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彼の声

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彼の声 2018.3.20 「政治と行政の絡み合い」

2018/03/20

 人が行政による統治を受け入れるのは、安
定した暮らしが確保されていれば受け入れや
すいだろうし、その安定した暮らしを行政が
実現していると言えるかどうかは何とも言え
ないところかもしれないが、とりあえず住民
の大半が法律を守って制度に従っている実態
があれば、行政が住民に信用されていると言
えるだろうし、その信用がどこから生じてい
るかと言えば、実際に住民が制度に従ってい
る実態から生じているとすると、やはり循環
論になってしまうわけだが、住民が行政を信
用しているから制度に従っているというと、
どうもそういうことではないような気がする
し、例えば他の大多数の住民が制度に従って
いるからその住民も制度に従っているという
と、それが間違っているわけではないのかも
しれないが、それでは住民が制度に従ってい
る根本的な理由がわからなくなってしまうの
かもしれず、それに関してもしかしたら根本
的な理由などなく、ただ制度に従う成り行き
になっているというと、そういうことだとし
か言えなくなってしまうのかもしれないが、
たぶんそう捉えておくのが妥当なところであ
り、理由とか原因とかはあまり意味のないこ
とであって、なし崩し的に法律や制度ととも
にそれらを管理運営する行政機構がそこに形
成されてきた経緯があり、さらにそれととも
に法律を守って制度に従っている住民も形成
されてきて、そのような成り行きを結果から
見れば、そこに行政への住民の信頼や信用が
生まれているとみなせば、それほど正しいと
は思えないがそれほど間違っているわけでも
ない認識となるのではないか。少なくとも信
頼や信用よりは、大半の住民が行政の管理運
営する制度に従っている実態があることの方
に実質的な意味があり、それが行政による住
民への統治を成り立たせているのではないか。
それも結果的に統治が成り立っているように
見えると解釈した方が正確な認識なのかもし
れず、実際には法律を破って制度に逆らって
いる実態もいくらでもあるのだろうし、それ
を行政の側でも把握していて取り締まってい
る実態もあるのだろうが、物理的にその全て
を取り締まることはできないだろうし、それ
も何件でも取り締まっている実態があれば他
は見逃していても行政としての信用は保てる
だろうし、もちろん行政に隠れて違法行為や
違反行為を行なっているわけだから、隠れる
という動作を誘発させただけでも取り締まり
の効果は表われているのだろうし、違法行為
や違反行為は正々堂々とは行えないというこ
とが、行政による権力の行使に実質的な効力
があることの証明にもなっていて、そういう
意味で違法行為や違反行為がメディアを通じ
て明らかになった場合には、行政としてそれ
を見逃すわけにはいかなくなるわけだ。そう
しないとそれらの行為を取り締まる能力を疑
われてしまうわけで、そうなると住民の行政
への信頼や信用が失墜してしまうのかもしれ
ないし、それでは行政の管理統治能力まで疑
われてしまうことになるから、そこが行政と
しても妥協できないところではあるだろうし、
政治の不正や不祥事などを追求するメディア
でも、そこを突いて不正や不祥事を積極的に
暴露して批判している政治勢力を失墜させよ
うとするわけだ。

 そして暴露しても検察などの動きが鈍く、
そのような行為が空振りに終わったり無効と
なるような状況ともなれば、それらのメディ
アからすれば住民の行政への信頼や信用が地
に堕ちたと言わざるを得ないだろうが、実際
に政治的な主導権を握っていた政党や政治家
がその主導権を失った途端に、その不正行為
や違反行為が暴かれる状況となりやすくなる
だろうし、実際に世界各国で首相や大統領経
験者などがそれらの罪に問われるケースがよ
くあるわけだが、それも政治勢力が実権を握
っているうちはなかなか行政の方としても手
が出せないだろうし、実際に政治と行政とが
癒着している度合いが高ければ、行政の側も
罪に問われることになるわけだから、行政機
構が一枚岩となって結束しているわけでもな
いが、なかなか不正が暴かれずに放置される
ようになってくると、住民の政治や行政に対
する不信感が増してくるだろうし、それでも
独裁的な体制を維持できていれば、不正を暴
こうとする勢力を弾圧したりしながら権力を
維持しようとするのだろうが、無理なゴリ押
しをするほど他の方面で歪みや軋轢が生じて
くるだろうし、結局は統治がうまくいかなく
なってくるのかもしれないし、それも世の中
の情勢や体制の内容に左右されることかもし
れないが、住民の側で実害を実感できなけれ
ばそのまま不正が放置される可能性も高くな
るのかもしれないし、そうなると住民の意識
の問題とも言えそうだが、それとともに経済
状況も住民の意識に影響を及ぼしてくるだろ
うし、経済がうまくいっているように思われ
る時には多少の不正は大目に見られる傾向に
なるのかもしれないし、それもうまくいって
いるように思わせるようなメディアを通じた
宣伝工作も試みられているのかもしれず、そ
の経済がうまくいっていると思われるのが見
せかけなのか事実なのかは、住民の生活実感
から直接判断するしかない場合もありそうで、
そういうところで曖昧な空気が世の中を支配
しているような状況を醸し出せれば、主導権
を握っている政治勢力がやっていることも、
それが不正とみなされるかあるいはグレーゾ
ーンにとどまっているのか、それをはっきり
させないようなメディア状況ともなるのかも
しれず、そんな時間稼ぎのようなことをやっ
ているうちに、何か手遅れのような事態にな
ってしまうことが危惧されるのだろうが、仮
に不正が暴かれて主導権を握っている政治勢
力が失脚するとしても、行政機構は残ってし
まうわけで、その体質が変わらないとすれば
ほとぼりが冷めた頃にはまた同じようなこと
が繰り返されるのかもしれず、そういう面で
は制度改革も大事かもしれないが意識改革も
大事なことは当然だろうが、それが政治と行
政の絡み合いから生じる構造的な問題だとす
ると、そのような役割分担を伴った体制とし
ての政府そのものが、不正をやらざるを得な
いような構造をもたらしているとも言えるわ
けで、それも歴史的な経緯から生じてきた構
造なのだから、そう簡単には変えられない面
もあるのだろうし、それでも批判勢力は合理
精神を発揮して絶え間なく改革を行おうとす
るだろうが、もしかしたらそのような改革を
行なっていくにつれて、現状で存在するよう
な構造とは別の統治形態へと変化していく可
能性もあるのかもしれないし、それがもはや
政府とは呼べない機構として出現した時には、
国家そのものが消失している可能性もゼロで
はないのかもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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