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≪ WEB 熱線 ≫≡アジアの街角から≡

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≪ WEB 熱線 第1242号 2009/10/16_Fri―アジアの街角から―≫

2009/10/15

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┃ ☆ 金 曜 版 ☆ ≪ WEB 熱線 第1242号 ≫2009/10/16_Fri  ++++ ☆
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┃ ☆ WEB 熱線 ☆ ―― アジアの街角から:亜洲街巷信息 ―― ++++ ☆
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□            │ 第 1 面 │            □
□            /───────\            □
┌―――――――――――☆☆ 今号の目次 ☆☆―――――――――――┐

│・歴史再考 -------- 足利簒奪、南朝革命、だが万世一系は成立する
│          └--------------------------------- 竹下義朗さん

│・ハレルヤ新聞 ---- 小泉元総理と政治信条は違えども ------ kinny さん

│・インド徒然 ------ 南インドで恐竜の卵の化石多数発掘 -- はぐれ雲さん

│・オヤジの嫌味 ---- 信じる者は救われない? ------------ hideおじさん

│・読者の広場 ------ 大陸流浪人さん・権兵さん。

│・あとがき -------- 少年マガジン半年分を通読したじょ〜♪

│〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

│・広告掲載は<(_ _)>σ http://chinachips.fc2web.com/pr/prindex.html

└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

◇―――――― 新しい読者の皆様、ようこそ!! (^o^)丿 ――――――◇

│1.週3回・月水金のお届けですが、月→水→金 という流れではなく、
│  「月→月」「水→水」「金→金」というサイクルになっています。

│2.タイトルは同じですが、月曜日号・水曜日号・金曜日号は、それぞれ
│  別々のマガジン、と理解してもらったほうが分かり易いと思います。

│3.ライター兼編集発行の私 OJIN とライターさん数人で執筆しています。

│4.内容の転載や引用は自由ですが、必ず「出典元の名称とURL」を併記
│  して下さい。一報頂ければこちらも案内リンクを架けさせて頂きます。

◇―――――――――――――――――――――――――――――――――◇

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃▼▽ 歴史再考 ▽▼

 
☆ 足利簒奪、南朝革命、だが万世一系は成立する ―――― 竹下義朗さん
                           原著 2006/01/15

万世[ばんせい]一系、125代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の
初代神武天皇から連綿として、一度の例外もなく男系で今上[きんじょう]陛下
まで続いてきているという厳然たる事実です。

これは、以前のコラムに於いて取り上げた寛仁[ともひと]親王殿下の御発言の
一部ですが、昨今、この「万世一系」つまりは初代神武天皇から現125代・
今上天皇に至るまで、男系による一つの血統によって皇統(王朝)が維持されて
きた事──がよく取り上げられます。

つまりは、その間に一度の革命も王朝交替もなく、連綿と一つの王朝が続いて
きた、と。しかし、私はかつて発表したコラムを通じて、日本の皇統に幾度も
の激変が襲いかかった事を論じてきました。そして、今回、読者の方から、
┌--------
伏見宮系の旧皇族に皇位を継承させた場合、維新時に正統の南朝系に戻された
皇統が、再び足利義満の子孫に渡ることになり、はなはだ不都合であると思い
ます。

維新時に行われたように、(困難であっても)再び南朝の御子孫を探し出して皇
位を継承して頂かなければ、我々も後世に「逆賊足利義満の子孫に皇位を簒奪
させ、皇統を廃絶させた朝敵」と呼ばれることにならぬものか、大変懼[おそ]
れます。
└--------
とのコメントを頂きました。

なるほど、たしかにかつてのコラムからすると、日本の皇統は、所々スパッ、
スパッ、と切られ、王朝が交替している=つまりは万世一系=男系によって連
綿と続いてきた単一の皇統)とは到底言えない──という事になります。

そうすると、昨今「皇統が男系によって連綿と続いてきた」事を前提に書いて
きたコラム、ひいては私の論理の整合性が問題になるのは当然の事です。しか
しここで敢えて言います。

私がかつてのコラムで論じてきたように、たとえ「蘇我王朝」が存在していよ
うが、足利氏が北朝皇統を簒奪していようが、明治維新に於いて南朝末裔の大
室寅之祐[おおむろとらのすけ]が孝明天皇の皇子・睦仁[むつひと]親王とすり
替わって明治天皇として即位していようが、

