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カン・チュンドの 投資信託 テッテイ 攻略法

早くも800号突破!確定拠出年金、つみたてNISAにも投資信託の【正しい知識】は必須です。ファンドの選び方は?コスト体系は? 投資信託のスペシャリストを自認する独立FPが、ファンドの【基礎】から【実践的な活用法】まで懇切ていねいにレクチャーします!


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投資信託 テッテイ 攻略法 (薄暗い蔵の奥で、秘め事のように毎日行われていること・・)

2011/06/22

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  カン・チュンド の                         485号
 投資信託 テッテイ 攻略法     ・・・・・・・・・・・・・・・・
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       この世に
       あなたのお金のことを、
       あなた以上に心配してくれる人はいません。




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         晋陽FPオフィス カン・チュンド
         シンプルで継続しやすい資産運用をお伝えします!
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● こんにちは、カン・チュンド です。

(東京は久々に「快晴」です!)


さて、もう数年前の話ですが、

メールマガジンを読んでいただいた方から
次のような感想をいただきました。

(仮にSさんとしましょう..)


 (Sさんのご感想)

【信託報酬が、日割りで引かれていることについて・・】


―いつもメルマガを楽しく拝読しています。

1年ほど前から証券投資に興味を持ち、
投資信託にも関心がありましたが、

投信の仕組みがよく分からず、とりあえず
ドル建てMMFを中心に勉強をかねて運用をしていました。


数ヶ月前から投信の勉強に本腰を入れ始めましたが、
どうしても「信託報酬の実際の差し引かれ方」が理解できず、

ネット検索でようやくカンさんのメールマガジンの記述に
出会い、日割りで差し引かれることが分かりました。

この程度の基本のことが、どんな「やさしい」とされる
投信入門書やネットの解説記事にも載っていないのはおかしい、

これが日本の貧しい投信環境を象徴しているのではないかと
思いました。―


んー、たしかにそうですね・・。

【信託報酬の差し引かれ方】というのは、
どの情報源を見てもなかなか載っていません。


まず、【信託報酬】という言葉そのものが
まだ正しく理解されていないのではないでしょうか・・・。



いや、(ちょっと待ってください。)

その前に、
【信託報酬】ということば自体がおかしいですよね。。


これって(よーく考えてみますと)

◆ 販売会社、運用会社という、
サービス提供者側から見た【ことば】です。

(販売会社や運用会社から見れば、まさに「報酬」ですから!)


だいたいその分野の専門用語で、
業界よりの言い方が定着してしまっているということ自体、

その業界がいかに【閉鎖的】で、
【上から目線的】であるかという証しではないでしょうか・・。

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□■ はじめて当メールマガジンをご覧になる方へ。
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当メルマガは 日本中のどの専門家よりも 投資信託のエッセンス を、

1.やわらかく 
2.わかりやすく 

お伝えすることを目的としています。
(メルマガ内容も それに沿っているはず!?)

(日本では)投資 を行うには
「特別な才能」や「大きな決心」が必要かのように云われていますが、

それは × ですよ。

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□■ 信託報酬なるコストの正体とは?
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● 信託報酬とは??

私たちがファンドを保有する限り
【けいぞく的に負担するコスト】です。


もちろん、何百という銘柄を束ねて、
運用会社さんが私たちの代わりに

運用という作業を行ってくれるわけですから、
それなりの「継続コスト」を払う必要はあるのですよ。


でも、ことばとしては、

【ファンド管理手数料】とか、【運用維持手数料】などという
言い方をすべきなのです。


◆ なぜなら、投資信託を用いた資産運用において
「主人公」になるのは、

【私たちファンド保有者】なのですから・・。


さて、この【運用維持手数料】なのですが、
一種独特な「取られ方」をします。

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● えー、突然ですが、
おクルマをお持ちの方は先月(5月)【自動車税】を払われましたね。

あれも、クルマを保有している限りかかってくる
【継続的なコスト】です。


毎年、「納めてくださいよ」という書類が来ますね。
(まあ、請求書です・・)


これは私たちが負担すべきコストですから、
私たちが「おサイフの中から」お金を出して納めるわけです。

ところが、
投資信託の【運用維持手数料】は、ちょっと違う・・。



何が違うかというと、納め方が違うわけです。
??


コストというのは、
負担する私たちが、

私たちのおサイフの中からお金を出し納めるのが
「大原則!」

(家賃も携帯電話代もプリンターのインク代も
フィットネスの月会費も、皆そうですね)


ところが、投資信託の【運用維持手数料】は、


私たちが買っている投資信託という「商品」の、
角のところを少し削って、

それを【運用維持手数料】として払っているのです。

(なんという!!
 まるで現物支払い、ではないですか。)



そうです、いうならば、

毎年の自動車税を、クルマのバンパーを少し削って
「これで現物払いをさせてください!」

と言っているようなもの。

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● それではなぜ、投資信託の【運用維持手数料】は、
「現物払い」ができるのでしょうか?

カンタンです。

◆ それは、
投資信託という商品そのものが、お金(資産)だからです。



もうひとつ、
投資信託の【運用維持手数料】が特殊なのは、


◆ 投資信託という「商品」の、
角のところを少し削っているのが、

私たちファンド保有者ではなく、運用会社である点 です。


ほんとうは私たち自身が払っている手数料なのに、
商品提供側が「コストの計算」をし、

「コストを実際に徴収」している、というのは

(考えてみると)ちょっと 異常 ですよね。


また、そのことを積極的に
ファンド保有者に告知しないことも、異常 です。


あなたは銀行や証券会社で投資信託を勧められたときに、

この、【運用維持手数料】
つまり、「信託報酬」というコストについて、

きちんと説明を受けましたか?

