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彼の声 2018.2.22 「政党の組織形態」

2018/02/22

 何らかの利権に関係した集団である企業や
メディアや官僚機構ではなく、一般の民衆が
政治を利用して何ができるかというと、特に
社会の中で有力な地位や立場を占めていない
場合は、個人としては相手にされないのかも
しれないが、だからと言って特定の利権に関
係した集団に加われば、その集団の一員にな
るだけで、集団の意向を政治に反映させるよ
うな成り行きにしかならず、個人の考えや意
向を政治に直接反映させることはできないの
かもしれないが、政治自体が特定の個人の考
えや意向を行政に反映させるために活動して
いるわけでもないだろうし、社会全体が平和
で暮らしやすい環境になるようなことを行う
のが政治の目指すべき目的だと言えるのかも
しれず、それでは具体性が乏しく漠然としす
ぎているかもしれないが、建前としてはそれ
ほど間違っているとも言えないだろうし、建
前としてならそれでも構わないのかもしれな
いが、そういうところから社会の中で実際に
生じている特定の利害関係のレベルまで下っ
ていくと、たちまち対立や軋轢に直面してし
まうわけで、具体的な政治活動としてはその
ような対立や軋轢を生じさせる利害関係を調
整して、敵対している双方から妥協を引き出
すのが役割だとも言えるわけで、それを問題
の解決を目指す試みだとみなすと、妥協から
得られた結果からは程遠い目標となってしま
い、実質的には何も解決していないのに、事
の幕引きが図られるような成り行きに落胆す
るしかないのかもしれず、だから解決を目指
すというよりは妥協点を模索するぐらいが、
せいぜいのところ政治ができる精一杯の活動
とみなしておいた方が、あまりにも現実離れ
した理想主義に陥らずに済むかもしれないし、
それは決して終わりのこない努力にしかなら
ないだろうし、現状に対処するための連続的
な行為となるのではないか。またそれは制度
として整備されているものの、活動内容が固
定されているわけでもないだろうし、絶えず
行政とそれを取り巻く様々な勢力の間に立っ
て、そこで生じている問題について交渉を行
う役割があるわけだから、またそれ自体が政
党として様々な勢力の中の一つとして活動す
ることにもなるわけで、当然そうなると政党
特有の集団としての利権も生まれてきて、そ
の利権を死守するための活動もやらなければ
ならないだろうし、そういうところから一般
の民衆をないがしろにするような風潮も出て
きて、他の利権団体との連携や癒着を優先さ
せるような成り行きになってくると、実質的
には仲介的な立場から踏み込んで行政機構の
一部となってしまうのかもしれないが、制度
的にそのような官僚化を避ける手立てはない
だろうし、政党として他の様々な利権団体か
ら距離を保って中立的な立場を取るのは難し
いのかもしれないし、組織的な集団の特性を
避けて政治家個人の独立的な立場を維持する
のも制度的には困難となっているのかもしれ
ないが、そこで政党としての形態と政治家個
人のどちらの立場を優先させるというよりは、
集団的な特性とは相容れない面を個人が保っ
ていないと、集団の利権が優先されてしまう
傾向となってしまい、そうなると個人の立場
が集団内でなくなってしまうわけで、それも
集団内での力関係や派閥などの形態にもよる
のだろうが、政党が集団的な組織形態を優先
させれば他の利権集団と変わらなくなること
は確かなのではないか。

 政党も組織的な集団であるからにはそうい
う面があることは確かだろうし、それがなけ
れば政党とは言えなくなってしまうのかもし
れないが、政党を他の利権団体から区別する
ような特性として、何よりも民主的な体裁を
保った方がいいだろうし、それには上意下達
的な指揮命令系統を伴った組織形態ではなく、
親睦団体的なゆるい組織形態である方が集団
内で民主的な対等の関係を保っていられるだ
ろうし、それとは逆に議員の間で序列や役職
による権力関係などを導入してしまうと、途
端に民主的なあり方が失われてしまい、それ
が民主的な政治制度そのものを変質させてし
まうのかもしれないし、議会などでも議員個
人よりも政党としての集団行動を優先させる
ような風潮が根付いてしまうのではないか。
そういう意味で議員個人がいつでも政党に対
して異議を唱えることを認めて、また異議を
唱えたからといって、政党から排除されたり
追放されたりしないようにすることも必要だ
ろうし、そんなあり方が民主的な政治制度を
保つ上で重要となってくるのではないか。ま
た政党という集団内に罰則を科すような独自
の規則や決まり事を設けないことが、政党の
官僚化を防ぐ上で有効かもしれないし、政党
としての集団的な意向よりは政治家個人の立
場をできるだけ尊重することが、選挙で候補
者個人に投票する形態の制度に適った対応で
はあるわけだが、それに対して政党に投票す
るような選挙形態も国によってはあるわけだ
から、そうなると政党が官僚的な組織形態で
あろうと構わないことになってしまうのかも
しれないが、それでも議会で討論したり発言
するのは議員個人であるだけに、どうしても
集団の意向よりは個人の主体的な主張や意見
を述べることの方が人の興味を引くわけで、
民衆は別に官僚的な通り一遍の答弁を期待し
ているわけではないし、個人の意見を遮って
組織的に示し合わせて強引に多数決に持ち込
むようなやり方には不快感を覚えるだろうし、
そこで演技ではない普通の話し合いが行われ
ていることの方が、少なくとも好感を抱くの
ではないか。というか普通に議論して討論し
てほしいだろうし、例えばディベート的な戦
略や戦術を駆使して不自然なやり方で勝とう
としてしまうと、肝心の内容が歪められてし
まうのではないか。結局そういうところで顕
著になってくるのは、利害の対立になってく
るだろうし、それも集団としての利権が絡ん
でくると、個人としての良識や節度を超えた
ところでなりふり構わない強引さが出てくる
わけで、そうなると相手の言っていることに
聞く耳を持たず、まるで法廷闘争のような弁
護士と検事の対決が演じられてしまい、そう
いう制度的な物言いに終始しだすと普通の会
話や対話が成り立たなくなってしまうわけだ
が、やはりそうなってしまう背景としては集
団の利害が絡んでいるわけで、議員個人の立
場としては言えない部分があるから不自然な
答弁になってくるのだろうし、そういう面は
内閣の閣僚などになると特に顕著になってき
て、下手なことを述べてしまうと責任を取ら
されて辞任する羽目になってしまうわけだか
ら、そうならざるを得ない面があることは確
かだろうが、それでも暴言や失言などが問題
視されてしまうわけだから、意識していても
実際に下手なことを述べてしまう実態がある
わけで、そこが集団や制度に個人が拘束され
ている場であることが、かえって不必要にそ
ういう発言が問題視される成り行きを招いて
いる実情があるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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