「男系によって連綿と続いてきた日本の皇統」は、聊[いささ]かも揺るがない
のです。

という訳で、今回はかつてのコラムと万世一系の整合性について論じてみたい
と思います。

先ずは系図1をご覧下さい。これは「皇統譜」に基づく歴代天皇の系図です。
http://chinachips.fc2web.com/photo2/td/koutoufu.gif

なんだかんだいっても、初代神武天皇から現125代今上天皇に至るまで、神
武天皇の血が男系によって継承されてきたことが一目瞭然です。これが、寛仁
親王殿下をして「神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外もな
く男系で今上陛下まで続いてきている」と言わしめた

「万世一系」

なのです。しかし私は、皇統譜に書かれている皇統の系譜に疑義を挟み、南北
朝時代に足利氏が北朝皇統を簒奪したと言い、明治維新に際しては、今度は孝
明天皇・睦仁親王父子が暗殺され、南朝の末裔が明治天皇として即位した、と
唱えました。それでも万世一系は成立するのか?

それが成立するのです。

┌--------
註:蘇我王朝については、私は、時の女帝・皇極天皇とのある種の共同統治体
制を想定している関係で、今回は論じません。また、

壬申の乱において天智天皇の子・弘文天皇を倒して皇位に即いた天武天皇に対
する疑念=所謂、天武系諸帝の非正統論については、天武系皇統が称徳天皇を
以て断絶、天智天皇の孫・光仁天皇の即位によって天智系皇統が復活している
ことから、男系による皇統継承が為されたものと判断し、同じく論じません。
└--------

それでは最初に、南北朝時代、室町幕府第3代将軍・足利義満によって北朝皇
統が簒奪された一件、仮に「足利簒奪」と呼ぶ事にします──について論じま
す。

系図2をご覧下さい。
http://chinachips.fc2web.com/photo2/td/ashikaga.gif

これは足利将軍家の系図で、ご覧頂ければお分かり頂ける事ですが、足利氏と
は清和天皇に端を発する源氏、所謂「清和源氏」の流れを汲む「皇別氏族」で
す。
----一般に清和源氏と呼ばれる源氏の祖は、実は陽成天皇であり「陽成源氏」
と呼ぶのが妥当との説もある。

因みに、没後、朝廷から「鹿苑[ろくおん]院太上天皇」或いは「鹿苑院太上法
皇」の尊号を追贈された「簒奪」の張本人・足利義満は、系図で見ると清和天
皇から数えて18代目に当たります。
----太上天皇尊号奉呈については、義満の子で当時の将軍だった義持によって
辞退されたが、相国寺[しょうこくじ]等には同尊号を明記した位牌が残されて
いる。

つまり、足利義満の簒奪によって、以後、孝明天皇・睦仁親王に至った北朝系
皇統や、同じく足利義満の子・貞成[さだふさ]親王=子の彦仁王が第102代
後花園天皇として即位した事から「後崇光[ごすこう]院太上天皇」の尊号を奉
られた)

によって簒奪された伏見宮家、ひいてはそこから派生し、昭和22年に皇籍離
脱(実際は剥奪)した旧宮家は、清和天皇→源経基[つねもと]→足利義康→尊氏
→義満のラインを通じて、須[すべから]く、初代・神武天皇へと繋がっていた
訳です。

ですから、足利簒奪によっても、孝明天皇までは正に万世一系だったと言える
のです。

次に、幕末維新の動乱期に、公卿[くぎょう]岩倉具視[いわくらともみ]と長州
勢によって孝明天皇・睦仁親王が暗殺され、南朝の末裔・大室寅之祐が、睦仁
親王にすり替わって明治天皇として即位した一件----仮に「南朝革命」と呼ぶ
事にします----について論じます。

系図3をご覧下さい。
http://chinachips.fc2web.com/photo2/td/ohmuro.gif

これは、戦後、熊沢天皇として一世を風靡した熊沢家、明治天皇を輩出した大
室家と共に、南朝の末裔を称した「三浦皇統家」の記録に明記された、後南朝
の略系図を基とした系図です。

この系図によれば、明治天皇として即位した大室寅之祐は、南朝初代・後醍醐
天皇の末裔ということとなり、明治以降、大正・昭和・今上の諸帝は、維新に
よって復興された南朝皇系の天皇ということになります。

