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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2018.9.15 「政治の虚構性」

2018/09/16

 現状の政治情勢をどう捉えるかは、それを
捉えようとする人の立場によって見解が分か
れるところかもしれないが、肯定的に捉える
にしても否定的に捉えるにしても、少なくと
もそこで政治に関する制度が成り立っている
限りで、公的な政治制度としてそれなりにう
まく機能しているのかもしれず、それを批判
しようとすればいくらでも批判できるかもし
れないが、それ相応の結果が出ていると捉え
ても構わないだろうし、そういう捉え方が気
に入らない人にはうまく機能していないよう
に思われるだろうが、現状で主導権を握って
いる政治勢力にとっては、とりあえず主導権
を握れていることに関しては、うまくいって
いるはずだろうし、そうした政治勢力を支持
している人たちも、それほど弊害は感じてい
ないように思われるかもしれないが、それ以
前の前提として、民衆がいったい政治に何を
求めているかが、よくわからないところなの
かもしれず、改めてそんなことなど考えたこ
ともない人が大半かもしれないが、もしかし
たら特に何を求めているわけでもなく、ただ
メディアの政治に関する報道から、それに反
発したり、反発する人たちを快く思わない人
たちが、反発する人たちと対立したり、そん
な反応を引き起こしている当の活動内容とし
ては、政治の場で実際に行われていることが、
公平さを著しく欠いていたり、また不正を行
なっている疑惑が生じているから、それに反
発したり、そんな反発を抑え込もうとしたり
しているわけで、そんな人たちが政治に対し
て具体的な要求を持ち得ないのは仕方のない
ことかもしれないが、実際問題として政治の
場でやるべきことは、一般の人たちが関心を
持ち得ないことの方が多いのかもしれないし、
それに関して何か問題が起こった時にしか関
心を持たないとすれば、それらを全体として
把握できないのはもちろんのこと、他の関心
のない分野での政治的な行為については、メ
ディア上で話題にのぼらないわけだから、メ
ディアが好んで取り上げるような、センセー
ショナルな政治問題ばかりを意識して追いか
けていると、まとまりのないいびつで歪んだ
認識や把握となってしまって、バランスや相
互の関連性を欠いているから、そんなことば
かり取り上げて批判している人たちが、実際
に政治の場で何かやる機会が巡ってきたら、
うまくいかないことは目に見えているのかも
しれず、実際に日本では民主党政権時代がそ
うであったのかもしれないし、準備不足でい
きなり政権の座に就いてしまったのだから、
その後の対応がうまくいかなくなるのは当然
だろうが、今度はその時の教訓を活かして、
次の政権交代を目指してそれなりに準備を整
えておく必要があるだろうし、それにはあま
り民衆の人気取りのようなことばかりに気を
かけないで、目立たないことでも地道に取り
組んで行く必要があるのかもしれないが、そ
れも原発反対とか生活弱者の救済とか格差の
是正とか富の再分配とかの、いいとこ取りの
ようなつまみ食い的なこと以外で、場合によ
っては民衆からも経済界などからも反発を招
くような分野でも、それなりに態度や対応を
明らかにしておくべきだろうし、それが日本
の場合だと在日米軍絡みの軍事関連の問題と
なるわけだろうが、それにはアメリカとの関
係が無視できない齟齬や軋轢を生じさせてい
て、貿易摩擦などの経済に関する問題も絡ん
できて、アメリカ政府に対してあまり強い態
度で臨めない事情もあるわけで、それを現政
権と同じようにうやむやにしているようでは、
民衆に向かってそうした方面で、はっきりと
政権選択を迫れない成り行きになってしまう
だろうし、できるだけそうしたはっきりさせ
たくない面をはっきりさせておくことが、政
権選択を迫る上では重要となってくるかもし
れないが、それとともに経済政策に関連して、
いくら政策として景気刺激策のようなことを
やっても、大した効果は期待できないことを
率直に認めておいた方がいいのかもしれない
し、その辺をごまかしてうまくいくかのよう
に取り繕ってしまうと、現政権とやっている
ことが変わらなくなってきてしまうわけだ。

