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彼の声

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彼の声 2018.2.24 「主張と実態」

2018/02/24

 政治の場では主張としてははっきりしたこ
とが言えるのだろうが、相手と何らかの交渉
を行なった結果としてはそうはならないだろ
うし、その言っていることとやっていること
の落差を把握しておかないと、主張とは違う
結果がもたらされたからといって、すぐにそ
れを否定されるべきことだとみなして批判し
てしまっては、交渉した意味がなくなってし
まうだろうし、何かを行なっている途中経過
や成り行きを一応は尊重しておいた方が無難
なのかもしれず、そうであればたとえひどい
結果がもたらされたとしても、さらに交渉す
る余地やそこから状況を改善する余地も見出
される可能性が出てくるのではないか。だか
ら理想は高邁なものであった方がいいのだろ
うが、政治はそこからの交渉過程の中でその
高邁な理想をどれだけ活かせるかが肝心なの
だろうし、理想が実現できないからといって
すぐに諦めてしまったり、その代わりに功利
的な損得勘定ばかりを優先させてしまっては
まずいだろうし、そういうところではっきり
したことがやれなくなってしまったからとい
って、保身のために戦略的にお互いに呑めな
い主張ばかりを投げ合って、交渉を平行線に
終始させようとするのも、政治活動としては
あまり褒められたものではないのかもしれな
いが、成り行きとしてはそういうのもありが
ちなことだろうから、それも力の均衡状態を
実現させる上では自然な流れなのかもしれな
いし、それに関して特定の勢力が自ら進んで
汚れ役を買って出るような成り行きというの
もあるのかもしれず、その勢力が聞く耳を持
たないで一方的な主張を繰り返すことが、他
の複数の勢力の間での交渉を促進させる効果
をもたらすこともあるだろうし、もちろん意
図的に汚れ役を買って出たわけではなくて、
本気でそんなことをやっている場合の方が多
いわけだが、そういう勢力は最終的には周り
から相手にされずに孤立するしかないのだろ
うが、犠牲者としては格好の標的になりやす
く、周りの勢力が一致団結してその勢力への
敵対関係を築きながら他の勢力と連携するよ
うな成り行きになれば、その勢力を除いたと
ころで力の均衡が実現するわけだが、そこで
も微妙な駆け引きが行われていて、敵対して
いるように見せかけながらも裏ではそれなり
に取引を行っている場合があるわけで、その
ような取引によって孤立が見せかけのもので
しかないことも明らかになるわけで、周りか
ら孤立しながらも勢力を温存している場合は、
裏で他の勢力から支援が行われていることが
あるだろうし、そういうところで敵対を装い
ながらも取引を行う本音と建前の使い分けの
ようなやり方もあるわけで、取引を行うから
には実際にそこから利益を得られているわけ
で、それも微妙な駆け引きに含まれるのだろ
うが、そのような一筋縄ではいかない関係と
いうのも勢力間の力の均衡を保つ上では欠か
せない要素となるのかもしれず、そんなこと
をやっている実態は主張としての高邁な理想
や理念からはかけ離れているかもしれないが、
実践としてそういうやり方によって平和な状
況が実現している場合もあるわけで、それを
あまり単純に批判したり非難しても、主張と
してそうなってしまうとしても、それも政治
的な交渉の途中経過と捉えれば、さらにその
先で状況を改善させる可能性を探ることにも
結び付けられるかもしれない。

 そういう意味で政治の場での交渉は、お互
いに戦わせる主張の言い合いとは別に実際の
経済的な取引も絡んでくるから、どちらにし
てもそれだけでは済まない要素を構成してい
るわけだろうが、政治的な主張だけで判断す
るわけにもいかないのは確かかもしれず、ま
た実際の経済的な取引においても、表に出て
いる部分と裏取引をしている部分の両方を勘
案して状況を捉えないとならないだろうし、
そうなってくると敵対を装っている場合でも
その関係の実質的な面で両義的な部分も出て
くるから、一概に敵だからと言って相手の活
動を批判したり非難していればいいというわ
けにもいかないだろうし、また同盟関係を結
んでいる場合でも敵対している部分が全くな
いわけではなく、経済的な取引の面でどちら
かが貿易赤字を懸念していれば、実際にそう
いう部分では貿易黒字を出している国が非難
されてしまう成り行きにもなるわけで、主義
主張の面では敵と味方との区別がはっきりつ
く場合もあるわけだが、主張の面での敵と経
済的な取引をしないわけにもいかなくなって
くる場合も出てくるだろうし、また同盟国で
あっても貿易摩擦があればそういう面では敵
対関係となってしまうだろうし、さらに軍事
的な同盟関係を結んでいても、同盟とは名ば
かりの主従関係のような実態が生じてしまう
かもしれないし、そういう実態が国内の反体
制的な勢力によって批判されている実情もあ
るわけだから、そういう部分では敵対や同盟
の関係が複雑に入り組んで錯綜していて、政
治的な主義主張だけでは計り知れない面があ
るのだろうし、それを単純化して一方的な主
張によってメディア上で煽動を行なっている
勢力にはリアリティが感じられなくなってし
まうわけだが、そうやって実態のある面だけ
を強調して煽動するのにもそれなりの理由が
あるかもしれず、そういう煽動勢力にとって
は政治的な主義主張から生じる敵対関係だけ
を人々が信じてほしいわけで、そうでないと
同盟国との関係が壊れてしまうことを恐れて
いるわけで、現実に経済や軍事などの面で国
内の批判勢力の台頭によって関係がこじれて
くることを懸念しているわけだが、果たして
主義主張だけを信じることが実際にできるか
といえば、大抵の人は信じていないし信用し
てもいないわけだが、功利的には経済や軍事
などの面で歪みがあるようなら、とりあえず
は経済的な利益を優先させる方向で軍事的な
譲歩を促そうとするだろうし、その損得勘定
の中で経済的にも軍事的にも損失を被ってい
る面を最小限に食い止めるべく、その損失を
被る少数派を黙らせるには、煽動によって多
数派が同盟関係を支持するような成り行きに
持っていきたいのだろうが、それも政治的な
主義主張の面での支持なのだから建前でしか
ないだろうし、それでも本音の面で実質的に
経済や軍事に関係する歪みが残ってしまうわ
けだから、いくらメディア上で煽動に力を入
れてもそれを真に受けるのはよほどの世間知
らずな人々だろうし、そうやって表面だけ建
前を取り繕っても同盟関係にある相手国がい
るだけに、表面上はうまくいっているように
装うことはできるかもしれないが、実情とし
ての功利的な利益の追求や損得勘定としては
次第に割りが合わなくなってきてしまうので
はないか。そういう表面的な取り繕いには時
間稼ぎや破綻の先延ばしのような効果がある
のかもしれないが、高邁な理念としての大義
はないだろうから見識のある人たちから信用
されないのが致命傷となってくるかもしれず、
それも政治的な交渉の過程で生じている途中
経過の中の一つの局面で生じている実態であ
ることは確かだが、それ以上ではないことも
確かなのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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