国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2004/01/04

●謹賀新年 ●本年もユニークな国際情勢判断と分析をお届けします!●
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
    平成16年(2004年)1月5日(月曜日)
通巻 第733号
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 ”ホンクーバーの落伍者”
    せっかく得たカナダ市民権を捨てて香港へ舞い戻る人たち
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 カナダの西海岸にある大都市=バンクーバーは、いつのまにか「ホンクーバー」と呼ばれるようになった。
 香港からの移民に溢れ、大規模なチャイナ・タウンが瞬く間に膨れあがり、独特な臭いの中国食品に中国語の新聞、町へわけ入れば中華三昧の風景。とくに広東語が飛び交い、英語を使わなくても生きていける。
 
 97年の香港返還をピークに共産党の入城と支配を嫌った金持ち連中と自由主義活動家が一斉にカナダへ移住した(二位はオーストラリア、三位はイギリス本国か南アフリカなど)。これで香港から知性は空っぽになった、とまで酷評された。
 
 イギリス連邦を形成するカナダやオーストラリアは移民に寛容だが、厳しい金銭的条件を付けた。財産を持ってくる人、歓迎なのである。つまり貧乏移民は断固お断り。

 97年7月1日の返還式典でパッテン総督はイギリスへ去り、江沢民と李鵬が雛壇に並び、あげくに人民解放軍が入場した。
 これで香港から資本家も自由陣営の政治家も消え去り、共産党独裁の暗黒時代へ舞い戻るかに見えた。

だからこそ財産を整理して人々は逃げたのだ。
 
 しかし中国共産党の遣り方はもう少し老獪にして狡猾だった。真綿で首を絞めるように選挙制度をいじくったものの言論の自由は表向き保証された。裏ではスポンサーに無言の圧力をかけたため中国共産党をあからさまに批判する新聞は無くなったが、「開放」などの反政府系の雑誌と単行本出版社は健在である。

 キャピタリズムの象徴である株式市場は市場に放任するによ、金融制度はそのまま残し、外資系の企業活動には規制を加えず、したがって中国大陸で弾圧される法輪功も健在。静かな締め付けは米国へ亡命した人権活動家の香港入国を拒否したくらいだった。


 ▲香港は共産党にとっても便利な仕掛け、マネーロンダリングの拠点

 中国の狙いは明らかである。香港は外資を呼び込む仕掛けとして必要であり、幹部らのマネーロンダリングの場としても絶対不可欠であり、ペーパーカンパニィを登記する場としても香港の制度変更は許されないからだ。

 一方、カナダでは逆の規制が強化された。香港から財布をもって、せっかく逃げ込んだバークーバーで、新しいビジネスはそれほど円滑に進捗せず、生活も旨くいかず、大量の移民と同時に混入してきたマフィアが跳梁して治安は悪化し、さらに死活的な事態の出現とはカナダの奇妙な課税システムの弊害であった。

 要するにカナダの市民権を取得した香港からの移民には「香港での所得」にも課税されるのだ!
 香港の株式投資の利益、アパートなどの家賃は「カナダの課税対象」とみなされる。

(こんな筈ではなかった)。
 三年ほど前から、カナダに見切りをつけて苦労して取得した市民権を返還し、再び香港へ帰り始めた一群の人たちを、バンクーバーのメディアが特集するようになった。現実の厳しさを前に中国人はかような動きを示すのである。
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【声明文】靖国問題は日本の内政問題
 台湾の外交部は昨日、小泉総理の靖国神社参拝について批判的な声明を出した。
これは、日本の内政を干渉する愚かな行為でしかない。我々は台湾外交部に、この両国の友情を損ないかねない愚行を即時に改め、声明を撤回するように強く求める。
        (「台湾の声」2004年1月3日号より転載)。
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 (おしらせ1)▲今号はお正月特大号です。明日より平常通りの発行となります。
▲「宮崎正弘のホームページ」を一部更新しております。http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
(とくに「世界旅行」の欄に「ノモンハン紀行」、「旧満州でなにがおきているか」、「寧波紀行」などを追加しました)▲
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(サイト情報)
? チベット人ペマ・ギャルポ氏が研究顧問を勤める政治研究所のメル・マガ
http://www.g-i-i.net/gii.magagzine-stand.htm
同上のバックナンバー。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116292

