文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

全て表示する >

彼の声 2018.4.21 「状況に依存した活動」

2018/04/21

 人は集団で組織的に機能することによって、
一人ではできなかったことができるようにな
るのだが、逆に集団による組織的な動作とは
相容れないことが個人として行える可能性も
あるだろうし、集団の中にいる時には集団と
しての形態に応じたことをやっているとして
も、一人でいる時には個人として行えること
を模索している場合もあるだろうし、どちら
の場合でもその場の状況に合わせたことをや
ろうとするのかもしれず、そのような活動か
らそれ相応の恩恵や弊害がもたらされるにし
ても、その場でできることをやろうとするか
ら、その場の状況に依存するような活動とな
るわけで、人が社会の中で機能するのは、そ
の場の状況に合わせた活動を行なっている時
であり、そうすることによって何らかの利益
や損失がもたらされて、そんな結果を踏まえ
て、さらに結果的に生じたその場の状況に対
応した活動を続けようとするのだろうが、そ
こで恩恵も弊害も利益も損失ももたらされな
ければ、それでは何もやっていないのと同じ
ことになってしまいそうだが、もたらされて
いる結果を認識できない場合もあるわけで、
それが自身にとってプラスなのかマイナスな
のか判断できないような結果を前にして、た
だ困惑するしかない場合もあるだろうし、そ
れが想定外の思いがけない結果となって、こ
れまでやってきたことから逸脱してしまうよ
うな作用を及ぼすのかもしれず、何か新たな
ことをやる成り行きというのは、そうしたこ
とをきっかけとして生じるのかもしれないし、
たとえ日々頑なに同じことを繰り返していて
も、いつ何かのきっかけからそうなってしま
うとも限らないわけで、それが偶然にもたら
される作用であることは言うまでもなく、そ
れは求めようとして求まるわけでもないだろ
うし、そんな結果になるのを誰が望んでいた
わけでもないのに、やはりいったんそんな結
果がもたらされてみると、その場の誰もがそ
んな結果に対処しなければならなくなるだろ
うし、そこで講じられる対処にしても、それ
までとは異なるやり方を試みなければならな
くなるのかもしれず、要するにそこに生じた
新たな状況に対応して、人も集団もこれまで
とは違った新たな活動を行う成り行きになれ
ば、結果的にも状況の変化がもたらされたこ
とにもなるだろうし、そこで誰もが思いもよ
らなかった変化が起こっていることになるわ
けだが、それは今ある現状からは予測不可能
なことなのかもしれず、そこで人や集団が状
況に対応した活動を行おうとすることが、そ
のような結果をもたらすわけではないにして
も、そこで原因と結果の因果関係から外れた
思いがけない成り行きがもたらされるとすれ
ば、たぶんそれに抵抗するのではなく対応し
ようとすることが、状況の変化を促進させる
ことになるのではないか。

 無理に状況を変えようとしなくても、変わ
る時には状況が変わるだろうし、なぜ変わる
のかといえば、そこに無理が生じているから
変わるのではあり、その無理がどこから生じ
ているのかといえば、現状を維持しようとす
るから無理が生じるわけで、現状を維持しよ
うとするのではなく、現状に対応しようとす
ればいいわけで、誰もが現状に対応しようと
すれば、状況は自然に変化していくのかもし
れず、変化に抗おうとしなければ、抵抗が生
じないから自然に状況が変化するわけで、そ
ういう意味で状況の変化とは人や集団が人為
的に作り出すというよりは、自然に変化して
いる状態に人も集団も合わせようとすれば、
無理のない対応が可能となるのかもしれない
し、結果的にそこから利益が出ようと損失が
出ようと、それも自然な結果として受け止め
るような気構えでいれば、それに対応した活
動に結びつくのかもしれないが、そこで過去
の経緯にこだわって変化に抗おうとすれば、
無理な力の行使をしなければならなくなって、
そうした無理が祟って活動に支障が生じてく
るのかもしれないし、そんなところから何か
がおなしくなっていくのだろうが、そのおか
しくなってきたこと自体が状況の変化を反映
した状態であって、状況の変化に抗うことで
無理が祟って活動がおかしくなること自体も、
そこでの状況の変化を示しているわけで、そ
うなると変化が新たな変化をもたらしている
ことにもなるだろうが、それが変化に抗おう
とする動作から生じているわけだから、変化
に対応しようとしても自然な変化を促進させ
ることにもなるし、また変化に抗おうとして
も新たな変化をもたらすことにもなるし、ど
ちらにしても変化の中で活動していることに
なるわけで、人為的にはそんな変化の流れを
止めることができないのかもしれないが、一
方でそれは変化する状況の中でそれに対応し
ようとする活動と、それに抗おうとする活動
の二通りの活動がもたらされているとも言え
るわけで、正確には変化に対応しつつも抗お
うともしているという同時的で両義的な活動
の実態も示しているのかもしれないし、その
どちらがどうというわけでもなく、それが両
極端に振れて分裂した活動となっている場合
もあるだろうし、また両者が融合していて、
対応と抵抗が入り混じった活動となっている
場合もあるだろうし、たぶんそのどちらが良
くてどちらが悪いというよりは、その場の成
り行き次第でどちらにも振れてしまうのかも
しれず、一見その場の役割分担がはっきりし
ていて、両者が対立関係を形成しているよう
に見えるとしても、どちらも大して変わらな
いのかもしれず、単にその場の偶然の巡り合
わせで、たまたま変化に対応する活動に巻き
込まれている人や集団と、変化に抵抗する活
動に巻き込まれている人や集団に分かれてい
るとしても、それはあくまでも形式的な役割
分担でしかなく、本質的にはどちらもその場
の状況の変化から生じてきた活動であり、そ
の場の状況に依存して行われている活動なの
ではないか。 

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。