文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2018.11.6 「革命の危機」

2018/11/07

 社会の中で行われる活動には、その活動内
容に応じて様々な人や集団が関わってくるが、
そこで権力や権限の有無から生じる身分や立
場の上下関係よりは、対等の立場で並行的な
連携や協力関係を結んだ方が、権力が分散す
る傾向になり、そうやって特定の人や集団に
権限が集中しなくなれば、何をやるにもそれ
に関係する人や集団の間で協議や交渉が必要
となり、それだけ迅速で効率的な活動ができ
なくなってしまうわけだが、実際にはそれば
かりとなることはないだろうし、やっている
内容によって、指揮命令系統を伴った独断専
行型でやる方がうまく行くこともあるし、ま
た周りと協調しながら関係者の間で合意を形
成しながら事を進める方がうまく行くことも
あるだろうし、どちらがいいかは一概には言
えないわけだが、やるに際して制度的な手順
を踏まないとできない場合は、それが良いか
悪いは別にして、あらかじめ決められた手順
通りに手続きを踏んでやらないとやれない場
合があるだろうし、そういうところで迅速か
つ効率的なやり方を重視して、手順や手続き
を省略して、独断専行でやって、それが仮に
うまくいったとしても、手順や手続きに関係
してくる人や集団の反発を招いて、そのこと
が原因で自身の立場や身分が危うくなってし
まうこともあるだろうし、その一方で、ちゃ
んと手順を踏んで手続き通りに事を進めて、
その結果うまくいかなかったとしても、そう
したことに関係してくる周囲の人や集団から
は納得してもらえる場合もあるだろうし、や
はりそういう面でどちらが良いか悪いかは一
概には言えないわけだ。いずれにしてもそこ
で何をどうやるかは、その場の状況や成り行
きから判断するしかないわけだが、結果的に
うまくいけば、たまたまうまくいったと思う
しかない場合もあるし、仮にうまくいかなか
ったとしても、どこで間違ったのかが、はっ
きりとはわからない場合もあるわけで、大抵
の場合は、やった後からそれなりに検討すれ
ば、うまくいかなかった原因や理由が出てき
てしまうわけだが、その出てきた原因や理由
も、結果から出てくる限りで、もう一度同じ
条件で同じことが出てくるとは限らず、また
同じことをやれば、今度は別の原因や理由か
らうまくいかないこともあり得るわけで、そ
の都度うまくいかない原因や理由が異なるよ
うなら、そうした原因や理由そのものが疑わ
しくなってくるわけで、そういうことも含め
て、やっていることがうまくいったりいかな
かったりするのは、そのことの良し悪しを判
断してもしなくても、そうした判断の正しさ
が何に起因してくるかで、その判断に対する
信用度も変わってくるし、さらにたとえうま
くいかない可能性が高くてもやらざるを得な
いこともあるだろうし、またうまくいく可能
性が高くてもやらない方がいいこともあり、
それをやるかやらないかの判断を一概には決
められないようなこともあるのかもしれない
が、そうであってもやらざるを得ないような
成り行きの中では、やらざるを得なくなって
しまうわけで、やるかやらないかの判断以前
にやらざるを得なくなってしまえば、それを
やらないわけにはいかなくなってしまうわけ
だ。それが制度的な成り行きであり、そんな
やらざるを得ないことをやっている人たちを
外部からいくら批判しても、やっていること
をやめさせることはできないだろうし、しか
も制度上の手続きを踏んで手順通りに行って
いれば、それは正しい行為となってしまうわ
けだから、正しいことをやっているのに批判
される筋合いはないことにもなってしまうわ
けで、それを批判する方がおかしいことにな
ってしまうわけだ。だから法律に則った行為
をやるような制度を定めて、人々がその法律
を守って制度に従っていれば、その枠内では
何をやっても構わないようなことになってし
まうわけだが、その上にさらに社会の慣習や
道徳や倫理や合理性などの枠を重ねて、それ
らすべての枠内でやるように、人や集団の活
動を規制していくと、何やら正しい活動のあ
り方が示されるだろうが、実際にはその場の
状況に応じて、そこから逸脱するようなこと
をやっている場合もあるわけで、その良し悪
しをそうした枠から一概に決められるわけで
もなく、決めたところでそれを破ることがで
きる限りで、あるいは破らざるを得ないよう
な成り行きになってしまう限りで、実際に破
ってしまうわけで、そこで定められている様
様な規制や規約などを破って行われることが、
どこまでが許されてどこからが許されないか
も、そんなことを判断する機会がある度に、
その都度決められるような成り行きになるの
かもしれず、もちろん誰が決めても決めなく
ても、そんな決まりなど無視してやってしま
うこともあるわけで、そういう状況はどこま
でも流動性を伴って変化していく可能性があ
るわけだ。

