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ミーハー通信

ミーハーな視点で選んだ「見てハッピーに気分になれる映画」を新旧おりまぜ毎回1,2本紹介していきます。

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ミーハー通信VOL.93

2004/10/12

 
***********「ミーハー通信」*******************************************
   VOL.93 2004.10.12

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 こんにちは。ミーハーな映画ファン、MissYです。
このメールマガジンでは「見てハッピーな気分になれる映画」を紹介していき
たいと思います。
 第93回は、胸が熱くなる音楽映画2本をご紹介!

■『永遠のモータウン』2002年・アメリカ
  (原題『Standing in the Shadows of Motown』)(監督/ポール・ジャストマン)

 マービン・ゲイ、ジャクソン5、シュープリームス、スティービー・ワンダー
などのヒット曲の数々は、おそらく多くの人が「イントロ当てクイズ」で十中八九
当てられるくらい、どれもキャッチーなメロディーですね。1960年代のヒット
曲でも今聴いても全然古くさくないし。今でもCMなどでよく使われるし。曲のタ
イトルだけ聞いても「?」でもメロディーを聴けば「あ、この歌聴いたことある!」
と思う人が多いことでしょう。
 それほど世界の人々が愛しているモータウン・サウンド。なのに、その歌たち
の本当の立て役者であった、レコーディングの際の専属ミュージシャンたちには
長年まるでスポットが当たらなかった。それは昔のアメリカのレコードは、演奏し
たバンドのミュージシャンたちの名前はレコードにクレジットされなかったから、
らしいのですが。そんな彼ら=ファンク・ブラザースにスポットを当てたのが、こ
のドキュメンタリー映画です。
 もともとは、伝説のベース奏者ジェームス・ジェマーソンという人の本が89年
に出版され、それをきっかけに14年の歳月を費やして映画化されたそうです。そ
の間に亡くなってしまったメンバーも居たりして、う〜ん、本当にモータウンの光
と影だなぁという感じを受けました。
 全編、インタビューと当時の再現フィルムや当時の貴重な映像などをつないで
作られています。ところどころ、現在の彼らが皆で集まってライブを行った模様も
(チャカ・カーンなど豪華ゲストが出演!)随所にはさんでいるのですが、基本
的には地味といえば地味なドキュメンタリー。なので音楽ファン以外の人には、
つまんない映画かもしれませんが、ちょっとでも音楽好きな人にはタマラン!映画
だと思います。
 モータウン・サウンドというと、ヒット曲を量産したシステマチックな感じを受
けていたのだけど、現場の作り手であったバンドの彼らは当然ながらものすごく音
楽を愛していたわけで、常に熱い気持ちをそそいで1曲1曲を作っていた訳です。
それを今更ながら知って、そして、そんな彼らが結構冷遇されていたけど音楽を演
奏するのが楽しくてたまらなかったという気持ちがベースにあったことを垣間見て
ほんと胸が熱くなる映画でした。笑ってしまうエピソードや泣いてしまうエピソー
ドがいろいろあるのだけど、私は『マイ・ガール』のイントロ(あの有名なイント
ロです)にまつわるエピソードで涙腺爆発でした。そして現在の彼らが若いミュー
ジシャンにモータウン・サウンドの組み立て方を説明するくだりで、例に出される
歌は『悲しいうわさ』なんだけど、それはまさに! イントロのドラムのリズムだ
けで既に『悲しいうわさ』なのですよ! インタビューしていた女性シンガーもノ
リノリですぐに歌をのせていました。それだけ特徴があるんですねぇ。
 そんな風にモータウン・サウンドの秘密を惜しげもなく披露しながら、当時のい
ろんなエピソードを語る彼らは、大変だったことも楽しそうに笑って話していると
ころが「う〜ん、人生って深いなぁ」と思わされます。それと私は今までモータウ
ン・サウンドはほとんど輸入盤CDで聴いていたので歌詞の意味なんて分かってな
くて、今回、映画の字幕で見て「こういう内容の歌だったのね!」と知りました。
すいません今更こんなんで...(赤面)。どの歌も、歌詞もイイですねぇ。グッ
ときます。
 この映画をきっかけにファンク・ブラザースは再評価され、2004年グラミー
賞で功労賞を受賞。この夏には来日公演が東京でもありました。もしや見た方いる
かしらん。私も見たかった!
 この映画は日本ではこの夏から秋にかけて劇場公開中。11/25には、早くも
DVD発売されますので、映画館で見損ねた方は、DVDで是非! 私はもちろん
購入しますよ!

