国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/06/09

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
 平成16年(2004)6月9日(水曜日)
         通巻 第844号
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  中国がラオス、カザフスタンなどで穀物生産
      食糧不足を補うだけが目的の土地租借か?
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 中国重慶市政府はベトナムと契約を交わし、ラオス国境に500平方キロの農地を借りて、穀物栽培に乗り出す。
 ここには一万人に及ぶ中国人労働者が入植する。

 またカザフスタンと新彊ウィグル国境にも700平方キロの農地を租借し、3000人の中国人労働者を入植させる。
 前者への投資は五百万ドル、後者への七百七十万ドル。

 中国では砂漠化にともなって農地面積の激減に悩まされているが、穀物生産も顕著に減産、たとえば98年に3億9200万トンの穀物は2000年に3億2200万トンまで減産された。

 毎年の不足は2400万トンから3500万トン。

 だがカザフスタンにせよ、ラオスにせよ、これら麻薬、武器、過激派の通過地点、中国人入植政策は、単に穀物生産のためだけとは考えにくいだろう。
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(読者の声1)宮崎さん、いつも楽しくメルマガを読ませて頂いております。ところで、TBSラジオの「土曜ワイドラジオ東京」を聴いたことがありますか? 永六輔がやっている番組ですが、とんでもないことをなんと13年間も続けています。北朝鮮拉致疑惑についても、まるでそんなことは無かったというような発言を続けているし、中山千夏をはじめ、在日韓国人フォーク歌手のパギヤンなどが出演しています。
 先日は、永六輔ともあろう人が、まるで自分が在日無国籍人間であるかのような発言をしました。在日無国籍人間などという考え方をなぜできるのか、あきれ果てて物も言えま
せん。また、よせばいいのに水俣病の患者の家を訪ねて、患者の看護をしている子供が愚痴をこぼすと、「でも君の両親だって苦しいんだ」などと余計なことを言って、被害者家族とけんかになったという愚かな話までするのです。まあ一度聴いてみて下さい。朝日新聞大好き人間が、ごっそり出てきますから。
       (TO生、平塚)


(宮崎正弘のコメント)ご教示有り難うございます。小生、聴いたことがありません。永六輔は「岩波文化人」ですから、ハナから聴こうという意思がありません(苦笑)。番組のディレクターも左翼でしょうから互助会のように出演者を選ぶのです。こういうインフラを左翼が構築しているというマスコミ実態は巧妙で、しかも崩れないのですね。

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(読者の声2)一昨日の貴メルマガに「(某月某日)久しぶりに中村彰彦と飲んだ。云々とあって「自然とNHK大河ドラマの話になる。今年は新撰組がテーマだが、近藤勇と坂本龍馬が友人であったり、どうして新撰組の屯所に木戸孝充があらわれるのか」
 とあります。
「誠」を旗印にする反動・武闘・抵抗勢力を讃えるNHKは何を狙っているのか。野中礼賛か。これは勘ぐりすぎですか。
(TK生、港区)

(宮崎正弘のコメント)脚本の三谷幸喜は、なかなかの才能、映画監督として娯楽つくりの天才と言って良い男です。NHKは史実をネグレクトして、青春群像を描こうとしているんでしょうが、客感的史実からみても、我々のイデオロギーからみても到底、許せない解釈が多すぎる。
 だからどう歪めるのか。半分は「監視」のつもりでNHK大河ドラマを観ています。なにしろ新撰組のキャスティング、殆どが歌うたい、ジャズ、フォーク歌手。ミーハーアイドル。したがって芹沢鴨の、三国連太郎のせがれが光る。これぞ、紅白歌合戦のノリですね。あれも国民番組というより若い人達に媚びてますから。
はじまって半年経って、まだ芹沢が生きているという筋運びも呆気にとられますが、これでは戊辰戦争の意義、官軍の横暴、明治新政府の堕落といった流れにはならないと思います。近藤は無骨で、しかし教養が深い人物でした。誠心誠意の典型。その点だけが若い世代に伝わるだけでも意義はあるかも知れませんが。。。
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(サイト情報)?米国防総省が5月29日に出した『中国の軍事力』年次報告フルテキスト。
"Report to Congress on PRC Military Power," Department of Defense, May 29, 2004: (pdf, 54p)
http://www.defenselink.mil/pubs/d20040528PRC.pdf

?6月8日から10日まで米国ジョージア州シーアイランドで開かれるG8サミット関連。(a)戦略国際問題研究所(CSIS)でのセミナー: "Sea Island Agenda: Experts Analyze Issues of G8 Summit," Center for Strategic & International Studies, June 4, 2004: (pdf, 36p) http://www.csis.org/features/040604_seaisland.pdf
(b)米議会上院外交委員会のG8に関する公聴会: "The Greater Middle East Initiative: Sea Island and Beyond," Hearing before Senate Committee on Foreign Relations, June 2, 2004: http://foreign.senate.gov/hearings/2004/hrg040602a.html
(c)シーアイランドG8サミットの公式サイト:Sea Island G8 Summit Official Site:
http://www.g8usa.gov/home.html
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    三島由紀夫研究会公開講座のご案内
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 三島由紀夫のさまざまな比喩のひとつに「薔薇」がある。薔薇のメタファーがどのように登場し、どのような展開を経たのか?
 三島の作品群のなかにそれを探ることによって、その文学世界の特質を明らかにする。それは同時に肉体に拘わり続けた天才作家の「内と外の弁証法」(澁澤龍彦)を検証することでもある。
              記 

 とき     平成16年6月15日(火曜日) 午後7時―8時半  
 ところ    大正セントラルホテル・3階大会議室
       (高田馬場駅前・ビッグボックス斜め前)
      http://www.taisho-central-hotel.com/  
 講師     谷川 渥(國學院大学教授)  
 演題     「三島由紀夫の薔薇」
 会場分担金  二千円
 問い合わせ  03-3200-2295/ miura@nippon-nn.netまで
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『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円税込み)
http://www.fusosha.co.jp/senden/2004/046355.html

◎宮崎正弘の近刊
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円+税)
http://www.namiki-shobo.co.jp/

☆宮崎正弘の好評ロングセラーズ
『拉致』(徳間文庫、590円+税、以下同)
『ネオコンの標的』(二見書房、1500円)
『ザ・グレート・ゲーム』(小学館文庫、476円)
『胡錦濤 中国の新覇権戦略』(KKベストセラーズ、1460円)
『いま中国はこうなっている』(徳間書店、1500円)
『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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