国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/05/20

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
   平成16年(2004)5月20日(木曜日)
           通巻 第830号
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中国スパイ船がまたやってきた
    尖閣諸島を自分の海と主張し海賊行為を続ける
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  また中国のスパイ船がわが領海を侵犯した。
 5月13日朝、尖閣諸島・魚釣島(沖縄県石垣市)近海で、所謂「調査活動」なるスパイ行為をしていた中国の海洋”調査船”「奮闘7号」は翌日になってようやく日本の排他的経済水域(EEZ)外へ出た。

 このスパイ船は5月7日と12日にもEEZを侵犯し、調査を実施している。

 海上保安庁は尖閣諸島の北西約65キロで確認し、事前通告なしの調査は認められないと警告した。

 ところが中国スパイ船は「地震の調査をしている。いつまで続けるか分からない」としながら船尾からワイヤ2本を引いて、魚釣島海域の調査を白昼堂々と続けた。日本側は威嚇射撃さえ控えた。

 中国外交部の劉建超報道官は「日本は中国の海洋科学調査船が中日間で成立した合意を破り、事前通報なしに日本側海域へ一方的に入ったと言っているが、中国はこれに対してどう論評するか」との質問に対して「中日両国は海洋科学調査の問題において全体的には良好な協力を保っている。中国科学調査船の活動海域は中国と日本が領有権を争っている海域で、決して日本だけの排他的経済水域ではない。中国の船がこの海域で科学調査をすることは合法的である」と侵犯の事実をそらし、厚顔無恥、完全に開き直った。
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(読者の声1)北朝鮮の李副局長は12日から15日まで北京で開かれた作業部会で「米国が敵視政策をやめなければ、自衛が目的の核抑止力は手放せない」と主張。「安全の保証」の文書化を求めた。その主張によると、文書に署名するのはブッシュ米大統領と北朝鮮の金正日総書記の2人で、他国の首脳が署名するのは「無礼だ」として拒絶したという。まぁ、驚くほどの自己肥大、なんという感覚なんですかね?。 
ロシア首脳や中国首脳に会って、彼らの心にも無いリップサービスにすっかり有頂天になり、大国と対等の気分に浸っている。こういうのを称して”夜郎自大”というが、こういう”バカ”と付き合って、小泉さん大丈夫ですかね!
           (MI生)
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(読者の声2)リンゼー元補佐官が16日、TVの日高義樹氏との遣り取りでシナ経済は完全に過熱しており、効果的な引締め政策を施す必要がある。だがシナ当局は不埒なビジネスマンを捕まえたり急激な引締め策をとるなど下手な手しか打てていない。こんな頭の固い指導者達に任せていると大混乱になると予言していました。
亦、人民元の切り上げを直ぐに20〜25%程度すべきだ、しかし独裁型のシナ政権は元高による輸出の落ち込みを大変怖れており直ぐに(今年中)する気はない。来年か再来年以降になるとの悲観的な見通しを述べていました。
米政府はなぜシナ政府にプレッシャーを懸けて元切り上げを迫らないのかと日高氏はリンゼー氏に切り込みましたがスノー長官やチェイニー副大統領が訪中時シナの指導者たちに要求しても彼らは聞く耳を持たないのだと嘆いていました。
宮崎先生は先日の正論の会で9月迄に50%以上の確率で3〜5%の元切り上げを予想なさっていますが、リンゼー氏の見通しや所感について如何ですか? リンゼー氏の悲観論に従いますと、シナ経済の過熱→経済のバースト→ 経済の混乱・崩壊 →国家政治体制の刷新・変革・革命と向かう可能性が出てくると思いますが如何でしょうか?
        (NH生、神奈川)


(宮崎正弘からのコメント)バブル崩壊は、すでに始まりました。不動産関連が最後のババ抜きのババをまわしあっているのが、いまの中国でしょう。人民元はいずれ大暴落ですが、当面は「政治的理由」で切り上げをかわせないだろう、と睨んでいます。リンゼイさんは一度会ったことはありますが、論理はサマーズとならぶほど切れますね。論理とリアル・ポリティックスとは違いますから、その点でブッシュ大統領のキッチン・キャビネットから遠ざけられたのでしょう。
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(サイト情報)米陸軍戦略研究所の教官Jeffrey Recordと中東問題専門家W. Andrew Terrill共著の「イラク戦争とベトナム戦争の違いと共通点」。
"IRAQ AND VIETNAM: DIFFERENCES,SIMILARITIES,AND INSIGHTS,"
by Jeffrey Record and W. Andrew Terrill Strategic Studies Institute, U.S. Army, May 2004 (pdf, 76p)
http://www.carlisle.army.mil/ssi/pubs/2004/iraqviet/iraqviet.pdf
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★宮崎正弘の最新刊  
『中国財閥の正体―その人脈と金脈』(扶桑社、1600円税込み)
http://www.fusosha.co.jp/senden/2004/046355.html
『中国のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1500円プラス税)
http://www.namiki-shobo.co.jp/
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『迷走中国の天国と地獄』(清流出版、1500円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2004 ◎
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創刊日:2001-08-18  
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