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彼の声 2018.3.17 「法律と制度の役割」

2018/03/17

 人は物を作ることによって文明を築いてき
たわけだが、情報は物を介して伝達されるも
のだろうし、物を作ったり運んだり交換した
り物を介して情報を伝達することが労働とし
てのサービスになるだろうが、その情報を伝
達するサービスに特化したのが行政であり、
それに介入する政治も同じであり、基本的に
行政も政治もサービス業であるはずだが、そ
れらの拠り所となる法律は情報の内容であり、
その内容に基づいて構成される制度はいわば
情報の伝達経路となるわけだが、決められた
経路を通じて伝えられる情報の内容を人々に
守らせることが権力の行使につながり、例え
ば物作りの現場では情報内容としての法律が
示す基準に適合したものが作られ、民間で流
通する情報も法律が示す基準に適合する内容
が流通することになり、また労働としてのサ
ービスも法律が示す基準に適合する賃金や時
間などの範囲内で行われることになるわけで、
それらの法律としての内容を人や集団に守ら
せるのが行政の役割であり、人や集団に守ら
せる法律を作るのが議会における政治の役割
であるわけだが、そうやって人や集団に法律
を守らせて制度に従わせることによって生じ
るのが世の中の秩序となり、そこに秩序が生
じている限りで平和な世の中が実現している
ことになるのだろうが、そうなっているから
といって一方では法律を破って制度に逆らう
人や集団も出てくるわけで、そういう人や集
団を取り締まるのも行政の役割になるわけで、
いくら取り締まってもそのような人や集団が
一向に減らずに秩序が乱れて治安が悪化の一
途を辿るようなら、何か法律や制度に問題が
あることになるだろうし、政治の役目とすれ
ば人や集団が守りやすい法律や従いやすい制
度を作ることになるだろうが、一方でそのよ
うな法律や制度によって世の中の秩序や平和
が保たれることが必要で、人や集団が守りや
すく従いやすい法律や制度と世の中の秩序や
平和が保たれる法律や制度が一致すればいい
だろうが、そんなうまい具合に法律や制度を
構成できるかというと、それは世の中の情勢
次第な面もあるのかもしれないし、世の中で
暮らしている人が何不自由なく暮らせるよう
な情勢ならそれほど厳しい法律や制度にしな
くても秩序や平和が保たれるだろうし、その
反対にいくら厳しい法律や制度にしてもそこ
で人がまともに暮らしていけない情勢なら、
生きるためには法律を破って制度に逆らって
でも生き抜こうとするだろうし、そういうと
ころで世の中の経済情勢が影響を及ぼしてく
るのだろうが、ひと言に経済情勢といっても
その内容によっても治安に影響を及ぼすのか
もしれないし、経済がいくらで好調でもその
内容が博打や遊興に支えられているようなら
風紀が乱れて人々の心が荒廃して、それに関
連する方面での犯罪が多くなるのかもしれず、
また人々の間で貧富の格差が極端に開いてい
ると、富裕層が暮らしている地域では極端に
治安が良くて犯罪も滅多に起こらないかもし
れないが、貧困層が暮らしている地域は犯罪
の巣窟と化している場合もあるだろうし、そ
うした世の中の情勢を行政や政府がどれほど
コントロールして改善できるかは未知数であ
り、そこに歴史的な経緯が介在している場合
が多分にあって、その経緯の中で民族対立や
宗派対立や人種対立などが絡んでくると改善
が困難になってくるのではないか。

 そうした面を考慮すればそれらのほとんど
は程度の問題であり、また法律や制度ととも
にその地域に根ざした風土などの環境や、そ
こから生じてくる慣習や、さらには文明の知
的水準や技術水準や文化水準なども絡んでき
て、それらを勘案すると行政や政治などの活
動だけではどうにもならない問題も出てくる
わけで、そういうところからその地域に特有
の歴史的な経緯も生じてくるし、行政や政治
によって作られ整備される公的な法律や制度
にしてもそのような歴史的な経緯の一部を構
成するものでしかないだろうし、そこまで考
える範囲を広げてしまうとやりようがなくな
ってしまうわけだが、それでも現状で行政や
政治などの活動が必要とされる歴史的な経緯
が生じていることは確かであり、実際にそう
した活動が行われている現実の中で暮らして
いるわけだが、歩むべき方向としては現状で
否定的な受け止め方をされている過去へのこ
だわりよりは、それを改善してできるだけ暮
らしやすい未来を築いてゆくような方向が求
められているのだろうし、成り行きとしてそ
うではない方向を目指す人や集団も少なから
ずいるだろうし、そういう人や集団の力が強
くなればそういう方向へと逸れていってしま
うのかもしれないが、その辺はこれからの成
り行き次第な面もあることは確かだろうが、
過去へのこだわりというのは地域的な特殊性
に根ざしている場合が多く、そうだとすると
普遍性を持ち得ない事情となるだろうし、そ
れが万人に当てはまるとは限らないわけだか
ら、それを公的は法律や制度に反映させると
問題が生じやすくなるだろうし、そういう面
を考慮するなら公的な法律や制度にはできる
だけ普遍性を持つ傾向を加えるべきだろうし、
なるべく万人が納得するような内容にしたい
なら、過去へのこだわりに基づいた地域的な
特殊事情を法律や制度に盛り込むのは避ける
べきなのかもしれず、そうした事情は慣習に
反映するにとどめるべきだろうし、その慣習
にしても世の中の環境や生活形態が変わって
きて廃れるようなら、そのまま廃れるに任せ
ておくべきなのかもしれず、伝統文化として
学術的に研究対象となるようならそういった
方面で保存するような機運も高まるだろうし、
それもそうした方面で制度が整備されること
が望ましいかもしれないが、一般の人たちに
とっては生活の利便性などが優先されるだろ
うし、別にその必要がなければ文化的な伝統
にこだわらなくても構わないわけだ。そうい
う意味で法律にも制度にも色々な方向性や傾
向があっても構わないだろうが、一般の人た
ちが無条件に守るべき法律や従うべき制度と
地域的な特殊事情に絡んで適用される法律や
制度とは内容も傾向も違うだろうし、その辺
をごっちゃにしてしまうとわけがわからなく
なってしまうわけで、また様々な方面で特殊
事情を優先させてしまうと条件が多種多様に
付け加えられて、法律や制度もそれだけ複雑
怪奇となって普通の人には把握することさえ
不可能となってしまうわけで、結局は法律も
制度もそれを利用する人や集団の利便性を考
慮すれば、あまりにも複雑怪奇にはできなく
なるだろうし、法律の専門家などは一般人に
はわからないほど有利となるのかもしれない
が、一般人にしてみれば少なくとも自分たち
にもその内容が理解可能な法律や制度にして
ほしいのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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