海野隆−ひと・まち・くらし・しぜん通信

2013/12/19

■事業仕分けがもたらしたもの 

阿見町でも平成24年度、平成25年度と、民間の政策シンクタンク構想日本
の協力で「事業仕分け」が実施されました。多くの町民の皆様も「判定人」と
して参加されました。その際に、町民判定員の皆様からも多くの感想・意見が
だされました。

詳細は、阿見町のホームページに掲載されています。
http://www.town.ami.ibaraki.jp/kakuka/somu-bu/kikakuzaiseika/jigyoshiwake/index.htm#

構想日本
http://www.kosonippon.org/

事業仕分けは、町が実施している事務や事業について、1「本当に行う必要が
あるのか」、2「国や県が実施すべきものではないのか」、3「事業の実施手
法は妥当か」など、その根本的なあり方を第三者の視点で評価するものであり、
町民との協働による町政運営と、町の行財政改革のさらなる推進を図るため、
次のようなねらいをもって実施します。

1.第三者の視点による公平・客観的な評価により、事務事業の目的や本質を
明確化します

2.町が導入している行政評価制度について、精度の向上を図ります

3.町民への説明責任の徹底や、職員の意識改革の推進を図ります

4.次年度以降の予算編成の参考とし、歳出削減および予算の最適化を図りま


全国の自治体で実施されていますが、茨城県内では土浦市が最初に実施され、
続いて龍ヶ崎市で実施されました。それ以降、阿見町、那珂市、つくばみらい
市、かすみがうら市の6市町村で14回実施され、多くの成果を上げてきまし
た。

先日、茨城県内で事業仕分けを実施したかすみがうら市、つくばみらい市及び
那珂市の3市長が、「事業仕分けがもたらしたものと今後に向けて」−オープ
ンガバメント最先進地域からの報告−という合同シンポジウムを実施しました
ので、参加してきました。なお、オープンガバメントは「政府や自治体の情報
を極力公開する。そして住民、国民といっしょに政治、行政を考える」とされ
ており、世界の潮流になっています。

宮島光昭かすみがうら市長、片庭正雄つくばみらい市長、海野徹那珂市長は、
事業仕分け導入の狙いや効果について、それぞれ以下のような点をあげていま
した。

1、定量的な効果である経費の節減や行財政の改革につなげようと実施したが、
職員の説明能力を高め、意識の改革にきわめて効果的で確実につながった。

2、行政の「見える化」につながり、本来の自治を担う市民の当事者意識を向
上させ、参加意識を高めた。

3、全国の自治体議会でも、議会として事業仕分けの手法を使って決算審査を
行う試みも出てきた。

4、事務事業が無駄なく効果的に行われている行政自身が行う内部評価の精度
の向上につながっていく。

5、今後、直面する公共施設の改修や再配置に、事業仕分けの手法を導入する
検討をしなければならない。

6、市民判定人を協働のまちづくりのパートナーとして活躍していただく工夫
をしなければならない。

事業仕分けの総括として調査された資料を見ると、市民判定人の意識の変化に
は驚かされます。事業仕分け前では、「税金の使い道」にとても関心がある9
%、やや関心がある11%でしたが、仕分け後では、それぞれ31%、42%
に増加しました。「行政の事業内容」には、仕分け前が、とても理解している
3%、やや理解している8%でしたが、仕分け後では、それぞれ21%、45
%に増加しています。「行政や議会の情報への関心度」は、仕分け前では、と
ても関心がある4%、やや関心がある10%でしたが、仕分け後では、それぞ
れ19%、37%に変化しています。「地域づくりに関わる集まりに参加する」
についても、仕分け前では、よく参加する10%、時々参加する16%でした
が、仕分け後では、それぞれ15%、22%に変わりました。

会場には県内、県外からも参加者がありました。藤田幸久参議院議員や先日当
選し事業仕分けの実施に向けて準備をしている鈴木周也行方市長も姿を見せて
いました。事業仕分けの手法をさまざまに応用しながら、阿見町議会でも取り
組んでみたいと考えています。

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創刊日:2001-04-09  
最終発行日:  
発行周期:不定期・ほぼ月刊  
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