文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

全て表示する >

彼の声 2018.2.14 「自由と民主の融合」

2018/02/14

 民主的な政治制度である議院内閣制と大統
領制には違いがあるが、それぞれの制度にも
国ごとに若干の違いがあるだろうし、中には
その実態が民主的でなくても民主的な政治制
度の体裁を保っている国もあるわけで、政治
活動が民主的であるか否かは制度の形態より
活動の内容や実態で判断すべきことかもしれ
ないし、では実際に政治活動のどのような内
容や実態が民主的であるのかは、国や地域で
価値観も生活習慣も異なる面があるから一概
には言えないことかもしれないが、欧米の価
値観からすれば民衆が自由にものが言えて、
政府を批判しても罰せられないような社会状
況になっていれば、一応は民主的な政治状況
になっていると言えるだろうが、たぶんその
誰でも自由にものが言えるということが政府
に対する批判を許していることになるだろう
し、そういうことを行うこと自体がある種の
政治活動なのかもしれないし、その自由にも
のを言っている人の中から選挙で当選して議
員になる人が出てくれば、結果的に民主的な
政治が実現していることになるのではないか。
しかも自由にものが言えても平和が保たれて
いる前提が必要だろうし、そこがテロや内戦
に明け暮れている地域との違いかもしれない
し、自由にものを言ったら殺し合いになるよ
うな状況だと欧米的な政治状況とは少し違う
だろうし、もちろん欧米でも場合によっては
そうなってしまう面もないわけではないだろ
うが、建前としてはなるべく暴力で物事を解
決するのは避けて平和な状態を保とうとして
いるわけで、ともかく民衆が自由にものが言
える最低の基準として政府を批判しても罰せ
られず、しかも平和な状態が保たれているこ
とが民主的な政治状況が実現されている最低
条件なのではないか。そしてそこから政治活
動として政治主導で行政を管理統括できて、
行政の不具合や不都合な面を修正したり改変
できるような権限を民衆の中から選ばれた政
治家が持つことができれば、一応は民主的な
政治が実現していることになるのではないか。
そういうことができるにはまずは行政上の悪
い点を批判できなければならないだろうし、
批判しても罰せられなければそれが世の中の
世論として広まる可能性が出てくるわけで、
そうなれば批判している人たちが政治家でな
くても、民衆の支持を得るために政治家が世
論の味方となれば改革の機運が高まるだろう
し、そうやって行政上の悪い点が改まるよう
な成り行きになれば、結果的に民主的な政治
が実現していることになるわけだ。またそれ
が行政上の悪い点でなくても、こうすればも
っと良くなる点を指摘するような提言も民意
を背景として出てくるかもしれないし、そう
いう点を行政に生かそうとするのも政治家の
仕事となるだろうし、それが可能となるには
やはり社会の中で誰でも自由にものが言えて、
その中から説得力のある主張が政治の場に反
映されるような仕組みが確立されていけばい
いわけだろうが、やはり仕組みとなるとすぐ
に制度が思い浮かぶだろうし、どうしてもそ
のような制度を構築しようとする機運が生ま
れるのかもしれないが、どうもその辺で安易
に制度の構築を行ってしまうと後からその制
度が融通の利かない硬直した仕組みとなって
形骸化して、そこから当初は想定していなか
った弊害が出てくるのだろうし、そういう意
味で功利的で安易な制度の構築よりは情報の
自由な流通の場を確保する方が優先されるべ
きなのかもしれない。

 もちろんそうなれば悪貨が良貨を駆逐する
ような成り行きも想定できるだろうし、まと
もな意見よりも感情的で煽動的な主張の方が
猛威を振るって、結局はポピュリズム的な政
治勢力が実権を握ってしまうと、自由にもの
が言える環境が簡単に破壊されてしまうのだ
が、その辺もすぐに制度的な規制を施そうと
して、融通の利かない硬直した対応が主流と
なって、結局はそうなっても自由にものが言
える環境が破壊されてしまうわけだが、どう
やっても余裕のない反応や対応に至るような
ら、制度による縛りが出現してしまう成り行
きになってしまうだろうし、相手が隙を見せ
たらすぐにその隙を突いて利益を得ようとす
る功利主義の精神が資本主義の発達とともに
世の中の主流となっている実態があるのだろ
うから、それは仕方のないことかもしれない
が、たぶんそういう功利主義精神の持ち主や
企業に利益を独占されても、自由にものが言
える環境は守るべきかもしれず、他者に対し
て不寛容な人たちにある程度は利益を奪われ
ても寛容な精神で接してゆかないと、不寛容
な人たちのペースに引きずり込まれていって、
気がつけば功利主義の虜となっているのだろ
うし、そういう人たちの狙いは自分と同じ水
準に他者を引きずり下ろしたいわけで、そう
やって自分たちの活動しやすい環境を徐々に
広げていく戦略なのであり、果たしてそうい
う下衆な環境が世の中の全ての人たちにとっ
て生きやすい環境なのかというと、どうも不
快さばかりが募ってくるのかもしれないし、
確かに勝つのはそういう人たちなのかもしれ
ないが、そうまでして勝ちたいのかというと、
それほどまで勝つことに価値を見出せるよう
な世の中なのかと思うだろうし、そういうと
ころで手段を選ばずに政治的にも経済的にも
主導権を握ろうとする人や集団について行け
ない気がするなら、ほどほどのところで主流
から外れておくべきかもしれないし、過度に
そういう方向で他者と競うのはかえって身の
破滅を招く危険性が高くなるのかもしれない
が、中にはそういう欲望に魅入られてしまう
人もいるのだろうから、それに成功するのは
ほんの一握りの人たちだろうし、かえって大
部分の人たちが身の破滅を招いてしまった方
が、それらの人たちが反省することで社会が
良い方向へ向かうことに期待したいが、身の
破滅を招いている状態というのが結構気づき
にくいのかもしれないし、実際に世の中の大
部分の人たちが生きて生活できていることに
変わりないだろうし、それが破滅だとは思え
ないのは当然であり、普通の感覚でもそれを
破滅とは言わないだろうし、ただ現状で成功
している人たちのようになれる可能性のなく
なった人たちがその他大勢の一般の民衆なの
だから、一般の民衆の感覚ではそれが普通の
状態であるわけだ。そうであるなら別にわざ
わざ不寛容な功利主義の精神の虜にならなく
ても生きていけることには変わりなく、そん
な精神の虜となっている人たちと競争する必
要もないわけで、それよりは自由にものが言
える環境を守って楽に生きることを考えた方
がよさそうにも思われるわけだが、資本主義
な価値観とそれを推進する広告宣伝メディア
に日々煽られているととてもそんな気にはな
れないだろうし、自然にそういう方面へと傾
倒していってしまう成り行きが世の中に生じ
ているのかもしれないが、それに対する確認
事項としてそういう方面で成功するのはほん
の一握りの人たちであることは踏まえておい
た方がよさそうだ。 

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。