 それでも大雑把に言えば、その場で生じる
様々な事情や条件などから、その場でやれる
ことが限られてくるわけだが、そうした事情
や条件なども情勢の変化から変わっていくだ
ろうし、そしてその情勢を変化させる要因と
しては、そこに存在している人や集団の活動
そのものでもあるわけで、それらの活動自体
がその場の情勢を変える可能性があるわけだ
から、その辺で様々な物事が循環しながら複
雑に入り組んで特有の事情を形成していて、
それらが互いに作用や影響を及ぼし合ってい
るわけだが、そんな面倒で煩わしい様々な関
係をいちいち考慮していくときりがないので、
とりあえずは自らが抱いている法律や慣習や
道徳や倫理や合理性などを考慮して形作られ
る価値観に照らし合わせて、とりあえずの基
準としてやっていいこととやってはいけない
ことを区別するわけだが、実際に活動してい
くと、そんな区別から外れるようなやらざる
を得なくなって、結局思い悩むわけだが、そ
のやらざるを得ないことが、その場の状況か
らもたらされるわけで、そういうことをやら
せるように仕向けてくる成り行きがそこで生
まれていて、それに逆らえないから思い悩む
わけだが、それができればやりたくはないこ
とだが、やらざるを得ないことであり、それ
をやればそれなりにうまくいく行為でもあり、
しかもうまくいったところで、率直に喜べな
い行為でもあると、それをやることが自分に
とって得なのか損なのかもよくわからなくな
ってくるだろうし、そうしたことをやらせる
ような制度が世の中で成り立っていると、そ
うした制度があるおかげで、何かと気苦労が
絶えなくなってくるのだろうが、そうした制
度を単純に批判して、それをすぐになくすよ
うに主張しても、諸般の事情から簡単にはな
くせないだけに、そこからそうした制度を改
めるための活動が開始されることにもなるわ
けだが、活動はそれだけではないだろうし、
そこで曲がりなりにも制度が機能していれば、
そうした制度を支えるような活動もあるし、
推進するような活動もあるわけで、制度を改
めようとする活動よりも、それを支えたり推
進する活動が勝っているから、そこで制度が
機能していて、そんな制度によって、やりた
くないようなことをやるように仕向ける作用
が生じているわけで、しかもそうした制度か
ら利益を得ている人や集団が少なからず存在
していれば、そんな人や集団が多いほど、そ
れを改めるに伴って作用や影響を被る人や集
団もそれだけ多くなるわけだから、そんな事
情が制度を改めるにあたっての無視できない
大きな障害となってくるだろうし、そういう
面を考慮すると、社会の中で制度として定着
している活動を改めるのが、いかに困難なの
かがわかってくるわけだが、それでもやらざ
るを得ない事情が生じているとすれば、やは
りそれはうまくいかない可能性の高い活動と
言わざるを得ず、しかもそれをやらざるを得
ないとすれば、それに関して事の良し悪し判
断するなら、うまくいかない可能性が高いの
にやろうとするわけだから、その判断は間違
っているとも言えてしまい、しかも間違った
ことを積極的にやらざるを得ない状況に追い
込まれているとも言えるわけで、そうなると
それをやるにあたって自分たちのそれまでの
判断の基準となる価値観を変更せざるを得な
いだろうし、そうやって人や集団の価値観や
判断基準が変わってゆけば、それに伴って活
動内容も変わっていくだろうし、活動内容が
変わってゆけば、それに伴って制度も変更せ
ざるを得なくなるわけだが、そんな回りくど
い成り行きからしか変化が実現しないとすれ
ば、それは特定の人物がその場の思いつきに
よって、すぐに制度を変更できるような成り
行きとはだいぶ違うだろうし、そこにも変更
しやすい制度としにくい制度との間でそれな
りの偏差があり、その中で何をどう変えるか
についても優先順位もあるだろうし、やはり
そんな面倒なことまで考慮していくときりが
ないわけだが、結局そういう様々な事情を考
慮するような成り行きに巻き込まれてしまう
と、事態が遅々として進まなくなって、下手
をすると途中の段階でつっかえて、そのまま
うやむやにされて葬られてしまう危険もある
だけに、その手続きや手順の一つ一つの段階
でいちいち合意を形成しながら改革を少しず
つ前進させていくのではなく、少々荒っぽい
やり方に思われても、独断専行で強引に改革
を進めるようでないと、うまくいかないのか
もしれないが、そうなると独裁的な権力が必
要となって、そういった必要に応じて独裁体
制を構築する過程で、それとは別の方面でも
様々な無理をごり押しするような成り行きと
もなって、結局は社会全体を破壊するような
成り行きにもなってしまう危険があるだろう
し、それが実際に20世紀の社会主義革命で
起こった出来事であるだけに、それがどのよ
うな成り行きになるとしても、それ相応の危
険が伴うわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
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