書房)を一気呵成に読む。これは西尾節独特のニーチェにはじまり、ニーチェに終わる人生論の、いろいろな織りが鮮やかに出ている。さすがにプロの書き手という感想である。平明な文章なのにすべてが印象的なのは無意識に強い語彙を選んでおられるからだろう。たとえば「敵の中にも友を見いだし、友も中にも敵を見失わないニーチェの言う真の友情は、現実にはじつにじつに難しいのである」(42ページ)。
 「論争するときは敵の神を撃て」もわかりやすい。
 三島由紀夫の自宅を西尾さんが訪問されたとき、三島さんが飛ぶように階段をおりてトイレに案内したり、六本木で踊ったり、いかにもあの人らしい情景が手に取るように浮かんできた。
最後に「保守論壇のレベルは下がった」と自戒をこめて言われるあたり福田恒存、三島由紀夫なきあとの現状を目撃するにつけ、慄然とするほど真実である。だが、この書物の読後感は暗くはない。


(某月某日)台湾からの事実上の大使=羅福全・駐日代表が離任されるというのでお別れの会が開かれた。四年間、いろいろと苦労をされたが、この間に森喜郎・前総理の訪台があったうえ、永田町には親台湾派がぐんと増えた。当日も塩川正十郎氏ら多くの政治家の出席がめだったが、久しぶりに武見敬三、小池百合子、田村秀明の各氏と歓談。
 羅大使と小生も何回となくいろいろな場所でお目にかかっているが、長身で恰幅がよく、しかも英語と日本語に淀みがない。早稲田留学から米国へわたり、ピッツバーグでは生田浩二のルームメートだった。羅大使の公邸に、いつぞや生田の書き残した掛け軸をみつけ、理由を尋ねたら「かれが事故死したときには葬儀もやりました」と言った。そばで聞いていたのは中嶋嶺雄氏らだ。
 生田浩二なる人物とは? 知る人ゾ知る、生田はかの政治的熱狂怒濤時代の東大自治会委員長、全学連幹部。中嶋嶺雄、青木雨彦氏らの世代のシンボル的存在だった。羅大使も米国へ事実上の亡命生活時代だから、日本の挫折組と精神の交換があったのかも知れない。
離日後、羅さんは台北にもどって「亜東関係協会」の新会長になられる。外交関係がないため、台湾の対日外交の実質的外務省にあたる。
 さて会場で阿川弘之先生と長話になった。
中国文学で、拝金主義の結果、ソルジェニツィンの過程をとばして「入れ墨、ピアス」のパンク文学が流行し、日本のポルノの亜流、書店で「日本文豪」のコーナーは渡辺淳一ですよ、などと最近の中国のはなしを展開していたら身を乗り出すように驚かれた。そのことはいずれなにかの随筆に書くにせよ、もうひとつ。
今度、赴任してくる台湾の新大使は許世楷さん。許さんもまた日本で37年間の亡命生活、台湾独立憲法試案の起草者にして運動の闘士である。日本では津田塾大学教授としても国際法の教鞭をとられたが、
「むかし、わたしが中野鷺宮にいたときの隣組ですよ」と阿川さん。
 数年前に台南の有名な屋台町を許さん、某大新聞の特派員氏と小生の三人で歩いていると「わぁー。せんせぃー」と駆け寄ってきた女子学生が三人。許教授が津田塾大学での教え子で台湾鄭成功大学に留学していた女子学生たちだった。
近くの屋台へ入り直し、名物の海産物と麦酒を飲んだ。
ことし三月の総統選直前の建国連盟決起集会の宴でも園山ホテルのロビィにおられたので、久闊を叙したばかりだった。その許世楷さんが、新任大使である。
会場ではほかに岡崎久彦、小堀桂一郎、伊藤潔(杏林大學教授)、周英明・金美齢夫妻、久保田信之、倉田靖之、高野邦彦の各氏。またNHK、共同、時事、東京、毎日、読売の台北特派員OBの顔がズラリ。どういうわけか、殆どの特派員は知っている。また産経の住田社長、吉田論説委員長、阿部編集局長らとも挨拶をした。二次会は文春取締役に就任されたばかりの立林昭彦氏(前『諸君』編集長)と四谷の土佐料理へ。
 わたる世間の狭きこと。
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『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円税込み)
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円+税)
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(読者の声1)まったく素人の悲しさで天然ガスの呼称単位がわからず、石油連盟や公団のページから類推して判断しました。先生がお書きになったトルクメニスタンの天然ガス輸出で立法メートルと、立方キロメートルが混在していて、さてどちらが打ち間違いかと調べたのです。多分、上記の輸入量や産出量の表記がすべて億立方メートルとなっていましたので、億立方キロメートルの方が誤りではないかと思います。常識のある読者には自明かもしれませんが、わたしのように戸惑った者もいると思いますので、次の機会にはどうぞ・・・・。まったくご指摘するも恥ずかしいような初歩読者より。ともかく、プーチンの専横ぶりは、さすがロシアです。同じことをアメリカ大統領がやったら国内はもちろん英仏独などマスコミのかっこうの餌食になるでしょう。
            (HS生、愛知)


(読者の声2)「シミルド島」に関しては「フォーサイト」誌7月号に興味深い記事が載っています。しかし、どうせ映画にするなら斉州島です。
13世紀初頭、当時まだ独立していた斉州島の併合と日本の富を手に入れようとして、高麗の忠烈王が元の皇帝フビライに、「儲かりまっせ」と侵略計画を持ちかけた。当時の日本人と斉州島住民との間には交易関係、友好関係があった。「我々はもう間に合わないが、お前らは間に合う。今からでも準備しろ」とまさに略奪を受けている最中の斉州島から日本に知らせにきてくれた。その後、対馬の西半分の住民が女は掌に穴を開け綱をとおして、奴隷として連れ去られ、それ以外は皆殺しにされた。時代は下って江戸時代も中ごろまでは、日本漁民が頻繁に斉州島を訪れ、食物や水を購入していた。その当時斉州島では日本語が通じたとのことである。(こういう事情を知っていれば、竹島が韓国固有の領土であるなどというたわごとは恥ずかしくて普通の人間にはいえない。)
さらに李承晩政権時代の韓国、当時全島民20万人余りの内約7万人が韓国軍に虐殺された斉州島事件があった。その後も斉州島島民は半島に住む韓国民から差別され虐げられ、島の一等地は半島民に買い占められ、島民の多くが現在観光地となっている斉州島で下級労働者として使われている。(対馬の漁民役で宮崎正弘氏、今は中年になった斉州島の元村娘役で呉善花氏当の豪華配役で各時代のアンソロジー、10時間大作なんぞはいかがであろうか)。
 ところで、ブッシュ政権は最近素晴らしいことを言ってくれた。イラク人捕虜虐待に関する釈明で、「我々は、米国国内法と米国が締結している国際条約上の義務(international treaty obligation)を守る」と。
これで日本軍が日支事変(日中戦争)中、及び事変前に行なっていたことの正確かつ分かり易い英語表現がみつかった。日本軍は9カ国条約上の自国民、中国民及び第三国国民の安全を国民党及び共産党のテロ活動、謀略活動から守るというinternational treaty obligation のために武力行使を行なったのである。ブッシュさんありがとう。
         (ST生、神奈川) 
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