 また各省庁などの官僚機構との関係となる
と、いくら行政改革などの面で抵抗勢力を形
成していると言っても、あからさまに対決姿
勢を鮮明にしても勝ち目がないことははっき
りしているわけで、互いに協力関係を築きな
がら、ともに改革を行うような成り行きに持
っていかないとならないだろうが、それに関
してもあまり理想を追い求めるような成り行
きにはなり得ないだろうし、折衷的かつ妥協
的な結果にしかならないような方面で、理想
を追い求めても期待外れに終わるしかなく、
うまく行きそうにない方面では、実際にうま
くいかない成り行きを受け入れざるを得ない
わけで、なぜうまくいかないのかといえば、
それは官僚機構が構造的に矛盾する面や不条
理な面を含んでいるからだろうし、もちろん
それとともに政党などにも同じような制度的
に矛盾する面や不条理な面があるわけだが、
それらの主な内容としては、集団の利益に反
することや権益を損なうことを、当の集団に
やらせようとすれば、当然のことながらそん
なことはできない話となるわけで、簡単に身
を切る改革と言っても、実際にやる段になれ
ば掛け声倒れに終わる公算が高く、そこで掛
け声倒れにならないようにやらせることが求
められているとすれば、誰がそれをやらせる
かとなるわけで、果たして民衆にそれをやら
せる権限があるのかとなると、民衆が一致団
結してそれをやらせるような成り行きにはな
っていないわけで、また強制力を伴うような
権限は、軍隊にしても警察にしても司法にし
ても、その全ては行政側が保持しているわけ
だから、普通に考えて民衆側に勝ち目はない
のだろうが、そこにも矛盾や不条理が生じる
余地があるだろうし、そこに及ぼされる様々
な力が様々な程度や加減で複雑に絡み合いな
がら作用し合い影響し合ってくると、理屈で
は捉えられないような結果をもたらすのかも
しれず、それが偶然の巡り合わせと連動して
思いがけない作用を及ぼすわけで、それは民
衆にとっても予想外のことになるかもしれな
いし、またそれは人為的な作用や影響だけで
なく、自然からの作用や影響も絡まってくる
だろうし、そうなった結果から現状を説明し
ようとすれば、いくらでも辻褄が合うように
説明できるかもしれないが、そうなってみな
いことには説明する段にも至らないわけだか
ら、現状の延長上で予測や予想は成り立つだ
ろうし、概ねその通りの成り行きや結果もも
たらされるだろうが、そうした予測や予想か
ら外れていることには気づかないわけで、予
測通りや予想通りの面ばかりがメディアによ
って取り上げられるにしても、そうしたメデ
ィアが気づかない面など取り上げようがない
わけだから、思いがけない事態となった時に
は、今までは気づかなかったことが表面化し
たから、それが思いがけないことのように思
われるのだろうし、やはりそこでも予測通り
や予想通りな面と今までに気づかなかった思
いがけない面とが複雑に絡み合って事態を構
成していて、そこで予測通りや予想通りな面
ばかり強調して事態を捉えようとすると、何
か違和感が伴ってくるだろうし、それ以外の
重要な面を見落としているようにも感じられ
るのではないか。そんなわけで思考や意識で
は現状を正確には捉えられないのかもしれな
いが、それについて言葉を用いて説明すると
なると、さらにそれらの全てを正確には表現
し切れないわけで、言葉で語っていることと
その対象となっている状況の間には、ずれや
歪みや偏向などが生じて、無理に語ろうとす
ればフィクションとなってしまうのかもしれ
ないし、しかもそんなフィクションの方が恣
意的な幻想や妄想などが含まれるから魅力が
あるだろうし、それが好感を持たれれば信用
されるだろうし、不快な現実よりは心地良い
虚構の方が本当らしく思われるのかもしれず、
そうした虚構を信じてしまうからこそ、現状
で主導権を握っている勢力は、世の中が思い
通りになるように各方面への働きかけを強め
るのであり、やればできると思い込んでそん
な思い込みを信じれば、それだけやる気にも
なるだろうし、そして実際に思い通りになっ
た面だけを見ていれば満足するわけで、また
そうなると、それとは違う面を強調して批判
してくる輩が不快に感じられるのも当然であ
り、自分たちが見ないようにしている物事の
否定的な面を、逆に見せびらかそうとしてく
るわけだから、そうした人たちの間で対立や
抗争が起こるのも当然の成り行きだろうが、
どちらにして現状のある面を強調して、それ
を梃子にして自説を正当化しようとするわけ
だから、どちらの説明にも恣意的な偏向が施
されていて、そういう面が自説を正当化する
フィクションとして機能するわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
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