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彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2018.3.13 「公共の意識」

2018/03/13

 行政が守っているはずの法律や制度には、
それを管理運営している行政の都合が反映し
ていることは確かだが、その一方で世の中の
情勢も反映されているだろうし、そこで暮ら
している住民が法律を守って制度に従ってい
る状況が、当の法律や制度にもフィードバッ
クされているのだろうが、またそれを破って
不正や違法行為が行われている実態もフィー
ドバックされているだろうし、絶えずそうや
って法律も制度も調整が図られているのかも
しれないが、その中で特定の勢力を利するよ
うな一方的な事情が法律や制度に反映される
と、それ以外の人や勢力には奇異に映るだろ
うし、本来あるべき法律や制度に備わってい
る公平性や平等性を著しく欠いているように
も思われるかもしれないが、それも法律や制
度を変更したり修正する過程で関わってくる
様々な勢力の間で行われる交渉や駆け引きの
中で決まることかもしれず、そこで主導権を
握っている勢力の都合が反映される可能性が
高くなるのだろうが、それが政党などの政治
勢力だとすれば、選挙で民衆の支持を得て議
会などで多数の議席を獲得して主導権を握る
ような成り行きになれば、そのような法律や
制度の改正には民意が反映されているとみな
されるだろうし、別にそれが奇異に映るよう
な感じにはならないだろうが、そうではなく
非合法的な軍事クーデターなどで政権を奪取
した勢力による改正になると、民意に反する
独裁体制を正当化するような内容となって、
それらの勢力による圧政を象徴するような法
律や制度となってしまうわけだが、そのどち
らでもないような法律や制度の改正というの
もあり得るだろうし、例えば世の中で虐げら
れている人々を救うような内容になれば、そ
れは人道的な配慮と受け止められるだろうし、
普通は善意からそのような改正を支持する世
論が大勢となるのだろうが、例えば死刑制度
を廃止するような改正だと賛否が割れるのか
もしれないし、それが死刑囚への人道的な配
慮だとしても反対する割合も高くなるだろう
し、そうやって世論の反対を押し切って死刑
制度を廃止したりするのには、現状の世論だ
けではなく将来の世の中への影響を配慮する
ような高度な政治的な判断を要するのかもし
れず、そういうことまで考えて法律や制度の
あり方が議論されるような環境が現状である
かといえば、何ともいえないような現状なの
かもしれないが、そんなことまで考える必要
はないかもしれないし、法律や制度のあり方
自体がとりあえずのものでしかなく、必要に
応じて変更して行けばいいことであり、世の
中の情勢に合わせて、またそこで主導権を握
っている勢力の都合にも合わせて絶えず変化
していくようなものなら、そこに恒久的な社
会の理想を追求するような理念や精神などを
反映させなくても構わないのかもしれないが、
たぶん憲法にはそういう内容が謳われている
わけで、たとえそれが建前でしかないとして
も、時にはそういう内容を真に受けて理想主
義的な主張をするような必要も出てくるかも
しれないし、功利的な利益の追求だけでは済
まなくなってきた時には、そういう建前とし
て理想主義的な意見を主張しなければならな
くなるだろうし、しかも本気でそういうこと
を述べなければならなくなるのかもしれず、
生真面目にそういうことを述べられるような
環境も時として必要なのかもしれない。

 そして法律や制度があるというだけではな
く、それらの運用の実態がそこで暮らしてい
る人や活動している人や集団にとって、公平
で平等であるべきなのかもしれないが、その
法律や制度の対象としているのが、全ての人
や集団ではなく特定の人や集団に限られてい
る場合があるだろうし、それらの人や集団が
世の中に害を及ぼさないように歯止めとして
法律や制度を設ける場合があるとともに、ま
た世の中で虐げられている人や集団を救うべ
くそれらの人や集団を優遇するような法律や
制度もあるわけで、そうやって社会で生じて
いる不均衡や不平等を法律や制度によって調
整して、均衡や平等な状態を実現させる主旨
も法律や制度の目的として含まれているわけ
で、そういう面を考えると、やはり恒久的な
社会を理想を追求するような理念や精神など
が法律や制度には反映されているのかもしれ
ないし、功利的な利益の追求だけでは社会が
成り立たないから、それとは異なる傾向を法
律や制度に持たせないとうまくいかないとい
うことだろうし、そういう点で勢力争いに勝
って自分たちに都合のいい事情を法律や制度
に反映させるような思惑とは違った傾向があ
るわけだが、実際にはどちらの傾向も持ち合
わせているのかもしれず、どちらの傾向が強
くなっても世の中がうまく回っていかないの
かもしれないし、どちらか一方だけを強調す
るような主張では説得力やリアリティを得ら
れないのかもしれないが、人々の実感として
はそうではなく、それとは違う偏向した主張
や煽動になびいてしまうような風潮が、特定
の勢力が行う戦略的な活動によってもたらさ
れているのかもしれず、何かそれが経済的な
利害関係とともに講じられると説得力やリア
リティを伴ってしまい、そういうところで単
純化された思考が信じられてしまう成り行き
も生まれるだろうが、それを信じてそういう
風潮をはびこらせている勢力に加担しても、
誰もが利益を得られるわけではないことはわ
かりきっていて、経済的な活動によって成功
できるのは競争を勝ち抜いた限られた人や集
団である場合がほとんどだろうし、そのよう
な傾向を信じてそれに従っても、必ず成功で
きるわけではないのに、やはりそういう傾向
に従ってしまうということは、そんな成功へ
の夢を振りまいて宣伝や煽動を繰り返してい
る勢力に踊らされているということになるだ
ろうし、またそうした成功を目指して失敗し
た人たちが大勢いるから、成功したわずかな
人たちに多大な利益がもたらされる成り行き
にもなるわけで、そういう面を考慮すれば法
律や制度はその手の成功する人たちよりは、
失敗した大勢の人たちのためにあるべきなの
だろうし、あまり勢力争いに勝って自分たち
の都合を法律や制度に反映させるようなこと
はやらない方が良さそうにも思えるのだが、
それに関して理想を目指すならば、その手の
勢力争いに勝った側が自分たち以外の全ての
人や集団の利益を考慮した法律や制度を作る
ような成り行きになればいいわけだろうが、
そうなると功利的な利益の追求とは真逆の行
為となるのかもしれず、それを実際に行うの
にはそういうことをやらせるような民意や世
論が必要となってくるわけで、結局は世の中
で蔓延している宣伝や煽動に踊らされても、
誰もがそこから利益を得られるわけではない
ことを自覚していれば、そういう宣伝や煽動
が与える安易な幻想に惑わされずに、誰にと
っても公平で平等な法律や制度を支持するよ
うな成り行きになるかもしれず、そうなれば
そのような傾向を推し進める政治勢力が選挙
で勝利して主導権を握るような成り行きにも
なるだろうし、だからと言ってそれが経済的
な利益に結びつくとは限らないかもしれない
が、少なくとも公的な法律や制度としてはそ
ういう傾向がある方が無難なのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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