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彼の声

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彼の声 2018.2.7 「政治とカネ」

2018/02/07

 特定の業界や企業が政党や政治家に献金し
ている実態があるとすれば、普通に考えれば
その政党や政治家はその業界や企業のために
何らかの便宜を図る必要が出てくるだろうし、
そうでなければ献金などしないだろうが、そ
の辺が贈収賄とどう区別をつけるのかという
と、法律などに基づいた合法的な献金と法律
に抵触する違法な金銭の授受という区別がつ
くのだろうし、制度的には様々な制限がつい
ていて賄賂にならないような方策が巡らされ
ていることは確かだろうが、実質的には政党
や政治家が業界や企業のために社会や行政な
どに何らか影響力を行使せざるを得ないのだ
ろうし、そうでなければ献金を行うメリット
がないのではないか。他にも個人の立場で献
金することもできるわけだが、やはり献金し
たのだから何らかの形でお礼をすることにな
るだろうし、政治活動にも資金が必要なこと
も確かだから、その活動費を全額公的な資金
で賄うとなると、さすがにまだ選挙で当選し
ていない人には資金を供与するわけにはいな
いだろうし、また所属議員の多い政党の方が
活動費を多くもらえるのも当然だろうし、受
け取る資金の額でその活動の優劣が決まると
も一概には言えないものの、その辺で公平と
平等の間で微妙な差異が生じてくるのかもし
れず、個人や団体の献金額に制限を設けて、
特定の個人や団体が特定の政党や政治家に多
額の献金をできないようにすれば、その実質
的な賄賂性も低減できるのかもしれないが、
団体の職員などが多数の個人として集団的に
献金するような事態も出てくるし、そこに金
銭が絡んでくると、必ず何らかの便宜を図っ
てもらうことを期待して金銭を渡すような成
り行きになってしまうわけで、政治活動が何
らかの利権に絡んでくるような事態が生じて
いる限りは、金銭的な利益を目当ての活動を
行う成り行きになるのだろうし、なぜそうな
ってしまうのかと言えば、簡単に言えば政治
が経済に依存しているのだからそれは当たり
前のことなのだろうが、その辺でいくら法律
で規制しても違法行為を行ってまで利益を得
るようなメリットがあれば、ばれたら罪に問
われることを承知で法律を破るか、法律の抜
け道を探してうまくやろうとするかのどちら
かになるのではないか。結局は政治活動に関
して理想を追求しようとすると資本主義的な
経済活動に逆らうような成り行きになってし
まうのかもしれず、選挙で当選して議員とな
ったら公務員としての給与だけで活動できれ
ばそれに越したことはないわけだが、建前上
はそうだとしても実際には様々な金銭を介し
た社会的な関係が生じてしまうわけで、そう
いう状況が社会の実態を反映しているとも言
えるわけで、それに逆らうような法規制を求
めるようなことをしても、たぶん自動車のア
クセルとブレーキを同時に踏むような動作と
なってしまうのかもしれないし、ではそれに
関して何をどうすればいいのかというと、普
通は焼け石に水のように政党や政治家に倫理
観を求めるしかないだろうし、人為的な方策
としても法規制や倫理観などを求めることし
かできないだろうし、根本的には政治的な利
権が生じないような社会を構築すべきかもし
れないが、利権がなくなれば権力もなくなっ
てしまうだろうし、何かその辺で理想と現実
は違うという困難が生じてくるのではないか。

 それに関して何をどうするかというよりは、
現状がどうなっているかについて、できるだ
けありのままに把握しようとするしかなく、
政党や政治家が特定の人物や団体に有利な取
り計らいを行なって、それが発覚したらたぶ
んそれに対する批判が出てくるだろうし、そ
ういう批判を真に受けるならそれを政治に反
映させなければならないと思えばいいわけで、
民衆の側ではそのような世論を盛り上げてい
くしかないのではないか。もちろん政治には
他の要素もあるだろうし、そちらの要素が勝
ってしまって批判を押さえ込むような動きも
出てくるかもしれないが、今度はそうした作
用があることもありのままに受け止めるしか
ないだろうし、どちらを優先させるかで民衆
の間で判断が分かれてくるのかもしれず、そ
れを選挙の投票の時の判断材料にすればいい
のだろうし、制度に従うならそうなるしかな
いのではないか。真面目に考えるならそうい
う成り行きや途中経過の中で自らの判断を形
作っていけばいいわけで、一般の民衆が制度
的にできることはそういうことになるだろう
し、途中でメディアの世論誘導や煽動に惑わ
させることもあるかもしれないが、惑わされ
たらされたでそのような反応や作用が世の中
の情勢に反映されるだけなのではないか。そ
うなっている限りでそれを超えるような事態
とはならないわけで、現状の水準で事態が推
移するしかないだろうし、それが好ましい状
態なのか憂うべき状態なのかは、誰にとって
もあまりはっきりとは実感できないところな
のではないか。つまり政治的な情勢も世の中
の状況も連動していて、実際にそんな世の中
で人々が普通に暮らしていれば、それが取り
立てて危機的な状況だとは思わないだろうし、
現実に多くの人が危機感など抱いておらず、
そうであるなら何もなければそんな状況がさ
らに続いていくだろうし、政治活動も経済活
動であることには気づきにくいかもしれない
が、その一方で公共性というのは時としてそ
の経済活動に逆らうような面も生じてくるだ
けに、経済活動から生じてくる特定の利害と
いうのが、どの程度公共的な価値観の中で許
容されるかは、制度の面ではうまく整合性を
取れないのかもしれず、それに関しては人々
の恣意的な判断にまかせられている面が大き
いのかもしれない。公共性を重視しないで功
利性を重視すれば、後からいくらでも言い訳
を付け加えることができるだろうし、また戦
略的に利益を追求しようとすれば嘘も方便的
に煽動や誘導が生じてしまうわけで、そうい
うところで公共的な価値観にとどまるのが難
しくなるのは、実際に資本主義経済の中で功
利的にも戦略的にも利益を追求している実態
があるからであり、それをやっているのに政
治の場だけでは許されないという論理がどこ
まで通用するのかは、それに関して逃げ口上
を言えば社会の民度に応じてだろうし、でき
れば政治の場ではきれいごとを通用させたい
のだろうし、その方が民主的な政治体制の体
裁を保っていられるわけだが、たぶん世の中
にその余裕がなければ手段を選ばずに何でも
ありな状況が生じてくるわけで、そういう意
味でも経済情勢が政治情勢に多大な影響を及
ぼしているのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
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