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彼の声

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彼の声 2018.2.4 「政党の必要性」

2018/02/05

 政治に関する制度は歴史的に折衷的な要素
が積み重なって生じてきた経緯があるだろう
し、それだけに別に合理的でも論理的でもな
い部分が大きく、ある部分では矛盾を体現し
ていたり別の部分では理不尽な結果に至るこ
とも度々あるだろうし、あまり活動の正しさ
を求めるようなことにこだわらない方がいい
のかもしれず、その代わりに意にそぐわない
妥協やある程度は不公正なやり方が蔓延する
のはやむを得ないのかもしれない。そうであ
るから政党の活動に過度な倫理観を求めるわ
けにはいかないだろうし、それは特定の政党
を支持する人たちにも言えることかもしれな
いが、目的を成し遂げるには手段を選ばない
ようなやり方がしばしばとられて、その是非
は民衆が選挙の時に判断するしかないわけだ
が、一部の民衆の方でも都合の悪い嘘やデマ
には目を瞑ってしまう傾向になるだろうし、
そうやって見て見ぬ振りをしながら現状維持
へと傾斜して世の中の安定を望んでしまうわ
けで、その結果がそれなりの現状をもたらし
ているのだから、そんな嘘も方便的な状況を
あまり過度に正当化するわけにもいかないだ
ろうし、誰もが胸を張って正々堂々と正義漢
を気取れるような状態にはならないわけだ。
政党として普通に活動していてそうなってし
まうのだとすれば、何か制度的に改善の余地
を探したくなってくるわけだろうが、たぶん
制度的な法整備に関する手法自体に限界があ
って、それでも現状がひどいと思うなら制度
以外のところで改善の余地を探す必要がある
のかもしれず、ならば制度の改善以外に何が
必要なのかといえば、それに関しては安易に
個人の倫理観や主体性の確立とかの理想主義
的な主張をするわけにはいかないだろうし、
たぶん現状を構成している様々な要素が存在
していて、それらがそれなりに社会の中で機
能していることの前提を無視するわけにはい
かないのかもしれない。そして現状では政党
の政治活動が世の中の全てを支配しているわ
けでも、全ての物事に最も強い影響を及ぼし
ているわけでもなく、社会の中で活動してい
る様々な集団的な組織形態を伴った勢力のう
ちの一つが政党という団体を構成しているわ
けで、他の勢力とともに政党も社会の構成要
素として存在していて、それなりに機能して
いるわけだから、他の勢力との関係から政党
という政治勢力を捉えてみることが肝心なの
かもしれず、政党単独でその存在や形態の良
し悪しを議論してみても、あまり現実的な改
善には至らないのかもしれないし、他の勢力
との相互作用から政党もその実態を維持して
いるわけだろうし、今後何かのきっかけで社
会の中での様々な勢力の間で生じている入り
組んだ関係の様相が変われば、政党も他の勢
力の活動とともにその実態も変わっていく可
能性はあるだろうし、それには現状で主流か
ら外れた勢力の他の勢力との連携や協力の模
索に期待しなければならないのかもしれない
が、一般の市民の側でも現状維持的な政治選
択から抜け出す勇気が必要となるだろうし、
無理にそういう意識を持たなくてもそのよう
な選択を強いられるような情勢の変化も起こ
る可能性が生じる場合もあるのかもしれない
が、それも偶然の巡り合わせのようなものだ
ろうし、人々の期待が成就するような成り行
きとは異なるのかもしれない。

 だからまずはありのままの現状を受け入れ
た上で、それについて考えてみることしかで
きないのかもしれず、それでは認識を新たに
するには至らないのかもしれないが、まだ現
状の中で気づいていないこともあるだろうし、
現状の政治に関してその正確な実態を把握す
る必要があるのかもしれないし、それに関し
てはできるだけ当たり前のことのように思っ
ている前提や先入観に囚われないことが肝要
だろうし、こうでなければならないという思
い込みが邪魔をしていて、それに影響されて
独りよがりの現状認識や偏った価値観に囚わ
れている可能性があって、そのこうでなけれ
ばならないという政党のあり方が根本的にお
かしいことに気づいていない可能性もあるの
かもしれないし、それに関して下手をすれば
政党など存在しなくても困らないことに気づ
いていない場合さえ想定できるのかもしれず、
議会で活動する議員たちが無理に徒党を組ん
で政党など結成しなくても十分にやっていけ
る制度となっている可能性さえあるわけで、
特定の利害に関して無理に協調したり連携し
ようとするから政党が必要となってくるので
あって、議員の間で主義主張や利害が異なっ
ていても協力し合える部分はあるだろうし、
現に今でも超党派的な活動もあるわけだから、
別に政党の枠組みにこだわらずに議員一人一
人が別々に活動できるだろうし、そういう意
味で無所属議員という存在もあるわけで、議
会内でも様々な形態で活動することが可能な
のかもしれないし、明確な区分けを超えて様
様な連携や協力関係のネットワークを構築す
ることが、特定の偏った利害に基づいて議員
たちの自由を制限しようとする作用に対する
抵抗として有効になってくるだろうし、そう
いう意味で政党の枠組みを形骸化させること
が不寛容な拘束からの議員の解放をもたらす
だろうし、そういう方向での努力が停滞した
議会の予定調和の二項対立を打破することに
つながるのではないか。つまり政党をなくそ
うとするのではなく、政党は存在させつつも
政党を超えた議員の間の交流を盛んにすれば
いいわけで、そのような交流によって政党の
内部の独善的な傾向を弱めることが可能とな
るのではないか。それは何も政党だけに言え
ることではなく、他の様々な勢力や組織的な
形態の団体にも言えることで、団体の内部の
結束を強化する方向からはみ出てその組織的
な形態を超えた人や団体間のネットワークを
構築して、そのようなネットワークを通した
人や物や情報の交流を盛んにしていけば、そ
の団体の外部から影響が及びやすくなるわけ
で、そうやって外部から団体の体質を変えて
行けるようになり、それが良い方向での改善
に結びつくなら、団体自体の内部から自己変
革を目指すよりは容易なのではないか。実際
に集団的な組織形態の内部からの変革を促す
のは容易ではないだろうし、変わる時にはい
つも外部からの影響を被って変わるのではな
いか。それは広い意味で国家という組織形態
にも言えることだろうし、歴史的な経緯とし
ては国家はいつも外部からの異民族の侵入に
よって崩壊したり変質を被ったりしてきたわ
けで、そのような傾向は他の様々な集団にも
言えることなのかもしれず、それはいつも外
部からもたらされる折衷的な要素が積み重な
る成り行きになるのではないか。 

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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