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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2018.4.30 「微量の利益」

2018/04/30

 人の活動には何かしら目的が生じることも
あるのだが、目的が活動の中で優先すべきこ
とであるにしても、活動しているうちに目的
が生じてくることがある一方で、また活動し
ていくうちにその目的が消滅してしまうこと
もあるだろうし、目的というのはいつも固定
されているものだと思い込んでいると、その
目的に裏切られてしまうこともあるだけに、
目的とは活動を継続する上で必要な方便ぐら
いに思っておいた方がいい場合もあるだろう
し、そうなっている理由や原因は定かではな
いが、とりあえず活動が継続されているなら、
それをこれからも継続していこうとするだろ
うし、そこに確かな目的が設定されているわ
けではなくても、やっていることがうまくい
くように努力はする成り行きになるだろうし、
そうしたことの積み重ねによって続いている
活動なら、取り立てて目標を定める必要も生
じてこないのかもしれないし、それもやって
いることの程度にもよるだろうが、無理にや
っていることの意味や意義をこじつける必要
もなしに活動が続けられていれば、そうなっ
ていること自体の中では、それほど憂慮すべ
き問題も生じていないことになるのではない
か。その逆に憂慮すべき問題が生じている面
があるとすると、何かそこで争いが起こって
いたり、抑圧された立場の人が存在していた
りして、そこで力の不均衡が生じている場合
があるだろうし、そこで力の強側が弱い側を
搾取している状態が顕在化しているならわか
りやすいが、巧妙にそうした実態が隠蔽され
ている場合も結構あるだろうし、そうやって
活動の都合の悪い面を隠蔽するのも、そうし
た搾取が生じている状態をできるだけ長引か
せて、その間にできるだけ多くの利益を搾り
取ろうとする思惑が働いているからだろうが、
さらに世の中にはそうした搾取が行われてい
る実態がはっきりしない場合まであるだろう
し、世の中から広く浅く少しずつ利益を得て
いるような場合には、利益を取られている側
には搾取されている感覚が生じないわけで、
実際にそうは感じられないのだからもはやそ
れは搾取とは言えないだろうし、そうした気
づかないうちに微量の利益を取られているこ
とに関して、別にそれが悪いことだとは思え
ないし、ましてや利益と引き換えにして何ら
かのサービスを提供している実態があるなら、
そうした利益の取得を正当化できるだろうし、
具体的にはそれが各種の手数料収入や広告宣
伝料などを含んだ何らかのサービスを提供す
る側に利益をもたらしているわけだが、果た
して提供されているそれらのサービスを世の
中の人々が拒否することができるかというと、
そうしたサービスを利用している成り行きの
中では、なかなか難しい情勢になっているだ
ろうし、別に取り立ててはっきりした目的が
あるわけでもないのに、気がつかないうちに
自然とそれらのサービスを受け入れている実
態があるわけで、そういう成り行きの中では
拒否や拒絶などのはっきりした態度を示す余
地がなく、しかもそれがどう考えても深刻な
事態には思えないわけで、自らの生き方とか
思想信条の根幹を揺るがすようなことではな
く、それらのほとんどは些細でどうでもいい
ことの部類に入るようなことであり、そうい
うところから微量の利益を得ようとしている
わけだから、そこから激しい対立や反対運動
などが起こる成り行きにはならないわけだ。

 そうなるとそれは別に問題視するようなこ
とでもなく、普通にそうした活動が当然の行
為として世の中に受け入れられている実態が
あるわけで、誰もそれを疑わずに大した不快
感も示さないだろうし、それがちょっとした
ことでしかない場合はわざわざ問題視するま
でもないことになり、それに関しては誰も何
も言わないような状況が生じてくるわけだが、
実際にもそんなことでしかないわけだから、
普通に何でもないことになっているわけで、
そんな何でもないことによって世の中が成り
立っている状況があるなら、何を問題視する
必要もなくなってしまうわけだが、そうした
たわいないサービスを提供することによって
微量の手数料を稼ぎ出すシステムが世の中に
蔓延していると、それに対して何か対抗策を
打ち出すようなことができなくなってしまう
わけで、実際に明確な対抗策などありはしな
いし、誰もがそれを当然のこととして受け入
れている以外はあり得ない状況が出現してい
るわけだが、実際にそうなってしまうともう
それに関しては意識的な動作としては何も抵
抗ができなくなってしまい、そうした微量な
利益を追求する側が勝利した状況が生まれて
いるのだろうが、実際にそうした側が提供し
ているたわいないサービスにしても、それに
よって何か世の中に深刻な事態をもたらして
いるわけでもないし、意識的には無視される
ようなことでしかない限りで、世の中に何の
影響も作用も及ぼしていないと捉えても構わ
ないような状況にもなっているわけで、確か
にそれによって塵も積もれば山となるような
巨額の富を築いていることは確かかもしれな
いが、それによって人々から尊敬を集めてい
るわけでも好感を抱かれているわけでもなく、
ただの空気のようなものとしてサービスが利
用されているだけで、それによって実質的に
も富を集積する以外には何の目的もないよう
な事態も生じているのかもしれないが、シス
テム上はそうなっているとしても、そんなこ
とは取り立てて強調するような目的でもない
だろうし、成り行きとしていかに効率的に利
益を得ることを追求した結果がそうなってい
るわけだから、それ自体もそれだけなら何で
もないことになり、ただの経済活動としてそ
うなっているに過ぎず、それ以上に何がある
わけでもなければ、それはそうしたこと以外
には何の意図も思惑もないことであり、まさ
にそれ以外には何でもないことがそこで行わ
れているわけで、それはただの形式的な動作
となっていて、そこに積極的かつ肯定的な意
味や意義を担わせる理由も必要もなく、ただ
のシステムとしてそうしたことが動作してい
て、そこにそれを提供している側と利用して
いる側が存在するだけの現実が生じているわ
けだ。そしてそうだとしてもそれがそれなり
に関心を呼んでいるからそうしたサービスが
利用されているわけで、サービス自体は無色
透明で人畜無害な外見を装っていても、それ
を利用している側に微妙な麻酔作用や中毒作
用のような効果をもたらしているのかもしれ
ず、サブリミナル効果のようなあるのかない
のかわからない効果を及ぼしている場合が想
定されるわけで、少なくともそうしたサービ
スを利用するのが日常の習慣となっている面
に関しては、確実に何らかの影響を及ぼして
いることは確かなのだが、それに関して明確
にそれを否定する成り行きになりづらい状況
がもたらされているとすれば、多くの人がそ
れに依存していることを事実として受け止め
るしかないのかもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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