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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2018.6.6 「将来のビジョンと現状」

2018/06/07

 将来の国家的なビジョンというのが果たし
て現状の世の中でリアリティを持つかという
と、今ひとつピンとこないのかもしれないが、
そんなことを考える立場の人が世の中にそん
なに多くいるとも思えないし、それに関して
政治的にやるべきことは何かと問われても、
具体的に思いつくこともあまりないのかもし
れないが、そんなことを考えようとしている
時点で、国家の枠組みに囚われてしまってい
ることは確かだろうが、それ以外の枠組みが
あるとは思えないだろうし、選挙に勝って政
権を担当する政治勢力がそうした国家的なビ
ジョンを示せば、それに対して各方面から批
判や反発や支持などが表明されるのかもしれ
ないが、果たして政治的に実現しようとする
ことがそういうことなのかというと、単なる
政治宣伝の類いではないかと勘ぐる向きもあ
るだろうし、大真面目になって考えるような
ことなのか疑問に感じてしまうとすれば、で
は政治の場でやるべきこととは何なのかと問
わざるを得なくなるかもしれないが、特にそ
んなことを問う必要がなく、宣伝として具体
性のない抽象的なことを唱えていれば、それ
らしく聞こえてしまうようなことなのかもし
れないが、そうした方面の人たちが唱えてい
ることと実際の状況から推察される未来像と
が、だいぶ食い違っているように感じられる
としても、それも大して問題となるようなこ
とでもないだろうし、では何が問題なのかと
いえば、それは世界情勢の中で果たすべき役
割というのが、政治的な行為には求められて
いないということなのかもしれず、ただ国家
的な枠組みの中で活動する限りにおいては、
国家の統治に関して行政とともに一定の役割
があるのかもしれないが、それ以上ではない
だろうし、国内の秩序をどう保つかに関して、
憂慮すべき要因として外国との関係があるわ
けで、そうしたことと世界情勢の中で果たす
べき役割とは、必ずしも一致するようなもの
でもないだろうし、それに関しては少なくと
も自国の縄張りが保全されることが優先され
るべきことだろうし、それ以上は問わない方
が身のためというか、他の国のことまで考慮
する余裕がないのかもしれず、少なくとも内
政干渉にならない程度に付き合ってゆけば、
さして問題が生じるようなことでもないだろ
うし、戦争状態にならない限りは問題として
認識されるようなことではないのかもしれず、
政治的にはそうであるとしても、別に頻繁に
外国へ出かけてゆくわけでもない一般の民衆
にとっても、世界情勢などという大げさなこ
ととは無縁だと思っているだろうし、そこで
何か果たすべき役割があるなんて思うはずも
ないことかもしれないが、世界の中で自国民
がよく思われようとすることも、何やら自意
識過剰な妄想の類いとなりかねず、また親戚
などの他の家族との見栄の張り合いのような
心境になってしまっても、それもくだらぬ虚
栄心の表れにしかならないだろうし、たぶん
そういったことではなく、最低限の心得とし
ては世界に出して恥ずかしくないような国の
代表者を選挙で選ぶべきなのかもしれず、そ
ういうところであまりにも手前味噌な基準で
政治的な代表者が選ばれていると、世界的な
基準からかけ離れた人物が国を代表している
ことになるだろうし、世界を意識する時には
そういうところで一般の民衆の民度が問われ
てくるのではないか。

 とは言っても世界的な基準という基準が何
を意味しているわけでもないのかもしれず、
自国の選挙で選ばれた政治的な代表者が、世
界の他の国の代表者と比べて恥ずかしいなど
と思ってしまうのも、とんだ勘違いである可
能性さえあるかもしれないし、そういうとこ
ろはその国の民衆が抱いている価値観が、世
界の中で何かずれている可能性があるなどと
は思わない方がいいのかもしれないし、どん
な政治家がその国の代表者であろうと、大差
はないと思っておいても構わないだろうし、
世の中で錯綜している様々な利害関係の中で、
様々な経緯から政治家が出現するわけだから、
そうした関係の中に意識も身体も絡め取られ
ているだろうし、他に何か理想的な環境が世
の中にあるわけでもなく、それなりに限界づ
けられたところから政治的な思惑も生じてく
るわけで、そうした政治的な思惑を抱きなが
ら考え行動するしかないだろうし、国家的な
枠組みとともに国家的な制度に則って選ばれ
た代表者である限りは、そうした制度や枠組
みを尊重しながら活動していく以外にはやり
ようがないだろうし、そういう面を考慮すれ
ばそうした政治家に世界情勢の中で果たすべ
き役割といえば、自国の利害を第一に考えな
がら活動する以外にはあり得ないのかもしれ
ないが、理屈として考えれば確かにそう言え
る面があるにしても、何かそれとは違う役割
を想定できないわけではないだろうし、単に
世界に貢献するとか世界平和の実現を目指す
とか、そういうこともいくらでも唱えられる
だろうし、実際にいくらでも唱えている実態
さえあるかもしれないが、それが何を意味す
るのかといえば、建前としては自国の利害だ
けではなく他の国の利害も考えながら活動で
きるわけで、それが見栄を張っているとか口
先だけのリップサービスであるとか、実際に
世界中の国々に援助しているとか、そういう
ところでも様々な実態があるだろうが、そん
な中でももっともらしいことを主張している
部分が必ず出てくるだろうし、そういうとこ
ろで国内の支持者を意識した言動が出てくる
わけだが、なるべくそれを字義通りに受け止
めるべきだろうし、あまり裏事情だとか策略
とか陰謀とかを考慮しない方が、素直に事態
を受け入れられるのかもしれず、実際に世界
を股にかけた企業活動とか、また政治的ある
いは外交的な努力が実を結んでいる実態とか
を、ありのままで受け止めておけばいいだろ
うし、それらをあまり卑屈に否定的に捉える
べきではないのかもしれないし、そうしたこ
とが行われている中で、政治活動もそれなり
に行われていて、そんなふうに行われている
ことが世界の現状をもたらしていて、現状の
一部を構成していて、それが様々な国の政治
家たちが世界中で右往左往している結果なの
だろうし、それ以上ではなく、それ以外でも
ない実態があって、そんな実態の中でも人や
企業などの活動が成り立っているわけで、そ
うした活動が政治活動にも影響を及ぼしてい
て、そうした活動に対応して政治活動も行わ
れている実態があって、それが世界の実情そ
のものなのではないか。そんな状況の中で様
様な対立や紛争も発生しているわけだが、政
治活動がそれを招いている面もあるだろうし、
同じ政治活動がそれらの問題を解決しようと
している面もあるわけだが、少なくとも自国
の利害を優先させるだけでは解決できない問
題が山積しているわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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