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彼の声 2018.4.17 「誇張表現の信用度」

2018/04/17

 社会の現状の中で行われていることに関し
て、何かそれとわかる特徴があるとすれば、
それは確かな技術に裏付けられた動作を伴う
ものから、気晴らしや気まぐれ程度のいい加
減に行われているものまで、千差万別なこと
が行われていることは確かだが、その中でも
確実な結果が伴うような行為には、それ相応
の技術が用いられていて、特定の技術を使っ
た制度的な行為によって、それに携わる人た
ちが満足できるような結果がもたらされるの
だろうが、その一方でなかなかうまくいかな
いことをやっている人たちは、試行錯誤の繰
り返しの中で思わしい結果がもたらされるよ
うに、それなりに工夫をこらしながら物事を
取り扱っているわけだろうが、その工夫をこ
らす試みがうまくいけば、そこでそれ相応の
技術が確立されて、いったん確立された技術
からは確かな結果がもたらされるようになり、
それによって活動が一定の形態に落ち着くよ
うになって、そうなると確かな技術に裏付け
られた動作がもたらされるわけで、それに伴
って一定の結果がもたらされて、そのような
行為が制度的な動作とともに繰り返されるこ
とになるわけだが、同じような動作が繰り返
されながらも、絶えずシステムの微調整が行
われていて、それが機械のメンテナンスの類
いとなると、それを専門に扱う業者が作業を
行うことになり、それもその場で成り立って
いる制度に含まれる動作となるわけだが、そ
のような動作であれば別にそれを超えた結果
を期待することもないだろうし、ただ当たり
前のことを行なって当たり前の結果がもたら
されるような成り行きの中で、同じような動
作が繰り返されていることに関しては、取り
立てて誰も不満や文句を言うこともないだろ
うし、そうなっている限りで何も問題視され
ることもなく、別にそれがメディア上で話題
となるわけでもないだろうし、それらの作業
や行為とは無関係な人たちから注目されるこ
ともないのだろうが、それが何かの不具合が
原因で事故でも起こると、しかも大規模な障
害でも発生すれば、たちまちメディアが取り
上げて世間の話題となって、それに関して部
外者が意見を言うような成り行きにもなって
くるわけだ。

 それでも滞りなく動作しているシステムの
ほんの一部で障害が発生している程度なら、
それほど深刻な問題にはならないのかもしれ
ないが、システムの根幹を揺るがしかねない
深刻な障害だとみなされると、そのようなシ
ステムは一新されなければならないようなこ
とを主張する人たちが出てくるわけで、それ
がどの程度のものなのかは、人によっても立
場によっても様々な受け止められ方がされる
だろうが、それに関して言えることは、少な
くともその場で主導権を握っている人たちの
意向が優先されることは確かで、もちろん主
導権を握っているのはそのシステムの運用に
携わっている人たちであり、その一方でそれ
について不満や不平を言うような人たちは、
主流から外れた人たちであることが多く、そ
れらの人たちの意見はあまり尊重されない傾
向になるだろうし、そういう人たちからすれ
ば、自分たちがその場で主導権を握るには、
従来のシステムが一新されて、自分たちの都
合が反映されたシステムにしたいわけで、そ
うした意図や思惑があるからあえて大げさに
騒ぎ立てるようなことをしたがり、その手の
人たちからすれば、そこで生じている障害が
大したことでないと困るわけだが、メディア
を通じて報道されるそうした物事をどう受け
止めるかは、そこでの論調にも意識が左右さ
れるだろうし、特に部外者にはどう判断した
らいいのかわからない面があるだろうが、大
抵はメディアの論調を信用するしかないのか
もしれないが、それが政治的な問題となれば
選挙や世論調査などに一般市民の意向が反映
されることになるだろうが、それ以外の場合
はシステムを運営したり利用する当事者の問
題でしかなく、関わりのない部外者がどう判
断しようとそれほど影響が及ぶわけでもない
だろうし、ただ世間的な話題に興味を持つか
無関心でいるかのどちらかの反応しかもたら
さないだろうが、それが世間的な話題である
限りにおいては、話題を共有している人たち
が確実に存在していて、それに関して何か固
有の意見を持っている人たちもいるだろうし、
そういう意見の大半がメディアの受け売りで
しかないとしても、そこに何らかの共感作用
がもたらされていることも確かなのではない
か。

 人のやっていることや人の意見に共感する
作用の存在は、社会が一つのまとまりに保た
れていることを示しているだろうし、そうい
う話題に無関心な人が多いほど、社会として
のまとまりが薄れていることを示しているの
かもしれず、果たしてそれが深刻な問題なの
か否かは、そうした話題への関わり具合にも
よるだろうし、共感力の強い人にとっては、
他の誰もがメディアから提供される話題に関
心を持って欲しいと思っているのかもしれな
いし、共感力の弱い人には自分が直接関わっ
ている問題以外に共感を示すような人がいる
こと自体が、メディアの報道に踊らされてい
るとしか思えないのかもしれず、それもそう
した受け止め方には人によって千差万別の差
異があるのかもしれないし、それも程度の問
題でしかないと思うなら、それで終わってし
まうようなことかもしれないが、それについ
ても何か普遍的な基準があって、それに照ら
し合わせれば程度の良し悪しがわかるような
仕組みになっていればわかりやすいのだろう
が、あいにくそうした基準にしても人によっ
て偏差があるだろうし、それは世間的な話題
に対する受け止め方にも偏差があるのと同じ
ようなことだろうし、そうした受け止め方の
偏差が、事の深刻さの程度も表しているのか
もしれず、結局はそれを深刻に受け止める人
が多いほどそれが深刻な問題となり、深刻に
受け止める人が少ないほど逆に大したことは
ない問題となるだろうし、世間的な話題の深
刻度はそうしたものでしかなく、システムの
技術的な問題とは違うレベルで生じている問
題なのかもしれないが、人が共感を示すのも
専門的な技術に関してというよりは、それに
ついての語られ方に左右されることの方が大
きいのかもしれず、どのような些細な問題で
あっても、大げさに語られると深刻度が強ま
り、どんなに重大な問題であっても、大した
ことはないように語られると深刻度が弱まる
だろうし、中にはどうでもいいような話題で
あっても、何か深刻な雰囲気を煽るようなB
GMを使うと、それらしく感じられるような
心理状態となることもあって、それについて
の語られ方の中で誇張した表現がどれほど含
まれているかで、それを伝える側の意図や思
惑が透けて見えることにもなるわけだが、何
かの冗談でやっているのならともかく、本気
でそんな誇張表現を駆使しながら語られてい
るように感じられてしまうと、少なくともそ
れに気づいた人には信用されないだろうし、
できれば気づいた方がいいのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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