国際

jp-Swiss-journal

スイスと日本を基点にグローバルな視点で、スイスの国民投票に重点を置きながら、エッセー・評論を適宜日英独仏語の多言語でお届けします。

全て表示する >

jSj Vol. 162 『連邦評議員(閣僚)選挙』

2015/12/31

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
┃ Multi Lingual Internet Mail Magazine

★ jp-Swiss-journal - Vol. 162 - December 31, 2015 (Swiss Time)

☆ http://www.swissjapanwatcher.ch/
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■


  【 目次 / INDEX / INHALTSVERZEICHNIS 】


【J】 2015年12月09日「連邦評議員(閣僚)選挙」
                       明子 ヒューリマン

【E】 Election of the Federal Government members
    in December 09, 2015

                       Akiko Huerlimann


□━━━━━━━━━━━━【 日本語 】━━━━━━━━━━━━━━□


          2015年12月09日「連邦評議員(閣僚)選挙」

                    明子 ヒューリマン


連邦議員選挙の決着が着いた後、12月9日朝8時からスイス政府を構成する
閣僚に当たる連邦評議員の選挙 *1) が両院議員総会で行われた。[ハイラ
イト映像] *2) 連邦評議員選挙に先立って来年の両院議長の投票が行われ、
国民議会議長 *3) にはクリスタ・マークヴァルダー女史 (40, BE)が選ばれ
て、両院総会の連邦評議員選挙の議事を進行した。全州議会議長はラファエ
ル・コントゥ氏 (36、NE) *4) が選出された。 今回は両議会議長が共にFDP
で占められた。現職の連邦評議員の再任票決後、辞意を表明していたエヴェ
リン・ヴィドゥマー=シュルンプフ蔵相 *5) とコリーナ・カサノヴァ連邦
事務総長 *6) の後任選挙が行われた。在任期間の長い順に1人づつ信任投票
が行われたので、最終決着が着いた時には正午を過ぎていた。

投票権を持つ246人の代議員の党派別 *7) の構成は最終的に以下の通りに決
まった。 (左派から右派の順、2015年12月9日現在):

PdA(Partei der Arbeiter)/労働者党: 1議席
Gruene/緑の党:12議席
SP/社会民主党:55議席
glp/グリーン・リヴェラル党:7議席
EVP/福音国民党:2議席
CVP&CSP/キリスト教民主党:41議席
BDP/保守民主党:8議席
FDP/自由民主党: 46議席
Parteilos/無所属:1議席
SVP/スイス国民党:70議席
Lega/ティチーノ同盟:2議席
MCR/ジュネーヴ市民運動:1議席

国の最高執行機関である連邦評議員(Bundesrat) の選挙は、各政党の思惑が
入り混じる神経戦の様相を呈する。仕掛け人は今回も社会民主党(SP)のクリ
スティアン・レヴラ党首 *8) が中心になって、左派と中道政党に呼びかけ
舞台裏で投票を仕切ったと言われている。実際同氏は選挙前日の党首インタ
ビュー *9) でこの事を公言していた。 連邦議員選挙で歴史的勝利を収めた
SVPは二人目の連邦評議員の切符を確実にしたと言われながら、選挙日直前
まで「当て馬候補(Sprengkandidatur)」 *10) が擁立されるという噂が絶え
ず、独仏伊の各言語圏から1人づつ3名の公認候補を立てる戦略を立てた。政
党、言語圏、性差のバランスが常に問われる連邦評議員選故に、SVPは配慮
したと胸を張ったものだが、前任者エヴェリン・ヴィドゥマー=シュルンプ
フと比較して適格性に差が有り過ぎるとの印象を免れなかった。SVPに適任
者がいない訳ではないが、候補を辞退する人材も少なくない。現にSVPの党
首や議会会派の議長は候補を辞退している。名誉ある地位では有るものの、
誰もが望む地位では無いとも言われている。

最有力候補と取り沙汰されたのは独語圏の国民議会議員トーマス・エッシ
*11)。36歳と若いが企業顧問を務めるエコノミスト。ティチーノ州政府のノ
ールマン・ゴッビ氏 *12) と仏語圏の国民議会議員ギー・パルメラン*13)
は共にアリバイ候補 *14) と言われた。概ね左派系と称されるスイスのメデ
ィアはエッシ候補をSVPのストラテジスト、クリストフ・ブロッハー氏 *15)
に近い最右翼の存在としきりに報じた。左派連合が今回もSVPの候補者を阻
止する動きをしようものなら有権者の怒りを招きかねないので、各党は前日
の主要党首インタビューを見る限り表面上自粛したかに見えた。 やはり当
て馬は用意されていたものの、SPだけ張り切っても他党がSVPの公認候補に
投票すると公言していたこともあって今回は不発に終わった。