さて、維新によって復興された南朝皇系ですが、その初代は第96代後醍醐天
皇に行き着きます。そして、

その後醍醐天皇の祖父で大覚寺[だいかくじ]統の祖、第90代・亀山天皇の兄
で持明院[じみょういん]統の祖、第89代・後深草[ごふかくさ]天皇の曾孫か
ら北朝皇統が始まっており、当然の事ですが、南北両朝=持明院・大覚寺両統
は、その祖、後深草・亀山両帝の父、第88代・後嵯峨天皇を通じて初代・神
武天皇へと繋がっています。

そして更に世代を遡[さかのぼ]ると、南北両朝皇系は、平安時代初期の第58
代・光孝天皇へと行き着き、その兄、第55代・文徳[もんとく]天皇の子であ
る清和天皇から北朝皇統を簒奪したとされる足利義満が輩出している訳です。

つまり結局のところ、後醍醐天皇に始まる南朝も、北朝四代も、孝明天皇に至
る「足利朝」も、そして、維新によって復興された明治以降の南朝系皇室も、
皆、何処かどうかで初代・神武天皇に男系で繋がっており、日本の皇室は幾多
の動乱・激変に見舞われたにも拘わらず万世一系が維持されてきた事になりま
す。

これは正に驚くべき事であり、人智の及ばざる崇高な存在=皇祖神である天照
大神や、初代・神武天皇、に護られてきたとしかいいようがありません。

そして、ここまで万世一系=「男系によって連綿と続いてきた単一の皇統」が
維持存続されてきたとなると、最早、理屈等抜きに日本の皇統の伝統である男
系継承を今後も護っていかねばならない、と私は強く思った訳ですが、皆様は
どう感じられたでしょうか?


                       = この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
▽                                151
「足利簒奪、南朝革命、だが万世一系は成立する」

◆−このとおりだと思う
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◆−よく分からない
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締切:2009年10月19日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

┌─┬───────────────────────────────┘
│●│「東洋のマタハリ川島芳子は漢奸ではない」アンケートの結果
└─┘
◇ そうだ、このとおり! -------------------------------- 66人 (79%)
◇ よく分からない --------------------------------------  5人 ( 6%)
◇ 満州族も中国人だ! ----------------------------------  5人 ( 6%)
◇ 知らなかった..初めて知った --------------------------  8人 (10%)

┌─┬───────────────────────────────┘
│●│ お寄せいただきましたご意見や感想。
└─┘
┌──────────「川島良子は生きていたさん」

川島良子の特集をテレビでやっていました。そこで川島良子は生き延びていま
す。粗筋は、

川島良子は刑務所に入っていたけれども、処刑される日には、通常は公開処刑
なのに秘密裏に処刑され、その遺体のみが刑務所から出され、報道陣に公開さ
れた。その顔は銃弾により誰か分からないようになっていた。しかし、髪の毛
は長かった。

解説によると、アイシンカクラ家から当時の中央役人や刑務所長に莫大な金額
を贈与したとアイシンカクラ家の人が語っていた。そして川島良子は、人知れ
ずある場所で、養女として静かに過ごしていた。

また、ある寺に自分の遺骨を納める場所を確保していたが、番組の担当者が訪
れた為に、後に訪れた時は取り払われていた。

川島良子は隠遁生活をおくっていたが、リコウラン=山口淑子)のレコードを
持っていて、擦り切れるほど蓄音機で聞いていた。その養女が、日本に来て山
口淑子に会って、その時にそのレコードを渡している。

ーーーこの番組名は忘れたが、今年だったと思う。

└──────────

┌──────────「シンボーさん」

清朝の皇族が清朝の復辟のため働くのは当然である。

たしか新書の「馬賊」だったと思うが、国府の仕組まれた裁判に際し、見事な
法廷戦術を展開、判事が絶句することもしばしばで、傍聴していた北京(?)の
父老は「さすが皇族、成り上がり者とは違うわい…」と感嘆したとか。

└──────────

┌──────────「権兵さん」70代@男性@関東

川島芳子は漢奸ではないについて 重大な誤りがある。

確かに満州族と漢族の区別ならばそうも言えるだろう。しかし彼女は満州族の
前に中国人なのである。川島浪速なる人物の養子縁組をしたことになっている
が 正式に日本国籍を得たわけではないこと。

中国の国籍法では、父が中国国籍ならば子も中国人となる。

彼女は中国に弓を引いた人物として断罪されたのである。あまり中国の事を知
らずして妄説を言うべきではないと思うよ。

なお、川島浪速なる人物は、今ならばエロ爺と言われるであろう。風評として
火のないところに煙は立たずと言う。 

└──────────

┌──────────「ma_ohさん」

亡き祖父が上海で、中国のスパイをさせられていた白系ロシア人をとり調べた
ことがあったそうです。情報入手によっぽど苦労していたので、坊主憎けりゃ
袈裟までになったんですかね。