?http://www.csmonitor.com/2003/1230/dailyUpdate.html?s=mes#top
「サダム拘束はクルド人がやったのではなかったのか:疑惑の声あがる」と「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙。(03年12月31日付け)。

?李登輝前台湾総統の講演会(ヴィデオでも御覧になれます)↓
http://www.digilink.co.jp/lee/
                
?宇野精一・東大名誉教授(国語問題協議会会長)の「(日本文化、混迷の)全ては日本語にあり」(「正論」のインタビュー記事)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~kokugoky/uno2.htm
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(最新データ更新)

世界の原油生産国十傑
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1)ロシア         日量 883万バーレル
2)サウジアラビア        819
3)米国             809
4)イラン            385
5)メキシコ           383
6)中国             344
7)ノルウェー          332
8)カナダ            314
9)英国             231
10)ナイジェリア        227
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(注1) イラクは04年1月現在195万バーレルに恢復、余剰能力があり350万バーレル恢復は時間の問題。
(注2) ベネズエラは政治不安で生産を劇的に減らした模様
(注3) 表のデータはIEA〔国際エネルギー機関が03年12月に発表したもの〕

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(宮崎正弘の近況)

(某月某日)横浜みなとみらい地区の豪華ホテルへ。歳末チャリティ・ショーの応援で、ミッキー安川さんが22年連続で主催されている夕食会と音楽の夕べ。幕間に政治評論の寸劇風のコントが入る。司会は小野やすし。この人、境港出身だそうです。
 今回はチャリティの収益金を横浜市、神奈川県、埼玉県へ「ン十万円」づつ寄付される。昨年は拉致議連、拉致家族会に寄付された由。
そのためではないのだろうけれど、横浜市長、神奈川県知事、埼玉県知事それぞれご本人が出席。こういうトップを呼びつけちゃうわけだから、ミッキーさん、どことなく愛されていますね。
 小生のテーブル席にはほかに平沢勝栄、田中慶秋両代議士。
 ところで平沢代議士はこの前日に北京訪問、北朝鮮幹部との秘密会談をすませて帰国したばかりだったが、パーティではそのそぶりも無かった。参会者は一番大きな宴会場を満杯の550人。大変な盛り上がりとなり、演歌ショーと恒例の抽選会が終わって、横浜のホテルを出たのが、夜の10時半過ぎ、帰宅はちょうど午前零時だった。


(某月某日)西尾幹二さんより電話があり、突如、翌日夜に呑むことになった。西荻窪の西尾氏いきつけの居酒屋で、氏の東大時代の同窓生で商社OBのK氏が合流。牡蠣鍋をつつきながら、話はニーチェ、イラク問題から江戸古典、インドのはなしまで延々と弾んで11時ごろ散会。店の人も長っ尻にあきれ顔だった。寒い夜風も燗酒で和らぐ。
さて、翌日の西尾さんのネット配信の「日録」を読むと次の記述がある。

「2月号の〆切り日は12月10日前後になります。フランスから帰って準備をはじめ、時間が足りなくなり、大変に苦しみました。雑誌の発売も年内です。従って1月号はいつもより短い時間で店頭から消えます。江戸は宗教と文献学の時代です。西洋も、中国も、日本も「神さま」が問題になり出したのが17〜19世紀です。私はそういう捉え方です。
 私の連載はこのあと契沖、真淵、宣長という国学に向かいます。儒学と国学、万葉集と日本語の成立、それに西洋がクロスして、ソクラテスと孔子の位置を問題にし、徂徠と宣長はドストエフスキーやニーチェの主題とオーバーラップする所以を説きます。あと数回では終わらないかもしれません。〆切りが終わると2日ほど眠りつづけます。それから各種の会合、編集者との打ち合わせ、飲み会、部屋の片づけ、書物さがし、葬式、散髪というように、普通の人と同じ生活の多忙さに見舞われます。フランスで13本の写真約400枚をとって来ましたが、袋につめたままで、まだ一枚も見ていません。しばらく「日録」から解放されていましたが、それでも写真を眺める時間のない毎日でした」(引用止め)。