選挙結果 *16) は、6名の連邦評議員についてはいずれも順当に信任された。
しかし7人目の新任連邦評議員は、3度目の投票で漸く有効投票数の過半数を
超えてSVPのワイン農家でもある国民議会議員ギー・パルメラン氏が選出さ
れた。斯くして最有力候補を排除することが出来て、左派連合は結実したよ
うだ。当日二人目の連邦評議員が無事に誕生するかどうかで「SVPには緊張
が漲っていた」と報じられていただけに、インタビューに答えたSVPのトニ
ー・ブルンナー党首 *17) は「3人の候補者は同じ価値だ」、「一歩通常に
戻った」、「2大言語圏から連邦評議員を得た。仏語圏は党勢拡大の最後の
市場。」と満面の笑みを浮かべて語った。

選ばれた当のパルメラン氏は開口一番「(マジック・フォーミューラの)
*18) 協調性を遵守する」と発言して他党の懸念を払拭する姿勢を示した。
しかしドイツ語が流暢とは言い難く、今後メディアのインタビューにどう対
応出来るか注目されそうだ。当日の主要紙ターゲスアンツァイガー紙のオン
ライン版 *19) では「新しく選出された連邦評議員にこれ程議場の熱気が
欠けた例は稀」と酷評された。それでも同紙の読者投票(8,386人投票)では、
非常に満足が13%, 満足が37%, 中程度に満足が32%, 不満足が18%. と概ね
迎という結果だった。

閣僚の担当はSVP以外が留任し、ウェリ・マウレル国防相 *20) は本人の希
望で財務相に、パルメラン氏は当初年金問題に精通していると言い内務を希
望していたが、国防相を担当するしか選択肢は残されていなかった。今回の
選挙で移民政策の支持を得て躍進したSVPは法務を担当したいところだった
が、SPの現職シモネッタ・ソンマルーガ法相 *21) が留任を望んだので果た
せなかった。彼女がSPの理念に忠実に対EUに対して及び腰の姿勢である事に
新聞の読者投稿欄には複数の懸念が寄せられていた。難民対応で大方の民意
に反する方針を打ち出しているからだ。難民は現地で専門家に依って受け入
れを審査し、難民発生の原因を国際社会と共に解決に尽力する、というのが
スイス政府の基本姿勢で、これを支持する層が今回の選挙でSVPに投票した。

在任8年で退任を表明したエヴェリン・ウィドゥマー=シュルンプフ蔵相は
博士号を持つ弁護士で困難な時期に財務の舵取りをして政敵からも称賛され
た。政党の強い支持さえあれば辞任を表明しなかった可能性も考えられただ
けに、政党の党利党略で決まる閣僚選にはジレンマを感ぜざるを得ない。8
人目の閣僚と言われる事務のまとめ役である、連邦事務総長には52歳のヴァ
ルター・トゥルンヘア(CVP) *22) が選ばれた。若い頃物理学を志してい
た異色の政治家だ。CVPはベルンの連邦行政府に多くの官僚を送り込んでい
ると言われている。2016年の連邦大統領にはFDPの経済・教育相ヨハン・シ
ュナイダー=アマン *23) の就任が承認された。

今回CVPのクリストフ・ダルベレ党首 *24)が故郷Wallisの政治に関るので一
先ず連邦議会を去ると言い、連邦議会議員選には参戦しなかった。連邦議会
の名物男の1人であるダルベレ氏は未だ44歳の若さなので、再び中央政界に
戻って来る可能性もある。連邦議会会派の代表もSVP以外の主要政党で交代
があり、彼らが今後連邦議会の主役を演じる事になる。彼等の舵取り如何で
今後政党の勢力図だけでなく政治全体が大きく変化する事にもなる。両院各
委員会 *25) についての情報は未だ少ないので、又の機会にお伝えしたい。


