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- 2001-04-07
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格差社会緩和への一考察
格差は人間社会では何時の時代でも存在しました。
封建時代のような、搾取による、庶民虐めこそ民主主義では無くなりましたが、
弱肉強食の時代を反映して、格差の拡大が問題化され、勝ち組と負け組みが
峻別されつつあります。
小泉改革によって格差は助長されたと民主党は指摘致しておりますが、デフレ経済化
での、企業の生き残りかけて、雇用制度が変化した事が今日の格差問題の発端になって
いる事は事実で、グローバル化した世界的競争下ではいた仕方ない現象とも見て取れます。
最近の景気回復傾向から、一部大企業が大幅に収益を上げて来ていることから、従業員の
給与の引き上げが春闘でも労働組合からも要求が出されましたが、経営側の脇は硬く、ほんの
少ししか給与の引き上げはなかった。
勝ち組の代表であるトヨタでさえ僅か千円の賃上げしかなかったのです。定期昇給は別に
6〜7千円くらいはありますが。
他の企業はおして知るべしです。
何故経営側はこの様に給与の引き上げに応じないのでしょうか?
会社側の言い分を聞きますと、世界的競争に生き残るには、追い上げる新興国や欧米諸国との
賃金格差を見れば、我国の給与水準は高く、これ以上の賃金引上げは国際競争力を失うと。
又環境問題やエネルギー問題への対策としての設備投資や研究開発投資が莫大となり、利益の大半
はこれ等への投資に消えると主張しております。勿論新製品開発投資が最優先ですが。
然し、雇用政策は誰が見ても歪なものでしかありません。
この雇用政策のために、若者の間では大きな賃金格差が示現しております。
派遣、アルバイト、ニートの存在が我国の行く末に暗き陰を投げかけております。
正規社員を可能な限り少なくして、バッファーとして派遣社員を多く抱える事による経営合理化です。
この雇用政策が若者に将来不安を煽っております。
年金不払い問題の根底にあるのも可処分所得の低さ故、払えない、払っても将来年金が保証される
確証は無いとの不信感からであります。
更に問題を深刻化させているのは、大部分を占める零細中小企業の存在であり、農業問題であり、
個人商店の精彩の無さなのです。又、大きく膨れ上がった国や地方の負債の処理問題があります。
又規制緩和によってM&A(企業の吸収合併)を是とする気風が醸成されて、堀衛門や村上ファンドの事件、楽天のTBS株大量取得
最近では外資による敵対的買収が5月以降の三角合併解禁で可能となり、企業は疑心暗鬼になっております。
トヨタでさえ自社株の買い増しに走っております。
加えて少子高齢化社会が世界史でも例の無いくらいの速度で進行している我国の実態は真に深刻と言わざる
を得ません。
以上のような背景を良く理解しながら、ではどうすれば格差が緩和出来るのかと言う解決の処方箋を示す
政治家や識者は見当たりません。
本当に難しい課題で簡単に回答が見出せれば即実行されたはずですが、実行出来ない事情が
我国の舵取りの困難さを物語っております。
小泉改革により、小さな政府を志向する政策で、官から民へと出来るものは全て民に任せようとの試みが
進行中であります。税源委譲が為され、地方自治がより一層私達の生活に身近なものとなっております。
更に平成の大合併が促進され、合理化は進んでいるように見えます。
私の見解を以下に述べます。
問題の根底にある事象を正しく見極めて、長期的視野から、掘り下げ、複雑に絡み合った案件の解明。
その為には戦略の構築が必須であります。
人間社会はユートピアではありませんから、問題の抜本的解決は不可能です。
戦略の前提は格差は存在し続けるという事実を認めながら、少しでも社会を構成する人々が納得する形にもって行く必要性があります。
先ずリーダーは方向性を示す事が肝要、心の問題が物質より、大切である事を訴えるべきだと私は思う。
日本社会は言われるほど酷いものかとリーダーは問いかけるべきであります。
精神的充足感は何よりの刺激となりえます。つまり生きる意欲とか生甲斐とは何かを問いかける事が必要なのでは
ないでしょうか?
そして、国民全員が智慧を出し合う気風の醸成がリーダーの責務であります。
その点で現在の政治家は国民に良い格好をしすぎです。悪く言えば阿るばかりで、批判の仕合ばかりで建設的ではない。
民主党の主張も枝葉末節で本質論ではない。又政府与党は格差問題から逃げようとしているのみ。
真のリーダーは国民に勇気を与える資質が問われます。
戦略を精神の高揚とすれば、戦術面では指導層(政治家、高級官僚、経営者)は徹底した現場現物主義に徹することです。
優れた経営者はこれを実践しております。
然し官僚などは、東京の大きな建屋にこもって、現実を余り見ない傾向があると言われる。これが、税金の無駄使いの要因になって
いるのではないのでしょうか?彼等は確かに知的レベルは高いし、知能指数も高いかも知れないが、現場をどれくらい理解しているのであろうか?
書類の山に囲まれてそれを迅速に処理する能力が本当の実力ではないと私は思う。
問題の解決は事実の正しい認識から始まると言っても良い。昔の軍隊でも赤煉瓦組が現場を無視して、無謀な戦を仕掛け失敗した経験を
我々は他山の石とは看做さず、現実問題に置き換える演習が必要であります。
指導層の現場回帰を望んで止まない。
問題が起れば、その場凌ぎの対策諮問委員会の設置でお茶を濁す政府の付け焼刃政策を是とはしない。
国会審議でもっと品格のある議論を聞きたい。藤山 哲男 2007/6/9 このコメントがついた記事>>
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ジユウ 2006/3/2 このコメントがついた記事>>
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