そういえばフランスからエアメールで葉書を頂き、へぇ、ヨーロッパとは優雅な人生と思っていたのだが、さにあらず。西尾さんは締め切りのあと、昏々と睡眠をとられ、フランス旅行の写真も御覧にならないであちこち飛び回っておられたとは!
たしか、この会合の一週間前に「路の会」の忘年会でも相変わらずの健啖家ぶりを目撃したばかりだった。「何にでも興味がある。米国の動きも台湾の選挙も。。。」という西尾さんは、江戸時代の国学を「諸君」に延々と連載されているが、どうやって時局や国際問題、歴史教科書問題と江戸時代の頭を切り換えるのか、小生にはとても出来ない芸当である。


(某月某日)知人の奥山篤信氏が主催の「平河倶楽部」へ。その夜の講師は漫画家のさかもと未明さん、というのだが、小生、この人の漫画を読んだことがない。いつぞや「新潮45」に面白いエッセイ、それもジェンダー・フリー反対、西村真悟代議士の大ファンと、立場をはっきりとする人らしい。参加者のなかに「?」。なぜかしら文藝評論家の山崎行太郎氏、サピオの編集長、女性ライターが数人。さかもと未明さんは38歳で、むかし銀座ホステスの経験ありとか。話が具体的なのは、きっとその所為かな。
 ジェンダー問題、ゆとり教育反対で、論壇では知人の八木秀次さんも大活躍だが、この日は日本政策研究センターの伊藤哲夫・所長がおられ、本格的な議論になった。小生、この問題は不得手なので、良い勉強になる。
 二次会は村松英子さんとご令嬢(女優の村松えりさん)が運転のクルマに便乗して九段下のグランド・パレスへ村松母子と山崎さんも誘ってウィスキーを飲みに行った。いつもがら空きのバア、クリスマスが近いせいかぎっしりと満員でしたね。


(某月某日)中村彰彦、植田剛彦両氏とささやかな忘年会。大塚の名物店でふぐを食べた。真冬のふぐ、じつに旨い。
中村さんが直木賞を取る前は、ふたりで六年連続して会津若松の東山温泉へ忘年会を行いにわざわざでかけていた。ふたりとも若かったから上野をでるや、新幹線でまず一杯、郡山で「栄川」(会津の銘酒)の吟醸と紙コップを買い、会津若松までのローカル列車のなかで一本が空いた(当時、東北新幹線は上野発でした)。
それから中村さんの新撰組の取材に付き添い(それも吹雪の日が多かったなぁ)、宿ではお風呂へはいり、本格的な宴会になる。
酔うとまた風呂へ入り、あがるとまた一杯。お銚子をたのむのもダース単位だった。
最高記録は秋田大学教授だった友人と三人でお銚子69本(この記録は以後書き換える体力がなくなった)。翌日は松平容保公墓から、母なり峠、猪苗代湖の戦闘現場などを中村さんの取材に雪の中を付き合い(いやはや、そのお陰で小生もすっかり会津、新撰組通になってしまった)。二日目も、地もとの郷土史家など、誰かが必ず合流し、賑やかな宴会になる。だから泊まり歩いたのは厚塩温泉、芦牧温泉、中ノ沢温泉等々。
と言うわけで中村彰彦のロングセラー「新撰組全史」(角川文庫、上下二巻)の解説は小生が書いているのです。
その名残りがあるので、毎年、二人が主宰の忘年会を東京でも、行うようになった(最近はこの呼びかけ人に野村進氏も合流)のだが、これも十年近く続いている。作家、ライター、編集者を中心に毎年30人近くがあつまり、恒例行事化していた。今年は、しかしその会を取りやめとした。全員のスケジュールが完全に乖離したからだった。なにしろNHKドラマは新撰組。中村さんが書いた小説は殆どが幕末維新、しかも新撰組だけで10冊を越す。その関係で直木賞受賞の年いらいの多忙を極めたそうな。
 さて「ふぐ料亭」をでて、植田氏は他の会合へ。小生と中村氏は久々に四谷の居酒屋へ。結局、この夜の帰還も午前様となった。


