文学

彼の声

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彼の声 2018.8.4 「協調体制の維持」

2018/08/05

 人と人とが協力し合うことによってしか社
会は成り立っていかないわけだが、そんな当
たり前の前提から思考しても、当たり前の結
論にしかたどり着けないだろうが、協力し合
いながらも反発し合う面もあるだろうし、意
見が合わずに対立するのも、成り行きとして
は当たり前のことであり、そうなるのも避け
られない前提で話を進めていくしかないわけ
だが、それをごまかしてうわべだけの協調体
制を築こうとしても、長続きするはずもない
とは思うだろうが、建前としてそういうこと
をやりたがるのが、集団で組織的に物事を進
めていこうとする時には、よくありがちな成
り行きにもなるわけで、そういう建前として
のいやらしい面を批判することは簡単かもし
れないが、できればそんなふうに空気を読ま
ずに率直に批判する人たちも、組織的な動作
の中に取り込みたいだろうし、そういうとこ
ろが矛盾しているわけだが、集団の意向に従
う人ばかりを集めて活動しても、うまくいか
ない面がどうしても出てくるだろうし、かと
いって組織を束ねるような立場の人が、集団
の活動を批判している人たちの意見に耳を傾
けるようでは、今度は集団の意向に従う人た
ちに示しがつかず反発を招くわけで、ならば
どうしたらいいかとなるのだろうが、それに
対する根本的な解決策などあり得ないのかも
しれないし、実際に解決してしまってはまず
いのかもしれないが、それが集団内で問題と
なれば解決しようとはするわけで、実際にそ
うした問題が解決できないままでも、それで
もいかにして活動を続けていくかが、組織的
な動作としては難しいところなのかもしれず、
そうした困難を乗り越えながら活動していく
しかないだろうし、実態としては乗り越えら
れないままとなってしまうのかもしれないが、
そこでも何かしら中庸的な提案がなされて、
何かしら妥協や調整を行いながら活動が続け
られるから、それなりに活動が継続していく
のだろうし、そうした活動には様々なごまか
しや矛盾した面があるにも関わらず、活動を
継続させることから実質的な利益が出ている
から、やめるわけにはいかない事情が生じて、
ごまかしや矛盾した面を集団の内外から批判
されながらも、そんな批判を平然と黙殺した
り、諸般の事情から黙殺できなくなれば、場
合によっては批判されていることを率直に反
省しているように装ったりしながらも、批判
をかわそうとするわけで、それでも活動を継
続させていること自体から、ごまかしや矛盾
が生じてくるとすれば、そうしたことは避け
られない事態となるだろうし、避けられない
からこそ、そうしたことがきっかけとなって、
嫌になって集団から離反したり脱退するよう
な人も出てくる一方で、それと入れ替わりに、
利益を得る必要から、嫌な面があることも承
知して集団に入ってくる人もいるわけで、そ
うやってある程度は人の出入りが起こりなが
らも、組織的にはそれが新陳代謝のような働
きとなるのだろうし、そんなことが起こりな
がらも、そこで生じているごまかしや矛盾の
内容や程度や質も、それなりに変わってくる
だろうし、それらがうまく作用すると良い面
と悪い面とが相殺し合って、不快感を催す度
合いが減じられたり、逆に相乗効果となって
くると、耐えられなくなるほど不快感が増し
てきたり、それが人の出入りや組織的な新陳
代謝を促進させたり停滞させたりもするのだ
ろうが、そんな中でも利益を得る目的で絶え
ずやっていることの効率や効果を追求してい
る限りで、集団内の構成員を納得させる要因
が生じるから、困難なごまかしや矛盾の改善
よりも、そちらの方が重視されるようになっ
て、そういう面での改革や改善がやっている
ことを推し進める牽引力を生じさせるわけで、
それが産業の面での技術革新をもたらしたり、
組織的なシステムや仕組みの効率や機能の改
善に結びつくのだろうし、そんなことができ
ていれば集団としての活動が継続していくの
ではないか。