(説明を受けた方は、それが理解できましたか?)


(わたくしの推測ですが、)

「信託報酬」というコストについて、
きちんと説明を受けていない方のほうが多いのではないでしょうか・・。


もしかしたら、販売会社、運用会社にとっては
【いちばん触れて欲しくないトピック】なのかもしれません。


そして、(ここからが本題なのですが、)

私たちが支払っている【運用維持手数料】は、

(じつは)年1回の徴収ではないのです。

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□■ ファンドの値段とは? 【基準価格】でしたね。
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● 投資信託は毎日【値段】がつきます。

このことが「いつでも売れるよね。」「いつでも買えるよね。」
という、安心感 につながっています。


では、ファンドの【値段】はどうやって決まるのか?

カンタンです。


株式ファンドなら、ファンドが組み入れている株式の
「その日の値段(終値)」が出ますよね。

それらを 
株価 × 株数で計算して、

すべての銘柄を足して
(あと、現金などを足すと)

それが投資信託の【純資産額】になります。(借金はないものと仮定)



その【純資産額】を【総口数】で割れば、
1口あたりのファンドの「値段」が出るわけです。


通常、1万口あたりのファンドの「値段」を
【基準価格】といいますが、


たとえば、
6月22日のAAAファンドの【基準価格】は、

【純資産額】÷【総口数】× 10,000  という計算式に・・





すみません、


実は、ならないのです・・。


さっきお話した、

株式ファンドなら、ファンドが組み入れている株式の
「その日の値段(終値)」が出ます。

それらを 株価 × 株数で計算して、すべての銘柄を足して
(あと、現金などを足すと)

それが投資信託の【純資産額】になります。

というのは、


正確にいうと、

投資信託の
【名目純資産額】という言い方をすべきなのです。


◆ なぜなら、
(今日のメルマガのキモですよ、)


6月22日の午後4時すぎに、
この、【名目純資産額】から、

その日の【運用維持手数料】(信託報酬)が差し引かれ、

そのあとに、総口数で割ってはじめて、
その日の【基準価格】が出されるからです。



えっ!? 

つまり、【運用維持手数料】(信託報酬)は
年に1回引かれるのではなく、

実は365日で割って、
毎日毎日【名目純資産額】から差し引かれ、


この手数料を引かれたあとのファンドの大きさを、
【純資産額】と呼んでいるのです・・・。



んー、まるで、薄暗い蔵の奥のほうで、

ファンド保有者に知られないように、
超薄切りスライスチーズをうすーくめくるように、

毎日、【運用維持手数料】(信託報酬)は
差し引かれているのですね。


◆ そして、そのコストは、
私たち「ファンド保有者」が負担しています。



わたしは、
この手数料の差し引き方を最初に考えた人は

【天才】だと思います。


なぜなら、商品提供側にとって、
これは <理想的な手数料の徴収方法> だからです。


私たちは、上記のような事実が、

蔵の奥の薄暗い空間で、
「秘め事」として行われていることに

異議を唱えないとダメですし、


このような事実を(何より)
きちんと【知る必要】があります。


投資信託という商品をめぐる「この業界」は、

まだまだ、マイナーな、
商品提供側がずる賢く消費者から利益を取ろうとする、

【発展途上の業界】なのです。


そして、発展途上であるからこそ、
これから「よくなること」はあれ、

これ以上「悪くなること」はないと、
わたしはポジティブに捉えています。


これから銀行、証券会社で「投資信託」の説明を受ける人は必ず、

「このファンドの信託報酬は 年何パーセントですか?」
と聞くのをお忘れなきよう・・。


(これは、ファンド提供側に
いつも信託報酬を意識させるために、

私たち消費者がしなければならない「責務」です・・)


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      http://tohshi.blog61.fc2.com/   

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【編集後記】

お気づきの方も多いかと思いますが、
ここ数ヶ月間、メルマガの頻度が落ちてしまっています。

コンサルティング、セミナーで案件を抱え
なかなか時間を確保するのが難しい状況になっているためです。

(ん? ちょっと言い訳めいていますが…)


正直言いますと、500号をひとつの区切りにして、
メルマガをやめようかと何度も考えました・・。


(真っ白になって改めて考えてみますと)

わたしにとっていちばん大切なのは、
当オフィスのお客様です。

たとえば、メルマガを書く時間があったら、
お客様宛ての「ニュースレター」にもっと時間を割くべきだ。

あるいは、

コンサルティングの内容を充実させるために、
もっとスタディに時間を割くべきだ・・。

と囁く「もうひとりの自分」がいます。


が一方で、
せっかくここまで続けてきたメルマガをやめるというのも、

なんともつらいことです。

正直、今も悩んでいます・・。

自分の技量や、これからのことも踏まえて
きちんと決断したいと思います。

(わたしの悩みがあるからといって、
メルマガのクオリティーが下がることは絶対にないようにします!)


今年の夏は(いろいろな意味で)暑くなりそうですね。
みなさん、どうぞご自愛くださいませ・・・。

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=おかげさまで12年目を迎えます。=
晋陽FPオフィス 代表 カン・チュンド
〒108-0014 
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  賢いとは、多くのことを
  知っている人ではなく、

  大事なことを
  知っている人をいうのだ。

    アイスキュロス


■ 発行者 【晋陽FPオフィス】代表
  カン・チュンド(姜 忠道)
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■ サービス理念
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