(某月某日)年末最後の金曜日、朝から気ぜわしいのだが、あちこち、韓国の池東旭さんやら、三原淳雄先生やら、懐かしき人、珍しい人たちが電話をかけてきて年末の御挨拶。追われて銀行へ走り、年度末の支払い、振込みなど。そこへ今度はお歳暮持参の珍客が現れ、結局、原稿が一枚も進まない。夜はのびのびとなっていた憂国忌実行委員会の縁の下の力持ち連中と、突然発作的に忘年会を挙行。二次会の帰り、驟雨で足が滑り、眼鏡がずれ落ちて割れた。三年か、四年に一度、こうやって眼鏡の寿命が来る。明日はまた眼鏡屋さんへ走らなければ。。。
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>> 
 「ネオコンの標的」(二見書房、1500円 プラス税)
 「拉致」(徳間文庫、590円 プラス税、以下同)
 「ザ・グレート・ゲーム」(小学館文庫、476円)
 「胡錦濤 中国の新覇権戦略」(KKベストセラーズ、1460円)
「いま中国はこうなっている」(徳間書店、1500円)
 「本当は中国で何がおきているのか」(徳間書店、1600円)
 「迷走中国の天国と地獄」(清流出版、1500円)
 「風紀紊乱たる中国」(清流出版、1500円)
◎上記などの拙著は下記のサイトから宅配便での注文が出来ます。“
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_result_book.cgi/3f31f0f307f4a0103739?aid=&srch=4&st=&auid=110000964320000
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(読者の声)
最近、朝鮮関係の著作に目を通しました。黄文雄氏の『日本の植民地の真実』は興味深く自虐史観を振り払う好著であり労作です。
 崔基鎬(チェキホ)氏著「日韓併合の真実」。同氏をよく識りませんが、「よくぞ書いてくれた!」という内容です。北の金正日政権は李氏朝鮮の悪しき遺制を受け継いでいたのですね。
 単なる共産主義独裁ではない。働かず人民からの収奪と贅沢を美風とする支配階級(ヤンパン)が五百年以上シナの権威に寄りかかって成り立っていたのが李氏朝鮮。支配者は人民に何をしても許される。収奪・暴虐の限りを尽くしていた。この民族は日本人とは明らかにDNAが違うなと思います。前王朝や前政権の政策とか文化とかとにかく全部ぶったぎるのは朝鮮では昔からの習いであり宿痾。シナに対する慕華思想も宿痾。南の韓国も大統領になると一族ぐるみで私利に走り前任は旧悪を暴かれ獄に繋がれる。新羅は唐に媚びて漢風の姓を取り入れ、李氏は高麗で隆盛していた仏教文化を破壊しつくし慕華思想からとりいれた儒教で自らをガンジガラメ。朝鮮人の宿痾のニコゴリが李氏朝鮮。それの亡霊が今の北朝鮮。民族として築いた文化文物を後世の子孫に伝えるメンタリティーがない。李氏は高麗の青磁文化を破壊しつくして白磁文化を築きました。15世紀になってようやく創った自国文字ハングルすら諺文(おんもん)として蔑んで支配階級は漢字を有り難がって離さない。ようやく日韓合邦でハングル教育がスタートしています。
歴史的な見方をすれば朝鮮は間違いなく最後はシナに付きますね。合邦36年(実質40年)の間にお為ごかしの日本がかの地に注ぎ込んだ国富や有能の士の労が恨めしい。当時日本に合邦されたおかげで朝鮮は直後の辛亥革命の大砂嵐の風圧を浴びずに済んだとは想像すらしない。合邦は当時の支配階級のみならず人民も望んだもの。わずか合邦36年の間の人口増加は驚異的で李氏朝鮮の500年と比すと日本が良政を敷いていたことは覆しようがありません。完全に良政だったとは思ってはいません。高校時代からの在日韓国人の私の友人は、日本が支配していた時代の土地制度改革の不明を強く非難しています。
著者もそのことは指摘しています。朝鮮支配にヤンパンを利用したことも失敗でした。
それにしてもこの本を読むと判るのは、昔から他国に寄りすがることを習いとし、援助や恩を施されたことをありがたがる民族じゃないということ。シナが駄目ならロシアでも日本でも構わない。戦後北はシナで南は米。南は数年前はIMFにも頼る。いつも他力本願。逆に文句ばかり云う。著者の崔氏は結語の部分で戒めています。
”日本に憎しみを転嫁するよりも、自らの歴史を振り返って反省すべきなのだ。”と。
この隣国に比べると日本はたいしたものです。明治維新で佐幕だ尊皇だと国内対立していても外国勢力と結託してヘゲモニーを握ろうとする輩は皆無でした。独立自存が当たり前の民族なのです。これが当たり前でない民族がすぐ隣にいるのです。著者は日韓がEUのように緊密な関係を築くことを提唱していますが、この本を読むことによって逆にその不可能さを思い知らされます。
著者は戦後の米国に対する日本を捉えて李朝とシナの関係に似てきていると指摘していますがそれは当たらないでしょう。先生はどう思われますか?
     (HN生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)崔さんの作品は二冊目で、デビュー作は詳伝社から出ましたが、「自由」に長く連載されたものです。こんどの「日韓併合の真実」もそうではありませんか。初回のときは小規模の出版記念会が東京で行われ、実は小生も出席しました。自由の石原社長と加瀬英明さんが主宰でした。同書を、或る雑誌に1ページの書評をしたところ本人から丁重なる御礼の電話をいただいたりしました。
 さて書かれている中味は、随分と以前から韓国の知識人の間では言われていたことで新鮮味はありません。たとえば池東旭さんと小生の共著「兄弟だから許せない」(学陽書房)のなかでもリャンバン(両班)なる支配階級の犯罪的な存在に言及しております。結論はその通りでしょう。「反日」を超克しないかげり、あの国家に進歩も進展もないでしょうし、中国の影に隠れていきていくしか道は無いでしょう。
            ● ◎ ○ ● ◎
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(お知らせ2)
 自治調査研究会 勉強会の御案内
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 雇用530万をいかにして創出するか、内閣府特命顧問として大活躍の島田教授を迎えての新年度にふさわしき新経済政策を聞く。
           記
 とき    1月29日午後6時
 ところ   横浜駅西口「かながわ県民センター」304会議室
        JR横浜西口「三越」裏(312−1121)
 講師    慶応大学教授 島田晴雄
 演題    「今こそ需要創出型の構造改革を」
 参加費   おひとり2000円
 どなたでも参加出来ます。
 問い合わせ  (045)263−0055 刈部嘉仁
          △ ♪ △
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(お知らせ3)
             台湾研究フォーラム[台湾研究論壇]のご案内
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

