レシピ

『Bon Vivant』−フランス語とフランス料理−

フランス料理のレシピ・日常会話などをフランス語と日本語訳でご紹介。実生活レベルで、フランスに根付いた「人生を楽しむ」考え方・精神に触れていきます。

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『Bon Vivant』−フランス語とフランス料理−<numero 47>

2003/12/30

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   『 Bon Vivant 』−フランス語とフランス料理− <numero 47>

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ご購読、誠にありがとうございます。

当マガジンでは、フランス料理のレシピを中心に、日常会話や目に止まったエ
ピソードなどをフランス語と日本語訳で紹介していきます。
改まった語学講座や文化比較論という形ではなく、実生活レベルで自然に関心
を持てるようなフランスの在り方に触れていくことがテーマです。

また、マガジンの内容をホームページでも公開しています。
メールマガジンではフランス語特有のアクサン記号が表示されない為、届いた
マガジンの内容によって、単に料理レシピとしてご活用頂いても結構ですし、
原文をきちんと読んで頂く際はホームページをご覧頂ければと思います。
内容に対する興味から、言葉を理解したいという気持ちが生まれることがポイ
ントで、そしてその興味ある内容を正しい言葉でより多く読むことが、言葉の
習得にはとても大切なことですので。
ホームページのアドレスは http://www.donc-t-s.net/bonvivant/ です。


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 Recettes de Cuisine  −レシピ−
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日本語訳については、あまりに分かりにくいところ以外は、原文と照らし合わ
せてご覧頂けるようになるべく直訳しています。
☆HP対応ページ:
  http://www.donc-t-s.net/bonvivant/recettes/index.htm
         
―――――――――――  Plat du Jour(本日の一皿)――――――――――

          Tarte aux Poires / 洋梨のタルト
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
今が旬の「洋梨」。そのままでももちろん美味しいものですが、甘さと香りを
閉じ込めたタルトは絶品です。

Pour 6 personnes

≪Ingredients≫

4 poires
300ml d'eau
300ml de vin blanc
150 g de sucre en poudre
1 gousse de vanille

<Pate>
250 g de farine
125 g de beurre
60 g de sucre
1 oeuf
une pincee de sel

<Garniture>
125 g de beurre
125 g de sucre en poudre
125 g de poudre d'amandes
2 oeufs
2 c a soupe de farine
1 c a soupe d'alcool de poire

≪Recette≫

1. <Pate>
   Melanger le sucre et l'oeuf avec une pincee de sel jusqu'a ce que
   le melange devienne mousseux.
   Ajouter le farine tamisee. Sabler la pate entre les mains.
   Incorporer le beurre en morceaux.
   Petrir la pate avec la paume de la main pour la rendre bien homogene.
   Envelopper la pate dans un film plastique et laisser reposer
   1 heure au refrigerateur.

2. <Garniture>
   Melanger le beurre, le sucre, les oeufs, la poudre d'amandes et
   la farine. Ajouter 1 c a soupe d'alcool de poire, melanger bien.
   Etaler cette creme sur le fond de tarte.

3. Eplucher les poires, les couper en deux.
  Faire bouillir l'eau, le vin blanc, le sucre et la gousse de vanille.
   Mettre les poires dans ce sirop et laisser fremir environ 15 mn
    (elles ne doivent pas cuire). Faire refroidir.

4. Disposer les poires sur la creme.
   Faire cuire au four a 180℃ pendant 40 a 50 minutes.


=== 和訳 ===

6人分

≪材料≫

洋梨  4個
水 300ml
白ワイン 300ml
グラニュー糖 150g
バニラビーンズ 1本

<生地>
小麦粉 250g
バター 125g
砂糖 60g
卵 1個
塩 ひとつまみ

<クリーム>
バター 125g
グラニュー糖 125g
アーモンドパウダー 125g
卵 2個
小麦粉 大さじ2杯
洋梨のリキュール 大さじ1杯

≪作り方≫

1. <生地>
  ボウルに砂糖・卵・塩を入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
  ふるった小麦粉を加え、手で混ぜ合わせる。
   細かくちぎったバターを加え、手の平でもみながら混ぜ合わせる。
   ラップにくるみ、約1時間、冷蔵庫で休ませる。

2. <クリーム>
   バター・砂糖・卵・アーモンドパウダー・小麦粉を混ぜ合わせる。
   洋梨のリキュールを加え、よく混ぜる。
   生地を敷いたタルト型に注ぎ入れて均一に広げる。

3. 洋梨の皮を剥き、2つに切る。
   鍋に水・白ワイン・砂糖・バニラビーンズを入れて火に掛け、沸騰したら
  火を弱める。そこに洋梨を入れ、水面が揺れるくらいの状態で約15分間
  ゆでる(決して煮過ぎないこと。)柔かくなったら火からおろして冷ます。

4. クリームの上に洋梨を並べ、180度のオーブンで40〜50分間焼く。


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 編集後記
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ご購読、本当にありがとうございます。

前回、皆様にアンケートをお願いしてから長い長い月日が経ってしまいました。
アンケートにお答え下さった皆さん、そしてその後も様々なメールを下った
皆さん、この場を借りて心からの感謝の意を表したいと思います。
本当にありがとうございました。

