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彼の声

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彼の声 2018.4.14 「リスクを負う覚悟」

2018/04/14

 人も集団も社会の中で何らかの形態を伴っ
て存在していれば、そこでその形態に応じた
何らかの活動が行われるわけだが、それが政
治活動であろうと経済活動であろうと、法律
に基づいた制度や生活習慣から生じる慣習と
の絡みで、何らかの妥当性が感じられる限り
で成り立っている活動となるだろうが、それ
が妥当だとは思われなければ批判されるだろ
うし、またそれをやっている側としては妥当
なことをやっているつもりでも、その行為が
批判されている実態があれば、批判している
人や集団には妥当だとは思われないから、そ
の妥当でない点を批判するわけだが、たとえ
批判されても活動をやめるような事態とはな
らなければ、それへの批判を跳ね返しながら
も活動が継続できていることになるだろうし、
そうやって活動が継続されている限りで、そ
の活動を行なっている人や集団には何らかの
利益が発生していることになるだろうし、活
動するための糧を得ながら活動が継続されて
いるわけだが、それでも批判されるような成
り行きが続いている限りで、活動に伴って何
らかの弊害も生じていることになるだろうし、
そうなると活動を続けている人や集団に利益
がもたらされるのと、そこから弊害が生じて
いるのとは、表裏一体の関係を形成している
ことになるのかもしれないが、活動している
人や集団にとっては弊害よりは利益の方が大
きいから、活動をやめるわけにはいかないの
だろうし、そこで活動を続けられるだけの糧
が得られているから、実際に活動が続いてい
るわけで、少なくとも活動することによって
生じる弊害が問題視されて、それが原因で活
動をやめるような成り行きにはなっていない
わけだ。だから活動を批判してやめさせよう
とする人たちは、活動から生じている弊害を
強調して、彼らの活動がひどい弊害をもたら
していて、それを放っておけば取り返しのつ
かない事態となるから、一刻も早く活動をや
めさせなければならないと主張するのかもし
れないが、それが政治活動ならそうした世間
への訴えかけが功を奏して、その場で主導権
を握っている勢力が民衆の支持を失って失脚
するような成り行きになればいいだろうが、
その一方でそう簡単に事が運ぶとは思えない
ような事情があるとすれば、それを生じさせ
ているのはやはり制度や慣習であるだろうし、
それらからもたらされる先入観や固定観念が
人々の意識にこびりついていて、容易には今
ある政治体制を変えようとはしたがらない世
論が形成されていれば、それなりに批判され
ながらも、またそこから生じている弊害を指
摘されながらも、現状の体制が続いていって
しまう成り行きとなるのではないか。

 結局活動というのは、それが成り立ってい
て、現に続いている実態がある限りで、それ
を続けさせるような作用が及ぼされているの
であり、そのような結果から見れば、何か活
動を続けさせる原動力となっているものが特
定できるかもしれないが、だからといって現
状の中ではそれを取り除くことはできないわ
けで、それとともに現状が構成されている実
態がある限りで、すでにその存在が織り込み
済みの要素となっていて、そんな現状がある
ことを認めた上でないと、その先へと活動を
継続できないように思われる一方で、それな
しの現状などありえないわけで、そんな現状
の中に存在している人や集団自体が、現状で
活動を続けさせる原動力の一部となっている
のではないか。それは現状に対して批判的な
人や集団にも言えることであり、そうである
なら現状を変えるには、それに関して批判的
な人や集団も変わらなければならないのかも
しれず、たとえ現状を批判しているからとい
って、自分たちは変わらずに批判している対
象だけを変えようとしても、それは無理な話
なのかもしれないし、まずは自分たちがこれ
までやってきたことを変えないと、現状を擁
護する勢力と批判する勢力とが形成する予定
調和の二項対立は変わらないわけで、これま
でと同じようなことをやっていたのでは、こ
れまでと同じような成り行きにしかならない
わけで、その辺のところを理解していないと、
これからも延々と同じようなことをやりなが
らも、そのやっていることに応じた状況が続
いていくことになってしまうのではないか。
それが批判してもなかなか変わらない現状の
特性なのだろうし、誰もがそこで同じような
ことを繰り返しているから、同じような状況
が続いていくのであり、もちろんそれを支え
ているのが、同じような動作をもたらすよう
に作用している制度や慣習なのであって、人
も集団も制度や慣習の助けを借りながら日々
同じような動作を繰り返しているから、そん
な現状が維持されていて、それが維持継続さ
れている限りで活動が成り立っているわけだ。
だから現状を変えようとするには、まずは自
分たちの活動の内容を変えなければならない
わけだが、それが容易には変えられないから、
現状が現状のままにとどまっているわけで、
そこで何らかの均衡状態が実現されていて、
その均衡を崩すにはそれ相応の力が必要だろ
うし、しかもそれをやる勇気も必要となり、
現状の中で同じような動作を保っているとす
れば、たとえ現状に不満があるとしても、そ
こから何らかの糧を得ているから、人も集団
も現状の中で存在していられるわけで、そこ
で生じている均衡を崩すとなると、場合によ
っては今まで得られていた糧が得られなくな
る可能性もあるわけだから、それなりのリス
クを負わなければならず、リスクを負う覚悟
がないと現状を変えることはできないわけだ。
そういう意味で現状を批判している勢力にそ
の覚悟が求められていることは言うまでもな
く、そうであるならそれらの勢力にとっては
割に合わないことをやることになってしまう
のかもしれず、だからと言って自分たちが変
わらなければいつまでたっても現状も変わら
ないわけだ。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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