【 参照 】

*1) 2015年12月9日連邦評議員選挙:
https://www.admin.ch/gov/de/start/bundesrat/bundesratswahl.html
*2) ハイライト映像:
https://www.youtube.com/watch?v=POIxSNKKbmo&feature=youtu.be
*3) 国民議会議長:
http://www.parlament.ch/D/ORGANE-MITGLIEDER/NATIONALRAT/Seiten/default.aspx
*4) 全州議会議長:
http://www.parlament.ch/D/ORGANE-MITGLIEDER/STAENDERAT/Seiten/default.aspx
*5) エヴェリン・ウィドゥマー=シュルンプフ:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/finanzdepartement-efd.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%95
*6) コリーナ・カサノヴァ:
https://www.admin.ch/gov/de/start/bundeskanzlei/bundeskanzlerin.html
https://de.wikipedia.org/wiki/Corina_Casanova
*7) 第50回立法機関2015-2019年の議会会派:
http://www.parlament.ch/E/ORGANE-MITGLIEDER/BUNDESVERSAMMLUNG/FRAKTIONEN/Pages/default.aspx
*8) クリスティアン・レヴラ:
http://www.parlament.ch/e/suche/Pages/biografie.aspx?biografie_id=1150
*9) 選挙前日の主要党首インタビュー:
http://www.srf.ch/news/schweiz/bundesratswahlen-2015/die-parteipraesidenten-halten-sich-bedeckt
*10) 当て馬候補/Sprengkandidatur、stalking-horse、unofficial candidate :
https://de.wikipedia.org/wiki/Sprengkandidatur
*11) トーマス・エッシ:
http://www.parlament.ch/d/suche/seiten/biografie.aspx?biografie_id=4053
*12) ノールマン・ゴッビ: https://de.wikipedia.org/wiki/Norman_Gobbi
*13) ギー・パルメラン:
http://www.parlament.ch/d/suche/seiten/biografie.aspx?biografie_id=1108
*14) アリバイ候補:
http://www.srf.ch/news/schweiz/bundesratswahlen-2015/guy-parmelin-vom-alibi-kandidaten-zum-aussenseiter-mit-chancen
*15) クリストフ・ブロッハー:
https://de.wikipedia.org/wiki/Christoph_Blocher
*16) 新連邦評議員:
http://www.srf.ch/news/infografik/das-ist-der-neue-bundesrat
*17) トニー・ブルンナー:
http://www.parlament.ch/d/suche/Seiten/biografie.aspx?biografie_id=307
*18) マジック・フォーミュラ:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC
*19) 新しく選出された連邦評議員に関するターゲスアンツァイガー紙の記事:
http://www.tagesanzeiger.ch/schweiz/standard/wir-haben-das-kleinste-uebel-gewaehlt/story/24665849
*20) ウェリ・マウレル:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/departement-fuer-verteidigung-bevoelkerungsschutz-sport-vbs.html
https://de.wikipedia.org/wiki/Ueli_Maurer
*21) シモネッタ・ソンマルーガ/Simonetta Sommaruga:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/justiz-und-polizeidepartement-ejpd.html
*22) ヴァルター・トゥルンヘア:
https://www.bk.admin.ch/org/chanc/09943/index.html?lang=de
*23) ヨハン・シュナイダー=アマン:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/departement-fuer-wirtschaft-bildung-forschung-wbf.html
*24) クリストフ・ダルベレ:
https://de.wikipedia.org/wiki/Christophe_Darbellay
*25) Kommissionen:
http://www.parlament.ch/D/ORGANE-MITGLIEDER/KOMMISSIONEN/Seiten/default.aspx
http://www.srf.ch/news/schweiz/bundesratswahlen-2015/das-protokoll-zum-tag-der-bundesratswahl


【 編集後記 】

今年の欧州最大の問題は民族の大移動に匹敵する規模となった難民問題だっ
たと言えよう。欧州社会のあらゆる分野にとてつもない衝撃を与えた。難民
の数の上限も予算も決めず受け入れを表明したドイツのメルケル首相とスイ
スのソンマルーガ大統領の対応は、命がけで旅立ってきた難民にとっても結
果的に迷惑な話に違いなかろう。今後国際社会は難民の出身国の平和に尽力
する責務があると考える。

読者の皆様、良いお年をお迎えください。


□━━━━━━━━━━━━【 English 】━━━━━━━━━━━━━━□


 Election of the Federal Government members in December 09, 2015

                    Akiko Huerlimann


After the election of the parliament members was settled in October
2015, the Federal Councilors corresponding to the ministers that form
the Swiss Government *1) were elected by the General Assembly of both
houses of lawmakers from 8 o’clock on December 9, 2015. [Highlights
of the election video] *2) Prior to the Federal Councilors election,
the chairmen of both houses for the next year were voted on. Ms.
Christa Markwalder (40, BE) *3) was elected as chairwoman of the
National Assembly chairing the Federal Councilors election at both
houses of the General Assembly. As chairman of the Council of States,
Mr. Raphael Comte (36, NE) *4) was elected. This time, the chairmen
posts of both parliament chambers are occupied by the FDP-party.
After the re-election votes of the incumbent Federal Councilors, the
successor elections of Mrs. Eveline Widmer-Schlumpf *5) as Finance
Minister *5) who had announced her resignation and Ms. Corina
Casanova *6) as Federal Chancellor (Federal Secretary General) were
followed. The re-election votes were made one by one based in order
of the length of the term in office. Therefore, until the final
decision was made, it was after noon.