 そんな中でも言えることは、ごまかしや矛
盾に目を瞑って、集団内の協調体制に従う多
数派や保守派からは、真っ当な提案や意見な
ど出てこないだろうし、集団に改革をもたら
すのはいつも決まって、常日頃からそうした
多数派や保守派から抑圧されている批判的な
少数派であり、そうした勢力が何らかの事情
で一時的に主導権を握った時に限られるのか
もしれず、もちろんそんな改革が長続きする
はずもなく、早晩多数派や保守派からの巻き
返しによって潰される運命にあるわけだが、
多数派や保守派のいやらしいところは、集団
内の秩序を乱す批判的な改革派のやり方を批
判して、否定しながら全力で潰そうとしなが
らも、裏ではこっそりとそうしたやり方を取
り入れようとするわけで、それによって多数
派や保守派のメンツが保たれながらも、結果
的に建前としての協調体制が維持されたまま
でも、それなりに改革が進行するわけで、そ
れによって批判的な少数派が犠牲となり、多
数派や保守派からの弾圧によって壊滅的な打
撃を被るわけだが、結果的に集団の活動を発
展継続させるような改革には成功して、うま
く事なきを得るようなら、当初は多数派や保
守派からの黙殺に遭って、誰もその名を口に
するようなことにはならないかもしれないが、
後世に名を残すのは、そこで弾圧されて犠牲
となった批判的な改革派の面々なのかもしれ
ず、真っ当な提案や意見を出したのに弾圧さ
れた事情が、教訓話として象徴的に語られる
ようなことにもなるのかもしれないが、もち
ろんそんな教訓が活かされるはずもなく、現
状に批判的な少数派がいつも決まって多数派
や保守派から弾圧されるのが、世の常である
実態に変わりないわけだが、やはりそうした
多数派や保守派による主張の内容が、たとえ
劣悪でまがい物感が半端ないとしても、とり
あえず正規のルートから提案されて多数決に
よって決定されることになるのも、よくある
ありがちな成り行きであるにもかかわらず、
やはりそんな提案が現状の改革に結びつくわ
けでもないのは当然であるにしても、それに
よって何がどうなるわけでもない場合の方が
多いだろうし、現状の破綻を予言する批判派
の予言が空振りに終わるのも世の常かもしれ
ないが、そうやって現状が批判されながらも
維持されている限りで、そうした愚にもつか
ない主張や提案がいくらでも出されて、その
度に多数決によって決定されるのだが、そう
した手続きが儀式的に繰り返されることが、
多数派や保守派にとっては重要なことなので
あり、そうした手続きが儀式的に繰り返され
ている限りで、実際に現状が維持されている
のであり、逆にそれが途絶えて、真っ当な提
案や意見によって現状が改革されてしまうこ
と自体が、多数派や保守派にとっては危機的
な状況だとも言えるわけで、自分たちが多数
派を維持できなくなって、主導権を別の勢力
に明け渡さなければならなくなることが、彼
らにとっては是が非でも避けたい事態となる
わけで、そうならないためにも、愚劣な提案
を多数決で決めることを批判したり反対する
人たちを弾圧するわけで、そうした弾圧が功
を奏している限りで、自分たちの主導権が維
持されていて、その場が掌握されていること
にもなるわけだが、実際にそんなことがまか
り通ってしまうような世の中で生きていると、
普通は否が応にも不快感が増してくるように
思われるかもしれないが、実際に多数派や保
守派の中に身を置いていればそうでもないだ
ろうし、逆に現状に批判的な人たちを目の敵
にして、あらゆる卑劣な手段や屁理屈を総動
員してでも弾圧することに、快感を見出すよ
うなことにもなりかねず、実際にそうなって
しまう人たちもいくらでも出てくるわけで、
いつの時代でもそうした無名の群衆や、そう
した人たちから支持される扇動者がいくらで
も登場してくるのが、常に現状を含みつつも
現在進行形で維持されている大衆市民社会の
特徴なのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
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