国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/01/30

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
     平成16年(2004年)1月31日(土曜日)
通巻 第751号
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 「台湾の尊厳と日台共栄を」訴える台湾正名運動
日本でも台湾に呼応、「2・28台湾正名デモ」のコースが決定
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2月28日に台湾では北から南まで百万人が参加する、「人間の鎖」という一大デモンストレーションを行う。
この台湾における「百万人台湾防衛デモ」は、3時27分(台湾時間2時27分)に陳水扁総統の音頭で「台湾YES」、そして現地時間2・28即ち日本時間の3時28分に李登輝前総統の音頭で「中国NO」が全参加者によって叫ばれる。

2・28は台湾へ逃げてきた国民党独裁政権が台湾の有意な青年たちの虐殺を開始した事件がはじまった日を象徴している。

日本でも、これに呼応するデモが行われる。
日本のデモ行進は同日午後2時に新宿歌舞伎町の大久保公園に集合、2時半に出発し、職安通り>明治通り(伊勢丹前を通過)>甲州街道(新宿駅南口前を通過)>新宿中央公園児童遊園―解散という約3キロのコースで行われる。

主催は「日本李登輝友の会」などで、おもな訴えとは?外国人登録証における在日台湾人の国籍記載を「中国」から「台湾」に改めること?台湾は「中国の一部」ではないこと
?台湾人は中国人ではなく台湾人であること?日台関係を強化すること
 
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>> 
「胡錦濤 中国の新覇権戦略」(KKベストセラーズ、1460円)
「いま中国はこうなっている」(徳間書店、1500円)
 「迷走中国の天国と地獄」(清流出版、1500円)
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             ◎
(読者の声1)20年程前に、ロンドンでヨルダン人(支配階級に属する)より聞いた話です。スンニ派の方ですので、割り引いて考える必要があるかもしれません。
 「シーア派は首長が宗教的リーダーを兼ねており、その経済的基礎は財政だとの事です。資金は先ず宗教的リーダーに集まり、その恣意により信者に分配される社会構造である。こんな事はコーランにも書いてない。またそれ故、社会の進歩とは無縁だ」と貶していました。
 サマワもシーア派地域だと思います。宗教的リーダーを取り込むことが第一で「日本政府は自衛隊が派遣されたサマワ地域の首長アルリカァビに9500万ドルを支払った]([STRATFOR」、1月27日付け)が真実なら賢明な選択であると思いますが、金額から言って考えられません。ただアリルカァビを取り込んで、安全を買うと言うのは逆に必要な事ではと思います。
 サマワ市評議会などは最初から機能していなかったはず。実権は極めて少数の地域宗教指導者が握っていると推察しています。 アルカイダなどのテロ組織にシーア派は容易に取り込まれる、と考えるより、現地シーア派住民がアルカイダのブランド(商標)を使って自らテロに走る可能性が大きいと考えるべきだと思います。アルカイダと一番相容れないのがフセイン元大統領だったはずです。
 小生の経験では、先進国の援助、復興などはことごとく失敗しています。最近、二宮尊徳の仕法が成功したのは、農業国の日本だったからではと思っています。絶対的な勤勉さ、金儲けは徳を掘り起こす事として推奨し、徹底的な節約(分度)、そして、剰余を他者に対する支援に回す(推譲)、そして支援(推譲)を受ける者は、自ら、節約(分度)に徹底し、大地より徳を掘り起こす者でなければ、支援(推譲)を受ける資格は無く、支援自体、無駄に終わると考えています。
 回教はもともと商業民族の宗教で農業とは余り関係がないようです。回教には施しの習慣はありますが、富者の自己満足と富の誇示でしかないと感じました。また施しを受ける側の貧者の卑しさはやりきれませんでした。そして、富者も貧者も宗教的行為として、これを当然と考えていました。
 復興支援だなどと考えずに日本の国益である石油の安定的供給の為にイラクへの自衛隊派遣は必要である。最大限の安全をあらゆる手段を講じる。被害が出た場合には国策に殉じた兵士として最大限の敬意、尊崇の念を払う準備をする。以上が必要であると思っています。
   (最近、二宮尊徳を考えている土竜)

(宮崎のコメント) 御明察の通りですが、最初に、この情報を聴いたとき、えっ。日本もやるじゃないか、と思いました。安全を買った、という表現はアメリカ的で、穏やかではありませんが、戦争では現地工作に秘密資金を使うのは当然です。
  で、日本もやっと明石大佐の爪の垢でも煎じ始めたのか、と前向きに考えたのです。中東の猜疑心、裏切り、権力など日本人の想像を絶する世界ですから、カネを渡したから安全という楽天主義の幻想は米国のテロ被害を見ても分かります。
 しかし、秘密資金ではなく、アメリカは日本の援助を、上のように曲げて解釈している懼れがあり、やはりこの情報を詰めて分析する必要はあると思われます
◇ ◇ ◇

(読者の声2)中国は沖縄を中国領だと主張しているのでしょうか?
中国国家観光局web上の地図で沖縄、奄美あたりが中国の色で塗られています。
http://www.cnta.or.jp/cities/index.html
http://www.cnta.or.jp/index.html
以上、簡単で失礼します。
   (HS生、川崎市)
 
(宮崎のコメント)たとえば台湾を勝手に中国の領土として、地図では入れています。東シナ海も南シナ海も単に「東海」「南海」と表記しています。尖閣諸島も共産党関係の地図では曖昧でしょうが、尖閣の次は明確に沖縄を狙っていますから、潜在意識がうっかり旅遊局の地図では色も同じにしてしまった、というわけでしょうか。中華思想の病的なところです。
 ただし一般の地図では、沖縄は「琉球」と記しています。尖閣諸島は「釣魚島(中国名)」と表記しています。表記に中国の思惑が明瞭にあらわれていますが、現在のところ、おなじ色ではありません。 
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  自治調査研究会「勉強会」のお知らせ
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かつて外務次官として活躍した柳井俊二(中央大学教授)を講師に「地球の行方」と題しての講演会が在ります。どなたでも参加できます。
           記
 とき     2月27日 午後六時
 ところ    横浜駅西口三越裏「かながわ県民サポートセンター」304会議室
 会費     おひとり2000円
 講師と演題 「地球のゆくえ」。柳井俊二(中央大学教授)
 問い合わせ 045−263−0055
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(「自治」を前回の案内で「時事」と誤植しました。お詫びし訂正します)
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>> 
「拉致」(徳間文庫、590円 プラス税)
 「ネオコンの標的」(二見書房、1500円 プラス税、以下同)
 「ザ・グレート・ゲーム」(小学館文庫、476円)
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◎宮崎正弘のホームページ◎
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創刊日:2001-08-18  
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