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彼の声

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彼の声 2019.6.12 「危機意識の共有」

2019/06/13

 確かに現状に対して危機意識を持つことが、
現状を改革しようとする動機となるにしても、
それが改革なのか改善なのか改悪なのか、は
たまた結果的には現状を維持することにしか
ならないのかは、実際に現状を変えるために
何かやってみた結果からしか判断できないと
ころかもしれないが、それ以前に現状を変え
るために何かやっているというよりは、現状
の中で場当たり的に次々とやるべきことが出
てきてしまって、それに対応して何かやって
いるうちに、気がついたら現状が変わってい
たりする場合もあるだろうし、特に危機意識
を持たなくても現状が変わっていってしまっ
たら、わざわざ危機意識を抱くこともないわ
けだが、別に現状が変わらなくても困ってい
なければ、無理に現状を変える必要も感じな
いだろうが、そうであっても気づかないうち
に現状が変わっていってしまうこともあるの
かもしれず、そうなるとその人が何を感じて
いようと何をどうしようとしていようと、そ
んなこととは関係なく状況が変わっていって
しまえば、ただそんな状況の変化の中でその
人が翻弄されるだけとなってしまう場合もあ
りそうだが、そんなこととは別に何らかの集
団で行う組織的な行為によって、意図的に現
状を変えようとする勢力にとっては、それが
政党や政府などの政治勢力なら、そのために
政治的な主導権を握って必要な権力を行使し
て、現状を変えようとするのだろうし、企業
などの経済的な勢力なら、事業などの経済活
動を行いながら現状を変えようとするだろう
し、またそれに関しては普通はそうした勢力
がそれぞれで単独で行うというよりは、他の
様々な勢力と連携して多種多様な分野で活動
しながら、そうした活動を通して現状を自分
たちの勢力が有利になるように変えて行こう
とするわけだが、そうなるとそれだけやって
いることが複雑に入り組んできて、それに伴
ってそこに介入してくる様々な勢力の意図や
思惑も複雑に絡み合ってきて、特定の勢力に
よる現状を変えようとする意志が、そのまま
その場の状況に作用するわけでもなくなって
くるだろうし、そうなるとそんな中でいくら
現状に対して危機意識を持っていても、それ
がそのまま現状の改革に結びつくわけでもな
くなってしまうのかもしれないし、それでも
そういうところで危機意識を共有している人
たちが団結して、政治的な活動や経済的な活
動を協力して行うような成り行きになってく
る場合もあるだろうが、そういう活動が実を
結んでそうした勢力が政治的あるいは経済的
な主導権を握って、現状の改革に着手するこ
とになるとしても、そこに至るまでの段階で
も様々な紆余曲折経ることになるだろうし、
そういった紆余曲折の中で改革への意志がす
り減ってしまうこともあり得るのかもしれず、
またそういった勢力の中でも様々に意見や考
え方が異なる人たちが含まれている可能性も
あるわけで、そうなると改革の内容について
も進め方についても、特定の個人が当初に抱
いていたこととはそれなりに違ったものにな
ってきてしまうだろうし、またそういった勢
力に協力してくる勢力や敵対するような勢力
からの作用も絡んできて、結果的にますます
改革の内容や進め方などが変質を被ってきて
しまう可能性もあるわけで、そうなると最終
的には誰も思ってもいなかったような内容や
進め方になってしまい、それが否定的な傾向
を伴うようなら、各方面から批判にさらされ
ることにもなるだろうし、実際に様々な勢力
との間で利害調整や妥協などを経ると、もは
やそれは実質的な効力も効果も期待できない
ような骨抜きの改革案に堕してしまう可能性
まであるわけで、そうなってしまうと、当初
に危機意識を共有していた人たちは、ますま
す危機感を募らせることにもなるだろうが、
中にはそんな意識もすり減ってしまい、何か
やっているような気分になるだけで満足して
しまう人たちも出てくるかもしれず、実際に
権力を行使できる立場に就くことが目的の立
身出世を目指すような人もいるわけだから、
そういう人たちが現状に対してどこまで危機
感を共有しているかは疑問だろうし、危機意
識に関する切実さの面では、現状を改革する
ことよりも、危機的な状況を利用していかに
して自分が成功できるかの方が優先されてし
まう場合もあるわけで、そういう功利的な面
に囚われてしまう人は、確かに当初はまとも
に危機感を共有していたかもしれないが、実
際に活動していく過程で、別の目的も生じて
きてしまうわけで、そういう目的の中で最も
ありふれているのが立身出世の願望となるの
だろうし、実際にライバル関係にある人たち
と競い合うような成り行きに巻き込まれたら、
自然とそういう願望が芽生えてきてしまい、
そういうところでは危機意識の共有や現状を
改革する意志などよりは、勢力内の主導権争
いや権力争いなどの方がリアリティを感じら
れる成り行きもあるだろうし、そういう争い
は組織的な権力構造から自然に生じるものだ
から、そういう構造自体も改革しなければな
らないと危機感を募らせてほしいのかもしれ
ないが、そこまで考えが及ぶ人が果たして主
導権争いや権力争いに勝利して、政治的な主
導権を握って、自らが成功するために利用し
てきた構造を改革しようとするかどうかは疑
問だろうし、逆に独裁的な傾向を強めて、ま
すます他の人たちが危機感を募らせるような
ことをやらないとも限らないだろうし、そう
なると現状を改革するという宣伝文句によっ
て政治的な主導権を握ろうとするような、本
末転倒な事態になってしまっているわけだが、
果たして政治家や政党などの勢力に、そうい
う面で倫理観を要求できるかというと、それ
以前に立身出世目的や権力を握ること自体が
目的の人たちと、まともに民衆の大多数が求
めるような改革を目指す人たちとの間で、明
確な区別がつくかとなると、区別がつくどこ
ろか、その両方が入り混じっているのが普通
なのかもしれないし、さらにそもそも民衆の
大多数が求めるような改革などフィクション
であり、そんなのもあり得ないのかもしれな
いし、そういう面ではっきりしない現状があ
るのかもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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