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彼の声

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彼の声 2018.4.7 「適正な価格」

2018/04/07

 社会の中で法律によって守られている部分
は、法律に違反した行為が取り締まられてい
る部分であり、また人が取り締まりを恐れて
法律に違反するのをためらう部分でもあるか
もしれないが、法律に違反する行為をやって
何らかの危害を加えた時点では、たぶんまだ
法律に守られてはいないだろうし、しかも警
察などによる取り締まりを逃れながらも違反
行為を繰り返している時点でも、それによっ
て被害を被っている人は、まだ法律には守ら
れてはいない状態にあるだろうし、違反者が
警察によって身柄を拘束されて、もうそれ以
上は被害が拡大しない状況となった時に、初
めてそこから先で想定される被害が未然に食
い止められて、違反行為から誰かが守られた
ことになるのではないか。もちろん守られた
のはその件だけで、他の違法行為によって被
害を受ける可能性は残っているだろうし、結
局は人々が法律を守っている限りで、それら
の人々が法律を守っていることに限っては、
法律によって守られているかもしれないが、
法律を守らない人が違反行為によって他の人
人に危害を加えている状況があるとすれば、
実際に危害を加えている時点では、別に法律
によって守られているわけではないだろうし、
例えばそうやって被害を受けた人々が後から
法律によって救済されれば、その時点では法
律によって守られたことにはなるのだろうが、
危害を加えられて死亡してしまったら、その
人については救済されようがないだろうし、
ただ残された遺族が何らかの救済措置の対象
となることはあるだろうし、そういう部分に
ついては法律によって守られていることにな
るのではないか。だから社会が法律によって
守られていると言っても、完全に守られてい
るわけではないだろうし、違反行為を取り締
まる側が何らかの対処をしている範囲内では
守られているかもしれないが、また違反行為
によって被害を受けた人やその家族が何らか
の救済を受けた部分についても、法律によっ
て守られているかもしれないが、それ以上は
守りようがなく、そういう意味で法律が万能
であるわけがないだろうし、法律とは言葉で
記された規約の類いでしかないわけだから、
規約である限りにおいて一定の効力を持って
いることは確かで、それに違反したことが発
覚すれば取り締まりの対象となり、その程度
によっては処罰の対象ともなるわけだ。そし
て取り締まる側は社会の中で暮らしている人
人に法律を守らせようとしているわけで、人
人が法律を守ることによって秩序が維持され
ることになるわけだが、その一方で法律を破
る行為を行わせないように、違反した場合の
罰則規定も法律に盛り込まれていて、実際に
法律に違反して取り締まりを受けて、裁判で
有罪が確定すれば、それ相応の処罰を受ける
ことになるわけだが、処罰されること恐れて
違反行為を思いとどまる人も中にはいるかも
しれないが、実際に違反行為が繰り返されて
いる現実もあるわけだから、捕まれば処罰さ
れることを承知で違反行為を行う人も後を絶
たない実態もあるわけだ。それだけ法律に違
反することによって何らかの見返りが期待さ
れている場合もあるだろうし、また止むを得
ず法律に違反してしまう成り行きにもなるの
ではないか。

 経済活動に伴って法律違反する場合の主な
ものとしては、まずは詐欺行為があるだろう
し、人を騙して金を巻き上げれば詐欺になる
わけだが、本来その価値のないものを高く売
りつけても詐欺にはなるだろうし、それに関
しては偽の高級ブランド商品を売りつければ
わかりやすい詐欺行為となるわけだが、別に
ブランド商品ではない普通の商品を安く買っ
て高く売りつける行為になると、それのどこ
までが合法でどこからが違法かについては、
うまく定義ができなくなるのかもしれず、商
品に適正価格というものを設定できる場合と
できない場合があるだろうし、また高いのを
承知で買った場合は別に騙していないわけだ
から詐欺には当たらないだろうし、騙された
と思って告発するとしても、売った側が別に
騙したわけではないと言い張る場合も想定さ
れるだろうし、普通は著しく不当な高値で売
れば誰が見ても詐欺だと思うだろうが、高値
で売ることに合理的な根拠があれば詐欺だと
は思わないだろうし、それがどの程度なのか
は基準がなければよくわからないところであ
り、買った時の数倍の価格で売れても、それ
がオークションなどの場合ならあり得るだろ
うし、そういう場合はオークションで売るこ
とが合理的な根拠となるわけだろうが、例え
ばそれ以外の場で骨董品がプロの鑑定額より
不当に高い価格で売れた場合、売る方が素人
で適正価格を知らなければ、買った側が不当
に高い値段で買わされたと告発しても、別に
騙すつもりで悪気があって売ったわけではな
いのだから、詐欺とはみなされないとは思う
が、やはりそういうところで法律に照らして
詐欺とみなされるか否かははっきりしないだ
ろうし、そういう点についてもしかしたら法
律の中で明確な基準が定められているのかも
しれないが、法律の素人にはわかりようがな
いだろうし、普通に売買を行う上で儲けを出
したければ、安く買って高く売るしかないわ
けで、別に騙しているつもりがなくてもそう
せざるを得ないわけだから、制度としての株
や為替などの取引や競売などでは、法律に守
られているから、いくら安く買って高く売っ
ても詐欺にはならないだろうが、それ以外の
場で誰が見ても不当に思われるほど安い価格
で買って、不当に思われるほど高い価格で売
れれば、その不当に思われるという基準がは
っきりしないことは確かだろうが、やはり安
く買い取られた側も高く売りつけられた側も
騙されたと思うだろうし、買ったり売ったり
する側が明らかに騙し文句で売買を成立させ
れば詐欺に間違いないかもしれないが、プロ
の詐欺師ならそんなヘマはしないだろうし、
そのプロの詐欺師という喩えも、普通に商売
上手なやり手の営業マンとプロの詐欺師の違
いをどうやって見極められるかも、やはり一
般の素人にはわからなくて当然だろうし、実
際に銀行マンが詐欺罪で捕まるケースもよく
あることだろうし、そういう意味で通常の売
買行為自体がまかり間違えば詐欺と紙一重な
面があるのかもしれないし、しかもその売買
行為によって世の中の全ての経済活動が成り
立っているわけで、そういう現実があること
を承知した上で、正義とか倫理とか道徳とか
について大真面目に語れるかというと、大真
面目に語っていること自体に欺瞞が潜んでい
るように思われてしまうのかもしれず、そん
な建前よりは功利的に戦略や戦術を駆使して
金儲けをやる方がリアリティを感じるかもし
れないが、たぶんその辺に思い違いも潜んで
いて、建前と本音の間で両極端に振れない態
度が求められているのかもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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