└──────────

┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」30代@男性

支那中共の軍事的脅威を心配されている人が少なからずいますが、私は楽観視
しています。

なぜならば、支那というのは大陸国家(ランドパワー)であり、大陸国家は日本
のような海洋国家(シーパワー)には勝てないからです。

詳しくは、ブログ『日々是勉強』の「海洋覇権国家・中国」は誕生するのか?
1〜3を参照してください。
http://roronotokoro.blog113.fc2.com/blog-entry-222.html
http://roronotokoro.blog113.fc2.com/blog-entry-223.html
http://roronotokoro.blog113.fc2.com/blog-entry-224.html
 
第一次世界大戦のドイツを例に挙げて、

1)世界2位の海軍力には何の意味もない。
2)シーパワーに喧嘩を売ると、隣接するランドパワーと手を組んで逆襲して
  くる。
3)ランドパワーが海軍増強に走ると、肝心の陸地でも勝てなくなる。

と、はっきりと明言しています。

チベットやウイグルは陸続きだからやられてしまいましたが、海を隔てている
日本には同じようにはいかないということですね。

それに、支那が世界の覇権を握るほどの力があるとも思えません。自国民の暴
発を押さえるので手一杯ではないですか。

もちろん、山本一太さんが主張するように、日本と支那とは、お互いにwin
winの関係=両方が得をする戦略的外交が必要だと思いますけどね、無策で
はいけません。

ただ、強行一本槍の外交というのも、あまり得策ではない気がします。相手も
頑なになってしまいますし。ポーズとして、時には強気で出る必要もあるかと
思いますが。(むこうをつけ上がらせないために)

└──────────

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 竹下義朗さんは「帝国電網省」という超有名なウェブサイトを主宰されてお
られます。―→ http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/html/

「帝国電網省」の凄いところは、英語バージョンのページがあり「歴史再考」
の記事で、外国人に知らせたほうがいいと思われるものについては、英文にし
て掲載していることです。たくさんの題目がありますが、卑近な例では「従軍
慰安婦問題」や「南京大虐殺問題」などです。

我々は日本語では主張していますが、英語ではしておりません。しかし、世界
中に訴えるべき主張は、やっぱり英語でやったほうが効果があるわけで、その
ご努力には頭が下がります。

自分の勉強にもなります、著書を購入して応援を!しようじゃありませんか!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
竹下義朗さんの著書: http://astore.amazon.co.jp/chinachips-22

「検定不合格 教科書になれなかった史実」  雷韻出版1500円
「検定不合格 教科書になれなかった史実2」 雷韻出版1500円
「汝の敵中国を知れ 知られざる反日国家の顔」雷韻出版1350円

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

「帝国電網省:歴史再考」収載ページは ▼ こちら!
 http://chinachips.fc2web.com/repo5/051takesita.html

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┃▼▽ ハレルヤ新聞 ▽▼61


☆ 小泉元総理と政治信条は違えども ――――――――――― kinny さん


小生は、小泉元総理こそ戦後史上で唯一、世界標準のリーダーだったと思って
いる。

小泉元総理の国益に対する貢献は大きく、その足跡はことごとに偉大である。
だが、その功にばかり目を奪われると、小泉元総理の真の価値、その得難さが
ぼやけてしまい、諸々の月並みな価値群に埋没してしまう。

他の歴代総理について、その功のみを採り上げて、何がどれだけ優れていたか
といったふうな、いわゆる「市井の政治談義」ほど風化しやすいテーマはない
だろう。

小泉元総理の偉大さは、ひとつひとつの要素を追うような調子ではけして語り
きることができない。くり返すが、彼は世界標準の指導者だった。その中身に
ついて書きたい。

政治家とは本来、国民総体の幸福の実現を請け負う職業である。

ゆえに結果がすべてであり、すべてが総合されることで初めてその価値を判断
し得る。小泉さんは、日本が国民国家であることをかろうじて提示し得た戦後
唯一の政治家である。

それはすなわち、テーマを明確に設定して国民に道筋を示し、示した構想通り
に仕事を進め、途中いくつも存在した未曾有の不確定要素を冷静沈着かつ完璧
な判断で乗り越え、日本固有の価値を守り抜き、国民生活を向上させ、総体と
しての日本国民の幸福をみごとに達成した。

