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彼の声 2019.10.9 「制度的な関係」

2019/10/09

 現代社会では人は政府や企業などの各種団
体が提供する様々な制度に囲い込まれている
わけだが、自らの意志でそれらの制度を利用
しているつもりになっている場合もあるわけ
だが、中には知らないうちに制度に絡め取ら
れている可能性もあるだろうし、それと気づ
かないで制度を管理している団体によって心
身を操られていたりしたら、何か自由を奪わ
れているみたいで抵抗感を抱くかも知れない
が、それに気づかなければ何とも思わないだ
ろうし、それに伴っていったいどこからどこ
までが自らの意志で活動しているかなんて、
わかるわけがないかも知れないが、できれば
自らの主体的な意志に則って活動したいわけ
だが、少なくとも社会の中にいるわけだから
自分一人で生きているわけではなく、様々な
人や団体などとの関係の中で生きている限り
で、身勝手なことができない面がそれなりに
あるわけで、そういう面では不自由になって
いるのは致し方ないにしても、できればその
程度と傾向などを把握したいだろうし、自ら
がどのような制度にどの程度規制され拘束さ
れているのかを知りたいわけだが、知ってい
る範囲内での把握では不十分かといえば、そ
れはその人の事情にもよるだろうが、どうし
ても当人の気づかないところで、何か制度を
管理している団体に利用されている部分があ
るのではないかと疑ってしまうわけだが、た
とえそうであっても、その人の現状がうまく
いっているようなら、それが制度に守られて
いる面でもあるのかも知れないし、そういう
部分では自らを守ってくれる制度を肯定せざ
るを得ないのかも知れないが、何よりもその
実感がわいてこないし、制度のありがたみを
自覚できなければ、自らを束縛していること
に対する抵抗感ばかりが目立ってしまって、
それによって制度を否定的に見てしまうこと
もあるわけだが、すでに何らかの制度が存在
していることを前提としてその人の活動が成
り立っているとしたら、抵抗感を感じつつも
制度を受け入れざるを得ないような成り行き
にもなっているだろうし、それ以前に社会そ
のものが様々な制度の集合体である面もある
わけだから、否応なくその社会の構成員とな
っている限りで、何らかの制度に心身を絡め
取られている現実があるわけだが、それでも
自らの自主性や主体性などがそれなりに確保
されているような環境の中で生きていたいわ
けで、そう思っていること自体が一方では制
度の恩恵に与っている面もあるのに、何か身
勝手でご都合主義的に思われてしまうかも知
れないが、そんなアンビバレントな思いを抱
くのも、ある意味では当然の状況なのかも知
れないし、社会の中で制度にとらわれながら
生きている限りでそうなってしまうわけで、
しかもそれ以外に生きようがないからそうな
るのは宿命なのかも知れないが、すべての面
においてそうなっているわけではなく、束縛
の程度や傾向も様々な度合いがあり、そんな
中でやり過ごせる作用はやり過ごして、及ぼ
される影響にも逆らってしまえる場合もある
し、そうやってうまく作用をいなして影響を
かわしながらも、避けられないものについて
は被害を最小限に食い止めようとするだろう
し、そんなやりくりの中でうまく立ち回って
いる気になれれば、それなりに満足感を得ら
れるのかも知れず、そうやって制度と格闘し
ながらも、制度に利用されるのではなくこち
らが制度を利用しているつもりになれるなら、
そんなに悪い気はしないわけだが、結果的に
制度が維持されて運営している側にも利益が
もたらされているのなら、利用している側と
運営している側がウィンウィンの関係にある
と言えるわけで、そうなっている限りで共存
共栄のつもりにもなれるわけだが、そうした
状況が単なる利害関係以上の関係に発展する
かといえば、何か信頼関係を築くような成り
行きへと持って行きたいのかも知れないが、
それが幻想に過ぎないとしても、そうなるに
は制度的な動作とは違う何かが必要となるの
かも知れないし、その何かが肯定できる価値
観を伴っていることがそうなる条件となるの
かも知れず、それに関しては事情が許す範囲
内で制度をねじ曲げてでも双方が助け合った
り、また制度を超えて制度のあるなしにかか
わらずに肯定できるようなことが共同作業と
してやれたら、それが双方にとっての信頼の
証しとなるのかも知れないが、そうなってし
まうともはや制度がいらなくなってしまいそ
うだが、そういうことがきっかけとなって、
より柔軟性の高い制度を構築するような気運
も高まるのかも知れず、そういう面で束縛感
よりも自由を感じられる制度となっていくと、
それだけ制度に対する抵抗も減って好感度も
上がるのかも知れないが、それには制度を管
理する側と利用する側との間に信頼関係が生
じていないとならないだろうし、どちらかが
疑いを持たれるようなことをやってしまうと、
つい自己防御的に身構えてしまうわけで、相
手の隙を見つけてはそこにつけ込んで利益を
得ようとしてしまうと、信頼関係など生じる
余地はないわけだが、そうするのが当然な状
況だと、どちらもビジネスライクで功利的に
割り切った関係となるしかないだろうし、表
面上はフレンドリーに振る舞っているものの、
心の内では相手が何を思っているのかわから
ないとなると、まずは疑ってかかるしかない
だろうし、いつ相手から攻撃を加えられたり
出し抜かれたりだまされたりしないかとビク
ビクしながら付き合うような状況となってし
まえば、所詮はそんな関係でしかないと捉え
るしかないわけで、それ以上を望むことが幻
想に過ぎないと思えば、別にそれでかまわな
いのだろうが、そうであるとしてもそこから
逃げることができなければ、そういった関係
を維持しながら生きていくしかないわけで、
さすがにそんな状況を肯定はできないとして
も、それでも活動が成り立っていれば、否定
するわけにもいかないだろうし、そんな肯定
も否定もできないような状況の中で生きてい
れば、特に身勝手な幻想を抱くこともなく、
それなりに平常心を保ちながら生きていける
のかも知れないが、それでも功利的な利害関
係だけではなく、安心できる信頼関係を築き
たいような成り行きが生じるとしたら、それ
と自覚することなく功利主義とは違う価値観
を求めているのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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