この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

RSS


メルマガの登録・解除

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。



彼の声 2003.12.27

発行日:12/29

何を求める気も起こらず、
その場の成り行きでどこかを彷徨い、
たわごとばかりの喧噪をくぐり抜け、
どこか得体の知れない場所へ意識の断片が辿り着く。
他の心身はどこへも辿り着けずに喧噪のただ中で力尽きる。
自分たちが会話に加わっていないことに気づいた時にはもう遅い。
誰と誰が話していたのか思い出せなくなる。
夜空を見上げれば微かに雪が舞っている。
それとこれとは関係ないか。
雪が舞えば気温が下がっていることの証となるだろうか。
証であろうとなかろうと、
寒くなっていることは確かなようだ。
北海道あたりでは、ホームレスの人が公園で凍死していたりするだろうか。
市役所にでもホームレスの人たちのための宿泊施設でも設置して、
衣食住でも提供してやれば死人が減るかも知れないが、
赤字財政でそのための予算など確保できないか。
確か国家財政の半分が借金だそうだから、
とりあえず公務員の半数をリストラして
役所の仕事を半減すれば赤字はなくなり、
税収だけで行政サービスを行えるかも知れない。
リストラされた公務員はどうすればいいかといえば、
自力で仕事を探してもらい、
それでも職にあぶれて行き詰まった人はホームレスになってもらえばいいか。
そうすれば役所に設置された宿泊施設で寝泊まりできるようになるか。
何かの間違いで自分がこの国の独裁者にでもなった暁には、
この現代のホロコーストならぬ公務員ホームレス化計画を実行するかも知れない。
冗談はさておき、国が赤字財政で借金漬けらしいが、
民間の借金と国家の借金ではその質が異なるように思われる。
何しろ国は造幣局などで金そのものを作り出すことができる。
その気になれば国債の代わりにそれと同額の紙幣を印刷できるだろう。
もちろんそんなことをやれば円の信用がなくなって、
貨幣経済がめちゃくちゃになってしまうかも知れないが、
とりあえず円安になれば輸出企業は儲かるだろうか。
儲かる以前に国自体がどうにかなってしまうか。
これも自分が独裁者になったらやってみたいことかも知れない。
どうやらこれも冗談の域を出ない話になってしまったようだが、
実際の国家財政も国債の発行残高などはほとんど冗談のような数字だと思う。
返すことが不可能だと思われるような天文学的な額の借金をしていて
本当に大丈夫なのだろうか。
発行された国債を将来どうするつもりなのだろう。
たぶん将来のことなど何も考えていないのかも知れない。
やはり最終的には毎年少しずつ造幣局で余分に紙幣を印刷して、
償還期限の来た同額の国債と交換して行けば何とかなるだろうが、
とりあえず発行する国債の額を少しずつ減らして行かないことには、
いずれ国家財政が破綻を来すことは目に見えている。
もうすでに破綻状態かも知れない。
破綻状態なのにそこに暮らす自分たちには実感が伴わないか。
結局貨幣経済なんてそんなものだろうか。
国家財政がどうなろうとそこに暮らしている人々が普通に暮らして行ければ
それでかまわないのかも知れない。
中には困っている人が大勢いるのかも知れないが、
その中に自分が入っていなければ何とも思わないのだろう。
他人の不幸はどこまでも他人の不幸でしかないか。
しかし自分が不幸になっても助けてくれる者は誰もいないかも知れない。