一部の愚か者は「運がよかった」で片付けようとする。

だが、愚か者の物忘れの激しさをよそに、就任後わずか4ヶ月で、唯一の同盟
国を同時多発テロが襲った。

テロの不安に全国民が怯えるなか、その後も世界中で相次いだ連鎖テロ、また
いわゆる「テロとの戦い」、アフガン侵攻、イラク戦争、と、政権は次から次
へと未曾有の決断を迫られ続けた。

が、そのいちいちにおいて完璧な判断を即座に下し、見事に日本人の不安を払
拭したばかりか、最低限の支出によって最大限の政治的効果を上げ、同盟国を
よく助けた。

すべてが過ぎ去った現在から凡人が結果だけを見ると、当たり前の判断を連続
して下しただけのように受けとめるかもしれない。だが、少しでも日本の政治
や政策に通じる者であれば、元来の小泉さんの政治指向がどのようであったか
は承知しているはずである。

彼は親米タカ派どころか、元来はリベラルを基調とした政見の持ち主であり、
あくまでも国民生活を第一に考える政治家であった。

政治家とはそもそも、時に臨んで臨機な応変が必要な職業だが、残念ながら戦
後日本の政治家で、この「当たり前のこと」を大過なく成し遂げた存在は小泉
さんを除いて皆無に近い。

くれぐれも言っておく。この一点が理解できるかできないかで、この稿の読者
の政治センスの程度が判定できてしまうほど重要なことだ。

テロを目の当たりにし、事の深刻さを瞬時に理解した小泉さんは、みずからの
日本政治的なしがらみや、日頃の自身や支援者の政治指向を超越し、国民のた
めにまず何を為さねばならないのか、を的確に判断、実行に移した。

ーーー間髪を入れずに、アメリカをあらゆる面で支持、支援する旨、世界に向
けていち早く表明したのだ。

凄惨な事件の現場であるアメリカは悲鳴を上げ、狂騒していた。人々は驚愕し
落胆し、恐慌状態に陥っていた。些細なことに傷つき、怯え、疑心暗鬼に陥り
かねなかった。

そんな未曾有の不安の最中、アメリカにとって最大の同盟国が、余計な注釈な
しに、あらゆる分野において、全力でアメリカの立場を支持・支援する旨を、
ただちに表明したことの重みは計り知れない。

これは、アメリカを守る以上に、日本を守る上でも、とてつもなく重要だった
のだ。

その後、旗幟を鮮明にしなかった国が、テロ攻撃にさらされたことは読者もご
記憶のことと思う。ダラダラと能のないガクセー論議を続けて態度を明らかに
しない国をテロリストが見れば、「揺さぶれば言うことを聞くかもしれない」
と思ってしまうのである。

現に、その国はテロ攻撃を受けたことで、不用意に国際派遣部隊から自国の軍
を撤兵させる旨を口走ってしまい、世界中から非難を浴び、制裁さえ受けた。

想像力と感受性の欠如した愚か者の机上論によって、日本が同じ被害を受けな
かったことは、まさに天佑であり、われわれ国民は、その天佑を確かな判断で
引き寄せた小泉さんに、どれだけ感謝しても、し足りない。

宮沢のように不用意なことを口走れば、ショックに我を失っていたアメリカ自
身によって、われわれがどれほどの被害を被ったことか、想像するだに怖ろし
いほどである。

この小泉さんの大英断をもってしても、「アメリカ追従」といったような陳腐
な評しか出てこない児戯の輩は、とっととイナカ政談をやめ、みずからの不明
を恥じよ。

一円の価値もないような好悪の情で国事を片付けるバカに「国民総体の幸福」
を背負うリーダーの果断を理解することなど永遠に不可能である。

余談だが、総理経験者ではないながら、石原東京都知事も小泉さんと同じ決断
を即座に下していたことを言明しておく。ちなみに彼などは、誰もが知る従来
からの有名な反米論者である。

国民の生命財産を守らなければならない切所、または他国に真の同情を示さな
ければならないとき、一国の指導者がどのように振る舞うべきか、という点を
彼は知り抜いていた。

「世界標準の政治家」というものが、どのような人物のことを言うのか、おわ
かりだろうか?

