文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2018.8.30 「機会と巡り合わせ」

2018/08/31

 何か世の中で自らの立場を維持できない機
会が巡ってくるとしたら、それは自らの技量
や器量を超えたことをやってしまった時には
そうなってしまうのかもしれないが、一方で
人にはしばしばそうした無茶なことをやって
しまう機会が巡ってくるのかもしれず、実際
に無茶なことをやって失敗してしまうと、そ
れが無謀な冒険であったり、浅はかな行為だ
と指摘されて批判を浴びてしまうのかもしれ
ないが、少なくともやる時にはそれが無茶な
行為であることに気づかないわけだが、やっ
てしまって手痛いしっぺ返しなどを食らうと、
無茶なことをやってしまったことを悟るわけ
だが、中には悟る間もなく死んでしまったり
すると、他の周りの人が、当人が無茶なこと
をやって死んでしまったと解釈したりするわ
けで、別に死ななくても、当人も周りの関係
者も気づかない場合さえあるだろうし、それ
をやる前もやっている時もやった後も、誰も
それに気づかない場合には、無茶でも何でも
ないことになってしまうのだろうが、それで
も失敗すれば無茶なことになるのかもしれな
いのだが、では無茶なことに成功した場合は
どうかというと、やる前にはそれが無謀な冒
険だとか浅はかな行為だとか指摘されていた
としても、うまくいってしまえばそうした評
価を覆したことになるだろうし、たとえそれ
が当人の技量や器量を超えた行為であろうと、
何か他から思いがけない作用が働いて、結果
的にそれに成功してしまえば、やっている当
人は技量や器量を超えているとも、無謀な冒
険だとも浅はかな行為だとも思わないだろう
し、他人からそれを指摘されても、やってい
ることがたまたまうまくいってしまえば、そ
んな指摘は説得力を持たないわけで、結局そ
んな評価は結果論でしかなく、普通はうまく
いって成功すれば肯定されて賞賛されること
もあるし、うまくいかなくて失敗すれば否定
されて批判されることもあるし、そうした結
果が重視されるのは、そこに様々な人が介在
してきて、それなりに経済的あるいは心理的
な利害が生じて、そこからそうした行為に関
わってくる人や集団が、実際に利益を得たり
損失を被ったりすると、それに関して何かし
ら評価せずにはいられない成り行きが生じて
くるから、例えばうまくいかなかった理由と
して、やっている当人の技量や器量を超えて
いたとか、無謀な冒険だったとか浅はかな行
為であったとか、そう判断されると概ね否定
的な評価が下されたことになるのだろうし、
中には運がなかったとか不慮の事故だったと
か、当人のせいではないと判断されることも
あるのかもしれないが、そうだとしてもそう
した行為が当人や他の人によって繰り返し行
われるような状況が生じてくると、今度はそ
の時の失敗が生かされて、それ以後の同じよ
うな行為には、その失敗した経験から導き出
された対処法や対策がとられる場合が出てく
るだろうし、そうやって何かのきっかけから
だんだんと成功例が増えてくると、当初は無
茶で無謀な行為であったのが、その何年か後
や何十年か後には、何でもないような誰もが
簡単に行える行為となっていたりもするわけ
で、もちろんそんな極端にやり方が改善され
る場合は稀かもしれないが、特定の行為に関
しては、科学や産業などの面での目覚ましい
技術革新やシステムの改善等によって、そん
な事態となってしまう事例もあるのかもしれ
ないし、その代表的な例としてコンピュータ
ーを活用した計算処理速度の飛躍的な向上を
あげることができるだろうし、また医療分野
での抗生物質の活用とか、発電分野での原子
力の活用とか、当初においては目覚ましい成
果を挙げながらも、やっていくうちに深刻な
弊害が明らかになってしまうこともあるのだ
が、そうなるとそれは個人の問題から逸脱し
て、そうした科学技術を活用する制度や機構
の問題ともなってくるわけで、それが社会問
題としてメディアなどで取り扱われることに
もなるのかもしれないが、そうした社会問題
に個人が関わってくると、今度はその個人の
社会的な立場に影響を及ぼしてきて、個人と
してではなく、その個人が所属する集団や機
構の中での立場が、その問題に関わらせる成
り行きにもなってくるわけで、そうなってく
ると個人の技量や器量を超えて、組織的な集
団や機構が無茶なことをやらせて、そうした
成り行きに集団内の個人が逆らえない場合も
出てくるわけだ。