246 parliament members with voting rights for their political
parties *7) listed up below, elected the members of the Federal
Government and the Federal Chancellor on December 9, 2015 (order
from left-wing to right-wing):

PdA(Party of Labor): 1seat
Gruene (Green Group): 12 seats
SP (Social Democrats): 55 seats
Glp (Green Liberal Group): 7 seats
EVP (Evangelic People's Party): 2 seats
CVP&CSP (Christian Democrat Group): 41 seats
BDP (Liberal Democrat Group): 8 seats
FDP (The Liberals Group): 46 seats
Independent: 1 seat
SVP/Swiss People's Party: 70 seats
Lega (Lega dei Ticinesi): 2 seats
MCR (Mouvement Citoyens Genevois): 1 seat

The election of the Federal Councilors (Bundesrat /
Swiss Government), the highest executive body of the country,
consists of psychological war mixed with speculations among the
political parties. It’s said that he is the person who called on
left-wing and centrist parties organizing gimmick behind the scene
for the vote was the President of Social Democratic Party, Mr.
Christian Levrat *8) this time again. Actually, he openly admitted
that at an interview of the party heads. *9) The SVP-party won a
historical victory at the Federal Election for the Parliament. It
was said that based on such a result, the SVP has ensured itself the
second ticket (second post) for a Federal Councilor. However, rumors
of stalking-horses (Sprengkandidatur) *10) were constantly talked
about. Therefore, the SVP made a strategy to put up three official
candidates from the German, French and Italian language area. The
Federal Councilor elections always request a balance of political
parties, linguistic areas and gender. Therefore, the SVP was proud
of its consideration; the impression is unavoidable that the
eligibility of the three candidates in comparison with the
predecessor Mrs. Eveline Widmer-Schlumpf is a great difference.
Although the SVP has the right persons for the post, however not a
few people decline these candidates. Actually, the party president
and the parliamentary fraction’s leader of the SVP have declined an
own candidacy. The post of a Federal Councilor is a prestigious
position indeed, but it’s said that not everybody wants such a post.

Talking about the leading SVP-candidates such as the National
Assembly deputy Mr. Thomas Aeschi *11) from the German part. He is
36 years old, a young dynamic economist and corporate consultant.
Mr. Norman Gobbi *12), a local government member of the Canton of
Ticino and Mr. Guy Parmelin *13) a National Assembly deputy both of
them are said to be alibi candidates. *14) The Swiss media, which is
generally called leftist, frequently reported that Mr. Aeschi is the
most conservative among the candidates and very close to the SVP
strategist Mr. Christoph Blocher. *15) If the left-wing coalitions
tries to block an official SVP candidate this time again, they might
get the anger of the voters. Each party seems to refrain on the
surface as far as observed by the interviews of the main party
leaders the day before. Though still stalking-candidates were
prepared, only the SP-party didn't reveal their intention, but other
parties had professed to vote for the official SVP candidates this
time.

Election results *16), six Federal Councilors had been duly
accredited. However, as new and 7th Federal Councilor was elected
the National Assembly lawmaker and wine farmer Mr. Guy Parmelin who
finally got more than the majority of valid votes the third time.
Thus the leftist coalition seems to have got its fruition that they
were able to eliminate the leading candidate. As it was reported
"tension was charged in the SVP" whether the second Federal
Councilor of the SVP would be safely born on the day. Mr. Toni
Brunner *17), SVP party president answered with a big smile to an
interview "the three candidates are of the same value", "one step
back to the normal", "We got the Federal Councilor from one of the
two large Swiss languages. The Swiss French part is the last market
for gaining more votes and seats for the SVP."

