文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

全て表示する >

彼の声 2018.9.4 「立場の正当化」

2018/09/05

 経済活動には恩恵と弊害がつきものだが、
活動を正当化したければ必要に迫られてやっ
ているわけで、そこで正当化しなければなら
ない何らかの事情が生じているわけだろうし、
またそれを批判したければ、活動した結果と
して生じる何らかの弊害を強調して批判する
ことになるのだろうし、そんなことが行われ
ること自体が、活動から恩恵と弊害が生じて
いることを示しているわけだが、普通に考え
て金儲けに成功している人なら、率直にそれ
を正当化するだろうし、またその金を儲ける
行為によって不利益を被っている人なら、そ
れを批判するのが当然かもしれないが、少な
くとも活動がうまくいっている人は、その活
動している状況の中では強い立場でいられる
わけで、強い立場でいられると、それだけそ
の場では有利な立場を占めていることになる
だろうし、それが有利な立場であれば、でき
るだけそんな立場を維持したいだろうし、そ
れを維持できている限りで、結果的にそこで
は人や集団によって立場の有利不利が生じて
いることになるわけだが、そんな立場をあら
かさまに正当化することが、周囲の人々から
反感を買う可能性が出てくれば、それがその
人にとって不利に働くと判断されて、表立っ
て正当化することは差し控えるようになるか
もしれないし、そうなるとそれに代わって戦
略的にへりくだった態度を示すようにもなる
だろうし、そういう態度に直面した人はそれ
を好意的に受け止めるかもしれないし、また
中にはそれが演技であることを見抜く人も出
てくるかもしれないが、やはりそこからどん
な反応がもたらされるとしても、それも経済
活動が行われた結果からもたらされた現象に
なるわけで、そんな現象を伴いながら経済活
動が行われている実態を示しているわけだが、
それが合法的な活動であろうと違法な活動で
あろうと、それが必要に迫られて行われてい
ることには違いないだろうし、たとえそれが
気晴らしの娯楽目的であろうと、そうした活
動に魅せられて、そんな活動に巻き込まれて
いる人々とともに、その活動に対する肯定否
定の反応が絶えず起こり得るわけだ。またそ
こでやっている内容や、そこで結ばれる人や
集団との関係に応じて、それに対する反応に
も立場や境遇によって違いが出てくるかもし
れないが、そんな活動への依存の程度に応じ
ても、活動に対する認識や見解が異なってく
るだろうし、それをどう捉えてみても、活動
を行なっている当事者は、その立場や境遇か
ら生じてくる事情に縛られていて、それを超
えて判断したり評価することはできないわけ
で、それを外部からとやかく言われても、そ
れこそが不当な介入だと受け取られかねない
し、どうあってもそこに限界が生じているこ
とは確かで、そこに限界があることを承知し
ておかないと、それに対する批判や要求も、
当事者が受け入れ難いものばかりとなってし
まい、結果的に交渉や取引が不調に終わって
しまうのではないか。もちろん当事者と交渉
や取引を行う気があればの話だが、そこで行
われている何らかの活動に外部から介入する
時には、少なくとも活動している当事者にと
っては、常にそうした介入には不当な批判や
無理な要求があるように思われるだろうし、
またそれによって当事者が認識している権利
や権限などが侵害されているようにも思われ
るだろうし、それらはいつも当事者が行なっ
ている活動を邪魔する要因となり、当事者が
それに納得せずに反発を伴うような反応を引
き起こすわけで、だからそれだけ外部からの
批判や要求は慎重に行わなければならないわ
けだが、結果的に敵対している他人には不当
な批判や無理な要求をしておいて、その一方
で味方の身内には甘い対応に終始しているよ
うに見えると、味方でも身内でもない人から
は信用されなくなるだろうし、それでも味方
や身内が世の中で多数派を占めていれば、問
題がないように思われるかもしれないが、そ
こに少しでも不信感が残っていれば、それが
何かのきっかけで疑心暗鬼を伴って、味方や
身内の間にも広がってしまうかもしれないし、
そうなってしまう危険を回避するには、なる
べく依怙贔屓がないような配慮や対応が求め
られるわけだが、それも自覚しないでそんな
ことをやっている可能性まであるわけで、そ
の人の立場や境遇に、そうした行為に鈍感に
なってしまうような傾向があれば、わかって
いても過ちを犯してしまうわけだ。