 そうなるとそうしたことをやる役割を担っ
た人が、それが無茶なことだと悟ったところ
で、否応なくそれをやらせられて、しかもや
ってみて失敗すれば、その責任を負わされて
しまう場合まで出てきて、そんなことをやら
されたばかりに、自らの立場を維持できなく
なって、機構内の役職を辞任したり解任させ
られてしまう成り行きまで生じてくるだろう
が、そうなったからと言って集団的な組織形
態を伴った機構側としては、痛くもかゆくも
ないのかもしれないし、辞任したり解任した
人の代わりに他の人をその役職に任命すれば
いいだけで、またそうした失敗に終わったプ
ロジェクトを分析して、それを糧としてまた
それと同じような新たなプロジェクトを立ち
上げたり、別のプロジェクトにそこでの経験
を生かしたりするような成り行きも出てくる
かもしれないし、そういう意味で失敗もそれ
に伴って生じる弊害や損失ですらも、集団と
しての活動には生かされてしまい、そうした
集団の中で働く個人などは組織の歯車でしか
なく、場合によっては使い捨ての消耗品とし
ての役割しか担えないわけだが、それでもそ
うした役割を当てがわれている間は、それな
りにそこで生かされているわけで、しかも企
業などはそうした人たちの集団であるわけだ
から、その中でどのような役割を担っていよ
うと、失敗の責任を取らされて辞任させられ
たり解任されたりする人が間近にいれば、誰
もが明日は我が身であることを悟るだろうし、
もちろん組織内での立場や役割にもそれなり
に待遇の面で不均衡や不平等があるわけだが、
身近な人をそういう目に遭わせないために庇
うような配慮も働いてくるかもしれないし、
そういう面で組織内に心理的な動揺が起こる
と、何かと活動にも支障をきたすことが明ら
かになれば、組織内の人員にひどい仕打ちを
しない方が都合が良いという共通認識が形成
されて、そうした面を配慮した効果的な組織
改革が行われる成り行きにもなってくるのか
もしれず、そういうところで緻密な組織運営
を行なっている企業が優位な状況となってく
れば、他の企業もそれを見習ったり、それは
何も営利目的の企業だけでなく、他の集団的
な組織形態を伴った、例えば行政などの組織
運営や学校教育などにも応用されてくるかも
しれないし、そういう風潮を社会全体に定着
させるには、人々が事なかれ主義やひどい行
為を見て見ぬ振りをしてしまうようなことを
やめて、絶えず活動をより良い方向へと導い
ていくように持っていかなければならないの
だろうが、結局そういう成り行きを阻む要因
となるのが、消極的な現状維持へととどまろ
うとする風潮なのだろうし、またそれをもた
らしているのが、やる気が失せるような世の
中の停滞感ともなるわけで、中でも民衆を特
定の活動へと煽動するような傾向が信用でき
ないと、それに対する積極性よりも疑念しか
湧いてこないわけで、疑念が湧いてくればそ
れに対する批判も当然起こってきて、そうし
た疑念が解消されない限りは、いくら煽動し
ても、笛吹けども踊らず的な情勢になってく
るのだろうし、またどう見てもお粗末に感じ
られてしまう人たちが、世の中で人々を主導
するような立場や役職を占めている場合には、
そうした傾向がいやが上にも強まってくるの
ではないか。しかもそうした人たちを代表者
と選んでいるのが当の民衆であることが、民
主的な政治制度が世の中に普及している場合
にはあり得るわけだから、結局はそうやって
民衆自身にそうなってしまった事態について
の責任が回ってきてしまうわけで、だからこ
そそこでぐるぐる回っている悪循環から抜け
出るのには困難を極めるのかもしれないが、
たぶんそんなことをやっているうちに、そう
した悪循環に関わってくる様々な勢力からの
作用や影響が自然に弱まってくるのだろうし、
とにかく現状維持を目的として同じことを延
延とやっていると飽きが生じて、次第にやる
気が失せてくるとともにやっていることに対
する興味も薄れてきて、しまいにはどうでも
いいような状況となってくるわけで、そうな
るとそんな状況がもたらされていることに関
しての責任がどうのこうの言う気も失せてく
るだろうし、批判している側にも批判疲れが
生じてきて、次第に何もかもがうやむやにな
ってきてしまうわけで、またそれに伴ってそ
れとは別の方面で民衆の興味を煽り立てるよ
うな思惑も生じてくるとともに、そうやって
手を替え品を替えながら、そうした過程を通
して利益を追求する行為も出てくるわけで、
結局はそんな成り行きが延々と続いていく限
りで、そうした世の中が維持されることにも
なってしまうのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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