Elected Mr. Parmelin himself made a commitment from the very
beginning by saying "I will adhere to the co-operation (of the Magic
Formula)" *18) and he tried to dispel the concerns of the other
parties. However his German is not very fluent, therefore, his
capability to answer to the media should be paid attention in the
future. The major newspaper Tages-Anzeiger reported a bad review in
its online version of the day such as "The example of such missing
fever in both chambers of parliament to a newly elected Federal
Councilor is rare." *19) Even so a reader’s poll of the newspaper
about the newly elected Councilor was as follows (8,386 people
voting): very satisfied by 13%, in order by 37%, moderately
satisfied by 32% and not at all by 18%; therefore the result was
largely welcomed.

The responsible ministers except from the SVP remain in office.
Defense Minister Ueli Maurer *20) becomes Finance Minister by his
own wish, and as an option for Mr. Parmelin only the Defense Ministry
is left, although he originally wished to get the Ministry of Home
Affair as he thinks to be familiar with the pension fund. Even though
the SVP made a significant breakthrough by the support of their
immigration policy in this election, and the party was fond of taking
over the responsibility for the legal matters (Dept. of Justice), but
its wish couldn't be fulfilled. The incumbent SP Justice Minister
Mrs. Simonetta Sommaruga *21) wanted to remain in (her) office. She
is loyal to the (left) SP policy and her intimidated attitude to the
EU is of concern as some of the readers wrote to the newspaper.
Besides, she announced a policy contrary to the will of a majority
of the Swiss people regarding to the refugee support. The basic
attitude of the Swiss Government is that for the acceptance of
refugees a screening of experts needs to be made on site.
Additionally efforts should be made to solve the cause of the
refugee occurrence together with the international society; voters
supporting that kind of policy have voted for the SVP-party in this
election.

Finance Minister Eveline Widmer-Schlumpf is a lawyer with a PhD; she
announced her retirement after 8 years in office. She received
praise even from political opponents by steering the Swiss treasury
in difficult times. If she could have got only a stronger support
from political parties, then she might not have expressed her
resignation that was thinkable. Therefore, I cannot stop feeling a
certain dilemma for the Federal Councilor that the follow-up
election (choice) was determined by partisan interests of political
parties. The Federal Chancellor is called the eighth minister (chief
of staff) who coordinates also the work of the cabinet; the 52 years
old Mr. Walter Thurnherr *22) of the CVP was elected. He is a unique
politician because when he was young, he aspired in the field of
physics. It's said that the CVP is feeding lots of bureaucrats to
the Federal Government in Berne. As the new Swiss Federal President
for 2016, the Economic and Education Minister Mr. Johann Schneider-
Ammann *23) of the FDP was approved taking office.

The Party president of the CVP, Mr. Christophe Darbellay *24) did
not participate in the Federal Parliament election because he is
going to get engaged into the politics of his home Canton Wallis
(VS). He is going to leave meanwhile the Federal Parliament. Being
one of the famous men of the Federal Parliament, Mr. Darbellay is
just 44-years-old young, therefore, there is a possibility for a
come back to the central political arena again. The representatives
(floor leaders) of the major Federal Parliamentary groups *25) have
changed too, except for the SVP-party. The new fraction leaders
might play a leading role at the Federal Parliament in the future.
Depending on how they are steering their political policy and
influence, not only the power relationship of the political parties,
it is possible that the whole politics can be greatly changed. The
information about each committee *27) of both houses is still
little, I wish I can tell you more another occasion.


