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彼の声

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彼の声 2018.5.5 「利益の消尽」

2018/05/05

 人の活動は経済活動だけではないが、物や
情報やサービスなどの生産と流通と販売と消
費に関わってくる部分では、経済と密接な関
係があり、それらと関わりのない活動などあ
り得ないだろうが、それでも経済的な面だけ
では片付かない事情が活動に様々な紆余曲折
を生じさせていて、単なる金銭的な利益だけ
では割り切れない価値や信用がもたらされて
いて、それを単純な経済的な尺度だけから測
るわけにはいかない事情が生じてしまうから、
話がややこしくなってくるのだろうし、その
ややこしい部分に人の感情や理性や思想や哲
学などが絡んできて、功利的な損得勘定だけ
では片付かなくなってくるわけだが、そうし
た部分で何とか人としての体面を保ちたいわ
けで、経済的な利害では割り切れない部分に
配慮したいわけだが、そこでそうした体裁を
取り繕う余裕が生じるには、経済的に豊かで
ないとそうしたところまで配慮が及ばないわ
けだが、しかも経済的に豊かであるほどより
貪欲に利益を追求してしまうような成り行き
も生じてしまうわけで、結局は貪欲な利益を
追求に対抗する側に力がないと、そうした行
為に歯止めをかけることはできないわけで、
しかもその力というのが経済的な利益を追求
に歯止めをかける力となるわけだから、それ
は経済活動に逆らう力であると同時に、経済
活動によって豊かさを維持しようとする力と
なり、ある意味でそれは矛盾する力となるわ
けだが、それに関して妥協的な言い方をする
なら、貪欲な利益の追求とは異なるやり方に
よって経済的な豊かさを実現しようとしてい
るわけで、果たしてそんな都合のいいことが
できるのかというと、ただそれを模索してい
る最中としか言えない部分があって、実現で
きるか否かというよりは、あくまでも実現を
模索しているとしか言えず、常にそれを目指
して試行錯誤を繰り返しているような状況で
あり、要するにうまくいっていないわけであ
り、そうした試みは失敗する宿命にあるわけ
だが、それでも経済効率を優先させる功利主
義的なやり方に歯止めをかけないと、人とし
ての体面を保てないし、人道的な配慮ができ
なくなってしまうから、そうしたことをやら
ざるを得なくなってしまうわけで、経済的な
利益を追求する論理では割り切れない部分を、
経済活動の中に残しておかなければならない
わけだ。それがわかりにくい部分であり、功
利的な損得勘定を優先する側からすれば、中
途半端で煮え切らないように感じられるだろ
うし、そうした部分をできるだけ削ってしま
った方が利益が出やすくなるのだろうが、そ
れをやってしまうと手段を選ばない弱肉強食
的なやり方になってしまい、そういうやり方
に対して反発が巻き起こって、面倒な対立や
争いを招いて、結果的にうまくいかなくなっ
てくるのだろうが、それもその場の状況次第
な面もあるだろうし、絶えずその場の状況に
応じて妥協的な方法を模索していかないと、
抵抗勢力とうまく折り合いをつけられなくな
ってしまうわけだ。

 妥協的な方法といっても、なぜか機会を捉
えて偶然にそんなことをやっている場合があ
って、たまたま経済活動から逸脱したことが
できるような機会に恵まれる成り行きという
のもあるだろうし、それは経済的な利益の追
求から生じる価値観からすれば、無駄で意味
のないことをやっているように思われるだろ
うが、そこに利益にはとらわれない自由な活
動を行える余地が生じているわけで、それも
前提として経済的な豊かさがあるからそんな
ことができるわけだが、そうした活動は社会
の中で推奨されることはなく、ただの偶然の
巡り合わせからそこで生じていて、意識がそ
うした機会をとらえることによって、そんな
ことができることに気づいてしまうわけだが、
やっているうちに気づいてしまうこともあっ
て、そこにそんなことをやるような成り行き
が生じていると感じられるなら、それも結果
的にそうしたことができているからとしか言
えない面もあるわけだが、その機会を捉えた
ことに関しては積極的にそれをやろうとした
からそんな機会が生じたわけで、そういう部
分で主体的な意識作用が重要な役割を果たし
ていることは確かで、そういう意味でやろう
としなければできないことであり、その場の
経済論理に従ってしまえばそんなことはやっ
ていないだろうし、経済的な束縛から自由に
なるには、その場で生じている経済的な豊か
さとともに、利益を追求する功利主義的な意
識から外れることも重要であり、そうした一
件矛盾したことをやれるのが、自由であるこ
との証拠となるだろうし、そんな心の余裕が
経済的な豊かさに基づいて生じていることは
言うまでもないことだが、たぶん無駄で無意
味なことをやれる自由が、経済的な利益の追
求とともに生じている実態は、その両者が相
殺されてプラスマイナスゼロの実態を表して
いるわけではなく、そこで行われている活動
の中で方向や程度の異なる様々な可能性をも
たらしていて、それらの中で利益を追求する
功利的な活動がある一方で、無駄で無意味な
活動もあって、相反するどちらも可能な活動
であるから、実際にそんな活動が行われてい
て、別にそこで対立や争いが起こっていなく
ても、そんな正反対の活動が行われる余地が
生じていることを示していて、それらが経済
的な豊かさからもたらされているとしても、
さらなる利益を追求する活動と、その利益を
消尽させる活動の二つの方向で活動が行われ
るのは当然のことであり、それは別に何らお
かしなことでもないわけだ。結局経済的な利
益を追求する活動には競争がつきものであり、
その競争に勝ち残らないと活動を続けられな
くなってしまい、そういう意味で誰もがそれ
をやれるわけではなく、また誰もがそこで成
功を手にできるわけでもなく、ごく限られた
人にしか成功のチャンスがない活動だと、他
の人たちが何をやればいいのかとなるわけだ
が、それでも他の人たちもそれなりに利益を
得ているわけだから、そしてそこではさらな
る利益の追求とは異なる活動しかできなけれ
ば、当然その活動を行うしかなくなるだろう
し、それが利益を消尽させる消費活動となる
わけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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