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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2019.1.12 「煽動家が生じる余地」

2019/01/13

 メディアに関して何かそのメディアが事情
通のように思われるとすれば、他と比べて何
らかの有利さをもたらすような情報を伝えて
いるような気がするのだろうが、ではその事
情通のメディアから受け取った情報を知って、
何か有利になったかというと、特に有利さを
実感できなくても、こちらが知りたいことを
伝えているように思われたら、そのメディア
が事情通のような気がするのかもしれないが、
それが世間話のネタ程度の情報なら、それを
知り得たとしても大して得になったとは思え
ないだろうが、知りたいことがそういうこと
なら、別にそれで構わないわけで、その程度
の情報でも役に立ったことになるし、そう思
われる限りで、そのメディアの存在意義があ
るようにも思われるのだろうが、別にメディ
アにそれ以上の意義を求めなければそれで構
わないだろうし、特にメディアに対して要望
がないなら、ただメディアから伝わってくる
情報を受け取っていれば、それで済んでしま
うようなことでしかないわけだが、それとは
別に何か偏向した情報ばかりをメディアが伝
えているように思われると、途端に違和感が
感じられてきて、そんなメディア自体を疑わ
ざるを得なくなってしまうわけだが、そうい
う意味では特定の政治色に染まらないような
メディアのあり方が、妥当に思われるかもし
れないが、そういうところでもあまりにも偏
向した極右的な事例が、日本のユーチューブ
などでは盛んに宣伝されているわけだから、
それが極端な意味でわかりやすい例だとして
も、それと比較して他のメディアの妥当性を
正当化するわけにもいかないだろうが、あま
りそういうメディアによって感覚が狂わされ
ないように注意している限りで、特にメディ
アからもたらされる情報に関しては、理想的
な内容などを求める気にはならないだろうし、
またどのような内容が理想的なのかも、特に
考えるような機会もないわけだが、そういう
意味で特定のメディアを賞賛して、それと比
較して特定のメディアを否定したり批判する
ようなことが妥当かといえば、そういうこと
をやりたい人はいくらでもいるだろうし、実
際にやっているメディアもあるわけだが、そ
れもそういうものだと受け止めるしかないの
かもしれず、そういう成り行きも含めて、そ
れを真に受けるなら、自意識がそれだけそう
いった方面からの作用や影響を及ぼされてい
ることを、認識しておく必要があるのかもし
れないが、だからといってそういう作用や影
響を振り払う必要もないのかもしれず、とり
あえずメディアから伝えられる情報に意識が
依存している面があることは確かであり、場
合によっては偏向した情報によって世論が操
られて、民衆が洗脳されているような感覚に
もなるのかもしれないが、それも他の多くの
人たちもそう思っていれば、そういう成り行
きに多くの人たちが巻き込まれているという
ことだろうし、それによって世の中の情勢が
悪い方へと向かっているとしても、それでさ
えもそんな世の中では、そんなメディアの情
報に踊らされてしまう人が多いということで
しかなく、逆にそれほど世間に対して影響力
のあるメディアがあれば、そういうメディア
は多くの人から信用され信頼されているとい
うことだから、それによって世の中に何がも
たらされていようとも、単に世の中がそうい
う成り行きになっているということだろうし、
実際に現状ではそうなっているとは思えない
にしても、もしかしたら気づかないところで
はそうなっているのかもしれないし、実際に
そうなっているとしたら、誰もそんなことに
気づいていない限りで、誰にとってもそんな
ことはどうでもいいことになってしまうのか
もしれないが、メディアの側でもそんな意図
や思惑があろうとなかろうと、実際に意図的
