国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/02/11

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
     平成16年(2004年)2月11日(建国記念日)
通巻 第760号
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
  香港でも人民元の流通が「合法化」
    「一国両制」は通貨システムからも破綻か
 **************************************

 中国人民銀行の周小川・総裁(日銀総裁に相当)は、「香港の銀行における人民元取扱い業務を2月25日より開始する」と先週に発表した。
 
 香港金融管理局(HKMA)の任志剛・総裁によれば、これから新たに開始される業務は預金、送金業務の二つの分野である、という。香港と中国間の人民元運用を円滑化するためである。
 また「人民元建てクレジット・カード」の発行も四月から開始される。

 この変化球的な措置を目撃して妙な考えに囚われた。

 香港の「制度」は50年保証されるはずである。「一国両制」は、政治ばかりか金融システムも同様に適用される。
即ち香港ドルが香港の通貨であるべきなのである。
 
 もともと奇妙だったのは、香港ドルは香港上海銀行とチャータード銀行にくわえて中国銀行が発券しているという、通貨三重発券システム。

 これは世界でも稀で、かのサダムフセイン下のイラクでサダム・ディナールとスイス・ディナールの二種類が存在した(現在は新通貨で統一)。

 アフガニスタンではカブール周辺の新「アフガン」通貨と北西部マザリシャリフ周辺の「ドスタム」通貨。これはいまも二本立てのようだ。

 この状況に「人民元」を香港でも本格的に(現実には人民元での買い物、支払いはほぼ自由であるが)、流通させようとするわけだから通貨システムはますます輻輳錯綜になる。

外国為替と国内為替が同時に並立するというのはやはり奇妙と言わざるを得ないだろう。
       ◎      ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(サイト情報1)イラク大量破壊兵器(WMD)の情報分析に問題がなかったかを検証するため新たな独立調査委員会を設置する旨の大統領命令を発令、委員長にチャールズ・ロブ(元バージニア州知事・元上院議員)とローレンス・シルバーマン(元司法副長官・元連邦判事)を指名。
1.独立調査委員会設置を発表したブッシュ大統領の声明:"President Bush Announces Formation of Independent Commission on the Intelligence Capabilities of the United States Regarding Weapons of Mass Destruction," February 6, 2004
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2004/02/print/20040206-3.html

2.大統領命令テキスト: Executive Order 
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2004/02/print/20040206-10.html
          △  △  △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(サイト情報2)ブッシュ大統領は2月9日に「2004年経済報告」を議会に提出した。雇用の改善やドル安効果などをあげ米経済の安定成長を強調。
1.経済報告テキスト(PDF、417p. 項目別に検索可能):"2004 Economic Report of the President," February 2004
http://a257.g.akamaitech.net/7/257/2422/09feb20040900/www.gpoaccess.gov/usbudget/fy05/pdf/2004_erp.pdf

2.ホワイトハウスの「雇用と経済成長」サイト:White House "Jobs & Economic Growth"
http://www.whitehouse.gov/infocus/economy/index.html
    ◇  ◎   ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(講演会のお知らせ)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
台湾の国防問題について平松茂雄教授、語る!
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 新日台交流の会・第51回勉強会のお知らせ(電話予約が必要)。

とき    2004年2月21日(土) 
ところ   日華資料センター3F会議室 午後3時から [無料]
      (東京都港区三田5−18−12)
ゲスト   平松茂雄氏(杏林大学教授)「台湾の国防問題について」
予約連絡先:03−3444−8724 日華資料センター
E-mail: chuka@tkb.att.ne.jp
交通:営団南北線/都営三田線 『白金高輪 (しろかね たかなわ)』
下車 2番出口 まっすぐ歩いて信号を1つ越した先のコンビニエンス
ストアー・コアの真裏にある自由新聞社ビル1Fです。徒歩約3分
               ◎○◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<<宮崎正弘のロングセラーズ>> 
「胡錦濤 中国の新覇権戦略」(KKベストセラーズ、1460円+税、以下同様)
「いま中国はこうなっている」(徳間書店、1500円)
 「迷走中国の天国と地獄」(清流出版、1500円)
「拉致」(徳間文庫、590円)
 「ネオコンの標的」(二見書房、1500円)
 「ザ・グレート・ゲーム」(小学館文庫、476円)
            ♪
 <<新刊予告>>「中国のいま、三年後、五年後、十年後」(並木書房、予価1600円)。★二月下旬刊行予定。ご期待下さい!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(お知らせ)現在書き下ろし作業のピークのため、2月10日付けを休刊しました。明日12日付けも休刊します。ご了解のほどを◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎宮崎正弘のホームページ◎
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
小誌の購読登録は下記サイトでできます ↓
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2004 ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。