公式HPは、こちら。
http://www.eiennomotown.com/

■『スゥイング・ガールズ』2004年・日本 (監督/矢口史靖)

 さて、『永遠のモータウン』は世界中でヒットした歌にまつわる映画ですが、こ
ちらは東北の女子高校生たちが「ジャズやるべ!」っていきなりスゥイング・ジャ
ズバンドを結成するお話。あの『ウォーター・ボーイズ』の矢口史靖監督、最新作
です。前作で俳優さん達にシンクロ猛特訓させたように、今回も俳優さん達に楽器
の演奏を猛特訓させたそうで。最初はぜーんぜんヤル気なしの彼女たちが、みるみ
る間に音楽の魅力に引き込まれていく様子が楽しいです。そういう意味では、これ
も、ちょっとドキュメンタリー映画? フツーに道を歩いていても、突然「ねっ、
これもスゥイングのリズム?」って言っちゃうあたりは、もう見ているこちらも楽
しくなってニコニコです。生徒たちもそれぞれキャラクターが強烈で、恋多き女の
子もいれば、パンクバンドやってたえらいロックなファッションの子もいたり(で
も如何にも”田舎のロック少女”という感じで可愛い!)ヒロインの女の子は、ひ
たすら”まわりじゅうを巻き込んで我が道を行く”ある意味かなりハタ迷惑な子で
あったり、それでも皆、スゥイング・ジャズを好きな気持ちは同じ!ってところで
チームワークが出来てくるあたりは、ベタな展開だけどグッときます。そして、途
中絡んでくる数学教師役の竹中直人がウマイっ! 今回『ウォーター・ボーイズ』
のようなスーパーマンではなくて、かなりダメダメおじさん。ジャズおたくで、理
論はすごいんだけど実技まったくダメという「全国各地にこういう人たくさんいる
だろうな〜」的な、典型的ジャズおたくぶりに爆笑です。音楽教室の先生役で谷啓
さんが出ていて「そういうことは基本を押さえてからやりましょうよ〜(苦笑)」
って言うところが爆笑です。
 そんなこんなで迎える最後の晴れ舞台は、全国大会!なーんてデカイ舞台ではな
いところも、また矢口監督らしい展開でニッコリ。最後の演奏シーンはもちろん皆
さん吹き替えなしで演奏しているそうです。めちゃくちゃウマイ!ってほどではな
いけど(笑)、でも、じーんと来ます。私が中学生くらいでこの映画観たら、絶対
に翌日、吹奏楽部に入部希望していたと思う! そんな映画。サントラ盤もお薦め
でっせ!

公式HPは、こちら。
http://www.swinggirls.jp/index.html

【編集後記】
 5月に発行して以来、すっかりご無沙汰しておりまして申し訳ありません。新し
い派遣仕事で、ちょっとへたばっておりました。しかし『永遠のモータウン』で、
あまりにも感動したので、やっと重い腰を上げて久々に発行した次第です。福岡市
では、今、上映中です! しかしモーニングとレイトのみの上映という、ひじょー
にキビシイ(フツーの社会人にとっては、なかなか見に行けないですよね)上映時
間ですが、お時間の都合つく方は是非!スクリーンで見てください。パンフレット
も内容充実しておりました。この映画を観て以来、今までフツーにニコニコと聴い
ていたモータウン・サウンドも、どれ聴いてもグッと胸が熱くなり涙がこぼれそう
になる私です。え、大げさですか? でも、ほんとに、そんな映画なんですよ〜! 

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発行人 MissY
感想、お仕事、雑文書きのご依頼などありましたら、こちらへ。
E-mail miss_y@104.net

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創刊日:2001-04-10  
最終発行日:  
発行周期:不定期(月に2〜3回発行)  
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