皆さんからのアンケートの回答を1通1通拝見して、とても真面目な気持ちに
なりました。そして、こんなつながりってやっぱりいいなと、マガジンを発行
しようと思った時の気持ちを改めて思い出し、そしてやってきてよかったと
つくづく思いました。

それで、じゃあ今後、どんな形でやっていくのかと考えた時、かなり考え込ん
でしまいました。当たり前ですが、皆さんのご要望の形は多岐に渡っており、
こっちを立てればあっちが立たずで心の腕組みが続きました。

一番多かったご意見は「何があってもレシピだけは続けて」というお言葉です。
会話に関してはかなりご意見がバラバラで、編集後記は「そのままでいいよ」
「かなり楽しみにしてるよ」というご意見がほとんど。まあ、中には「長すぎ」
(へへ。。。やっぱり)とか「あんなに1回のマガジンで頑張るからしんどく
なるの当然だと思います。もっと肩の力抜いて気楽にやってくれたらいいから」
という泣けてきそうな優しいご意見も数多くありました。

そこで、ここで迷って立ち止まってしまっては本末転倒ですし、コンスタント
にマガジンを続けていくために皆さんにアンケートまでお願いした訳だから、
来年からの方向性を自分なりに決めました。

まず、レシピはこのマガジンのベースとして続けていきます。
会話に関しては、基本会話はある程度ご紹介を終えたので、今後は、映画の中
の会話や、新聞や雑誌の中の表現、またご紹介するレシピの中の表現などを
取り挙げて、フランス語に触れていこうと考えています。

こんな感じでやっていきますので懲りずにお付き合い頂ければ幸いです。

さて、今回は「洋梨のタルト」をご紹介致しました。
日本の梨も洋梨も、今が旬ですね。
私は、好きな果物の傾向というものがあって、甘味と酸味が強くはっきりして
いるものが好きなのです。マンゴスチンやライチ、パイナップルなど、挙げて
みると南方系のフルーツ好きということでしょうか。
それで、どうも日本の梨や柿といった果物は、別に嫌いという訳ではないんだ
けれどどうも味がぼやけているようで今ひとつ。。。といった印象なのですね。

それで、初めて洋梨を食べた時は、「これが梨???」とちょっと驚きました。

日本の梨の食感の特徴は、ジャリジャリ、ザラザラとした感じですね。これは
石細胞と呼ばれるもののせいだそうですが、その舌触りから「サンド・ペア」
と呼ばれます。それに比べて洋梨は、ねっとりとしていて柔かく、そのため
「バター・ペア」と呼ばれ、更に適度な酸味もあるので味がくっきりしている
印象があります。
梨といっても日本の梨と洋梨は別の果物と考えた方が良いような気がしますね。

日本では洋梨というと「洋梨の王様」と言われる「ラ・フランス(La France)」
が有名ですが、この他に
「ル・レクティエ(le lectie)」
  フランス原産。とても甘く、肉質がなめらかで美味しい洋梨です。
「バートレット(Bartlett)」
  イギリス生まれでアメリカに渡ったもの。
  甘味と酸味のバランスが良くジューシーな味わいです。
などが知られています。

フランスではかなりポピュラーな品種として
「ドゥワイアンヌ・ドュ・コミス(Doyenne de Comice)」がありますが
日本では温度面で栽培が難しいらしく「幻の洋梨」と言われています。
きめ細かく肉質がなめらかで濃厚、チーズケーキのような味わいです。

チーズケーキと言えば、洋梨とチーズは本当に良く合いますね。
食べ頃のラ・フランスとカマンベールの相性は私の大好きなものの1つです。
ぜひお試しください。

洋梨を食べる時の一番のポイントは何といっても「追熟」にあります。
はっきり言って食べ頃を見分けるのがとても難しい。
例えばラ・フランスの追熟期間は約20日と言われますが、お店に並んだ
時は当然その20日のうちの何日かが過ぎてるわけで、間違って熟しきらない
うちに食べるとまるで大根かじってるような感触。。。
(経験者です。大根は好きですが、洋梨が大根の食感というのは。。。)
品種によっても追熟期間は違うので、スーパーではなく果物屋さんで買って
お店の人にあとどのくらい置いておいたらよいかきちんと訊くのがまず大切
かなと思います。そして、慣れてくると「香り」が一番の武器になります。
間違っても、お店であちこち押して触って。。。というのは止めましょう。
洋梨は、押した所がみるみる茶色くなり、後から買う人にとても迷惑なので。

洋梨のタルトは、缶詰の洋梨を使ってももちろんOKです。
レシピでは、生の洋梨をコンポートにして、冷まして使っていますが、
できれば丸1日置いておいた方がより味が馴染み、更にしっとりとした食感
になります。

日本でも珍しくなくなってきた洋梨。ブームを過ぎて、身近な果物の1つと
なることで、これからどんどん種類も量も増え、価格も手頃になって、
落ち着いて洋梨の美味しさを味わえるようになるのではないでしょうか。

なにはともあれこの旬の時期に、是非お試しください。

ご無沙汰の限りを尽くしておいて年末のご挨拶というのもお恥ずかしい限り
ですが、皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
皆様お1人お1人が、にっこり笑って新年の朝を迎えられますことを心より
願っております。


今回は以上です。


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創刊日:2001-05-28  
最終発行日:  
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