「小生は石原さんとは全く違う政見の持ち主」だが、何かの大恐慌が起き、も
し小生が誰かをリーダーに指名せねばならない立場にあったなら、小泉さん、
石原さんのいずれかを指名するだろう。

これだけは言っておく。

片々たる葉武者の正義や、平時の冗談に振り回されて終始するような凡夫は、
一秒たりとも億の生き霊を背負う指導者であってはならない。

また小泉元総理は、北朝鮮に電撃訪問した際も、当時の舞台を取り仕切った官
僚Tの佞言に惑わされず、安倍元総理の言をよく容れて、後々に禍根を残す判
断をしなかった。

日本の政治を知らない向きからは当たり前のことのように思われるかも知れな
いが、こと外交において、官僚が敷いたレールを、政治が断固として拒否する
ことは、時として大変な困難を伴うことなのである。ここでも小泉さんは、見
事に政治家としての真っ当な判断に基づいて結論を下した。

また靖国の件については、もはや語ることさえ愚かであろう。

一国の指導者として譲りうるところまで譲り、それでもなお、隣の一党独裁国
の指導者が民主国日本の指導者の意思を踏みにじろうとした。それまでの愚か
な日本の戦後指導者たちは、ことごとにこの段階からも無意味で屈辱的な譲歩
を続けてきたのだ。

だが歴史を見れば、独裁国の横暴を民主国が看過して、禍を招かなかったこと
はない。ーーー戦後歴代の日本政府は、あまりにも怠慢姑息だったのだ。

譲歩を引き出した隣国の独裁者は、かならず要求をエスカレートさせ、恣慾を
たくましくするものなのだ。なぜならそれが彼らの信じる国益だからである。

小泉さん以前の日本の指導者たちは、ことごとにチェンバレンの愚をくり返し
てきた。そのことによって我々が得たものとは、隣国による領土の蚕食であり
権益の喪失であり、屈辱であり、隣国の国民に対する無用の嫌悪である。

これ以上この件で、かの中国に譲歩して内政干渉を許すということは、強力な
一党独裁国の驕慢によって、民主国のリーダーの心がへし折られるということ
なのだ。

ーーーこれだけは、絶対に、何あっても避けなくてはならないことなのだ。

これを甘受するというなら、民主国など最初からやめるべきなのである。なぜ
なら、民主国のリーダーとは、その国民の意思と利益と矜持を代表して存在す
べきものだからである。

小泉元総理の意思が、一党独裁国のリーダーによって断たれるということは、
日本国民のプライドが、一人の独裁者によって踏みにじられるということなの
だ。

このことの重要性が認識できないような感受性の持ち主による、想像力乏しき
インポ政治こそ、まさに日本を衰退させ滅びへと導いてきた「戦後民主主義」
「戦後レジーム」の本質である。

小泉元総理とは、戦後初めて、真の意味における日本復興の可能性を我々に示
してみせたリーダーなのだ。

「真性保守」と呼ばれるニセ者の腰抜けや、アカの牙城たる官僚主導中央集権
を看過するモノ知らずが、一万のデタラメと億の屁リクツを並べても、小泉元
総理の偉大なる足跡を汚すことはできない。

なぜなら、それらは「自称保守」連中による週刊誌の愚痴と異なり、元総理が
なした外交的成果として外交史に刻まれ、在任中の経済統計として識者の客観
に今後とも浴し続けるからである。

また、靖国参拝の意義と意図について、根気よく、淀みなく、国民に向かって
くり返し語られた元総理の真摯な態度も、歴代の総理にはない、格別のもので
あった。

小泉元総理は、いつも国民に向き合っておられた。

親鳥がわが子をかいなに抱えるようにして、国民に指導された。そうした誠意
が少しづつ国民に伝わり、はじめは反対の多かった靖国参拝も、総理が満を持
して15日に参拝される頃には、過半の者が賛意を示した。

常に念頭にあるのは国民総体の幸福であり、それを保証すべき祖国の発展と国
威の発揚である。国民との対話を通じて民意を汲み、民意が到らざれば指導者
がこれを導く。

ーーーこれが真の政治家なのである。

これが民主国の政治家としての資格であり、欠くべからざる要諦である。

戦後、小泉元総理以外に、我々は国際標準のリーダーを持ち得なかった。これ
は誠に残念な事ながら、どうやら真実である。

我々は、すでに去ったメシアの足跡を今一度よくよく思い返してみるべきだ。


余談ながら、小生の政見、小生の政治信条は、小泉元総理のそれとかなり趣を
異にする。ーーー好き嫌いや、非違過不足でしか政治を語れない政治的幼児の
ために敢えて言いおく。


                        = この稿おわり =
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「小泉元総理と政治信条は違えども」

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◆−どちらかというと反対
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