■講 師  名越二荒之助(元高千穂大学教授)
■演 題  スライドで見る日台交流秘話(日本と台湾に課せられたアジア安定への道)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 名越二荒之助(なごし・ふたらのすけ)大正12年、岡山県生まれ。山ロ高商卒業後、新京陸軍経理学校へ。5年間のソ連抑留を経て復員後、高校の教諭・教頭を歴任。歴史教育正常化運動の先駆者として孤軍奮闘した。著書『大東亜戦争を見直そう』で一世を風靡。「スライド」を駆使した講演は有名。著書には『新世紀の宝庫・日本』『世界に生きる日本の心』、編著書に『世界から見た大東亜戦争』『日韓二千年の真実』など多数。編著『台湾と日本・交流秘話』は戦後日本の台湾認識に大きな転換の契機をもたらした。日本李登輝友の会理事。子息は時事通信モスクワ支局長。

■日 時  1月10日(土) 午後1時30分〜4時15分
■会 場  文京シビックホール3F 第1会議室(TEL 03-5803-1100、営団丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩2分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩3分)
■参加費  1000円
■懇親会  定例会終了後、会場近くにて(社会人3000円 学生1000円)
■申し込み 出席者(定例会/懇親会)は1月9日(金)夕方までに申し込みを 
      taiwan_kenkyu_forum@yahoo.co.jp
■連絡先  090−4138−6397
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<<宮崎正弘のロングセラーズ>> 
 「ネオコンの標的」(二見書房、1500円 プラス税)
 「拉致」(徳間文庫、590円 プラス税、以下同)
 「ザ・グレート・ゲーム」(小学館文庫、476円)
 「胡錦濤 中国の新覇権戦略」(KKベストセラーズ、1460円)
「いま中国はこうなっている」(徳間書店、1500円)
 「本当は中国で何がおきているのか」(徳間書店、1600円)
 「迷走中国の天国と地獄」(清流出版、1500円)
 「風紀紊乱たる中国」(清流出版、1500円)
◎上記などの拙著は下記のサイトから宅配便での注文が出来ます。“
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_result_book.cgi/3f31f0f307f4a0103739?aid=&srch=4&st=&auid=110000964320000
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◎宮崎正弘のホームページ
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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◎小誌はほぼ日刊、転送自由(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2003
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創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
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