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精神世界の鉄人

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最終発行日:
2012-02-06
発行部数:
1749
総発行部数:
605133
創刊日:
2001-05-28
発行周期:
不定期
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「長所と短所」

発行日: 02/06



今年になってから、しばらく、やっていなかった趣味、「腕相撲(アームレスリング)」を、再開しました。

15年ぶりに、元の練習場に、顔を出したのですが、先輩方や仲間たち、皆、温かく迎えてくれました。

とても、楽しくて、毎回、ワクワクしています。

こういう純粋に、「楽しい」というのは、いいですね。

大人になってからも、こういう学生時代の体育会系のノリを、楽しめる時間は、貴重だと、思います。




腕相撲は、単純なスポーツですが、かなり、奥深いです。

文字で、表現するのは、難しいのですが、一つだけ、私が、面白いと思った話を、紹介しますね。

「鎖(くさり)理論」

というを、昔、先輩から、教えていただきました。

これは、あくまでも、腕相撲の話ですが、他のスポーツや運動にも、ある程度は、当てはまると、思います。



例えば、鎖というのは、複数の鉄の輪で、作られているのですが、6個の鉄の輪のそれぞれの強さが、

30キロ・45キロ・15キロ・50キロ・25キロ・40キロ

だったとしたら、その鎖の力は、何キロになると、思いますか?

全てを、足した力でもなく、全てを、掛け合わせた力でも、ありません。

答えは、15キロです。

つまり、一番弱い鉄の輪の力が、この鎖全体の力になるのです。

鎖の端を、引っ張ったら、一番弱い、15キロの部分で、切れますよね?

そういうことです。



これを、身体に、当てはめると、例えば、ある人の身体の筋肉を、

脚・腰・胸・肩・腕・手首

と、分けた場合、その人の身体の筋肉の力が、それぞれ、

100キロ・15キロ・70キロ・30キロ・45キロ・30キロ

だとしたら、この人の身体から、発揮される力は、全てを、足した力でもなく、全てを、掛け合わせた力でも、ありません。

一番強い脚の力、100キロでも、ありません。

一番弱い部分の力、つまり、腰の力が、この人の身体から、発揮される力になるのです。

つまり、15キロなのです。

たまたま、腰を、痛めていたり、腰を、鍛えていなかったら、腰から、身体が、曲がるのです。そして、腕相撲をした場合、相手には、15キロの力しか、伝わらないということです。

逆に、身体を、バランスよく鍛えている人がいて、

脚・腰・胸・肩・腕・手首

と、分けた場合、その人の身体の筋肉の力が、それぞれ、

20キロ・20キロ・20キロ・20キロ・20キロ・20キロ

だとしたら、この後者の人はの力は、

20キロになります。

すなわち、前者の腰が弱い人、つまり、15キロしか、力が伝わらない人に、この20キロの人は、腕相撲で、勝てるという理屈に、なるのです。

たまに、身体が、細くても、ムチャクチャ、腕相撲が、強い人がいますが、こういうふうに、身体が、バランスよく、鍛えられていることが、多いみたいです。



登山で、考えると、もっと、わかりやすいかも、しれません。

6人のグループで、登山をすると、6人の中で、一番体力のない人のペースが、全体のペースに、なりますよね?

一番体力のある人が、皆を、置いてきぼりにして、進んでいくというのは、普通は、許されないと、思います。

腕相撲をする場合、身体の筋肉は、こういうふうに、働いていると、思ったら、面白いと、思います。



私の場合、「腕相撲」をしながら、自分の弱点を、発見するのが、楽しいです。

「ああ、腕が、簡単に、伸びてしまった。これは、上腕二頭筋が、弱いんだな」

こう思います。

そして、数日したら、ジムに行って、

「上腕二頭筋が、弱いから、ここを、ダンベルで、鍛えよう」

と、思って、この弱点を、補強します。

ただし、腕相撲だけ、やっていたら、最終的には、一番強い筋肉の力までは、全体の筋肉は、強くなるのですが、そこで、成長が、止まってしまいます。

先ほどの例で、最初にあげた人、つまり、身体の筋肉が、

脚・腰・胸・肩・腕・手首

の力が、それぞれ、

100キロ・15キロ・70キロ・30キロ・45キロ・30キロ

の人の場合だと、最終的には、

100キロ・100キロ・100キロ・100キロ・100キロ・100キロ

になるのですが、それ以上は、伸びなくなるのです。

だから、一番強い脚の部分の力を、伸ばしてやることも、大切になってきます。

つまり、脚の力が、100キロだったら、これを、120キロに、するように、鍛えるのです。

私の場合、例えば、この脚の力を、伸ばすには、ジムで、バーベルを担いでのスクワットを、やっています。

そうすれば、いつか、身体全体が、

120キロ・120キロ・120キロ・120キロ・120キロ・120キロ

になり、相手には、120キロの力が、伝わるような身体に、なるのです。



このように、腕相撲の場合、

「弱点を、克服すること」

と、もう一つ、

「強い部分を、さらに、強くすること」

の二つが、必要になってきます。

この考え方って、勉強や仕事などにも、応用できると、思いませんか?



ある経営コンサルタントの方の本で、読んだのですが、特に、会社の経営に、当てはまるそうですが、

「短所是正法」

「長所進展法」

の二つを、バランスよく考えていくことが、会社の経営に、必要なのだそうです。

前者は、文字通り、短所を、克服すること。

後者も、文字通り、長所を、伸ばすこと。

さらに、大切なことは、この二つを、行うときのタイミングです。



「短所是正法」を、実行する時は、会社の業績が、よくて、余裕がある時に、行ったほうが、いいみたいです。

「長所進展法」は、逆に、会社の業績が、悪くなって、余裕がなくなった時に、行ったほうが、いいみたいです。

ほとんどの会社が、これの反対のことを、やってしまうそうです。

余裕がある時に、長所を、伸ばそうとして、余裕が、なくなった時には、なんとか、短所を、克服しようと思い、バタバタしてしまい、焦って、大失敗してしまうという結果に、なるのだそうです。

余裕がある時に、弱点を、見つけ、短所を、克服するようにしておく。

余裕がなくなってきたら、自信を、回復するために、得意なこと、つまり、長所を、伸ばすようにする。


このやり方が、会社の経営には、いいみたいです。

私自身も、小さな会社を、経営しているので、経験から、そうだと、思います。

これは、会社だけでなく、個人の人生にも、当てはまることが、多いと思います。


余裕がある時に、自分の短所を、克服するようにしておく。

余裕がなくなってきたら、自分の長所を、伸ばすようにする。


ぜひ、この姿勢を、人生のヒントにしてみてくださいね。






以上


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