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彼の声

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彼の声 2018.3.23 「処理活動」

2018/03/23

 違法行為や不正行為も世の中でそれなりに
機能するから行われている実態があるのだろ
うが、体制側としても治安を担当する警察機
構による取り締まり活動の対象としてそれら
の行為が結果的に必要となるだろうし、また
取り締まりの後には検察による取り調べを経
て裁判の対象としても必要となるわけで、裁
判で懲役刑などの刑罰を科されたら今度は刑
務所という制度の対象ともなるわけで、世の
中で犯罪が後を絶たないからそれらの制度が
発達してきた経緯があることは確かだが、そ
れも結果的には行政や司法が管理運営する制
度にとっては必要不可欠な行為となっている
わけで、制度の目的としては犯罪行為から社
会を守るために必要な制度であるわけだが、
またできれば犯罪を減らして犯罪者を更生さ
せようとする目的もあるのだろうが、実態と
して犯罪が減らない現状があるとすれば、そ
れらの制度が犯罪を必要としていて、司法や
行政にとっては犯罪者に権力を行使する手段
としての権益も生じていて、さらにそれが犯
罪者でなくても犯罪の疑いをかけて一般人に
対して取り締まりや取り調べを行えることも、
権力の行使として有効な手段ともなっている
わけで、そのような活動も社会の管理統治の
一環として機能しているわけだから、事の良
し悪しを超えて司法も含めた行政機構の管理
統治から権力関係が生じている実態が違法行
為や不正行為まで含んだ領域で機能している
わけだ。それが何を意味するのかといえば、
世の中で活動している人や集団の全ての行為
に対して権力を行使するわけではないものの、
法律によって適法と違法の区別に関わってく
る行為については、それが適法か違法かを見
極めるために取り締まりや取り調べを行える
わけで、それを行える権限が少なくとも行政
の側にあるのだから、そこに権益が生じてい
ることは確かであり、それを権益といってし
まうと語弊があるかもしれないが、少なくと
も民間の機関ではそれが行える領域は行政機
構よりは狭く限定されているだろうし、公的
な法律に守られながら取り締まりや取り調べ
が行えるわけだから、要するに他にはできな
いことができるという意味では権益と言える
わけで、そのような権益を行政が独占してい
る実態があり、それが適法か違法かを判定す
る権限は司法にあるにしても、違法行為と判
定されて何らかの刑罰を受ける段になれば刑
務所などの施設内での管理統治が待ち受けて
いるわけで、やはりそこで行政による権力の
行使を受け入れさせられるわけだ。また刑務
所に入らなくても執行猶予や仮釈放となった
人たちへの保護観察などの管理統治もあるだ
ろうし、それらが犯罪者の更生を目的として
いるわけだが、すでに犯罪者とみなした時点
で一般の人たちからは区別されているわけで、
更生させるも何も社会状況から犯罪が発生す
るわけだから、犯罪を犯す人だけの問題では
ないことは明らかで、だから同じような犯罪
を犯す人が次々に現れるとしたら、その人が
悪いというよりはそういう犯罪を生む何らか
の状況がそこに生じていて、すでに犯罪を犯
した人を更生させようとしても無駄な可能性
まであるのかもしれず、実際に同じ人が再び
犯罪を犯すケースが一定の割合で生じている
とすれば、そのような制度自体も犯罪の温床
となっている可能性まであるわけで、そうい
うところで制度もそれを管理運営する公的な
機関も解決困難な問題に直面しているのでは
ないか。

 というか別に解決できなくても構わないわ
けで、違法行為や不正行為もそれに対処する
ことが権力の行使につながるわけだから、そ
うやって権力を行使すること自体が行政の活
動でもあるわけで、活動する口実としてそれ
らの行為が存在していてそれを必要としてい
るわけだから、犯罪とともに警察権力が拡大
してきた経緯も生じていて、そういう意味で
は別に世の中から犯罪を一掃する必要もない
わけだが、それに対処することが犯罪を摘発
することであり、一応は警察側と犯罪者側は
敵対関係にあるのだが、もちろん警察側から
犯罪者が出ることもあるだろうし、警察も含
めた行政側にも違法行為や不正行為を行う成
り行きが生じていることも確かで、法律があ
ること自体が必然的にそれに違反することを
前提としてあるわけだから、世の中のどこか
らでも犯罪が生じる可能性があるわけで、そ
のような傾向を制御することが管理統治であ
るかもしれないが、制御するということは自
分たちが管理運営している制度に引き込んで
処理することになるわけだから、犯罪の摘発
から始まって検察による取り調べを経て裁判
で判決を言い渡して刑務所へ収容するに至る
一連の人の処理過程を管理運営しているわけ
で、しかも刑務所で刑期を終えて出所しても
再び犯罪を犯してしまう人はさらにその過程
をもう一度繰り返すことにもなり、少なくと
もそれは問題の解決ではないだろうし、問題
への対処であることは間違いないわけだが、
対処するということが解決に至らない場合は、
そのまま対処を継続することになるのだろう
し、要するに管理統治という活動は対処し続
ける活動と言えるのかもしれないし、解決す
ることよりも対処し続けることに活動の主体
があるのかもしれず、そういう面を考慮する
なら、世の中の生じている違法行為や不正行
為に対してその解決を期待するのは見当違い
なのかもしれないし、ただそこには制度的な
処理過程があるだけで、しかも処理が済んだ
としてもまた同じような処理が繰り返される
だけで、その処理作業が続いている間は行政
の活動が続いているわけで、処理作業を続け
るために行政が存在しているとも言えるのか
もしれず、制度というのは処理作業を続ける
ための装置であって、またその処理によって
何が解決するわけでもなく、ただ延々と処理
を続けている実態があるだけで、それで世の
中が良くなったり悪くなったりするわけでも
なく、ただそういう処理作業が絶え間なく続
いている世の中があるのだろうし、そのよう
な処理を行うことを生業として行政機構が存
在しているわけだが、それ以上に何か意味が
あるとすれば、それは理想主義的な観念論と
なってしまうのかもしれないが、できればそ
こに肯定的な意味を付与したいなら、そのよ
うな処理活動ではなく、人を助けるような活
動を行いたくなるのかもしれないが、それを
行うには制度的な決まり切った動作ではなく、
それを行う人の裁量の範囲内で人道的な配慮
が求められてくるのだろうし、それが制度的
な動作から逸脱するようなこととなる可能性
も出てくるのかもしれないが、あるいは場合
によっては制度に逆らうような行動までもた
らす可能性さえ生じてくるのかもしれないが、
もしかしたら制度的な処理過程から抜け出す
にはそういう行動が必要となってくるのかも
しれず、それが制度的な管理運営には欠けて
いる動作なのかもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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