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■□JEREP 00.07.31□■[日本経済の2番底]

発行日:7/31

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↑ 一等地ですねぇ。
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           JAPAN ECONOMIC REPORT 
               00.07.31

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株価続落、円安地合。テクニカルな要因というよりも、日本経済に内在している
不良債権処理問題、行き詰まる企業処理問題等を受けた不安感の台頭による要因
で主となっています。

久世前金融再生委員長問題も困った問題ですが、その後任は81歳の相沢氏。実
力があれば年齢は関係無いと言ってしまえばそれもそうなのですが、この世界の
世代交替はいつになる事やら。                   【編】
 
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■日本経済の2番底
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為替市場ではユーロが腰折れ気味の一方、ドル円が注目の参画持合を上に抜けて
きたという見方が強まっている。週足1ドル109.55円付近と高値圏での引
けは、オプション関連などの1ドル110.00円のオファーとユーロ円の売り
がなければ110円の大台を捉えていたとい う見方になる。

背景は、いわずもがなだが、そごう問題に端を発した金融政策を巡る迷走と日本
経済に対する弱気観測の台頭だ。しかし、株安の一方でJGBは超高値圏で推移
しており、単純な日本売りというよりは、米株売り、エマージング売りなども併
せてみると、強気のサマーラリーシナリオを一旦引っ込めて、世界中の投資家が
リスクに対して慎重 な姿勢を示しているともいえる。97年以降、8月はなんら
かの予想外のイベントを伴う相場が続いており、学習効果が働いているといった
ところか?

その意味では、4月以降の「イールドカーブの季節」が終了したという見方は一
旦お預けにしなければならないかもしれない。ドル円だけをみても、4月以降、
短期金利差を材料に動いている様子が窺える。そして、110円手前のこの水準
は三角持合を上抜けしたとみるならば重要な節かもしれないが、GW明けの頃長
くもみ合った水準であることを考えると、やはり110台の前回高値を明確に破
ってくるまではレンジブレイクとは確認できない。

また、同時に円とともに売りこまれている日本株も気になる。ドル建日本株価を
2倍のレバレッジで低下させる円と株の同時安は長期的には持続しない。唯一の
例外が97から98年にかけての金融不安に伴う日本売り相場だった。国内流動
性の不安が多国籍化した日本企業と本邦系金融機関のドルの資金繰りを直撃した
ときに、円投でのドルファンデイングという国内勢の資本逃避的状況が発生する
のだ。そこまで危機的な状況にならない限り、国内勢のレパトリ(資金国内還流
)圧力が外国人売りを相殺するから同時安はなかなか進行しない。

それを図る有力な指標のひとつはおそらくジャパンプレミアムだろう。円Libor
と円Tiborをみる限り、かつてのような乖離は生じていない。今後、日銀ないし
政府が政策判断を誤って流動性危機を発生させない限りは、日本経済のバランス
シート調整を再度促すであろう今回の局面は、日本経済が本格的に立ち直ってい
くために不可欠な調整局面として最後の買い場となる可能性もある。しかし、マ
スコミが主導する最近の国内論調は、瑕疵担保特約問題に代表されるように、海
外のそれと再び遊離しつつあるのが気にかかる。結果的に、それはマーケットか
ら遊離する結末を招いてきたことが多かった点には留意しておきたい。

    山内 英貴(株式会社グローバルサイバーインベストメント代表取締役)
                      http://www.gcidream.com/

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■用語解説
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●LiborとTibor
ロンドンインターバンクオファードレートと東京インターバンクオファードレー
トの略。「ライボー」「タイボー」と言います。
インターバンクというのは「銀行間」、オファードレートというのは「資金の出
し手側の提示レート(金利)」を言いますが、マーケットではあまり細かい定義
は気にされる事なく、一つの「指標」「インデックス」として扱われております。

簡単に言うと、複数の銀行が提示したレートを平均したものなのですが、両者の
違いは、提示する銀行の邦銀と外銀比率の違いにあります(前者は外銀の比率が
高く、後者は邦銀の比率が高い)。レート(金利)の違いは、それぞれの信用力
によって異なってくるので(信用力のない銀行程、金利が高くなる)、両者の差
を追っていく事で、邦銀と外銀との信用格差の推移等を見ていく事ができます。

●ジャパンプレミアム
邦銀がドル資金を調達する時に上乗せされる金利(外銀の調達金利に対して)。
資金を誰かに貸す時には返済されないリスク(信用リスク)がありますから、信
用できない人には貸さないか高い金利を要求しますよね。特に97年〜98年に
日本の金融不安が高まった時には、邦銀がドルを調達しようとしたのですが、ド
ルを持っている側はなかなか応じず、結果として外銀が調達する時よりもかなり
高い金利(プレミアム)が要求されたわけです(現在は、金融不安もおさまり、
ジャパンプレミアムは一応解消されています)。

これを簡単に見る便宜的な方法として、LiborとTiborの差を見るというやり方
があります(といっても普通新聞には載っていませんし、金融の現場で働いてい
る方でない限り、日々この動きを追う必要はないでしょう)。     【編】

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★当レポートは、皆様のご意見・ご感想・ご質問・ご投稿により成り立っており
 ます。どんどんメールして下さい。→<mailto:jerep@jerep.com>
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■編集・発行:「JAPAN ECONOMIC REPORT」編集部 Copyright(C), 2000
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