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彼の声 2018.2.21 「損な役回り」

2018/02/21

 宣伝も政治活動には含まれるだろうが、経
済活動に逆らうような政治活動ができるかと
いうと、民衆の支持を得られる範囲内ならで
きるかもしれないし、例えば環境破壊によっ
て人の生命が脅かされているといった危機感
を煽るような形で民衆の支持を得ようとする
行為は、経済活動によって環境が破壊されて
いるという理由から政治活動が行われている
ことになるだろうし、また環境破壊の中には
自然破壊も含まれ、その中で動植物が絶滅の
危機に瀕しているといった人以外の生命が脅
かされていることもあるわけだが、そのよう
な場合でも全面的に経済活動に逆らうという
のではなく、保護された自然環境を観光目的
に利用するといった折衷案が模索されたりも
するわけで、そこで何らかの形で人の活動を
想定すると、当然のことならその中には経済
活動も含まれてくるわけで、人が活用可能な
環境であればそこに経済活動が入り込んでく
ると考えていいのではないか。そしてその中
で政治活動の対象となるのは、法整備を伴う
ような成り行きだろうし、そうなるとさらに
行政の活動も付随してきて、公的な法律や制
度に基づいた社会空間がそこに出現すること
になり、その空間を行政が管理統括するよう
なことが行われるわけだ。そういう意味で政
治活動には行政的な管理統括の空間を作り上
げるという目的があり、それが環境保護活動
であっても保護の対象となる区域を行政が管
理統括するように導くのが政治の役割となる
のだろうし、それが公的な管理のレベルであ
れば企業が私的な利益を追求するのとは性質
が異なるわけだが、もちろん何らかの条件を
付けて企業の経済活動を許可することもある
わけで、その条件というのが自然環境が破壊
されない限りでということになるだろうし、
それに関して必要な法整備を行なって法律に
基づいた制度を機能させて行政による管理統
括が行われることになるわけだ。そうやって
政治と行政との連携が成り立つ限りで平和が
保たれて、その管理統括が行われている地域
で人々が安全に安心して暮らせることにもな
るわけだが、その中でも当然のことながら違
法行為も必要に応じて行われて、それを行政
の治安を担当する部門が取り締まることにも
なるわけで、行政による違法行為の取り締ま
りが有効に機能しない限りは、そこで暮らす
人々の安全も脅かされてしまい、そういうと
ころで人々が行政に依存してしまう成り行き
や体質が生じてくるわけで、そういう面を考
慮すると違法行為自体が人々が行政に頼るき
っかけをもたらしていて、別に行政による管
理統治が完全に機能して違法行為が生じない
ということであれば、人々も行政のありがた
みがわからないことになってしまうのかもし
れず、ある程度は違法行為が行われて人々が
それによって被害を被っている状態があった
方が、人々が行政を頼る必要が生じてくるわ
けで、そういうところがわざと違法行為を野
放しにしているわけではないにせよ、結果的
にそういう状況があるからこそ、行政による
管理統治の理由も生じてくるわけで、要する
に人々の暮らしに政治が介入してきたり行政
の管理統治が行われたりすることが、必ずし
も人々の全面的な同意によって成り立ってい
るわけでもなく、そこに法整備や制度を機能
させる口実が生じるから政治や行政が介入し
てくるわけで、その口実を何が作っているの
かといえば、人や集団の私的な利益の追求に
よって争いが起こるからだと言えるわけだが、
その私的な利益を追求する集団に政党などの
政治勢力や行政の官僚機構も含まれてくると、
さらに事態が複雑化してきて混迷の度も深ま
るのではないか。

 結局そこでは公的な社会空間を政治と行政
が連携して管理統括するということだけでは
済まない事態が常に生じているのであり、政
治も行政もそれを担う政党や官僚機構のレベ
ルでは私的な利益を追求する集団となってし
まい、社会勢力として他の勢力と争ったり連
携したり癒着するような関係を構築してしま
うわけだから、そんな状態になってしまうこ
と自体が公的な空間を公的な機関が管理統括
するという制度を破綻させているわけで、そ
の原因を作っているのが集団による経済活動
なのだが、経済活動が行われないと集団が成
り立たないし、誰もがどんな集団も経済活動
によって私的な利益を追求を行なっているわ
けだから、その辺で公的な制度と矛盾してき
てしまうわけで、ある意味では矛盾している
のが当然と言えるわけだが、そんな矛盾を認
めながらも公共の利益を優先させないと功利
主義がはびこって社会が荒廃してしまうのだ
ろうし、しかも経済活動自体が功利主義的な
活動であり、利益を求めないわけにはいかな
いわけで、そんなわけで公共の利益を優先さ
せようとするのは損な考えであり、実際に公
共の利益を訴える人たちはいつでも損な役回
りを演じる羽目になってしまうわけだが、社
会の荒廃を防ぐにはそんな人たちの存在が欠
かせないし、誰かが損な役回りを引き受けて
くれないと、利益を得るためには手段を選ば
ないやり方が横行して、競争や争いが激化し
て平和な状態が崩壊してしまうのだろうし、
そうならないように法律や制度によってやり
過ぎや行き過ぎやが是正される仕組みが機能
すればいいのだろうが、集団の中には法律や
制度自体を自分たちに有利になるように作り
変えようと画策している勢力もあるわけで、
それが政党や官僚機構と連携していたり政党
や官僚機構自体が自らそんなことを画策して
いる場合さえあるわけで、そこでも集団的な
勢力同士で争いや競争や連携や癒着が生じて
いるわけで、そういうところで民主的な制度
が機能していれば、民衆が主導権を握れる可
能性が出てくるのだが、民衆の中でも主流を
構成する層が安易でお粗末な宣伝や煽動に感
化されて、ポピュリズム的な政治勢力やそれ
と連携する官僚機構やマスメディアなどの意
のままに操られるような状況となってしまえ
ば、主導権を握るどころではなくなってしま
うのだろうが、そういうところで少なくとも
民衆の側が安易に徒党を組んで一つの勢力と
はならない方がいいのかもしれず、メディア
を通じてなされるどのような宣伝であろうと
煽動であろうと、すぐに特定の偏った傾向に
傾かないで是々非々の態度を保持すればいい
のだろうが、その是々非々の基準というのが
わかりにくいのだろうし、何が悪くて何が良
いのかを判断する基準を何かが決めてくれな
いと判断できないというなら、そこで役に立
つのが公共の利益という概念になるのではな
いか。それを簡単に言えば特定の集団の利益
となることがはっきりしているようなことに
は賛同しなければいいのだろうが、どうやっ
てそれを知ることができるかとなると、それ
に関してメディア上ではびこっている著名人
の類いの意見に無批判に従うようだとまずい
だろうし、そこでも特定の集団の利益を代表
するような人の意見には賛同しないようにす
ればいいわけで、そういうところでも損な役
回りを引き受けているような人の意見を尊重
した方がいいのではないか。その逆に利益を
誘導するような人の意見に従うと、その人に
利益がもたらされることになるわけで、要す
るにそういうのは詐欺的な利益誘導である場
合が多いのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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