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ミーハー通信

ミーハーな視点で選んだ「見てハッピーに気分になれる映画」を新旧おりまぜ毎回1,2本紹介していきます。

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ミーハー通信 vol.90

2004/03/20

***********「ミーハー通信」*******************************************
   VOL.90 2004.3.20

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 こんにちは。ミーハーな映画ファン、MissYです。
このメールマガジンでは「見てハッピーな気分になれる映画」を紹介していき
たいと思います。
 第90回は、ほんわかした後味のデンマーク映画をご紹介!

■『幸せになるためのイタリア語講座』2000年・デンマーク
  (原題『Italian for Beginners』)
                        (監督/ロネ・シェルフィグ)

 デンマークはコペンハーゲンの近郊のとある街が舞台。教会の牧師、ホテル
マン、そのホテルが経営するスタジアム・レストランで働く男、その同僚のイ
タリア人の若い娘、年老いた母親を看ている美容師、パン屋で働く不器用な女
性。
一見、何の繋がりもなさそうなこの男女6人(イタリア人のウェイトレス以外
は30代前半の独身)が、市役所主催の「初級イタリア語講座夜間コース」を
きっかけに知り合い、それからの恋の行方を描いたお話。
とはいっても、ハリウッド映画のような派手な展開は一切なし。どの登場人物
もすごくシャイだったり、短気だったり、とにかく観ているこちらが「あ〜も
う、もどかしい!」と言いたくなるくらいに、ぎくしゃくと生きているのです。
でも、ふと気づくと、私ら日本人にも思い当たる、この不器用でシャイな感じ
のデンマークの人々。とても他人事とは思えなくなってくる。だからなのか、
観ているうちに、まるで友達の恋の行方を見守っているような気分に。そして、
奥さんを亡くしたばかりの牧師とか、親を亡くしたりとか、教会でのお葬式と
か、とにかく「死」があちこちに顔を出すストーリー展開なのに決して暗いお
話にはなってないのが不思議。それはきっと、登場人物誰もが、不器用ながら
も一所懸命に前を向いて生きようとしている(または、人に励まされて頑張ろ
うと思い直す)おずおずとながらも、現状から一歩踏み出そうとしている人た
ちだからでしょう。
全般に地味で淡々とした映画なのだけど(特に派手な事件が起こるわけでもな
いし。誰にでも起こりうる人生のアクシデントは起こりますが。)観た後に、
とてもやさしい気持ちになれる映画でした。「困っている人には手をさしのべ
よう」という気分になるような。それは別に恋愛に限らず、ね。「別に一人で
つっぱることはないんだよ」と、やさしく頭をなでられたような、抱きしめら
れたような感じで、見終わった後に、ちょっと泣き笑いしてしまう映画でした。
デンマークの人って、同じヨーロッパでも明るく陽気な感じのイタリアという
国に対して、すごく憧れているらしい。ああ〜、それは分かる気がする!
 私はこの映画、あまり詳しい情報を事前に知らずに観て、見終わった後に、
パンフレットを買い、ドグマ映画の一つだと知って驚きました。
 ドグマ映画とは1995年にラース・フォン・トリアー監督(ビョーク主演
の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を撮った監督ですね。関係ないけど、この
タイトルはいつも先にブルース・スプリングスティーンを連想する私)が提唱
して始まった「ドグマ95」の手法で撮影された映画。「ドグマ・ルール(貞
潔の誓い)」という10のルールを守った映画を作ろうというものです。
ちなみに、そのルールとは
1.撮影はロケのみで、小道具やセットは持ち込んではならない。
2.映像とは別なところでサウンドを作り出してはならない。その逆も認めら
れない。
3.カメラは手持ちでなければならない。手持ちであれば、動いても静止して
いても構わない。
4.フィルムはカラーとし、人為的な照明は認められない。
5.オプティカル処理やフィルターの使用は認めない。
6.故意的なアクションを取り入れてはならない。(殺人や武器などは不可)
7.時間的、地理的な乖離は認められない。(この場所で現在進行形ということ)
8.ジャンル映画は認められない。
9.フィルムのフォーマットはアカデミー35ミリ(スタンダード)に限る。
10.監督はクレジットに載せてはならない。
というもの。
でもまぁ、これは別にどこかの機関が検閲する訳でもなく、参加している映画
人たちが、これだけの「縛り」があって、どういう映画を撮れるかというチャ
レンジですね。
ただ私個人の好みで言うと、このドグマ映画の他の作品(といっても数本しか
観ていませんが)私にはよくワカンナイ小難しい映画が多かった。唯一『ミフ
ネ』という映画は好きでしたが。なので、この、何ともほんわかした余韻の、
この映画が、このドグマ映画だと知って、すんごく驚いたのでした。更にこの
映画の中では、私は牧師さんが一番イイ感じと思ったのですが、パンフレット
を読んだら、この俳優さん(アンダース・W・ベアテルセン)は『ミフネ』に
も出ていたらしい! あらま。じゃもう一度『ミフネ』観てみようかな。
ドグマ95について興味がある方は下記が公式HPです。
http://www.dogme95.dk/
『幸せになるためのイタリア語講座』の日本の公式HPは下記です。
予告編(原田知世ちゃんのナレーション!)も見れます。
http://www.zaziefilms.com/italian/
福岡市では現在公開中ですが、他の地区の方は、このHPで上映予定をチェッ
クして、是非、映画館に足を運んで観てくださいね。

【編集後記】
 不定期発行にして、昨年9/11発行を最後に、またしてもぱったり発行を
さぼっていました。すみません! 購読していた方々も、もう忘れていた頃に
届いて、驚いているのではないでしょうか。
 実は、melma!から「あまりに長く発行していないメルマガは廃刊の手続きを
取る」というお知らせメールが届き、あわてて久々に発行した次第です。そう
いえば前回発行のとき紹介した映画『ロッカーズ』のDVDが3/19発売に
なりました。映画館で見損ねた方は要チェックです! 私は当然DVD買いま
した(笑)。ネットで注文して、まだ届いてないんですけどね。明日あたりに
届くかな〜。あああ、待ち遠しい!
それと、かなり地域限定情報になりますが、福岡県北九州市小倉北区の映画館
「昭和館」では、3/27より、この『ロッカーズ』と『木更津キャッツアイ
日本シリーズ』が2本立て1000円という嬉しい再上映があります!
 やっと再開しましたので、これからは、なんとかコンスタントに発行続けた
いと思います。どうぞよろしくお願いします。


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発行人 MissY
感想、お仕事、雑文書きのご依頼などありましたら、こちらへ。
E-mail miss_y@104.net

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http://miihaa.web.infoseek.co.jp/melma.htm

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創刊日:2001-04-10  
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