君はそれ以上に何を知っているというのか。
それ以上のそれとは何だろう。
普通に思うことが何をもたらすのだろうか。
具体的に何を思うかによって違ってくるかも知れない。
それについて君がどう思ってみても仕方のないことか。
それとは例えば世界情勢とか何かの大げさな事象か。
国家について何を述べてみてもどうなるわけもないか。
君には関わりのないことなのか。
関わりがあるかないかは君次第になるだろうか。
たぶん関わりがあるのは君ではなく他の誰かだろう。
政治家とか官僚とかなら何らかの関わりがあるのかも知れない。
なぜか今年はユニセフの募金に二回も応じてしまって、
ネット経由で四千円ずつ送ってしまったわけだが、
別に世界の子供たちに何の思い入れもないし、
貧しい地域に暮らす子供たちが死のうが生きようが、
送った金のおかげで学校に通ってどうなろうと、
自分がどうなるわけでもないだろう。
とりあえず自分の行動については懐疑的だ。
自分は誰かに試されているのだろうか。
それとも単なる自意識過剰でしかないのだろうか。
しかしなぜ子供たちは夢を持たなければいけないのだろうか。
そんな問いに取り立てて意味らしい意味はないか。
夢を持ちたければ何か適当な夢を持てばいい。
そしてその夢を実現させるために努力してみればいい。
努力してみれば何らかの結果が到来するだろう。
努力しなくてもいい。
努力しない方が幸せになれるかも知れない。
努力してもしなくても不幸になるかも知れない。
どちらでもかまわないのかも知れない。
夢など持たなくても生きて行けるかも知れない。
夢を持っても持たなくてもかまわないのかも知れない。
何をどうやってみてもなるようにしかならない。
そしてあきらめてもあきらめなくてもいい。
人それぞれにそれぞれの結果が待ち受けている。
いったいそれらの可能性のどこで踏みとどまろうとしているのか。
踏みとどまれるはずもなく、
ただ行ったり来たりを繰り返して、
様々な結果の手前で彷徨うばかりか。
可能性はどこまでも可能性以外には行き着かない。
しかし可能性のままでいられるはずもない。
放っておけば可能性はいつしか消え失せ、
現実が双肩にのしかかってくるだろう。
そうなってから可能性を試さなかったことを後悔しても始まらない。
後悔するのもひとつの結果なのだ。
後悔している自らにはまだ可能性があるかも知れない。
ならば今度はその可能性を試してみればいい。
どこまで行ってもそんなことの繰り返しにしかならない。
そこで終わりなどと思うのは現状に対する甘えだ。
もちろん甘えたままでもかまわないか。
甘えた態度に徹することが何らかの結果を呼び込むだろう。
どのような結果に至ろうとも、
その結果からまた別の可能性を窺うことができる。
タマネギの皮をいくらむいても涙が止まらないだけか。
それが何のたとえなのかよくわからないが、
いくら語っても大して意味のない言葉がいつまでも続いて行くだけのようだ。
たぶんそのような手法に終わりはないのだろう。
人の生き死にに意味があるとすれば、
そこに何らかの肯定的な意味を設定する人にとっては、
それなりの意味があるのかも知れないだけか。
そんなことには無関心な人にとってはどうでもいいことか。
だが別に誰もが何らかの意味を設定しなければならないというわけでもないだろう。

| 次の記事>> | 最新の記事

ブックマークに登録する

TwitterでつぶやくLismeトピックスに追加するdel.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録記事をEvernoteへクリップ
My Yahoo!に追加Add to Google

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

登録した方には、メルマ!からオフィシャルメルマガ(無料)をお届けします。


この記事へのコメント

コメントを書く


上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。
コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  1. コメントはありません。

このメルマガもおすすめ

  1. Japan on the Globe 国際派日本人養成講座

    最終発行日:
    2017/04/23
    読者数:
    13255人

    日本に元気と良識を。歴史・文化・政治・外交など、多方面の教養を毎週一話完結型でお届けします。3万8千部突破!

  2. 経営戦略考

    最終発行日:
    2017/04/24
    読者数:
    4462人

    第一線のコンサルタントが毎日、日経新聞の記事を題材として経営戦略の原理原則を解説します。経営者はもちろん、キャリアアップを狙うサラリーマン、OLの方は必読!毎日発行だから、話のネタ仕入れにも最適です。

  3. 宮崎正弘の国際ニュース・早読み

    最終発行日:
    2017/04/19
    読者数:
    24227人

     評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

  4. 頂門の一針

    最終発行日:
    2017/04/24
    読者数:
    5542人

    急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

  5. しもさんの「気になる一言」

    最終発行日:
    2017/04/23
    読者数:
    157人

    私の琴線に触れた何気ない一言をメルマガとして毎日配信します。

発行者プロフィール

過去の発行記事