 たぶん保守的な人々ならば、現時点で生じ
ている自分たちに有利な力関係を、何らかの
策略を用いて、その場にいる人たちに認めさ
せようとするだろうし、それが時には利益誘
導をもたらすのかもしれないが、そうした利
益誘導に正当性があるかどうかは、その場で
利益誘導された側の人たちが判断することだ
ろうが、もちろんその人なりの倫理観を持っ
ている人ならば、そうした利益誘導には乗っ
てこないかもしれないが、それがあからさま
で直接的な利益誘導ではなく、それとわから
ないような回りくどい仕組みや措置を施され
た上で、そうすることにもっともらしい理屈
が伴っていれば、多くの人が納得してくれる
かもしれず、納得しないまでも、それとなく
周りから空気のようにように忍び寄ってくる
同調圧力などによって、長い物には巻かれろ
的な成り行きが生じるかもしれないし、それ
を現状を維持する上で有効に機能する方策と
判断するなら、そうしたことを盛んに仕掛け
てくるだろうし、それが意図した仕掛けでな
くても、何か別の対策を講じているうちに、
それが回り回って、自然と自分たちに有利な
環境となって、そこに生じてくる可能性もあ
るだろうから、結果的にそうなることが、明
確な意図や思惑を伴った策略の類いから生じ
ているのではなく、その場の自然な成り行き
からそうなってしまうこともあるわけだが、
それはそれと自覚されない世の中の様々な方
面から及ぼされる作用や影響が、そうした環
境をもたらしているのかもしれないし、その
中で結果的に有利な立場にある勢力が、保守
という立場を担っている場合もあるだろうか
ら、自ら積極的に保守を名乗らなくても、そ
の場で有利な立場を占めている勢力が保守で
あって、そうした勢力を批判する側がいくら
真の保守を自称しても、あるいは勝手に自分
たちの都合に合致するような保守の定義を定
めてみても、そんなのは通用しないだろうし、
そういうところでそんなことをやっている人
たちの目算が狂い始めて、それに伴って焦り
や独りよがりな勘違いも生じてくるのだろう
が、それに関して他人を一生懸命批判する前
に、自身に関しての正当な評価ができていな
い場合が多いのかもしれないし、現時点で政
権を担っている側を批判するなら、単に左翼
を自認していればいいだけかもしれないのに
、そうした勇気も気概もないのに、自分たち
の立場こそが真の保守だとか主張する姿勢に、
自分で自分に嘘をついているような欺瞞が潜
んでいる可能性もあるわけで、そうした世の
中に蔓延する真の保守を自称するエセ保守的
な流行現象こそが、現状の悲惨かつ滑稽な行
き詰まり状況を物語っているのかもしれない
し、そういった猫も杓子も保守という流行語
にしがみつこうとする状況の中で、かえって
潔く左翼やリベラルを自認する人たちを支持
した方が、民衆にとってはまともな選択にな
る可能性まであるのかもしれないが、それ以
前にそういった言葉自体に決定的に固定した
定義などないし、そんな中身の定まらない言
葉を用いて、自らの正当性を主張すること自
体が愚かな振る舞いでしかないだろうし、そ
うした印象操作でしかない保守だの左翼だの
リベラルだのといった言葉を持ち出すのは、
いったんやめて、何か現状の打開に関して有
効な対策を提示することが、民衆の信用や信
頼を獲得するには必要なことかもしれないの
だが、そもそも何が有効な対策であるかがわ
からないのかもしれないし、そういう意味で
いくらそうした主張や説明に説得力を持たせ
るための努力を積み重ねたところで、実際に
それを実行してみたらうまくいかない場合も
出てくるわけで、それ以前に実行できる立場
にならないと話にもならないわけだが、だか
らこそ現状がうまくいっていないという共通
認識が、世論として大勢を占めているようで
あれば、まずはそうした現状を批判している
勢力に主導権を握らせてみないことには、そ
こから先に話が進まないだろうし、そうなっ
て批判勢力が主導権を握って、現状を改革す
るための方策をやってみてから、それがうま
くいかなければ、また別の勢力に主導権を握
らせて、その勢力が主張する改革を行わせる
しかやりようがなく、民衆の側で特定の政治
勢力に対して、現状の改革を行わせる気があ
るなら、民衆にとってもそうした試行錯誤が
避けては通れない試練となるわけだが、そう
した人為的な試みが嫌なら、その場の自然の
成り行きに従っていればいいわけで、従うの
が嫌なら、現状で主導権を握っている勢力を
批判していればいいわけだが、批判している
だけでは現状が変わらない可能性もあるわけ
だ。 

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。