に情報操作や洗脳などを行なっているとして
も、そんなことをやった結果が現状なのだか
ら、そんな現状を深刻な事態だとは思えない
なら、それもその程度のことでしかなく、そ
れでも相変わらずユーチューブなどから偏向
した情報がもたらされて、それを偏向してい
ると感じられる人は、それほど感覚が狂わさ
れているわけでもないのかもしれないし、ま
たそれを真に受けてしまう人も、それを情報
操作や洗脳だとは思えないのだろうから、そ
の人の意識が及ぶ範囲内では実際にそうなっ
ているのかもしれないし、それはそういうこ
ととして、その人たちにとっては普通の状況
なのだから、そんなことも含めて現状の世の
中が成り立っているのだろうし、特にそれに
関して何を問題視する必要もないのかもしれ
ず、そうした成り行きも踏まえて、自らが世
の中の情勢をどう捉えるかとなってしまうわ
けだが、別にその必要がなければ、どう捉え
る必要もないわけだが、それに関して最低で
も言えることは、メディアが伝える情報を真
に受けるとしても、それに依存して世界をど
う捉えるにしても、そうした世界観の中で自
身の生きている現状が、取るに足らない些細
な境遇であれば、まずはそんな自らの境遇と、
メディアから影響を受けて形成された世界観
との差異を感じ取った方がいいのかもしれず、
そこで違和感を覚えるなら、世界観の方がお
かしいのだろうし、違和感を覚えないなら、
それがおおむね妥当な認識だと思えばいいだ
ろうし、たとえその認識が誤っていようと、
その人に認識を誤らせるだけの何らかの作用
が及ぼされているということだろうし、それ
がどこから及ぼされているかといえば、真に
受けているメディアから及ぼされているのか
もしれないし、あるいは周囲の環境から及ぼ
されているのかもしれないし、そのどちらで
もあってもどちらでもなくても、たぶんその
まま誤った認識を抱いていれば、遠からずそ
ういった認識を打ち砕くような事態に直面す
るかもしれないし、あるいはそのまま何にも
直面せずに一生を終わってしまうのかもしれ
ない。

 かつてはヒトラーやスターリンをはじめと
して多くの煽動家たちが、世界がユダヤ国際
金融資本に支配されようとしていて、このま
までは大変なことになると危機感を煽ってい
た時期もあったのかもしれないが、当時も今
も、メディアから伝わってくる情報はそれだ
けではなく、しかもそれ以外の情報量の方が
圧倒的に多いわけだから、その中からそれだ
けを取り出して、それだけを強調することが、
何か説得力と伴うかといえば、どうもそうは
思わない人が世の中の圧倒的な多数を占めて
いる限りで、そういった陰謀論の類いは、冗
談でそんなことを述べている場合も含めても、
そんなに世の中に作用や影響を及ぼしている
とは思えないのだろうし、逆にそういう陰謀
論が根も葉もないデマだと主張しつつも、別
の陰謀論を宣伝してくる人たちもいるわけで、
それが日本では財務省陰謀論や外務省陰謀論
や経産省陰謀論や官邸陰謀論や日本会議陰謀
論や在日米軍陰謀論などになるわけだろうし、
そうやって影の支配者を仕立て上げて、その
支配を裏付ける状況証拠を次々と示しながら、
何とか自説に説得力を持たせようとするわけ
だが、そこからこのままでは大変なことにな
る、という危機感の煽り立てへと向かうと、
その危機がいつやってくるのか、あるいはす
でにやってきているのか、やってきていると
しても、その危機がどの程度の深刻度を伴う
かについては、危機を煽っている側にとって
は、それを強調しているのだから、誰もが真
に受けて欲しい程度の深刻な事態に陥るはず
なのかもしれないが、例えば最近の例ではリ
ーマンショックという金融危機があったはず
だが、あれが本当に深刻な危機であったかと
いうと、すでにそこからだいぶ時間が経って
いて、当時も今も相変わらずの状態が保たれ
ていることは確かだろうし、それは伝説の世
界大恐慌にも言えるはずのことでもあり、ま
たそれがフランス革命だろうと第一次世界大
戦だろうと第二次世界大戦だろうと、それら