【 Reference 】

*1) Election of the Federal Government members in December 09, 2015:
https://www.admin.ch/gov/de/start/bundesrat/bundesratswahl.html
*2) Highlights of the election (Hoehepunkte der Bundesratwahlen vom 09.12.2015:
https://www.youtube.com/watch?v=POIxSNKKbmo&feature=youtu.be
*3) President of National Council :
http://www.parlament.ch/D/ORGANE-MITGLIEDER/NATIONALRAT/Seiten/default.aspx
*4) President of Council of States :
http://www.parlament.ch/D/ORGANE-MITGLIEDER/STAENDERAT/Seiten/default.aspx
*5) Eveline Widmer-Schlumpf:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/finanzdepartement-efd.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%95
*6) Corina Casanova:
https://www.admin.ch/gov/de/start/bundeskanzlei/bundeskanzlerin.html
https://de.wikipedia.org/wiki/Corina_Casanova
*7) Parliamentary groups of the 50th legislative period 2015 - 2019:
http://www.parlament.ch/E/ORGANE-MITGLIEDER/BUNDESVERSAMMLUNG/FRAKTIONEN/Pages/default.aspx
*8) Christian Levrat:
http://www.parlament.ch/e/suche/Pages/biografie.aspx?biografie_id=1150
*9) An interview of the party heads the day before the election:
http://www.srf.ch/news/schweiz/bundesratswahlen-2015/die-parteipraesidenten-halten-sich-bedeckt
*10) Stalking-horse, unofficial candidate:
https://de.wikipedia.org/wiki/Sprengkandidatur
*11) Thomas Aeschi:
http://www.parlament.ch/d/suche/seiten/biografie.aspx?biografie_id=4053
*12) Norman Gobbi:
https://de.wikipedia.org/wiki/Norman_Gobbi
*13) Guy Parmelin:
http://www.parlament.ch/e/suche/Pages/biografie.aspx?biografie_id=1108
*14) Vom Alibi-Kandidaten zum Aussenseiter mit Chancen
http://www.srf.ch/news/schweiz/bundesratswahlen-2015/guy-parmelin-vom-alibi-kandidaten-zum-aussenseiter-mit-chancen
*15) Christoph Blocher:
https://de.wikipedia.org/wiki/Christoph_Blocher
*16) New Swiss Government:
http://www.srf.ch/news/infografik/das-ist-der-neue-bundesrat
*17) Toni Brunner:
http://www.parlament.ch/d/suche/Seiten/biografie.aspx?biografie_id=307
*18) Magic formula:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC
*19) Reports about newly elected the Federal Councilor by Tages-Anzeiger:
http://www.tagesanzeiger.ch/schweiz/standard/wir-haben-das-kleinste-uebel-gewaehlt/story/24665849
*20) /Ueli Maurer:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/departement-fuer-verteidigung-bevoelkerungsschutz-sport-vbs.html
https://de.wikipedia.org/wiki/Ueli_Maurer
*21) Simonetta Sommaruga:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/justiz-und-polizeidepartement-ejpd.html
*22) Walter Thurnherr:
https://www.bk.admin.ch/org/chanc/09943/index.html?lang=de
*23) Johann Schneider-Ammann:
https://www.admin.ch/gov/de/start/departemente/departement-fuer-wirtschaft-bildung-forschung-wbf.html
*24) Christophe Darbellay:
https://de.wikipedia.org/wiki/Christophe_Darbellay
*25) Kommissionen:
http://www.parlament.ch/D/ORGANE-MITGLIEDER/KOMMISSIONEN/Seiten/default.aspx
http://www.srf.ch/news/schweiz/bundesratswahlen-2015/das-protokoll-zum-tag-der-bundesratswahl


【Editors Comment】

The biggest problem of Europe can be said is the huge wave of
refugees; it is like a large movement of ethnic groups. This caused
a tremendous shock in many aspects to the European society. The
refugee handling of the German Chancellor Mrs. Merkel and the Swiss
Federal President Mrs. Sommaruga expressing the acceptance of
refugees without deciding an upper limit of refugees and providing a
corresponding budget is in the focus. It is considered to be also
annoying for refugees who have traveled at the risk of their
own lives. I think the international society has the responsibility
to devote peace to the home countries of the refugees in the future.

Happy New Year and lots of success in 2016!
Guten Rutsch und viel Erfolg im 2016!


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃【 jp-Swiss-journal 】 Number of readers: 304
★ Melma: http://www.melma.com/backnumber_41022/
★ Mailux: http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM49D642ECE442D
★ Mag2: http://www.mag2.com/m/0000044048.htm & etc.
(プロバイダーが<Bluewin>の場合は、Mag2からの配信が止められていま
 す。gmailとYahoo!メールは配信される事を確認しています。)
★ Melonpan:(2015年8月30日でサーヴィス終了)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
☆ Issuer/発行元: Akiko Huerlimann & the editors' Group
jp-swiss-journal@bluewin.ch
Copyright (C) 1998-2015 Akiko Huerlimann

☆ If you wish to refer our text, please send your mail to the
issuer for permission.
無断転載・転送は固くご遠慮下さい。掲載のお問い合わせは発行元まで
メールでお問い合わせください。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ Sister Mail Magazine:
┃【Distribution system/発行システム】Number of readers: 1,369
┃ Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更
★ Melma: http://www.melma.com/backnumber_40438/
★ Mailux: http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM49D0B8FB9C4B4
★ Mag2: http://www.mag2.com/m/0000025024.htm (J) & etc.
(プロバイダーが<Bluewin>の場合は、Mag2からの配信が止められていま
 す。gmailとYahoo!メールは配信される事を確認しています。)
★ Melonpan:(2015年8月30日でサーヴィス終了)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-06-22  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 100 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。