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彼の声

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彼の声 2018.6.11 「政争の行方」

2018/06/11

 世の中では様々なことが行われていて、そ
の中でも公的に行わなければならないことは、
主に利益が出ない分野で人々が必要としてい
ることを、税収などから予算を確保して行う
ことになるわけだが、人々が必要としている
こと以外では、国家として必要とされている
ことも行われるだろうし、特に軍事関連の予
算は莫大な額を必要としていて、実際に戦争
を起こさないようにしているのだから、でき
れば削減したいところかもしれないが、対外
的な事情を考慮すると、一定規模の予算を確
保して国力に見合った軍事力を維持するのが
常識のようなことになっているだろうし、そ
うした面で実質的に無駄な予算が使われてい
ることは確かかもしれないが、何が無駄で何
が無駄でないかに関して、それほどはっきり
した統一の基準があるわけでもないだろうし、
様々な事情や経緯から、それなりに妥当だと
見なされるような予算の使われ方がされては
いるものの、いきなり前例にないような予算
配分を行なって、これまで予算がついていた
分野で予算をカットしようものなら、たちま
ちその方面から反発や抵抗が生じてくるだろ
うし、そういう意味で現状維持的な予算配分
になる可能性が高いだろうし、それを変える
ための説得力を伴った理由というのがないわ
けではないが、変えるにはそれなりの抵抗が
伴うことは確かだろうし、また現状を変える
ことに抵抗する側を否定的に批判することも
ありふれているだろうし、すぐに単純化した
理由をつけて批判するのは、そのような批判
がいかに説得力を伴うにしても、すでにそう
いう批判が一般化しているから、誰もが容易
に批判できるわけで、そうした批判しやすい
批判によって何がどうなるわけでもなく、そ
ういう批判は現時点ですでに織り込み済みの
批判となってしまい、それ自体が現状を維持
するための批判となってしまっている可能性
が高く、無駄な批判というよりは現状を維持
するためには、批判勢力によるありふれた批
判が行われることが不可欠な面もあって、そ
うした批判を多数決の論理によって押さえ込
みながら、現状を維持するわけで、かえって
それがないと不満のガス抜きにはならないだ
ろうし、それが予定調和の二項対立の形成に
貢献しているわけだろうが、だからと言って
それ以外に何ができるのかというと、批判勢
力には何もできないだろうし、批判勢力が自
分たちの主張を実行に移すには、何よりも選
挙に勝って議会や政府内で主導権を握ること
が不可欠であるだろうし、そうならないと何
もできないから、現状を批判するしかやるこ
とがないわけだ。要するに民衆が批判勢力に
投票すればいいわけだが、それができない限
りは批判する以外にやりようがないのではな
いか。そしてそうした予定調和から脱却する
には民衆がそれらの勢力に投票しやすい状況
を作ることが肝心だろうし、それには現状で
の政府側の不祥事を追求することがメインの
批判を改める必要が出てくるだろうし、それ
よりは議会の本来の機能が要求していること
を行うことが重要だろうし、つまりそれは法
案や予算案の作成や提出を行うことになるわ
けだが、それは議会選挙の時にも不祥事の追
求よりは、法案や予算案を提示してそれをわ
かりやすく説明しながら、それらを議会で通
すために投票を呼びかけるのが、議会という
制度に応じた活動になるのではないか。

 またメディアの側でも野党としての批判勢
力に、政府側の不祥事を追求することを期待
するような風潮があって、そうやって勝手な
役割分担を押し付けてくるわけだが、何かそ
の辺で政権交代を阻むような作用が、メディ
アを通して及ぼされている現状があるのかも
しれないが、メディア側の思惑通りに不正を
追及しても、知らぬ存ぜぬで押し切られてし
まえば、批判勢力の追求がダメだからそうな
ったと煽り立ててくるわけだろうし、そうし
た役回りに甘んじている限りは、絶対に主導
権を握ることはできないだろうし、そういう
ところで政府とメディアがグルになった見込
みのない戦いを強いられていることもなるだ
ろうし、そういう成り行きから脱却しない限
りは、議会本来の機能に基づいた活動ができ
ないままとなってしまうのではないか。だか
ら不正の追求はするなというわけではなく、
それよりは法案や予算案などの作成や提案の
方に力を入れるべきかもしれないし、少なく
とも現状でうまくいっていないなら、現状と
は違うことをやらなければならないだろうし、
そういうやり方が難しくてわかりにくいのな
ら、何かしら主張に説得力があるような工夫
が求められるだろうし、そうしたところで地
道な努力をしていかないと、所詮は政府側の
不祥事待ちでしかなくなってしまうだろうし、
敵失に期待するだけでは政権担当能力を疑わ
れるのも当然のことであり、何よりもそうい
うイメージをメディアによって印象付けられ
てしまっている現状は深刻に受け止める必要
があり、実際には与野党の区別なく現状の中
で選挙に当選して議員になったわけだから、
それだけでも政権担当能力が備わっているわ
けで、逆に与野党の区別を強調すること自体
がマイナスのイメージを印象付けているのか
もしれず、現状の制度の中では条件を満たし
ていれば誰が議員になっても構わないのであ
り、実質的に与党と野党の議員に違いなどな
く、ただ役割分担を割り振られている限りで
違いや区別が生じているだけで、どちらがど
ちらになったとしても同じようなことを行な
ってしまうだろうし、それ以外ではないわけ
だから、あまりにも不祥事を追求し過ぎて、
何か政党によって全く違う人種が議員になっ
ているかのごとき印象を民衆の意識に植え付
けてしまうと、では何のための民主的な政治
制度なのか、根本的なところで疑念を抱かれ
てしまうのではないか。少なくとも同じよう
な民衆が与党に投票したり野党に投票したり
しているわけで、実際に同じ社会の中で生活
している限りは、立場や境遇の違いを無視す
れば、大して変わりないだろうし、その中で
誰がどのような立場や境遇になるかは偶然の
巡り合わせな面が大きいだろうし、そんなこ
とを考慮すれば誰もがありふれた大衆の内の
一人であり、ありふれた立場や境遇の中で活
動しているわけで、そうしたことを超えて何
を行えるわけではなく、誰もが批判されてい
る政治家や官僚たちと大して違わない人たち
でしかないわけだ。それでもそうした人たち
を批判している人たちは、間違っても自分た
ちが彼らと同じだとは思わないだろうし、自
分たちならそんなことは行わないと思ってい
るだろうし、自分たちにやらせれば、もっと
マシなことをやれるはずだとも思っているの
かもしれないが、そうであるならそうした批
判勢力に投票して主導権を握らせればいいの
だろうが、そうなるか否かは実際に選挙をや
ってみれば明らかになることであり、実際に
選挙結果が出てみるとこんな現状となってい
るわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
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