が深刻な危機であったことは確かかもしれな
いが、そういった危機が全て過ぎ去った今で
も、相変わらずの現状があるわけで、それが
相変わらずではなく、それなりの紆余曲折や
大変な困難を乗り切ってきた末の現状でもあ
るわけだが、そうなるとこれから何らかの危
機がやってくるとしても、それをいくらその
手の煽動家や予言者たちに事前に指摘されよ
うと、そんな指摘自体がどうでもいいような
取るに足らない余計なお世話でしかなく、結
局はこれまでもそうなってきたように、なる
ようになるしかないだろうし、しかも現にそ
んな指摘を受け取っている人たちが、一般の
取るに足らない境遇の小市民たちでしかない
わけだから、それらの立場も境遇もそれぞれ
に異なって、容易には連帯することすらでき
ない小市民たちに何ができるかといえば、そ
うした煽動家や預言者たちの書籍の類いを買
って、それらの人たちを富ませることしかで
きないわけで、あるいは世論を喚起して煽動
政治家を議会の議員や政府の代表者に押し上
げれば、何がどうなるかと言えば、それに関
してはヒトラーやスターリンの事例が参考に
なるかもしれないが、そんな大惨事を招いた
ような大物でなくても、現状でもどこかの国
の大統領や首相にそうした煽動政治家の類い
がいるかもしれないが、それも現状そのもの
でしかなく、現状が危機的な状況だというな
ら、他ならぬ危機を煽っている煽動政治家が
危機を招いていることにもなって、そうなっ
てしまうと現状というのは、滑稽な自家撞着
そのものになってしまうわけだが、まずはそ
ういった事態の中で考えなければならないの
は、多くの小市民たちが何でもないような立
場や境遇の中で暮らしている現状があるなら、
果たしてそれが危機なのかと自問してみなけ
ればならないだろうが、別に自問する必要さ
え感じなければ、どう考えても現状は危機で
も何でもないということになってしまうわけ
だが、今はそうだとしても、これから本当の
危機がやってくるとしても、そういう危機感
の煽り立てがもうだいぶ前から行われている
事態となっていれば、もうすでに危機かやっ
てきていると考えるしかないだろうし、その
危機が現状そのものだとすれば、その危機と
は、多くの小市民たちが何でもないような立
場や境遇の中で暮らしていける程度の危機だ
と思うしかないだろうし、そうだとすると現
状でも多くの人たちが危機を乗り越えている
最中だとも言えるだろうし、実際に取り立て
てどうということはない危機を乗り越えてい
る最中であれば、やはりそれは何でもないよ
うな危機でしかあり得ないわけだが、それを
危機とみなすかみなさないかは、煽動家や預
言者は危機とみなしているはずだが、一般の
小市民にはその自覚がないのかもしれないし、
そういうところでそれを真に受ける人と、そ
うでもない人との間で、差異が生じているこ
とは確かだろうし、そうでもない人が多けれ
ば多いほど、その手の煽動家や預言者たちの
書籍が売れない事態となるかもしれないが、
実際にそれらの人たちが存在しているのだか
ら、それらの人たちの商売が成り立つ程度に
は、その手の主張を真に受ける人が世の中に
いるということだろうし、だからこそ、その
手の煽動家や預言者たちが実際に存在してい
るし、また煽動政治家を支持する民衆も少な
からずいるから、そうした政治家が議会の議
員になったり、政府の代表者になる余地が生
じていて、しかもそうした人たちが実際に存
在していて商売が成り立っている現状に、危
機感を抱いている人がどれほどいるかとなる
と、そうした人たちの存在や商売が成り立た
ないほどにはいないということであり、それ
だけ現状が危機的な状況なのかといえば、そ
うでもないと思っている人たちの方が多いか
ら、それらの煽動家や予言者や煽動政治家た
ちが存在できる余地が、世の中に生じている
と言えるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
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