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彼の声 2018.2.13 「制度への対応」

2018/02/13

 制度が持っている形式的な手続きや決まり
きった動作に人を従わせようとするのは、制
度を管理運営する側が制度の利用者にそうし
てほしいから成り行きとしてそうなってしま
うわけだが、それも一種の権力の行使には違
いなく、そこに利用上の規則として提示され
た決まりを守らないと制度を利用できなくな
るような措置を講じざるを得なくなるわけだ
が、そのような規則に制度を管理運営する側
の都合が含まれていることは言うまでもなく、
利用者がその規則を守っている限りで制度を
管理運営する側の優位は揺らがないわけで、
それを勝ち負けという判断基準で捉えれば、
制度の利用者が制度に従っている限りで、制
度を管理運営する側にはほとんど勝ち目がな
いとも言えるだろうし、制度の問題点はそこ
に集約されているように思われるのだが、だ
からと言って社会がそれらの制度で成り立っ
ているのだから、制度をなくすわけにはいか
ないのはもちろんのこと、人為的に特定の制
度をなくしたとしても、それに代わる新たな
制度が必要となってくるのは言うまでもなく、
もちろん使われない制度は自然消滅するだろ
うし、結局は利用者が納得できるような制度
に改善していくしかないが、制度に関する問
題はそういう方向にしか進展しないだろうし、
そうである限りはこれからも人々は様々な制
度の利用者であり続け、それらの制度が有効
に機能することで社会が実質的に存在するこ
とになるわけだ。その中で政治に関する制度
も社会の中でそれなりに機能している実態が
あるわけだが、一応はその利用者である一般
の民衆が政治に関する制度を有効活用してい
るかというと、実質的には民衆よりも政党の
方が制度を有効に活用しているだろうし、政
党の中でも実際に議会で多数の議席を獲得し
て主導権を握って政権与党を構成している政
党が、政治に関する制度を最大限に利用して
いることになるのだろうが、その場合は利用
者であると同時に制度の管理運営にも携わっ
ている面があるわけで、政府与党と呼ばれて
いる時点で政府を担っている行政機構も含ま
れていて、実質的には制度の利用者と管理運
営する側が一体となっていて、そうなれば確
かに制度を最大限に利用できるのも当然のこ
とだと言えるだろうし、別にそれが違法でも
ないわけだからそのこと自体には何の問題も
ないわけだが、その一方で制度の利用者であ
りながら、管理運営する側に利用されている
だけの一般の民衆の側にそのことから何か利
益がもたらされているのかといえば、世の中
の安定がもたらされていると考えれば政府与
党を支持している人たちはそれなりに納得す
るかもしれないし、政府与党の権力基盤が盤
石で揺るぎようがなく、その結果として社会
情勢が安定してそれなりに平和な状況が保た
れていて、そのおかげで経済活動も大した支
障もなく行えるような成り行きとなっていれ
ば、やはりそこから実質的な利益も得られる
から、そうなっている限りで政府与党への支
持は揺るぎないと思われるようであれば、少
なくともそう思っている支持者は利益を得ら
れていると思っているだろうし、実際に経済
的な利益を得られているから政府与党を支持
しているわけだろうが、その逆に現状に不満
がある人たちは利益を得られていないと思っ
ているかもしれないし、それどころか政府与
党やその政策のおかげで損害を被っていると
思っている人がいれば、その人も現状に対す
る不満の原因を政治状況に求めるのではない
か。

 結局は現状を肯定できる人はそこから何ら
かの利益がもたらされていると思えるだろう
が、現状を否定的に捉えている人の中にはそ
の理由や原因を政治的な状況に求める人も出
てくるだろうし、それに関して政府与党のや
っていることがおかしいと思えばそれを批判
したくなるわけだが、それをメディア上で批
判すればそれはメディアという制度を利用し
て批判していることになるだろうし、批判ま
でが何らかの制度を利用しないとできないわ
けだが、その批判が有効に機能するのかとい
うと、メディアという制度の中ではそれなり
に機能するとしても、それが直接政治に関す
る制度を揺るがすことにはならないかもしれ
ず、制度を揺るがすのではなく、むしろ制度
の中で批判が有効に機能して、場合によって
は政権交代などの制度上の手続きを促すよう
なことにでもなれば、そのような批判も政治
制度の中で有効に機能したことになるのだろ
うが、制度の中で機能することと制度そのも
のを揺るがせて、制度の改善を促すことの間
に差異があることは確かだろうが、その制度
が円滑に動作しているということは、制度を
管理運営する側の優位が揺るがずに管理運営
している勢力に利益がもたらされていること
を示しているとすれば、今後何らかのきっか
けで制度を管理運営する側の優位が揺らぐよ
うな状況にでもなるとすれば、それが制度自
体が危機的な状況を迎えたことにもなるのか
もしれず、そうなっている時点で制度の円滑
な動作が何らかの原因で阻害されていること
もなり、そうであるとすると、例えば政権交
代なども制度上は可能な動作であることは確
かだろうが、現状の政治制度ではそれが有効
に機能しない状況にあるのなら、すでに現状
の制度では政権交代をやりにくくするような
改変が施されているとも言えるだろうが、あ
るいはそれは制度的な問題ではなく中身の問
題で、実際に政権交代を実現するような政治
勢力が台頭してこないような状況となってい
るのなら、今度は政権交代可能な勢力を現行
の制度に合わせて構築することが急務だと主
張できるかもしれないが、それ以前に現行の
制度では特に政権交代する必要を感じていな
い人が世の中の多数派を形成しているとすれ
ば、別に政権交代できる政治勢力を構築する
ことが急務でも何でもないことにもなってし
まうのかもしれず、そういう意味で現状の制
度の中で優位な立場を築いている勢力にとっ
ては、特に自分たちを優位に導いている部分
を改変する必要は感じないだろうし、逆に改
変されてしまっては困るわけで、それよりは
さらに自分たちが優位になるような改変なら
大歓迎だろうし、結局制度的には現状で主導
権を握っている勢力が不利になるような改変
はやらないのが当然だろうが、ならば現状で
不利な側が自分たちに有利になるような制度
改変を求めても、現状で主導権を握っている
側にとってそれは出来ない相談だろうし、結
局は現状で不利な側が制度的な手続きによっ
て自分たちに有利になるような状況を作るこ
とは難しいわけだが、だからこそ制度上の続
きや形式の問題ではなく、その制度を利用す
る人たちの中身の問題だと言ってしまうと、
制度の利用者は制度から構成されてしまうよ
うな作用もあるわけだから、やはりそれでは
循環論となってしまうだろうし、だからと言
って形式も中身も両方が大切だと述べても、
では何をどうすればいいのかわからなくなっ
てしまうだろうが、ともかく制度もその利用
者も管理運営する側も恒常不変な状態を保て
るわけではないのだろうから、絶えずその変
化の機会をうかがって、その機会を捉えて制
度にもその利用者にも管理運営する側にも、
変化を促すように働きかけなければならない
のかもしれない。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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